ガガガッ ガガガッ ガオガイガー!
ガガガッ ガガガガッ ガオガイガー!!
概要
勇者王ガオガイガーOPと同時に『number01』サブタイトル。メインタイトルと主題歌が同じなのは既存のアニメにはよくあるが、副題と同じなのは稀とも云える。
歌詞にはこれでもかと言うくらい『ガ』が多く、デモテープでの試作verはそれ以上あったらしい(整えてもまだ100以上の「ガ」が入っていた)。参考ツイート1 参考ツイート2
歌詞自体は往年のロボットアニメに相応く英文は存在しない、技や特徴で解りやすいが、テンポが七回も変調されている為に歌いにくい曲でもある。作曲した田中氏も「これは誰も歌えまい、万が一のときは自分で歌おう」と自ら歌うのを覚悟したが(実際、デモテープを歌っているのは彼である)、遠藤氏に白羽の矢が立てられ安堵したと云われる。
一方で歌詞のバリエーションが2種類(後に3種類)ある、只でさえ本家遠藤氏がライブで歌って歌詞を間違えるのがある種のお約束(「公平さんと米たに監督のせいです」だとか)。
TVシリーズに於いては『ジェイデッカー』のOP『HEART_TO_HEART』と同様に、新規メンバー登場後の翌週から要所の1カットは目まぐるしく次々代わっていく。『ゾンダー編』では1番『原種編』では2番と終盤サビになっている。
歌:遠藤正明
作詞:米たにヨシトモ
作曲:田中公平
編曲:根岸貴幸
その他Ver.
- 『勇者王誕生!-神話バージョン-』
叫べ 炎のエヴォリュダー
紅い魂に潔き力
歌:遠藤正明
作詞:米たにヨシトモ
作曲:田中公平
編曲:根岸貴幸・田中公平
勇者王ガオガイガーFINALOP。主役ロボットが変わったからという理由で歌詞を変え、曲もアレンジされている。1話では挿入歌。
- 『勇者王誕生!-究極神話バージョン-』
歌:遠藤正明&GGG少女歌激部隊
作詞:米たにヨシトモ
作曲:田中公平
編曲:根岸貴幸・田中公平
FINAL7話限定主題歌。子供番組っぽさを出すべく製作、ゴルディオン・クラッシャーのパートはネタバレ防止で伏せられた。
- 『勇者王誕生!-集大成神話ヴァージョン-』
歌:遠藤正明とスリージーズ2005
作詞:米たにヨシトモ
作曲:田中公平
編曲:根岸貴幸・田中公平
OVA TVシリーズ再編集番主題歌。スリージーズ2005とはガオガイガーの出演声優達。OVAでネタバレした理由で必殺技パートは伏せられていない。
- 『勇者王誕生!-extra-』
歌:※-mai-
作詞:米たにヨシトモ
作曲:田中公平
編曲:根岸貴幸
FINALサントラに挿入、謎の吟遊詩人「※-mai-」の歌うバージョン。なお、その正体は監督の米たにヨシトモ。何やってんすか。
- 『勇者王誕生!-ultimate_extra-』
歌:※&⊕-mai&den-
作詞:米たにヨシトモ
作曲:田中公平
編曲:根岸貴幸
無印を『ベターマン』のEDやFAINAL挿入歌『J』を歌う謎の吟遊詩人「※-mai-」と謎の王道アニソン鉄人「⊕-den-」が歌うバージョン。なお、もう一人現れた謎の人物、その正体は作曲家の田中公平。2人して何やってんすか。
- 『勇者王誕生!-完璧絶叫ヴァージョン-』
歌:遠藤正明&GGG少女歌激部隊
作詞:米たにヨシトモ
作曲:田中公平
編曲:根岸貴幸・田中公平
※-mai-(友情出演)
無印と究極神話ヴァージョンをひとつに繋げ、更に勇者達の必殺技と名台詞の叫びをドッキングしてコネクトして三位一体にしてファイナルフュージョンしたヴァージョン、その結果、演奏時間が8分を超え、その間とにかく勇者達が叫びまくる「勇者なら歌え!」仕様。CD版は若干歌詞等が変わった。
- 『勇者王誕生!歌唱指導付きカラオケ』
下記アルバムに収録されているカラオケ。歌唱指導は本編ナレーション小林清志。
- 『勇者王誕生!~ピアノソロ・ヴァージョン~』
FINAL8話限定オープニング。演奏はピアニストの島健。これまでとは一転した静かな曲調となっている。2分半を越えるが、OVAではノーカット使用。
- 『ガ王~勇者王誕生!10連発!!~』
無印から「集大成神話」までの全てを詰め込んだCDアルバム。「集大成神話ヴァージョン」にはカラオケ版もある。ボーナストラックにTVサイズや『歌唱指導付きカラオケ』などのver、究極ボーナストラック『デモテープ』verまで含めれば全18連発のアルバム。
- 『勇者王誕生!オーケストラバージョン』
2000年11月1日に行われた田中公平作曲家活動20周年記念コンサートで演奏されたもの。上記アルバムにも収録。演奏は東京フィルハーモニー交響楽団で、コンサートの1番を飾った。
- 『勇者王誕生!-PREVIEW-』
次回予告に使われるBGM。本編で使用されなかったバージョンがあり、本編はオリジナルサウンドトラック1と上記アルバム、未使用版はオリジナルサウンドトラック2に収録され『FINAL GGG』のスポンサー提供画面で使われた。
- 『勇者王誕生!-御伽噺ヴァージョン-』
すすめ 覚醒人凱号
胸に 王冠携えて
『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』イメージソング。コミカライズ特装版付属CDにTVサイズ、ベターマンBlu-ray BOX特典CDにフルサイズが収録。デモテープを除けば3番目の歌詞となる。
サブタイトルの『勇者王誕生!』
人類戒厳令。
遂に、我らが待ち望んだ史上最強の勇者が誕生した。
その名も、勇者王ガオガイガー。
ロボットアニメの常識を打ち破る空前絶後の大迫力。
最新技術を駆使した、脅威の映像。
今世紀最強の新番組を見逃すな。
『勇者王ガオガイガー』
このチャンネルで、ファイナルフュージョン承認!
名古屋テレビ勇者シリーズ・前後のストーリー
脚本:五武冬史
絵コンテ:米たにヨシトモ
演出:谷口悟朗
作画監督:木村貴宏
メカ作監:吉田徹
ゾンダーロボデザイン:やまだたかひろ
TVアニメ『勇者王ガオガイガー』の記念すべき第1話。
重機動メカノイド・「ガオガイガー」を動かすサイボーグ獅子王凱と、ゾンダー核を浄解する謎の少年天海護の邂逅を描く。
なお、完結編となる『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』で、この第1話でのEI-02戦の直後、ソムニウムが姿を現し、ギャレオンを2017年の時間軸に一時的に連れて行ったことになっている。当時の関係者の記憶は消されたため、2017年の世界にソムニウムがギャレオンを連れてきたことでその事実が判明した(メタ的なことを言うと後付けのためだが)。
STORY
8年前の1997年、夜の北海道の雪道を進む一台の車があった。運転している天海夫妻は、流れ星に願い事をしていた。「私達に子供が授かりますように」と。すると次の瞬間、天海夫妻の目の前に巨大なメカライオンが突如として現れた。メカライオンは天海夫妻に一人の赤ん坊を託し、どこかへ飛び去って行った。天海夫妻は、メカライオンから託された赤ん坊を「天海護」と名付け、我が子のように育てていく…。
それから8年後の2005年。成長した護は、カモメ第一小学校の生徒として生活をしており、他の生徒達や先生と共に東京都の埋め立て地を見学していた。すると、護は何かを感じ取り、ゴミの山の中へ足を踏み入れる。すると、目の前の壊れたテレビが突如光りだし、轟音と共に巨大な馬型ロボットが出現、護たちを襲い始める。
所変わってGアイランドの宇宙開発公団、もといGGGベイタワー基地。三段飛行甲板空母の中に眠っていたメカライオン・ギャレオンが護の危機に呼応するように、鎖を引きちぎって何度もゲートに体当たりをし始めた。これを見た大河幸太郎はギャレオンを出撃させる。
生徒と先生は、火麻激によって救助されたものの、護達5人の子供達は、馬型ロボに取り込まれた船の中にいた。スクランブル中の自衛隊機が馬型ロボに接近するも、右腕の電子レンジを集積して放たれた荷電粒子砲で撃破されてしまう。そんな中、ギャレオンが護を助けようと馬ゾンダーに襲い掛かる。しかし、バリアシステムでギャレオンの突進を防いだ後、左腕の冷蔵庫から冷凍光線で氷漬けにし、海に沈めるのであった。護は、そんなギャレオンを見て「何だろう…初めてじゃない。あのライオン、どこかで…」と呟くのであった。
東京へ進撃する馬型ロボ。子供たちを救出すべく、一人のサイボーグ・獅子王凱がドリルガオーを用いて馬型ロボの中へ侵入する。
護「うわっはー!おじさんカッコいい!」
凱「おいおい、おじさんはないだろ?これでもまだ二十歳(ハタチ)なんだぜ?」
護たちと共に脱出しようとした矢先、馬型ロボが凱を追い出して海へ突き落した後、新幹線のような姿になり、地下鉄を突き進みながら東京へ向かっていく。姿形を変えていく馬型ロボを見たGGG隊員達は、馬型ロボを「EI-02」と認定呼称するようになった。凱はライナーガオーに乗り換えてEI-02を追跡。EI-02は都庁県庁へ辿り着き、破壊しようとするが、そうはさせないと凱とギャレオンが立ちはだかる。
凱「フュージョン!」
凱はギャレオンの内部へ入り、ギャレオンは人型ロボットに変形する。
「ガイガー!」
サイボーグ・ガイは、ギャレオンとフュージョンすることにより、メカノイド「ガイガー」変形するのだ!
凱はギャレオンとフュージョンし、メカノイド「ガイガー」となり、EI-02に戦いを挑む。ステルスガオーを陽動に使用し、一瞬の隙を突いて護達を救助する。しかし、EI-02は背部にある無数の扇風機を用いて飛行し、ガイガーの首を触手で締め付け、電撃を浴びせて攻撃する。
ガイガーはファイナルフュージョンの要請シグナルを送る。獅子王麗雄は「ファイナルフュージョンの成功率は限りなく0に近い」と心配するが、大河長官は「成功率なんてものは単なる目安だ、あとは勇気で補えばいい!」と、凱を信じてファイナルフュージョンを承認する。
大河「ファイナルフュージョン、承認!」
命「了解!ファイナルフュージョン、プログラム・ドライブ!」
オペレーターの卯都木命が、ファイナルフュージョンのプログラム・ドライブを行う。
凱「よっしゃあ…!ファイナル・フュージョン!!」
3機のガオーマシンがガイガーに合体し、鉄の巨神へと姿を変える。
「ガオォォガイガァァァァッ!!」
遂に、我々の待ち望んだ真の勇者が誕生した!
その名も、勇者王ガオガイガー!!
ファイナルフュージョンを完了したガオガイガーは、EI-02に戦いを挑む。EI-02が両腕から荷電粒子砲と冷凍光線を照射し、対するガオガイガーはプロテクトシェードで防ぎ、これを相手に跳ね返した。しかし、バリアシステムで跳ね返した光線を防がれてしまうが、ガオガイガーは間髪入れずにブロウクンマグナムを射出、バリアシステムを破壊してEI-02の頭部を粉砕する。だが、EI-02は破壊した部位を10秒以内に再生してしまう厄介な性質をもっており、ブロウクンマグナムでも効果は無かった。
ガオガイガーは最後の手段として、必殺の「ヘル・アンド・ヘブン」を使用し、EI-02の核を抉り出したのであった。ガオガイガーは抉り出した核を破壊しようとするが、それを見た護は翼を生やし、「やめて!それを壊しちゃダメ!」とガオガイガーに訴えかける。
メインオーダールームで状況を確認していた大河長官は「何だ!?あの少年は…!?」と驚愕していたのだった…。
次回予告
君達に最新情報を公開しよう!
抉り出された敵ロボットの核、あれは何だ?
狼狽える暇もなく、新たなる敵が街を平和を踏みにじる!
合体不能に陥るガイガーに、勝利の女神は微笑むのか!?
勇者王ガオガイガー NEXT『緑の髪の少年』
次回もこのチャンネルで、ファイナルフュージョン承認!
勝利の鍵:【ガイガードリルモード】
関連タグ
電磁戦隊メガレンジャー:同年度に放送されたスーパー戦隊シリーズのOPで、中盤から流れる曲が2番なのも共通。