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世界最大のエンタテイメントシティ!! グラン・テゾーロへようこそ!!


覚えておけ…この世界は…金の無いやつは何も手にできない…!

支配されるしかないんだよ…


おい、おれの所有物が どこへ逃げる!?


お前が守ろうとした大事なものはすべて、おれの力に飲み込まれる!!


ハハハ どうだ!! おれは神になったんだ!!!


概要編集

劇場版13作目『ONE PIECE FILM GOLD』に登場する、通称"黄金帝"と呼ばれている巨大黄金船「グラン・テゾーロ」に君臨するカジノ王であり、本作におけるラスボス。


"黄金帝"の他にも"新世界の怪物"の異名を持っている(しかし、自身の異名を知らないのかあるいは無視しているのか、本人は始終「神」と自称している)。


また、世界の20%の通貨を掌握するとされており、海賊はもちろん海軍や世界政府まで金で動かす程の力を持つ。

ドンキホーテ・ドフラミンゴとは裏社会時代からの付き合いのある商売仲間という関係にあり、現在はお互いの寝首をかくことを狙っている。

また、天竜人への天上金により王下七武海で無いにもかかわらず七武海以上の権力を有しており、「グラン・テゾーロ」は世界政府公認の中立地帯となっている。


名前のテゾーロはイタリア語で「宝物」「大切な人」を意味する。


プロフィール編集

本名ギルド・テゾーロ
異名黄金帝新世界の怪物
年齢41歳
所属グラン・テゾーロ」オーナー
所属船グラン・テゾーロ
悪魔の実ゴルゴルの実 (超人系)
誕生日1月24日 (の日)
星座みずがめ座
口癖エンターテインメンツ
CV山路和弘 / 森下由樹子(幼少期)、櫻井孝宏(青年期)

人物編集

容姿編集

仕事絵【ONE PIECEカードゲーム】

身長3mはありそうな長身の男性で、緑色の髪オールバックにしている。全身ピンク色のスーツと黄金の装飾品をいくつも身に纏っており、派手でゴージャスな印象が特徴的。両手に幾つもの黄金のリングを嵌めているが、唯一左手の薬指には嵌めていない。

そして背中には、過去に負った傷を大きな星形の焼き印で隠している。


性格編集

基本的に冷酷そのもので過去のトラウマから自分が笑う前に自分が許可する前に「笑った」奴は部下であろうとも容赦しない。


ひとつ…教えてくれないか?なぜ…私より先に笑う?


また傲慢であり、金を絶対視する余りに世界で一番金を持っている自分の事を神と称しており、金のない奴を見下して奴隷扱いすることに躊躇がないなど、皮肉にも一番嫌いな天竜人と大差ない存在になり果てており、最早、腐敗しきっている。

更に皮肉なのはテゾーロの傘下に入った海賊ビルも自分を屈服させた相手(テゾーロ)と大差ない存在に成り果てたという負の連鎖であろう。


ドンキホーテ・ドフラミンゴとは商売仲間ではあるが、利害の一致に過ぎず、いずれ消すつもりだった。一方で小説版によると、打算と交渉の結果ではありながらもゴルゴルの実と世界政府とのコネクションを得る足掛かりとなったことに対して自身なりに恩義を感じており、また目的の為に国家を運営する王という点である意味似た者同士であったために共感や警戒、僅かばかりの敬意が入り混じった感情でドフラミンゴを見ていた。またテゾーロがドフラミンゴのトラウマを知っているか不明だが彼もテゾーロとは境遇が似ていたりもする。


商売仲間であるドフラミンゴを倒されたことに「迷惑している」と語っているが、本心としては世界政府に宣戦布告天竜人を殴り飛ばすドフラミンゴを倒すといった自身的に胸がすく所業をしてきた彼らを気に入っている。また、ルフィの海賊王になるという夢を嘲笑った部下に共感を示してはおらず、むしろ機嫌を悪くして制裁を下している(彼自身が野望のために力を手にしたという事も夢のために頑張るルフィに共感した理由と思われる)。


戦闘能力編集

悪魔の実編集

「全ては…黄金に支配される!!!」

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名称ゴルゴルの実
分類超人系
解説触れた黄金を自由自在に操ることができる

一度触れた黄金であれば自在に操ることができる。

操る黄金は鉄を真っ二つに出来るゾロでも斬れない程の強度を誇っており、また至る所が金で出来ている自身の船内もその全てが武器となっている。


黄金を腕に纏って攻撃したり、黄金を触手のように操って相手を拘束して攻撃する。

また、奥の手として黄金を巨大な人型にした上でオーズに匹敵する戦闘巨体「ゴールデンテゾーロ」になることも出来る(自身は腹部から操作する)。その強度は通常時のルフィの攻撃を何発受けてものけ反りになるだけで粉砕までとはいかない程の凄まじい頑丈さを誇り、拳一つでも軽くグラン・テゾーロの大地に地割れが生じる威力を発揮する。


なお、「黄金を生み出す」能力ではない。777巻の尾田栄一郎による設定画に「金を生む体」という一文があるが、この設定画では「金」=カネ、「ゴールド」=黄金と単語が使い分けられている。

実際、劇中に黄金を生み出す描写は一切ないし、セリフでもテゾーロ本人が「触れた金を自在に操れる」能力だと明言している。


覚醒編集

能力は覚醒の段階に至っており、全長10キロメートル(6マイル以上)に及ぶ島ほどの大きさの巨大船「グラン・テゾーロ」の黄金を操作でき、黄金に何かあれば探知することも可能である。

また、グラン・テゾーロの艦内に入り込む際に金粉を撒いて来場者の身体に染み込ませており、この金粉が掛かったものはテゾーロ自身の力でいつでも黄金を体表に顕現させて動きを止め、そのまま黄金の像にすることも可能であるが、弱点は海水であり、海水に触れると黄金に悪魔の実の支配が及ばなくなって人々は解放される。そういう意味では海流を操れる海侠のジンベエテゾーロキラーと呼べる存在と言え、彼がこの時点で麦わらの一味として敵対していた場合にはまた違った戦局になっていたであろう。


限りない黄金を操るその能力は強力なだけでなく美しいもので、最終局面では軍艦で戦っていたルッチやサボも戦闘を中断し、黄金に呑まれゆく人々さえ思わず見とれてしまう有様だった。後に、倒れたテゾーロに対してサボは


「えらく美しく散ったな…」

「神でも降ってきたのかと思った…」


と述懐している。


また神を自称するという点はエネルに通じるものである(また、エネルも電熱による副次的なものではあるが、その導電性を目当てに武器として黄金を使用し、操作している)。


基礎戦闘力編集

通常時のルフィを黄金を纏った拳で直接吹っ飛ばしたり、軽く投げ飛ばしたりする力と新世界編のルフィのギア2の速度やゾロの剣速を見切り冷静に対処できる程の動体視力を有している。


覇気編集

覇気については不明だが、上記でも示した通りでもルフィの速度に余裕で対応ができるシーンがあり、「ゴールデンテゾーロ」の拳で打撃の効かないルフィにダメージを与えたことから、(硬化していないだけで)覇気を使用していた可能性がある。


編集

通常時に使用する技編集

  • ゴールド・スプラッシュ

黄金の噴水。観賞用の技に見せかけ、来場者を拘束する金粉を纏わせる技でもある。


  • 黄金爆(ゴオン・ボンバ)

黄金で覆った拳で殴りつける。

当たる瞬間に金は発光しており、名称通り爆発を起こして敵を吹き飛ばす。金の温度でも操っているのだろうか。


  • ゴールドアーマー

部下の体を超硬度の黄金で出来た鎧で包む。タナカさんとダイスの鎧は頭部を除き全身がしっかりと守られているが、バカラのみビキニアーマーで露出度が非常に高い。

裏話としては、スタッフがビキニアーマーをやりたかったらしい。


  • 黄金の神の裁き(ゴオン・リーラ・ディ・ディオ)

テゾーロ最後の技。巨大な黄金の触手で敵を押しつぶす。ギア4バウンドマン状態のルフィともせめぎ合う程の威力を誇る。


  • ゴオン・テンペスタ(ゴォーンテンペスタ)

バーニングブラッドで登場した、ゴオン・ボンバのような技。ドラゴンボールヒーローズでは黄金の液状を飛ばす技になっている。


ゴールデンテゾーロ状態で使用する技編集

  • 黄金の神の火(ゴオン・フォーコ・ディ・ディオ)

金の光を集約して放つようで、何マイルも遠く離れた軍艦さえ一撃で破壊するレーザー。

黄猿のピカピカの実の能力で放つレーザーと似ている。


  • 黄金の業火(ゴオン・インフェルノ)

大爆発を起こす強烈なパンチ。

黄金爆の上位技。


経歴編集

過去編集

幼い頃から歌うことが好きで、煌びやかなショーに憧れていたが、自身の家が貧しかった為に友達からは相手にされず仲間外れにされていた。ギャンブルに金をつぎ込んでいた父親が「手術代を払えば治った病気」で亡くなってしまい、父親の死を機に家庭環境が崩壊したことや楽しげな歌を嫌う荒んだ母親からの罵声に激怒したことで遂に家出をし、12歳の若さにして裏社会の世界に入り込んだ。


その後も盗んだ金で不良とつるみ、ギャンブル・酒・ケンカに明け暮れる荒んだ毎日を送る。16歳の時に裏カジノで大敗し、仲間にもあっさりと見捨てられる。その後、危うく人買いに連れて行かれそうになるも辛くも逃げ切り、人間屋まで行き着くとそこでステラという少女と運命的な出会いを果たす。

センシティブな作品

悪評を知りながらも自身の歌を褒めてくれた彼女に人生で1度きりの恋をし、「ステラを自由にしたい」と願ったことからステラを買い取るための彼女の嫌いな悪事で金を稼ぐことはせずに、昼夜を問わずに真っ当な方法で働き続ける。毎日寝ず食わずで働き続け、仕事の合間を見てステラの元へ足を運び、「将来は大きなステージで歌う」という夢を語っていた。


その3年後(19歳)、あと少しでステラを買い取れる金額までに稼げていたところで、町に現れた天竜人によってステラは買い取られてしまう。


怒りから天竜人に歯向かい抵抗したが、それが原因で彼女共々奴隷として聖地マリージョアに連行され、背中に奴隷の烙印を刻まれながら自由の無い地獄の生活を強制された上で「許可なく笑ってはいけない」と命令される。


その2年後(21歳)にステラが死んだ事を知り、「金さえあれば彼女を救えた」という怒りと後悔の念から金に対する執着心を更に抱くようになる。


15年前(26歳)に起きたフィッシャー・タイガーによる奴隷解放事件でマリージョアから命からがら逃げ出し、身を隠してゴミを漁りながら一線を越えた犯罪に手を染めるようになり、それと同時に金持ちや貴族に対する憎しみを抱くようにもなる。


12年前(29歳)、ドンキホーテ海賊団が主催したオークションの目玉商品がゴルゴルの実であると耳にする。それに目を付けた彼は犯罪者達を唆し、巧妙な策で人を動かして会場に火を放つことで、何百人もの死者を出しながらもその混乱に紛れてゴルゴルの実を手にしたことで能力者となる。しかし、客引きのみで売る気は無かったドフラミンゴを激怒させてしまう。


32歳の頃からタナカさんといった仲間を得て海賊として名を上げるようになるが、その金を生み出す能力の評判からドフラミンゴに3年前の放火事件の首謀者が自身であることが知られ、ドフラミンゴに刺客を差し向けられたがこれを撃退。

それ以降もドンキホーテ海賊団に追跡され続けたが、33歳の頃にはダイスが仲間に加わったことでドンキホーテファミリーに戦力的にも屈しない程の戦力を得るようになり、後に敵対するよりも商売仲間として利用する方が価値があると判断したドフラミンゴから協定を持ちかけられ、それに敢えて乗ることで世界政府や裏社会とのパイプを繋ぐ事に成功する。


闇の興業を発展させて部下も増えていき、35歳の頃には「ラッキーガール」バカラと出会ったことであらゆる事が自分の思い通りに運ぶようになり、5年前(36歳)には巨艦「グラン・テゾーロ」を完成させ、現在に至る。


ONE PIECE FILM GOLD編集

グラン・テゾーロにやって来た麦わらの一味の前に現れ、ルフィにスペシャルギャンブルを持ち掛けることで罠に嵌めてゾロを人質に取り、コントロールルームに侵入したルフィと対峙した際には彼の両腕を金で拘束し、「黄金の牢獄」に突き落とす。


天空劇場でナミ達を捕らえてゾロを処刑しようとしたが、カリーナの裏切りに気付かずにナミ達の潜入作戦の目的がテゾーロマネーだと思い込んだことが仇となり、船中に海水を降り注がれて自身の能力によって支配下に置いていた人々を解放された上にゾロの解放も許してしまう。


最終決戦では切り札である「ゴールデンテゾーロ」でルフィを圧倒し、それでもギア4を発動させたルフィに“ゴムゴムの猿王銃”で破壊されると今度はゴールデンテゾーロを溶解させた大量の金を発生させて船中の人々を呑み込もうとしたが、ルフィの「“ゴムゴムの獅子王(レオレックス)バズーカ”」を受けて敗北し、最終的には近海に居た軍艦の甲板に叩きつけられて気絶していた所をロブ・ルッチの指示を受けた海軍によって拘束された。


余談編集

ステラについて編集

「ステラ。今の私は、幸せだと思うかい…?」

ステラのことは歪み切った今でも忘れておらず、彼のステージの名前にGOLD STELLA SHOWと名付けていることに加え、小説版ではそのステージで歌っている時が一番人間らしいとカリーナに評されており、更に彼の根源にあるのが「どうすればステラを救えたのか」というものであるあたり、彼女への思いの強さが窺える。


テゾーロのステラへの思いの深さを暗示している点として、テゾーロがしている黄金の指輪をみてほしい。注意してみないと分からないが、劇中、彼はメリケンサックのように全ての指に黄金の指輪をしているかのようにみえる。しかし、左手の薬指、その1箇所だけには指輪をはめてはいないのだ。彼はいったいどんな気持ちでそこだけには指輪をはめないのか、推して知るべし所である

ちなみに作者によれば「悪事で金稼いでたらステラをすぐに自由にできた(意訳)」との事であるが、仮にその選択をした場合、遅かれ早かれ(皮肉か因果か狙ったのか、二人は同じ中の人である)のような運命を辿る可能性もゼロとは言いきれない。


フィッシャー・タイガーと魚人編集

小説版によれば、自分を奴隷から解放してくれたフィッシャー・タイガーのことも感謝しており、そういうこともあってグラン・テゾーロは世界政府中枢と深いつながりがあるにもかかわらず、魚人差別が存在せず、またテゾーロもそれを許さない。


その為テゾーロは彼らを支配する気はなかったと思われる。

仮にその気があったとしても、能力的にも新世界の海に躊躇なく飛び込める魚人族はゴルゴルの実による支配の及ばない存在でもあり、掌握するのは難しいと思われる。


担当声優編集

担当声優の山路氏はセニョール・ピンクの担当声優でもあった。監督による推挙で、尾田栄一郎氏にとっては他の希望やピンクの前例があったため迷いはあったそうだが、結果は見ての通りすごくよかったと語っている。

因みに山路氏は数年後、皮肉にも本編にて魚人族を庇った同胞を処刑した神の騎士団の最高司令官を務める天竜人を演じている。

子供時代の声を担当した森下女史は本編ではシャーロット・ドラジェを演じている。


小説版と映画版の相違点編集

小説版と映画版(尾田先生による設定画)では微妙に過去が異なる。


設定画編集

尾田栄一郎氏は映画の脚本が決定稿になった段階で、設定画「テゾーロの人生」を書き下ろした。これは、大勢でつくる映画である以上、テゾーロのキャラクターがブレないように彼のバックボーンを設定し、スタッフ間でテゾーロのイメージを共有しておくため。脚本を担当した黒岩勉氏は「あれほどのものが出てくるとは思わなかった」と語っている。



時間軸について編集

テゾーロの「流石、5億の拳」の発言や一味の懸賞金の額などから、ドレスローザ編後からホールケーキアイランド編前までのストーリーであるのは間違いないが、一味が全員集結していることや本来なら一緒に行動しているはずのロー達がいないなど矛盾する描写もある(原作ではドレスローザゾウホールケーキアイランドと、四皇との戦いが続き、ホールケーキアイランド編後は、ルフィの懸賞金が15億ベリーに上がる)ため、具体的な時系列は不明。


監督も「オフィシャルムービーガイド」にて、作者から「映画だから好きにやっていい」と言われ、時系列・原作とのつながりをあまり意識しないで限界までやりたいようにやってみたと語っており、パラレルワールドの物語となっている可能性が高い。


幼少期の歌編集

テゾーロは幼少期ショーのスターに憧れながら歌を歌っていたのをヒステリックになった母親に「下らない」と怒りを露わに叫ばれていた。

「星」と「歌」で子供が歌う歌、童謡「きらきら星」は

イギリスの詩がフランスでシャンソンとして流行したものであり、原題は

"Ah! Vous dirais-je, Maman"

(ねぇママ、僕の歌を聴いて)



関連イラスト編集

テゾーロの人生FILM GOLD地上波放送記念

GILD TESOROセンシティブな作品


関連タグ編集

ONEPIECE ONEPIECE FILM GOLD ︎︎グラン・テゾーロ ︎︎ゴルゴルの実 黄金 ︎︎カジノ ︎︎テゾステ 暴君 ︎︎哀しき悪役


バカラ ダイス ︎︎タナカさん


カリーナ


天竜人 世界貴族 ︎︎フィッシャー・タイガー ︎︎ドンキホーテ・ドフラミンゴ


ステラ


ウーナン劇場版1作目で登場した海賊。こちらは「黄金の大海賊」の異名を持つほど莫大な黄金を手にした人物であるが…。


パトリック・レッドフィールドゲーム(PS4&Switch版)における中の人繋がり。


ワンピース映画ヴィラン

ゼファーギルド・テゾーロダグラス・バレット

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