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ガニコウモルの編集履歴

2016/09/29 17:39:27 版

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cv 池水通洋西崎章治(80話)、八代駿(97話)、関智一(仮面ライダー1号)

概要

仮面ライダー』に登場した、ゲルショッカー怪人の第1号。

アフリカアラブ出身の改造人間で、ショッカー末期から行動していたカニコウモリの合成怪人。

ゲルショッカーの存在を隠すためにゲルショッカーの象徴である蛇の絡みついた鷲のマークのベルトはしていない。

幽霊怪人」(元々ゲルショッカーの名称が(コミックなどでは)ゴーストショッカーだったためだと推測される)の異名を持ち、その姿を基地のモニターで確認した地獄大使は、「俺の知らない怪人……?」と呟いていた。

劇中における活躍

テレビ本編

ショッカー首領がショッカー解党を明言したのち、ショッカー戦闘員を次々に虐殺し、視聴者に衝撃を与えた。その後、ブラック将軍と共にゲルショッカー結団式に参加、そこで仮面ライダー1号及び滝和也と相見える。

その後、ゲルショッカー最後の作戦でヒルカメレオンはガニコウモルを真っ先に復活させ、その戦いのデータを基にゲルショッカーは本郷猛を最大の危機に追い詰めている。

漫画版

すがやみつるの漫画では、デザインがかなり異なり、頭の部分の甲羅が無くより蝙蝠に近い顔立ちになっている。初登場時には新幹線レールを引き千切り、脱線事故を引き起こすという強烈なインパクトを残した。

やはりこちらもライダーを死の危機まで追い詰めたが、その前にショッカー怪人瞬殺しており、「ガニコウモル>ショッカー怪人」という力関係を際立てていた。

最終的に、首領から裏切られたことでライダーに味方したガラガランダとともにきりもみシュートをくらい敗れている。

その後のシリーズでは…

仮面ライダーディケイド』劇場版では、大ショッカーの怪人として登場。少なくとも3体は再生(新造?)されていることが確認できる(ジャーク将軍と共に仮面ライダーディエンドファイナルアタックライドで吹き飛ばされた個体と、大ショッカー要塞前での最終決戦で登場した複数の個体)。

仮面ライダーSPIRITS』でも、幼体やサナギなど複数のガニコウモルが登場している。

レッツゴー仮面ライダー』では、ショッカーグリードの存在で世界を牛耳るまでになったショッカー警察の中心的存在として登場。2011年にイカデビルガラガランダと共にオールライダーと戦いを挑むが、電王クライマックスフォームNEW電王によって斬り裂かれ爆散した。

仮面ライダー大戦』でも、ヒルカメレオン共々死の世界から蘇り、バダン戦士として仮面ライダーと闘った。

仮面ライダー1号』にもショッカーの残党として登場。ショッカーの怪人となっているが、厳密には上述の通りゲルショッカーの怪人である。

実はノバショッカーと内通しており、密かにアレクサンダー眼魂の事をノバショッカーに伝えていた。

終盤で本性を現しウルガらと襲いかかるが、最期は1号のライダーパンチを受けて爆死した。

PS『スーパー特撮大戦2001』では、悲しいことに(予算と納期の関係で)ゲルショッカーの怪人がこいつしかいない。作中ではダブルライダーに斃された後、ブラック将軍に全能力を数十倍に改造されて最後の決戦に挑むも、レベルと気力が十分に上がっていれば難なく倒すことが可能。

PS2『仮面ライダー 正義の系譜』では邪眼の力により蘇生し1988年にてワシカマギリとの分岐で登場し、Blackを苦しめた。

小説仮面ライダー1971-1973』では、〈蟹=蝙蝠複合体〉という、ガニコウモルを元にした怪人が登場。接触した物体を吸収し合成かつ再生することができる怪人、「Gene Engagement and Reconstruction with Dual Architecture Mutation」の頭文字をとったゲルダム素体(G素体)が、ショッカー怪人である〈蝙蝠男〉と〈蟹男〉の生体部分を吸収することで誕生した。

人間の時の名前は浜岡正午、ほぼ知性は残っていない状態だったが、自らをどん底の境遇に陥れた緑川卓見(緑川ルリ子の親族)への怨念で活動する。

その能力は、装甲は類を見ないほど厚く、鋏の力だけで〈仮面ライダー〉の下半身の機能を9割方破壊するほど。しかしその寿命は短く、活動時間の限界近くになったところで、〈仮面ライダー〉の必死の拳で人工心臓を破壊されて撃破された。

戦闘能力

切れ味の鋭いハサミと、口から吹きつける溶解粉末(すがや版では『バブルブラッドアタック』)が武器。

また、講談社『オフィシャルファイルマガジン 仮面ライダー特別編ショッカー』(2005年)によると、『仮面ライダー』に登場した怪人の中で唯一弱点が存在しない

本編では仮面ライダー1号の新サイクロン号の突進すら受け流し、さらに必殺技ライダーきりもみシュート」を唯一受け付けず(その後のゲルショッカー怪人クラゲウルフには通用している)、最終的に1号が捨て身の突進を行って倒すしかなかった(その回のタイトルは「ゲルショッカー出現!仮面ライダー最後の日!!」)。

余談

仮面ライダーSPIRITS』の村枝賢一は「怖さ、悪さ、強さがとにかく好き」と『オフィシャルファイルマガジン 仮面ライダー1号』で述べている。

上記のように、この怪人に弱点はないとされているが、柳田理科雄氏は著書「空想科学読本4」にて、出身が「アフリカのアラブ」とされていることに対し、「地理感というものが全くない」「それこそ大弱点ではないか」とツッコんでいる(後に『空想科学読本9』では「アフリカの蟹とアラブの蝙蝠が合体したということにしてしまえ」と強引に説明している)。ただ、本来“アラブ”とは「アラビア語を話す人々であるアラブ人が主に住む地域」のことであり、アフリカ大陸にもエジプトなどのようにアラブ人の住んでいる国はあるので、あながち間違いではないとも言える。改造の素体となった人物が、北アフリカのアラブ人部族だったと解釈した場合、さらに問題は少なくなる。

また97話で再生された時には黄色ブーツになっていて、平成作品でもこの黄色ブーツが踏襲されている。

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