ソイヤッ! / Come on! / ハイィー! / (エレキギター音)
概要
戦極ドライバーの左手側についているプレート。
変身するアーマードライダーの横顔が描かれており、当然ライダーによって異なる(ただし邪武のようにプレートと顔が一致しない者や、セイヴァーの様にプレートが無い異質な者もいる)。
正式な名称は「ライダーインジケータ」といい、アーマードライダーへの変身を認証したことを示した表示板である。
仕様
- 劇中
未使用状態の戦極ドライバーを装着すると、「パーミッションユニット」と呼ばれるセンサーによって最初に装着した人物の生体データを登録する「イニシャライズ」が自動的に行われ、登録されたと同時にアーマードライダーの横顔が浮かび上がるようになっている。
イニシャライズ完了後、登録された人物以外がそのドライバーを使用することはできない。
これは使用者を特定する事で個人差を無くし、計画のためにサンプルデータを効率よく収集するためである。そのためデータ収集の必要がなくなった後に生産された「量産型戦極ドライバー」と「ゲネシスドライバー」にはイニシャライズ機能が組み込まれておらず、表示板の機能も無い(ゲネシスドライバーにはそもそも該当部位が無い)。
着脱自体は可能だがプレートはあくまで表示板でありデータ自体はドライバー本体に登録されているため、仮に付け替えた所で他者が変身する事はできないと思われる。
つまり使用者を登録し、変身するライダーが決定したのでその横顔を表示しているのが劇中のライダーインジケータ(フェイスプレート)である。
- 玩具
戦極ドライバーには4種類の音声が収録されているが、フェイスプレートを装着すると裏にあるピンによってその内どれが流れるかを決定している。カッティングブレードを倒すとトップにある様な音声が流れる。
よって見た目に拘らなければ4種類のプレートがあれば事足りる(改造してもいいが、勿論自己責任)。
セットするとトップにある様な装着音が流れる。デフォルト設定の和風プレートでは流れない(トップの和風の装着音はあくまで便宜上の物)。
よって交換して絵柄と音声を変更し、該当ライダーのベルトを再現するという劇中と真逆な使い方をするのが玩具のインジケータ(プレート)である。
音声
ライダー=プレートによる変身待機音とブレードを倒した際の音声パターンは概ね以下の通り。
該当ライダー/プレート | モチーフ | 待機音 | ブレード音声 |
---|---|---|---|
鎧武、斬月※、黒影、冠、邪武、プロト鎧武、シルフィー | 和風 | ほら貝 | 「ソイヤッ」 |
バロン、グリドン、マルス、イドゥン、 ブラックバロン、デューク、プロトバロン、プロトグリドン | 洋風 | ファンファーレ | 「カモンッ」 |
龍玄、龍玄・黄泉、プロト龍玄 | 中華風 | 二胡 | 「ハイーッ」 |
ブラーボ、武神鎧武、フィフティーン、プロトブラーボ | その他 | エレキギター | ギター音 |
※鎧武外伝「仮面ライダーデューク」では、ブレード音声が「イヨ~ッ」と別物になっている。
仮面ライダーナックルと黒影トルーパーは量産型のドライバーを使用するため固有のプレートを持たないが前者はロック、後者は和風音声が流れる。
プレートのない特異な戦極ドライバーを用いる仮面ライダーセイヴァーはダークなファンファーレと「ハッ」という独自の音声が流れる。
商品化
一般販売されたDXアイテムは以下の通り。
- 鎧武とバロンフェイスプレートは2013年10月5日発売の「変身ベルト DX戦極ドライバー 仮面ライダー鎧武&バロンセット」に付属。
- 「DX戦極ドライバー&ロックシードホルダー スペシャルセット」も同様。
- 龍玄フェイスプレートは10月26日発売の「DXブドウロックシード 仮面ライダー龍玄セット」に付属。
- 斬月フェイスプレートは11月9日開始のキャンペーンで配布。
- 武神鎧武フェイスプレートは12月28日販売の「DXブラッドオレンジロックシード 仮面ライダー武神鎧武セット」に付属。
- マルスと冠フェイスプレートは2014年7月19日販売の「DX金&銀のリンゴロックシード 仮面ライダーマルス&冠セット」に付属。
- 2020年2月22日販売の「変身ベルト ver.20th DX戦極ドライバー」には鎧武フェイスプレートのみ付属。
それ以外のフェイスプレートはプレミアムバンダイ限定でCSMなどと一緒に商品化された。
余談
- 外見の再現は敷居が高いが、待機音を変える(合わせる)だけなら一般販売だけでも可能。特にロック音声は該当ライダーが複数いる割に一般販売が武神鎧武しかないため代用になりがち。
- 連動アイテム以外のパーツによってライダーの素体を決定しているのは中々画期的であり、後に発生する仮面ライダーバロン レモンエナジーアームズ問題や仮面ライダースペクター エジソン魂問題などを未然に防いでいたとも言える。
関連タグ
- カードデッキ:ライダーの外見を決定しているアイテムの元祖。こちらは変身音が共通であり、デッキの中身と対応アイテムがメインであるため、フェイスプレートと異なり(一部を除き)見た目以外は同じである。
- 聖剣ソードライバー:ライダーの外見を決定しているアイテムの後輩1。対応する聖剣によってどのライダーになるかが決まっており、使用者も限られている。玩具では剣の柄にある「エンブレム」をリードして交換する事で3つの剣に切り替わる。仕様としてはフェイスプレートに一番近いが、パターンは3種類と少なめ。
- ツーサイドウェポン:2つの形態を持ち、それに応じて変身するライダーを選択するベルト一体型の武器。
- ライダーコアID:ライダーの外見(素体)を決定しているアイテムの後輩2。こちらは劇中でも『セットする事でどのライダーになるかを決定する「玩具版フェイスプレート仕様」』のアイテムなので、似ている様で似ていない。変身音も共通である。