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ショッカー首領(漫画/EVE)

げんさくでのしょっかーしゅりょう

この項目では、漫画『仮面ライダー』及び、その正当なる続編における『仮面ライダーEVE』に登場するショッカー首領について解説する。

「さあ、今ここに宣言する!世界は我ら『ショッカー』のものだ‼」

(仮面ライダーEVEより)

世界征服を企む謎の秘密結社ショッカー』の支配者。

TVシリーズ同様、一切姿を見せる事はなく、でのみ配下の者たちに指令を下している。なお、部下からはたんにボスゴットショッカーとも呼ばれており、総統とも表記される。

自らが支配する改造人間たちによる世界の構築を目指して暗躍しており、その魔手は世界各地に広がっているらしい。

基本は冷酷な人物で、裏切り者や自身に逆らう者、あるいは作戦失敗した無能な者たちには容赦はしないが、改造人間自体が貴重品であるため(製作には高いコストがかかる)極力最後のチャンスを与えるようにしている一大組織のトップらしい大きい器の持ち主である。

萬画事態が途中で終わってしまった為に、その正体(TV版で言う所の一つ目蛇男)は最後まで明かされる事はなかったが、正当なる『萬画版仮面ライダー』の続編『仮面ライダーEVE』によると、その後ショッカーが壊滅した後も様々な姿をとって人間の闇の社会に溶け込み、悪の組織を再結成(ゲルショッカーバダン)して歴代10ライダーたちと戦いを続けて来たらしい。そして『仮面ライダーEVE』の物語の終盤近くにおいて、遂にその正体が明らかになる。

以下、仮面ライダーEVEにおけるネタバレに付き閲覧注意!!

正体(ネタバレ)

その正体は1908年に起こった「ツングースカ大爆発事件」の原因となった“ツングース隕石”(名言はされていないが、裏設定によると実は異星からの難民船だったという構想がある)に乗って地球へとやってきた植物寄生生命体宇宙人どこかで聞いたような設定である。

何らかの理由で(おそらく)母に住めなくなった同胞たちを代表として地球に飛来した彼は、地球に仲間を移住させるために、故郷と同じ環境へと地球を改造することこそが真の目的であったことが明かされる。

元々高い知性と科学力は有してはいるが、活動する肉体を持たない種族であるようで、その為の器を得る為に地球の原住民=地球人を巧みに利用して自身の活動する為に器であるガイボーグシリーズを制作させ、自身の記憶を移した種子移植

さらに様々な活動する為の器を得る事により、歴代の暗黒組織の支配者として野望達成のために活動していたことが判明する(つまり、漫画と小説における歴代悪の組織大首領はガイボーグシリーズの1つだった)。

また、ライダーたちとの壮絶な戦いも、辺境の惑星へと一人でやって来た自分の娯楽を得るための“ただの遊びでしかなかった”らしい。

その後、バダン総統としての姿で10大ライダーとの壮絶な“ごっこ遊び”の末、彼らの活躍によりまたしても敗北して以降、それが最後の分身であるかのように鳴りを潜めていた事から彼の野望も完全に潰えたかと思われていた。

しかし、ショッカー壊滅から30年後に起きた富士山麓周辺で起きた地震に影響でコールドスリープされていた残党たちが活動を開始。

その中に自身の分身である種子が移植されていたガイボーグシリーズの1人・ガイボーグこと門脇純と彼のであるジェイドがいたことで、再び復活する機会が巡って来る事になり、小説の終盤において遂に復活を遂げる事になる。

種子形態

恐らくこれが本来の姿と思われる・ショッカー首領の最初の姿。

ガイボーグシリーズの1人であった門脇純に移植された『色の種子』と万が一の為の保険であるジェイドに移植された自身の半身である『緑色の種子』を指す。

純に移植された方は彼の(意外と強かった)精神力に抑え込まれていた為に純の意識が無い時にしか表に現れなかったが、ジェイドに移植された物の方は物語の最後において覚醒し、彼の肉体を操って新たなる器として狙いを定めた彼とネコ怪人息子である蜻蛉の少年の体を乗っ取り、遂に現世へと舞い戻る。

第1形態

蜻蛉の少年の体に寄生し、その体を乗っ取る事で現代に復活したショッカー首領の新たな姿。バッタ(怪人化した仮面ライダー)に酷似した容姿をしている。

2つに分けた自身の片割れのみしか寄生していない為、未だ不完全態であるらしく、その肉体は、左半分から筋肉が剥き出しになっている人体模型を思わせるような醜悪な姿をしている。

しかし、乗っ取った宿主が今だ未熟な子供で、しかも怪人同士が交配して生まれた存在であったために今まで寄生してきたどの器よりも本来の力を発揮やすいという好条件が整っていたことで、これでも十分凄まじい力が発揮できるという恐るべき敵である。

改造人間に力を授けたり、かつて滅んだ怪人たちを復活させる能力をもっており、この能力を生かして各再生怪人たちをパワーアップさせたほか、ネオショッカー大首領に酷似した翼竜ロボット(おそらく2代目ネオショッカー大首領と推測される)の骨組みに肉体を与え、キングダーク岩石大首領を復活させた。

その後。ネオショッカー大首領に酷似した翼竜型ロボットに搭乗し、まず手始めに日本を蹂躙せんと本格的に活動を開始。

そして、自身や他の人々の運命を弄んだ首領の怒りから我を忘れて戦いを挑んできたガイボーグ=門脇純を自身の半身である『赤い種子』諸共吸収して融合し、更なる進化を遂げる。

完全態

門脇純ごと、自身の半身である『赤い種子』が融合して更なる進化を遂げたショッカー首領の姿。

不完全であった第1形体と違って、内部組織が剥き出しであった左半分にも肉を纏って完全な状態になっており、赤と緑のオッドアイに怪物化した仮面ライダーを思わせる赤いバッタ怪人のような容姿をしている。なお、本人曰はくこの姿こそが本来の姿らしい。

強大な力を持っていると推測されるが、最後は本郷猛と父・門脇純一郎の残留思念の力を借りて首領の体から脱出した門脇純が、10大ライダーの全エネルギーを受けて真のライダーとして覚醒、進化した姿である仮面ライダーガイアの全力で放たれた『ライダーキック』を受け大絶叫の断末魔と共に爆散。遂に滅び去るのだった。

関連項目

仮面ライダー(漫画) 仮面ライダーEVE 大首領

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