概要
提督秘書艦を務める長月と金剛を中心に鎮守府の日常を描く漫画作品。
登場人物
主な人物
本作の主人公。
提督の秘書艦を務めており、原作と同様に真面目で堅物な武人肌。だが真面目が空回りして天然な一面も……。
自分を強く慕ってくれる金剛のことを憎からず想っており、その関係は恋人未満。
性格柄、自分が女の子だという意識は無く、そのことで金剛をやきもきさせることもしばしば。
金剛や睦月型の姉妹艦以外の艦娘達からは「長月」「長月さん」とさん付けで呼ばれている(一部を除く)。
長月LOVE勢
本作のヒロイン。
天真爛漫な戦艦娘であり、島風に騙されて夕張をUMAと勘違いして怖れたり、サンタクロースの存在を信じていたりと純真な性格。
長月のことが大好きで積極的にアプローチをするがポッキーゲームの際に(ルールがよく分かってなかった)長月の顔が急接近してドギマギするなど、ウブな面もある。
矢矧・ビスマルクとは長月を巡るライバル。
長月の姉のひとり。
長月のことをからかいながらも、姉として非常に大切に想っているようだが……
第17話にて鎮守府に着任した最新鋭軽巡。
有能かつ生真面目であり、着任早々秘書艦である長月の補佐役的ポジションに収まる。
その仕事柄、常に長月の側にいるため金剛からはライバル視されている。
実は長月に気がある様だが、いつも金剛に先を越されている。
第29話より鎮守府に着任したドイツの戦艦娘。愛称は「ビス子」(但し本人は気に入っていない)。
規律・秩序を重んじる性格であり、ゲームで遊んでいた夕張や逢い引きしていた鈴谷、熊野を叱りつけるが、海外出身という出自やその厳格さによって孤立することを心配した長月に諭される。
それがきっかけで長月に好意を抱き「お姉様」と呼んで慕っている。
金剛とは長月を巡るライバルであり、よく喧嘩をしている。
夏イベ海域攻略後に長月に引っ付いて来て、鎮守府に居ついてしまった。
第65話より登場したドイツの潜水艦娘。
空母ヲ級に襲われていたところを長月(と金剛)に助けられて以来、彼女が気になっている模様。
長月に頭を撫でてもらうのが好きで、金剛曰く「強敵」。
長月の姉妹艦
睦月型駆逐艦の長女。
妹たちが大好きで、妹ウォッチング(!)を楽しんでいる淑女であり、百合女子。アニメ版における僚艦の吹雪、夕立とも親しい。
名(迷)言は「百合の波動を感じる」「睦月は一生、艦種・姉」。
睦月型駆逐艦の次女。
長月に女の子らしい服装をさせようとしたり、金剛とのデートを後押しするなど、(睦月がアレなことも相まって)非常に姉らしい姉として描かれている。
睦月に想いを寄せているが、睦月自身は気付くことはなく、如月自身もそれで良しと考えている描写がある。
第19話にて遠方から鎮守府に帰投した長月の姉のひとり。
明らかに怒っているのに怒ってないと言い張る姿は中々恐ろしく、長月からは苦手意識を持たれている一方、あることで思い悩む皐月を後押しする妹想いな人物。
弥生と同時に遠方から帰投した長月の姉のひとり。
非常にハイテンションであり、やはり長月からは苦手意識を持たれている。
最近は島風以上のトラブルメーカーになりつつある。
長月の妹のひとり。原作通りの武人肌な性格。
長月とはよく将棋を指しており、何度も勝ち越している。
矢矧と仲が良く、長月の関係について彼女を応援している。が、菊月自身も長月に特別な感情を抱いているようで、長月を独り占めする為に将棋の再戦を受けている所がある。
長月の妹のひとり。家庭的な性格らしく鳳翔・間宮・伊良湖から料理を習っており、お礼として時に炊事を手伝っている。長月たちにバレンタインチョコ制作を指導したことも。
長月との関係は本人は「自慢の姉として好き」のつもりだが、傍目からはどこか若妻のよう。
金剛の姉妹艦
第27話で初登場した金剛の妹。
姉LOVEのため、長月に焼き餅を焼いている。
金剛の妹。
登場回数はそれほど多くは無いが、第13話にて物語の1年前に榛名がサンタの格好をして金剛にプレゼントをしたというエピソードがある辺り、鎮守府には長くいる艦娘と思われる。
意外とノリが良く、姉の金剛に対しても中々押しの強い性格で長月との仲を応援している。
ちなみに第14話では皐月と共に長月にサンタの格好をさせて金剛にプレゼントを渡す作戦を仕向ける等、皐月と仲が良い模様。
比叡に続いて第28話で初登場した金剛の妹。
榛名と同様、金剛と長月の仲を応援している模様。
本人曰くデータや好感度調査が得意。
神風型姉妹
第111話から登場した駆逐艦娘。通称カミッカー。長月いわく「姉のような親戚」。
姉妹艦の春風達のみならず長月を初めとした睦月型全員まで妹と見なし、全力で愛でてくる押しの強い人。例えるなら島風と卯月のトラブルメーカーっぷりに、妹たちを愛でる睦月を足してさらに過激にしたようなもの。
セクハラまがいの言行も多く、姉としてはかなりダメな方に分類されるなど、島風、卯月に続くトラブルメーカーキャラを確立した(って言うか、この人のインパクトが強すぎるせいで、睦月はともかく島風と卯月は今や没個性になってしまった)。
陽炎いわく「黙ってると美人」。その言葉通り、頭にダメージを受けて記憶喪失になった時は、いつもの暴走っぷりはどこへやら、物腰が柔らかな大和撫子に大変身。もともとの美貌もあいまって、あっという間にファンが出来た(下図参照)。
なお、いちみ氏のお気に入りなのかこのカミッカーを扱ったイラストが確実に数を増やしてきている。
余談だが、以前までは大和撫子という言葉が似合う淑女だったのが、今回になってここまではっちゃけたのはある意味で琥珀さんを髣髴させる。
第115話に登場した神風の妹の駆逐艦娘。通称ハルッカー。
いつも姉の無茶振りに振り回されているが、姉の事は大好きで彼女の行き過ぎた姉妹愛も「自由だから良い」と笑って見過ごしている。
なお旗風登場以降、彼女と性格が被っている上に旗風自身がはっきりものを言うキャラである為か、若干春風の存在が空気になりかけている……。
第140話に登場した神風の妹の駆逐艦娘。通称アサッカー。
神風の変態行動に頭を抱えており、妹写真のアルバム(下着姿有り)をニヤニヤしながら見ていた神風を「破廉恥」と叫びながら張り倒した。ただし神風のセクハラに悪乗りすることもある。長姉LOVEだが肝心の姉にはなかなか気づいてもらえない。
なお、頭のリボンは朝風の感情が高ぶると「荒ぶる猫」の様に動く。
第148話に登場した神風の妹の駆逐艦娘。通称マツッカー。
着任早々、周りからは「イケメン」、「格好いい」と評判になった。
しかし、そのせいで「女の子の部分」を見たいという神風にセクハラを受ける。
第159話に登場した神風の妹の駆逐艦娘。通称ハタッカー。
春風以上にほんわかした性格。その雰囲気と自身が淹れたお茶をもってビスマルクと金剛の喧嘩を一瞬で静めた事で長月から一目置かれる。
根が真面目で神風のセクハラにも正論で返すので、神風からは苦手意識を持たれている。
ちなみに急須やポットを何時もどうやって持ち歩いているのか、と尋ねられた時は乙女の秘密です、と誤魔化した。
その他の登場人物
第2話より鎮守府に着任した艦娘。
提督よりまるでUMAの如く長月らに知らされており、初対面時には金剛を怯えさせた。
悪戯好きで長月に度々叱られている。
第24話にて夕張とルームメイトになり、彼女とは気が合う様子。
第11話にて鎮守府に着任した艦娘。
着任前は島風の悪戯により某ゆるキャラ(?)のような姿だと思い込んでいた金剛に怖れられていた。
訝しむ金剛に対して「がおー」と言ったり、皐月や金剛と共にクリスマスツリーの飾り付けをしたりとノリが良い。
今まで一人部屋であったが、第24話にて希望して島風のルームメイトとなった。
島風とはお互いにゲーム好きであり、第29話では一緒にゲームを買いに行く姿が描かれるなど、かなり仲が良い模様。
ドイツよりビスマルクを追ってやってきた重巡洋艦娘。
ビスマルク姉さまLOVE故に彼女の現状を目の当たりにして長月に嫉妬の炎を燃やす。
第5話にて登場。
秘書艦である立場上、ただ書類を届けに行くだけではあるが、駆逐艦である長月を戦艦の二人が護衛するという奇妙な光景が見られた。
が、最後は(長月をストーキングしてきた金剛と共に)喫茶店で一緒にお茶をするなど、仲は良い模様。
久々に登場の第59話ではSPの如く皐月の指示に従って動く姿が描かれていた。
第30話に登場した重巡洋艦娘。
逢い引きしている所をビスマルクに見つかり叱られている。
なお、いちみ氏の作品『鈴熊Trick』では主役として登場しており、同作では長月や金剛も脇役として登場している。
睦月の友人の駆逐艦娘。
夕立は吹雪に好意を抱くようになり、それを意識して関係がぎくしゃくしてしまい見かねた睦月が後押しすることになった。
提督
男性。
出番は少ないが、ちゃんと提督としての仕事は行っている模様。
なお、長月と金剛の関係については察している様で、第23話ではさりげなくホワイトデーに長月と金剛に休暇を与え、長月に金剛へのバレンタインデーのお返しを渡すチャンスを与えるなど、気の利く面もある。
この提督も例の娘に頼ってばかりのダメ提督の可能性有。
関連イラスト
第1話