MMモグー
もーもーもぐー
激走戦隊カーレンジャー第4話『巨大化に赤信号』と第5話『この先激走合体』に登場。
宇宙暴走族ボーゾックに所属する荒くれ者の1人でボーゾック一の大食いの肩書きを持つ宇宙人。赤く大きな目を持つカマキリを思わせる姿をしており、口癖は「~モグー」。
第4話「巨大化に赤信号」
ガイナモと喧嘩してバリバリアンを飛び出し、地球へ降り立ったグラッチ。折角だからと地球の美味を堪能して行こうと考えたグラッチは、成り行きで居合わせた市太郎からたこ焼き、フライドチキン、稲荷寿司、そして芋羊羹を聞き出し、それを電卓にメモして行く。
その後、彼を人質にして母の良江に上記の食べ物を要求。それ等を次々と食べていく内に突如原因不明の巨大化を起こしてしまう。当然、この事態を受けてカーレンジャーが出撃して攻撃するも、その巨体故にダメージが無い。
そうこうしている内に元のサイズに戻ってしまい、迎えに来たゼルモダに連れられその場は撤収。
後日、その原因を探ろうとする彼に同伴する形でMMモグーは出撃する。
グラッチと共に市太郎を再び人質にすると、巨大化の原因と思われていた先程の食べ物の数々を今度は父の総一郎に要求。
全て平らげたは良い物の、今度は何故か逆に縮小化してしまい、その所為で2人に追い回される結果となってしまった。
「小動物は可愛がろうよ~!!」
第5話「この先激走合体」
バリバリアンに帰還したグラッチは巨大化の原因が芋長の芋羊羹にあり、縮んだのはファミリーマートのそれであると看破。ガイナモ達の前で検証としてゴキちゃんに前者を食べさせて等身大に巨大化させる事に成功する。
これを受けてMMモグーはグラッチと共に「天国サンバ」を歌いながら芋長の芋羊羹を買いに行く。
店に入ったグラッチは、ご丁寧に「芋羊羹下さい」と言って500円を払って購入(※後で主人は「変な奴が芋羊羹だって…!」とその場に崩れ落ちてしまう)。
そんな事は露知らずにMMモグーは実験の為、グラッチに芋羊羹を食べさせられて巨大化。
グラッチから暴れる様に指示されるが、暴れようとした途端ズボンのチャックが開いてでべそが露わになり、恥ずかしがってその場から動けなくなってしまう。
「何?ヤダ、これって…いやーん!僕ちゃん、サイテー!いやーん!」
グラッチが暴れない事について言及すると、MMモグーは意外な返事を返す。
「だって、おへそのゴマ掃除し忘れちゃったんだもの。いやーん!」
先程から暴れなかった理由がそんな下らない事だったと知り、グラッチはその場でズッコケ、本拠地でもガイナモは「ヘソのゴマ気にしてる場合か!」とツッコんだ。
一方、市太郎の口から巨大化したボーゾックが現れたと知ってカーレンジャーも漸くレンジャービークルで出動する。事前に情報を掴んでいたゼルモダ達が妨害に掛かる中、5人は激走合体を試みる。
その頃、MMモグーは未だに恥ずかしがっており「こんな汚いヘソなんか誰にも見せられないよー!」と、羞恥心からしゃがみ込んだまま一向に動こうとしない。
そんな彼にグラッチが「ヘソのゴマ掃除してないくらいでメソメソすんな!俺なんかヘソのゴマ、何十年も掃除してねェんだぞ!」と言って腹部の蓋を開け、そこから発せられる悪臭をMMモグーに嗅がせる。この発破が功を奏し、漸くMMモグーは「グラッチに比べれば、俺のヘソなんか!」と勇気づけられて破壊活動を開始。目付きも鋭くなり、街を破壊しながら手当たり次第・徹底的に食いまくる。
この状況を受け、未だ合体が成功しなかった5人はゼルモダの妨害を切り抜けて激走合体に成功。漸く完成したRVロボが現場に登場すると、対するMMモグーは相手の巨大ロボに為す術も無く、RVソード・激走斬りで一刀両断されて敢え無く爆散した。
名前の由来はそのまま食事の擬態表現である「モグモグ」から。
カーレンジャーとは巨大戦で一瞬しか戦わなかった不遇な怪人だったが、彼の存在を受けてボーゾックは芋長の芋羊羹という巨大化の手段を確立したのだから、そうした意味では図らずもボーゾックに多大な貢献をした怪人と言える。
彼の登場以降、本編に登場するボーゾックの荒くれ者達の肩書きは「ボーゾック一の○○」に統一される事になる。
声を演じた河本氏は今作がスーパー戦隊シリーズ及び特撮初出演。
激走戦隊カーレンジャー 宇宙暴走族ボーゾック ボーゾックの荒くれ者
ドーラキルケ:『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に登場した大食いの先輩。
ドルマー、美食放火魔ビンセント、ハイネスデューク_ラセツ、ザキュラ、メルグ・アリータ:後のシリーズに登場する大食い繋がりの後輩の戦隊怪人達。