概要
機動戦士ガンダムSEEDDESTINYの非公式続編企画小説。
時系列的にはDESTINYの世界から5年後と言う設定。
原作の最終回とはかなり差異があるパラレルワールドという位置付け。
キラ・ヤマトを始めとした元三隻同盟の面々に対して厳しい描写があるので、彼等が好きな人はご注意を。
あらすじ
かつて、戦争がありました。
遺伝子操作を受けて生まれたコーディネイターと、自然に生まれたナチュラルとの間の抗争に端を発した戦争は、世界中の国々を巻き込み、休戦を挟みながら、ようやく5年前に、オーブ連合首長国主導の元に、終結しました。
オーブの代表、カガリ・ユラ・アスハ様は、史上初の統一地球圏連合政府の主席になり、弟のキラ様、キラ様の奥方でカガリ様の親友でもあるラクス・クライン様と、世界をお治めになり、人類史上初の恒久平和を完成させたのでした。
今の世の中に不満を持つ人は殆どいません。皆、にこやかに笑いながら過ごしています。ちょっとムシャクシャしても、ラクス様の歌声を聞けば、幸せな気分になれます。時々、街中でこの「世界はおかしい」と叫ぶ人を見かけますが、すぐにSPの方が連れ去って行きます。何でも、精神を患った可哀相な人なんだそうです。
世界は平和でした。カガリ様の統治の元、人々は皆幸せでした。私もそう信じていました。あの日、あの人に出会うまでは………。
登場人物
レジスタンス組織リヴァイヴ
- ソラ・ヒダカ
本作の主人公。日本名は「日高 空」。オーブ連合首長国に住むナチュラル。モビルスーツには乗れず、SEED因子も持たないごく普通の少女。シン・アスカと偶然にも知り合ったことで体制に疑問を感じ始め、シンと行動を共にするようになる。
シンの傍らで様々な出来事を経験していく内に、人としても成長して確固たる自分の考えを持つようになる。
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の主人公。原作最終話と違い、4年前のメサイア攻防戦で全てを失った。一見すると冷たい印象だが、根は優しく、人を人とも思わないエゴへの怒りはいまだ健在。弱者を高みから見下す者を何より嫌う。最初はミネルバのクルーやデュランダル議長、ステラ・ルーシェの仇を討つためにレジスタンスに身を投じ、テロ活動を行っていた。
しかし、ソラとの出会いなどにより復讐のためだけに力を振るうことが間違っていると気がつき、過去の出来事を振り切り、世界を人の手に取り戻すために戦うことを決意する。
- コニール・アルメタ
- ユウナ・ロマ・セイラン
- AIレイ・ザ・バレル
- サイ・アーガイル
- ジェス・リブル
- カナード・パルス
- シホ・ハーネンフース
- ウィラード
- ヨアヒム・ラドル
- センセイ
- シゲト・ナラ
- 大尉
- 中尉
- 少尉
統一地球圏連合
ピースガーディアンの総責任者。統一地球連合軍での階級としては准将。二度の大戦を終結させた英雄として知られ、現体制で絶対的な地位を誇る。MS戦で極力コクピットを狙わず、相手パイロットの生命を尊重する「不殺」の理念は、軍人の理想形として取り扱われている。しかし実際は、報道管制によって敵パイロットが生きている場面のみを放送されているに過ぎず、彼による犠牲者は数知れない。自分たちに敵対する人間が冷遇されているのは知っているが、ラクスやカガリの作る平和を乱す敵を倒すのは当然だと思っている。
平和の歌姫、愛の使者、女神など様々な呼称を受ける世界の支配者。その慈愛に満ちた思想で、平和で豊かな世界を作り出した。平和を乱す敵に対しては正義の鉄槌を振るうことを厭わないが、決して無意味に命を奪ったりはしない。しかし現実は、資源、産業、軍事、経済といった分野の全てを子飼いのコーディネイターに掌握させ、自分の意のままに世界を動かしている。
統一地球圏連合首席カガリ・ユラ・アスハの側近にして近衛監査局の総責任者。統一地球連合軍での階級としては少将。
指揮を執る時は自ら専用機であるトゥルージャスティスに搭乗し、戦場へと出る。
統一地球圏連合の初代主席であり、本小説のコズミック・イラにおける表向きの最高権力者。モルゲンレーテ社で作られたMSをピースガーディアンに供給。自国も強大な軍事力を持っている。
- ムウ・ラ・フラガ
- アンドリュー・バルトフェルド
- ミリアリア・ハウ
- メイリン・ザラ
- マリュー・フラガ
- イザーク・ジュール
- ディアッカ・エルスマン
- マーチン・ダコスタ
- ゲルハルト・ライヒ
- エルスティン・ライヒ
- レイラ・ウィン
- シラヒ・ホス・ホデリ
- ウノ・ホト
- ドーベルマン
その他
- シノ・タカヤ
登場MS
- ダストガンダム
- デスティニーブラスト
- エターナルフリーダム
- トゥルージャスティス
関連タグ
機動戦士ガンダムSEEDDESTINY 機動戦士ガンダムSEED
機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM:公式におけるDESTINYの続編。本作における黒幕と「SEEDRevival」におけるラクスには、幾つか類似している点がある。