概要
小説『仮面ライダーBLACK MADソルジャー計画』に登場。
怪人というよりも魚介類の集合体の怪物、もとい怪獣といった方がしっくりするような容姿をしており、この姿になると亜矢子としての理性や意識は無くなり、ただ本能のままに殺戮を繰り返すモンスターと化してしまう。
ちなみに亜矢子自身は怪物になっている最中の記憶は全く残っていない。
なお、彼女が怪物へと変貌するシーンは本当に小学校低学年向けの小説なのか?と疑いたくなるほどに結構グロイ(大量の魚が亜矢子の体に喰らいついて体内に入っていくとか、とか…)。
彼女が怪物へと変態する際は海洋生物を特殊なパルスを発信して呼び寄せているのか、何処からともなく大量の海洋生物が彼女の元へとやって来て体に喰らいつく事により変貌を遂げる。
なお、呼び寄せられた海洋生物は凶暴化しているらしく、彼女の元へとし向かっている最中に偶々傍にいる人間を襲って食い殺す習性を持っている。
人食い怪魚形態
ゴルゴムが亜矢子に埋め込まれた彼女の父である原教授の開発した遺伝子(免疫を無視して異種族間の遺伝子と融合する性質を持った遺伝子)を利用して魚の群れを使って変貌させたMADソルジャーの第一形態。
人間の腕を軽く引き千切る怪力と頭を簡単に噛み砕く程の威力をもった強靭な顎で人間に無差別に襲い掛かり食い殺す習性を持つ。
一度この姿に変貌すると本人の意思に関係なく不定期に変態を遂げると、ただ殺戮本能のままに人間に襲い掛かり殺戮を繰り返す怪物と化してしまうという特徴を持つ。
さらに厄介なことに、一度この変化が起きると頻繁に変身を繰り返すようになって行き、成長が進むと三神官たちですら手に負えなくなるという厄介な性質を持つらしい。
物語の終盤において大神官たちの手によって再改造を施され、対BLACK専用最終兵器として生まれ変わる。
最終形態(MADソルジャー)
大神官たちの手により『攻撃反復システムMAD』と『X線レーザー砲』を組み込まれ対ブラックサン用最終兵器として完成した亜矢子の哀れな姿。
人食い怪魚形態ではまだ辛うじて人間としての原型をとどめた怪人であったその姿は、以前とは比べ物にならない程の多種多様の海洋生物をその体に取り込んだためなのか(イカの様な触手状の鬣がある響鬼に登場する魔化魍ナナシに近い姿)となり、最早人間としての意識は無く、ただBLACKを抹殺する為のリーサルウェポンと化してしまっている。
組み込まれた『攻撃反復システムMAD』の機能により某ウルトラ怪獣の様に、自身に受けた攻撃を吸収してより強大な力を得て敵に反撃するカウンターシステムは作者が考えた“ぼくのかんがえたさいきょうの怪人”を地に行くチートクラスの能力で、更にMADソルジャー究極にして最終兵器である『X線レーザー砲』は核爆弾と同等の威力を誇っているが、あまりにも強すぎる破壊力為に発射直後に自爆して自身を滅ぼしてしまう“諸刃の剣”である。
ただしあくまでも自身が受けた攻撃を受けないと能力が発動しない為、相手が自身を攻撃せずに消耗戦に持ち込まれるとどんどん力が弱まって無力化してしまう弱点が存在するが、その代わり相手が自身に止めを刺そうと強力な攻撃を加えると『X線レーザー砲』を発射して敵対者を道連れにするまさに暗殺者として役割も持つ怪人に相応しい能力を持っている最強の怪人である。