漆黒の意思(アニメ・マンガ系)
しっこくのいしあにめまんがけい
■注意■
この項目には過度なネタバレと主観的な記述を含みます。
閲覧の際には十分注意してください。
誤字脱字やリンクの修正などを除く編集・項目追加・項目削除の際は、まずコメント欄を用いて十分に検討し、承認の後に行ってください。
個別項目の長さは『本文:5行程度・台詞:3行以下の一言・トータル:10行以下』を目安に、内容は「同業者と一線を画した部分」を重点的に書くと、見やすくなると思います。
デスゲーム以降、変わってしまった魔法少女。
魔法少女見習い時代と比べて過剰なまでの冷静さを身につけ、戦いに手段を選ばないなどもはや別人と化している。
かつての師匠の教えは忠実に守っており、上記の通り戦いにおいては手段は選ばない。自身の運命を変えたデスゲームの残滓である四次元袋と魔法の薙刀、逮捕した犯罪者に仕えていたマスコットなど、利用できるものはなんでも利用する。時には変身を解いて人混みに紛れ、一般人を盾にすることすらある。
かつての天真爛漫な少女の姿は見る影もなく、無愛想で無表情な狩人へと生まれ変わっている。
悪い魔法少女には一切の容赦がない。特に自身をデスゲームに巻き込んだ黒幕達は己の亡き後も信奉者達によって伝染病のごとく魔法の国に闇を広げ続けており、スノーホワイトはその「思想」そのものを激しく嫌悪している。彼女らの不正な試験で見習いから昇格した通称「子供たち」には「自分勝手で我儘」「思う通りにならないと暴力で解決しようとする」「自分が正しいと思うことには魔法の国にも逆らう」とまで吐き捨てている。
主人公・朝霧彩のクラスメイトで、謎のwebサイト「魔法少女サイト」と出会った魔法少女の一人。
魔法少女サイトから与えられた時間停止能力を持つスマホ型ステッキの力で幼い頃に両親を惨殺した強盗を拉致監禁し、毎日死なない程度の拷問を与えるという、壮絶な復讐を果たした経緯から、彩とは正反対に殺人には躊躇うことのない冷徹な面を持ち合わせている。彩と出会う以前までは「邪魔者は全員消してしまえばいい」という考えを持っていたが、クラスでいじめを受けていた彩が自分と同じように魔法少女になったことを知って接触し、彩の人柄の良さに触れて彼女に好感を抱くようになり、上記の考えを改めるようになった。
しかしステッキを酷使し過ぎたために寿命が残りわずかとなり、あと数日の命となってしまったが、奴村本人は彩や自分達を苦しめた朝霧要への復讐心に目覚めている(ただし、当の要本人が既にある者によって自業自得の報いを受けていることは一切知る由もなかった)。
そして窮地の中、最期の力を使ってステッキで時を止め、彩に全てを託しながら安らかに絶命する奴村だが、身体が謎の黒い霧に包まれていくという異変が起きていた。
「ようこそ…魔法少女(あたしたち)の世界へ…」
ネット上で知り合った奴村と共に他の魔法少女達と連絡を取り合い、魔法少女やテンペストについての情報収集をしていた情報屋の魔法少女。
情報を集めていくうちにサイト管理人・漆からテンペストの情報を教えられ、その災厄から逃れるために力を欲し、他の魔法少女から奪った容姿をコピーするステッキで姿を変えて「魔法少女狩り(マジカルハンター)」となり、次々と他の魔法少女達を殺害して10つ以上ものステッキを集めていたが、集めていたステッキを使い続けていたせいで寿命が大幅に削られ、意識不明の重体に陥ってしまった。
その後、別の魔法少女サイトからステッキを与えられた雨谷小雨に助けられ、意識を取り戻した後は彩達と共闘戦勢を結ぶこととなり、「行く当てがない」として彩のクラスに転校し、ステッキの力で容姿を変えたことで実家に帰れなくなってしまったために彩の計らいもあって、奴村と共に彼女の元に居候することになった。
なお、奴村がテンペストに関する真実を知ったその後も梨ナを生かしているのは、「ああいうバカは利用しやすい」、「味方につけておけばいざという時、役に立つから」とのことらしい。
「さぁ〜て。お前のステッキ…いただこうかしら♪」
国民的人気アイドルグループ『いぬあそび。』のメンバー(チワワ担当)で、ファンからは「にじみん」の愛称で親しまれ、絶大な人気を集めているツインテールの美少女。彼女もまた、魔法少女サイトと出会った魔法少女の一人であり、全ての人間を自分の意のままに操ることができるパンツ型ステッキを所有する。
アイドルらしい天真爛漫な性格だが二面性が激しく、魔法少女の一人でもある親友・池股みかどを梨ナに殺されて以来、彼女に激しい殺意と憎悪を抱いており、梨ナを探し出すために芸能活動を休止してまで彩のクラスに転校してきたが、彩と奴村が自分に嘘をついて梨ナに関する情報を黙秘していたことを知った際は彩を殺そうと密かに企んでいた。
物語中盤で要に一目惚れをするが、彼に魔法少女サイトやステッキに関する秘密を教えてしまい、自分が利用されていたことを知って強い後悔と罪悪感から絶望に閉ざされ、今までにない激しい殺意と憎悪の念を爆発させるが、日本刀型ステッキを手にした要に斬られ倒れてしまう。しかし最期の力を振り絞って反撃を下し、笑顔で息を引き取った。
「ただ… コイツは コイツだけは 殺(や)らなきゃいけない!!!」
二人の親友と共に、クラスメイトの彩に対して凄惨ないじめを行っていた女子グループのリーダー格である少女。
魔法少女サイトと出会った彩がステッキを受け取ったその日、彼女が密かに可愛がっていた子猫を殺し、知り合いである男の先輩に彩をレイプするよう仕向けるも、その先輩と子猫を殺した張本人である一人の親友が彩のステッキによって線路上に瞬間移動し、そのまま電車に撥ねられ、無惨な事故死を遂げてしまう。その後日、カッターナイフを取り出してまで彩に対して二人の事故死のことを激しく追求し、もう一人の親友には「やりすぎだ」と止められていたが、ステッキで時を止めた奴村に首をかっ切られてしまい、病院に運ばれて以来、首に傷跡が残った。
その後、入院先の病院で見舞いに訪れた姉と瓜二つの容姿をした意識不明の梨ナを発見し、サイト管理人・漆との出会いで魔法少女の秘密を知り、管理人からヨーヨー型ステッキを与えられ、死んだ親友と首の傷の仇を取るべく、彩と奴村への復讐のために魔法少女になることを決意する。
しかし現在では(彩や奴村にまだ恨みを抱いているものの)紆余曲折もあって改心の兆しを見せ、管理人に追いつめられた彩達を救ったり、虹海の死を受け入れられず一人悲しみに暮れる彩を叱咤するなどと協力的となり、以前までのいじめっ子気質や復讐鬼要素が薄れた。
「魔法少女だからに決まってんだろうがッ…!!!」
- 長田亜希良、三上敏夫
『地獄少女宵伽』第3話「いつか誰かが…」の登場人物。
亜希良は妹の亜里奈と共に性格に問題の多い祖母・両親・姉と家庭崩壊に苦しむ男子中学生。三上は同級生である亜希良の姉・亜須加と従兄の義則率いるグループから暴力的なひどいいじめに遭う高校生。
ある夜、母が祖母を地獄へ流す姿を目撃して地獄通信の存在を確信した亜希良は三上をはじめとした両親と姉に恨みを持つような人々を集めて地獄流し計画を発案するが、「自分が地獄に落ちるのが怖いのでは?」と三上に指摘されたことで計画は破綻してしまう。
しかし、異常に暴力的かつ情緒不安定な従兄の義則が強引に居候をし始めてから数日後に両親が逃げるように家出し、義則を自宅へ招いた張本人の姉も友達と出かけて不在中、妹の身に起きた悲劇をきっかけに覚悟を決めた亜希良は、地獄通信に義則の名前を書き込んで黒い藁人形を手にし、亜希良との話し合い後に赤い藁人形を手にした三上と共に亜須加・義則を地獄へ流した。
その後、亜希良は「妹のような被害者を出さないために」と凶器を片手に三上と共にいじめグループの一人を拉致し、一人一人直接地獄流しをする殺人鬼へと豹変してしまった。
「あいつらをこのまま生かしておけば、誰かが犠牲になる。その人達の為に自分が犠牲になろう」
「亜里奈、お前のような子を一人でも助けるために僕はやるよ!」
家畜・ポチになった男子生徒鈴井涼太が転校してきた彼女と出会って物語が始まる。
転校早々に、クラスのオリジナルギャンブル投票じゃんけんで早乙女芽亜里と勝負して逆転勝利を収め、彼女を家畜・ミケに陥落させた。
その後、芽亜里のイカサマの片棒を担いでいたことを恥じた鈴井が頭を下げ、「借金を返せないので転校する」と言い出すと、どういうつもりなのか持っていた金の一部を差し出して彼を救う。
鈴井からは憧れに近い感情を持たれているが、同時に「普通じゃない」、「恐怖という感覚はないのか?」などと評され、特にギャンブルへの狂的な執着が露わになるシーンではドン引きされてもいる。
その後、生徒会役員とのギャンブル生か死かで敗北した。
ミケに陥落させられたが、絶望するどころか何とその負け方を冷静に分析し生徒会によるイカサマをあっさりと見抜いた。
その後も度々ギャンブルで他者を圧倒しており、多くの相手を惨敗に追い込んでいる。
「ギャンブルは狂っているほど面白い!さあ、賭け狂いましょう!」
主人公。幼い頃に両親を亡くし叔母に引き取られるが、愛という感情を理解できずに育ち、男遊びに興じていた。
しかしそれでも満たされない日々を過ごしていたが、神戸しおとの出会いや彼女との生活を通じて愛とは何かを知るようになり、男遊びを一切やめてバイトに励むようになる。
しおと過ごす毎日で幸せに満たされていく一方、しおとの生活を守るためなら殺人や徹底的な制裁を加えるなど手段を選ばず、バイト仲間である三星太陽を襲い、彼と一緒にいたしおにも手を出そうとしていた不良二人組を容赦なく襲った上で両目を抉るという残虐な制裁を加え、しおを連れ戻した。
「私、初めて知ったよ。大切な人がいなくなると、世界ってモノクロになるのね」
「だけど、そんな夜はここで終わり。さあ、みんな家に帰ろう…?」
身長190cmの長身でナイスバディ、だがクレイジーサイコレズ。過去に大量殺戮を起こした異常な殺人鬼、そしてクレイジーサイコレズ。
死んでいるというレベルじゃない濁った三白眼と蛇のような長い舌(2巻以降は切られて二股になる)、片手でデザートイーグルを連射する人間離れした身体能力、人の心を読んでいるかのような戦闘センスと洞察力に推理力を持つ文字通りの『化け物』。数多くの死に関わったせいなのか『死の気配』を感じるという第六感的なものや、相手を殺す場面でも自分が死にそうな場面でも鼓動が一切変わらず動じないという異常性も持つ。
その能力と殺人の拘りがあるようなことから、政府直々の凶悪犯罪者専門の殺し屋とされている。
男性に対しても女性に対しても敵対すればとことん無情で殺しにかかる。ただしクレイジーサイコレズなので(可愛い)女の子なら生かしてあげることも。
日常生活では殺人とは無縁で、私生活のことや女の子のことや女の子のことを考えている。なお、彼女のテクにかかってしまった女の子は虜になってしまう。また意外なことに料理上手という一面もあり、読み切り版では半ばゴミ屋敷と化している自宅も整然としている様子。
鬼道衆の一族の末裔(元々は孤児だった所を師匠に保護されており、正式な一族ではない。)の高校生の少年。
一族をある妖怪に滅ぼされた(特に自分の大切な人を殺された)とこで妖怪に恨みを持つようになってしまった復讐鬼である。
初期の頃は「人間を襲う妖怪しか始末しない」・「囚われた人間の魂を解放するように迫る」などと、正義感のある行動もあったが、終盤、特に復讐相手と戦う前になると妖怪を見境なく吸収していくようになってしまう。さらにその毒牙は鬼太郎ファミリーにまで及ぶことになる。
「亡骸を弔いながら俺は誓った。必ず復讐し皆の無念を晴らすと。その誓いを果たすまで俺は絶対に止まらない。歯向かう妖怪は容赦なく倒す。一片の慈悲もなく、一瞬のためらいもなく!!」
「妖怪は邪悪だ!!!鬼道衆は妖怪から人間を護るために生まれたんだ!!!!」
- 今仁見手郎
昭和版第100話(SP回)「今仁見手郎の秘密復讐計画」に登場したゲストキャラクター。
一見すると根暗で内向的ないじめられっ子の小学生だが、自らに危害を加えた相手(人間に限らず、動物相手でも容赦はしない)の行動を事細かにメモし、黒星が一定数に達した場合にはあの手この手で復讐行為を行い、仕上げに復讐の証として復讐相手を魚拓にするという、小学生とは思えないほどの冷酷な本性の持ち主。
義祖父の死や学校でのいじめをキッカケに強さにこだわるようになった、もう一人の主人公。
そんな自分の間違ったやり方をスパーリングを通じて説教したフーカのおかげで改心し、彼女とナカジマジムの面々と良好な関係を築く事になった。
- 31
人気アイドルグループ『カランドリエ』のメンバーである主人公。幼い頃からアイドルに憧れ、歌やダンスの練習を必死に努力してきたが、他のメンバーから徹底的ないじめを受け、心身ともに追い詰められていた。
しかし、いじめの加害者であるメンバーを傷付ける事に快感を覚え、メンバー全員への復讐=殺害を実行する復讐の鬼に目覚めると同時に知名度が上がり、仕事も増えるようになる。
「アイドルを汚らわしい手で触るな このドブネズミ」
志々雄一派の一人。
義理の家族から虐待を受けたことで感情を封じてしまい、暗殺に手を染めるようになった。
志々雄一派の一人。
かつては心優しい僧侶だったが、大事な者を失ったことを機に破戒僧となった。
銀河帝国の軍人にして、ラインハルト・フォン・ローエングラムの臣の1人。帝国においては軍務尚書となる。
ラインハルトの陣営において類を見ない冷徹なマキャヴェリストで、如何なる案件においても人の感情、思考を徹底して除外した『効率』のみで解決してきた。このため、多くを救うために少数を見殺しにする、組織運営のためには幹部や構成員、主君すら躊躇なく利用するなど徹底して効率的な手腕を取り続けており、他の提督たちからは蛇蝎の如く嫌われていた。
しかし冷血ではあれど決して人命や皇帝、王朝を軽視しているわけではなく、寧ろ犠牲が少なくなる手段を優先することが彼の王朝に置ける方針であり、本来避け得た筈の戦いで多くの将兵が戦死したことについては皇帝をも痛烈に非難していた(直後に激昂したビッテンフェルトに殴り倒されてしまったが)。
結果的に最期はテロの犠牲となったが、彼が居なければ王朝が為し得られなかった事も決して少なくないため、読者や後世の人間からも様々な評価をされている模様。
「皇帝(カイザー)が個人的な誇りのために、将兵を無為に死なせてよいという法が何処にある?それでは、ゴールデンバウム王朝の時代と何ら異ならぬではないか……!」
ジュエルペットてぃんくる☆
魔法学校の生徒で桜あかりと同級生。
魔力はアルマに集中しており、ジュエルペットがいなくても魔法を使う事が出来る。
母親フェアリーナがバッデストを封印した末眠り、魔法学校から苛められるという不遇な運命を辿った。フェアリーナが眠りだされた事はジュエリーナのせいと思い込み、バッデストの封印を解いて魔力でジュエリーナをひれ伏させようと目論む。
途中で自らもバッデストに憑依されて異空間に閉じ込められる。しかし、あかり達の活躍で救われ、バッデストの影響で魔力を無くす。
ジュエルランドから離れてから、双子の弟の祐馬の名字は神内のため、「神内アルマ」となる。フェアリーナ・祐馬と共に生花店を営むようになる。
「ルバータ・ルバータ、魔法の鏡よ、バッテストが何処にあるか、映せ!」
肩書は「世界最高の医者」。
世界トップクラスの医師で、麻酔など必要な道具がなくても、針を刺してドーパミンを放出させ、麻酔代わりにするなどあるもので手術や薬生成を行う。見ただけで相手の病状を(病気になりそうな体の不調も含め)言い当てる。ジャグリングの要領で機材を投げ出し、高速で手術。
ゆえに他の医者が自分のスピードについていけないため、助手を必要としていない。
今を生きる命のために最善を尽くすことを信条としており、そのためならば倫理観を「そんなもの」呼ばわりし、死体から使える臓器を片っ端から取り出すことも厭わない。
しかし、彼女は七光聖教の権威失墜及び悪徳商売を行おうとするギュスターヴ領医師会の医師会会長ことセレンティウス伯爵を、ロボトミー手術で脳を直接弄ってまでの人格改変で犯行を未然に防ぐ事を躊躇わない程の非情さを持ち、本人も「人間を病や戦争で苦しむ不完全な存在として創り上げた神が大嫌い」と述べており、「悪魔と呼ばれるのも悪くない」と笑いながら言い放っている。
「うふふ…言ったでしょう?説得するだけですわ。貴方の頭の中を、直接、意見も人格も全て、都合の良い様に変えてしまえるのですよ?脳味噌を弄り回せば、簡単に」
「実はわたくし…神様というのが殺したいほど大嫌いなんですの。医者として常々思っていました。神が人をちゃんと…心も体も健やかに作っていれば、人々が病や戦争で苦しむ事もなかったでしょうにと。わたくしは許しませんわ。人という愛おしい存在を、こんなにも欠点だらけに作った無能な創造主を。そいつの不手際を、わたくしが全て修正してやるのです。死に往くだけの弱い身体には、永遠の命を与えましょう。他者を傷つける弱い心には、完全な心を仕立てましょう。そうして誰もが欠ける事なく、欠かす事のできない世界を…わたくしは作り上げますの」