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ホエールイマジン

ほえーるいまじん

ホエールイマジンとは、仮面ライダー電王の第15-16話に登場したイマジンである。
目次 [非表示]

「な~ん~だ~?」


CV:多田野曜平

詳~細~?

有限会社火口鉄工所の工場長・火口耕作と契約した敵イマジン身長197㎝、体重117㎏。

右手の打撃とさすまた、口からの高圧水流(アックスフォームがほとんど近付けないほど強力)で攻撃できる。また、動き自体は素早くはないが、フラフラした動きで敵の攻撃をかわしてしまう他、水中を軽やかに移動し逃走・回避に活かしている。

敵イマジンでは珍しく、のんびりとした口調で話す掴み所の無い性格をしており、せっかちなモモタロスを苛つかせた。


外~見~?

火口が思い浮かべた「ピノキオ」に登場するクジラの姿で実体化した。

右手は鰭状で、クジラの尾鰭を模したさすまたを武器としている。


契~約~者~の~願~い~?

願い事「酒癖の悪さを直したい」

対応する時間:2004年3月31日


火口が経営する工場で働いていた社員・袴田秀次郎は、上記の日付の夜に火口から会社の金を横領した冤罪をかけられ、このまましらを切るなら警察に突き出すとも脅された。

頭に来た袴田は会社を抜け出し、銭湯「三股温泉」の番頭として暮らすようになる。

しかしその袴田からは、職人肌で仕事には厳しいものの、自らおむすびを握って与える温情も持ち、新人だった袴田を一から鍛えてくれた火口の姿が語られており、普段の火口は面倒見がよく、町工場ならではの社員との距離の近さもあって、部下からは一定の信頼を得ていたようである。


15話の背景

そして時は流れ、とある男性・模木留治が、警官から逃げるために野上良太郎の自転車を盗んで逃走。めげずに追いかけてくる良太郎に、模木は勢いで袴田の働く銭湯に突入。

そこに多数の警察官が駆けつけ、模木は「自分は凶悪な強盗犯だ」と拳銃を突きつけて袴田を脅し銭湯に籠城することとなった。

なぜか事態は「中野立てこもり事件」としてTV中継沙汰となり、デンライナーの存在に勘づいた(ホエールイマジンを倒すため、良太郎はデンライナーを介して銭湯からひそかに移動していた)がハナによって気絶させられた後、袴田は自分も警察に追われている身だと籠城を宣言。しかし良太郎に差し入れをするために警察の警備が強固な中平然と愛理が銭湯に突入。マイペースに差し入れを出す姿に毒気が抜かれ、その上目覚めた模木の口から、自分は強盗を目論みはしたが行為自体には及んでおらず、上記の台詞も勢いで言ってしまったことと、拳銃がオモチャ(しかもセール品)であることが発覚。

完全に気が抜けた袴田は上記の過去を語り、自分が無実である証拠もないため、警察に自首しようと考え出すのだった。


動~向~?

「火口の酒癖の悪さを知る者をやっつける→酒癖が悪いことを隠蔽できる」という考えから、釣りをしていた工場員を襲撃。

匂いで感じ取ったモモタロスがデンライナーを介して銭湯から脱出、M良太郎として現場に向かい対峙。

しかし「電~王~に。化~け~る?」と発したことで眠っていたキンタロスが「化ける→泣ける」と反応、結果アックスフォームとの戦闘となる。「涙はこれで拭いとき!」という台詞に「吹く」と反応して高圧水流で攻撃。パワータイプのアックスフォームがまともに近づけないほどだったが、気合いで突破されたことで分が悪いと判断し川に撤退した。

再度出現したことで次はU良太郎ロッドフォームに変身して対峙。しかしパワーと水圧攻撃の前になすすべなく撤退を許してしまう。


その後、釣り人を襲っている様子がニュースとして報じられ、その標的が火口鉄工所の社員であることが袴田を介して判明。イマジンと火口鉄工所に何らかの関連があると踏んだ良太郎は鉄工所へ向かう。

酔っていた火口は良太郎から袴田の名を聞くや否や「恩を仇で返す奴だ!」と横柄な態度を見せ、砂がこぼれ落ちたことで契約者であることが判明。

その態度から袴田の冤罪が晴らせないため愛理が悲しむという根拠でリュウタロスの怒りを買い、一般人の火口相手にガンフォームに変身して発砲したところに契約者を殺させないため出現、ガンフォームとの交戦となる。

水流を軽快なステップでかわされ、ワイルドショットで消滅…したかのように思われていた。


しかし生きており、翌日火口に「忘れるなあの過去を」と過去に飛べるよう釘を刺した上で撤退する。

火口は再度工場に訪れた良太郎に(前日の騒ぎゆえ)怯えつつも、(再度始末しようとしたリュウタロスの暴走など一悶着ありつつ)良太郎に実は袴田が横領したかは酒に酔っていて覚えていない、さらには酔った勢いでイマジンと契約していたことが判明。(酔っていた際の袴田への態度も、酒癖の悪さゆえであり本心ではない)

火口の行きつけのおでん屋台の店主を襲っていた際、イマジンを探しに向かった火口と良太郎に目撃され、契約完了とみなして過去に移動した。


良太郎が追って飛んだ過去では、酔った火口は(日付からして年度末決算なのか)金回りの面倒さから会社の金が入った手提げを自ら道路に投げ捨ててしまっていた。偶々落ちた先には「大木運送」のトラックの荷台があり、そのままトラックは走り去ってしまった。

そこに袴田が通りがかり、火口を介抱しようとすると、手提げがないことに気づいた火口は袴田を犯人と決めつけてしまう。…つまり会社の金が消えたのは他でもない火口の過失であり、袴田は現場に訪れただけで事件には全くの無関係というのが事の真相であった。


そんな事情を気にすることなくホエールイマジンは花見会場を襲うが、電王ソードフォームが対峙。夜桜を舞台に戦闘を繰り広げる。

幾度となく何かを言おうとしたが「お前はもう喋んな!こっちは最初からクライマックスだってのによぉ!」と電王(モモタロス)の一方的な猛攻の前にしてやられ、水中に逃げるも、「俺の必殺技パート3と見せかけてストレートど真ん中」で撃破された。


良太郎が現代に戻った後、火口に事の真相と手提げが落ちた先のトラックの運送会社の名前を教えたことにより、無事に金と手提げは発見された。(あえて現代に戻ってから金が戻る手助けを行ったのは、時の運行を乱さない(タイムパラドックスを引き起こさない)ためと考えられる)

火口は電話で自分の酒癖の悪さと袴田を疑ったことを詫び、また、袴田を疑ったことをずっと後悔していたこと、それ故警察に被害届も出していなかったことも判明。袴田は警察に身を追われてはいなかったのだった。


「こんなことを言えた義理じゃないんだけどよ…」と火口は袴田にやり直しと会社への復帰を願うが、袴田は礼を言いつつ、籠城事件に荷担したけじめをつけなければいけないと申し出を辞退。

袴田は模木共々銭湯から出て店前の警察に自首しに向かうが、警官達は銭湯…ではなく隣の質屋「ネパール」に突入

実は警察やマスコミが追っていたのは隣の質屋で発生した籠城事件であり、店前の警備が強固な中愛理が銭湯に入れたのも、自転車泥棒の規模でTV中継沙汰になった(と思われていた)のも、銭湯での籠城は事件として認識すらされていなかったことに他ならない。

警察の前に出る心持ちであった以上、報じられても認識されてもいない籠城事件に必死になって自首しようとする袴田(と模木)だったが、終息後は無事やり直してくれると思われる…。


備~考~?

本編で初めて電王の基本4形態と戦ったイマジンである。


このエピソードに袴田役でゲスト出演した大柴隼人氏は、かつて『電磁戦隊メガレンジャー』で伊達健太/メガレッドを演じていた。


なお、ピノキオの原作であるカルロ・コーロッディによる小説ピノッキオの冒険」にはは登場せず、代わりに超巨大なサメが登場する。クジラが登場するのはディズニーの映画が公開された後に作られた絵本である。

ちなみに大酒のみを表す言葉に「鯨飲」と言う物があるので、その辺も姿に影響したのかもしれない。


終盤ではイマジンの親玉が大量に召喚し、テロ活動を行わせた。


声を演じた多田野氏は仮面ライダーシリーズの出演は今作が初となり、『忍風戦隊ハリケンジャー』にて繁殖忍者クッツク法師の声を担当しており、声優としては5年振りのニチアサ出演となった。


関~連~タ~グ~?

仮面ライダー電王 敵イマジン  ホエリアン


幻獣ケイトス拳ゴウユ同年の戦隊に登場するクジラモチーフの戦隊怪人

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