以下『仮面ライダーゼロワン』のネタバレ+閲覧注意
概要
第42話「ソコに悪意がある限り」にて、第1話からずっと一緒にいた相棒のヒューマギア・イズが仮面ライダー滅によって破壊されてしまったことで絶望したゼロワン=或人。
その復讐心にイズと似た姿の謎のヒューマギア・アズがつけ込み、アークワンプログライズキーを渡して、ラスボスたる仮面ライダーアークワンに変身させてしまった。
そして第43話「ソレが心」では迅を失った滅もまた…
放送前はアークワンの前身たるアークゼロが滅び去ったのもあり、その存在が公表されていたアークワンに対して滅や天津、もしくは同話で新登場する与多垣ウィリアムソンか、などと変身者予想が盛んだった。
だがそこに主人公が闇堕ちしてラスボス化という予想外の結末が突き付けられ、Twitterでも「闇落ち」がトレンド入りするなど大きな反響があった。
ちなみに「アーク堕ち」とは悪堕ちとアークをかけたものである。ハイッ!アルトじゃ〜ないと〜‼︎
………まったく笑えねーよ。
そして始まった二人のアークの最終決戦。その戦いは全く予想外な結末を迎え、最終決戦後も、意外な者がアーク堕ちしようとは或人は疎か滅も想像しなかったのであった…
考察
主人公が悪落ちするという展開に多くの視聴者が衝撃を受けたが、一部からは全くあり得なくもないという考察がある。
というのも、或人はピン芸人からいきなりツテコネに等しい形で社長に転身する羽目になった上、福添ら古参の役員達からは就任理由から疎まれていたし、他のライダー達からも敵視されていたり悪い意味で中庸だったりそもそも敵だったりと関係が険悪で、序盤から或人の考えに理解を示す人間は皆無だった。
そんな孤立無援も同然の状態だったために、或人は周囲の人間をうまく頼れず、知らず知らずの内に有能すぎるイズに依存してしまっていた。彼女の助けがあったからこそ、或人は様々な困難を乗り越え、ヒューマギア達の信頼も勝ち取る事ができたのだ。
物語の進行とともに、福添ら飛電社員や他のライダーは或人に次第に理解を示していくが、肝心の或人は飛電インテリジェンスを事実上追い出される形で去り、ヒューマギアもほぼ全てが廃棄されるという、またしても孤立状態でイズと2人で再スタートを切る事になった事から、すぐ側にいる頼れる味方はイズだけという状況は変わらなかった。
そんな彼女がいつか心を開いてくれると思っていた滅に裏切られて破壊されるという残酷な現実に直面すれば、或人が闇に堕ちてしまうのも当然だった言える。まして或人は滅がどのような経緯でイズを破壊したのか見ておらず、猶更悪意に支配されやすい状態だったと言える。
しかし或人の思いは周囲の人間達の心を確かに動かし、それによって再び巡り合った父親も悪意に支配された或人の事を否定せずに受け止めた。そしてそれが予想外の結末へと繋がっていくのである。
一方その頃
新仮面ライダーSPIRITSではこの1ヵ月前から仮面ライダー1号/本郷猛が大首領JUDOの半身をその身に取り込んでしまった事が判明。
デルザー軍団から「大首領を取り込んで無事でいられるはずがない」と言われており、その言葉通り旧1号の姿になってしまうなど身体機能に影響が出て2020年8月現在も窮地に陥ったままである。
一応、今のところは大首領に人格を乗っ取られてはいないが、相手が相手だけにこの後も人格が乗っ取られない保証はないといえるだろう(そもそも1号のボディは大首領が現世に現れるためのボディのプロトタイプである)。
つまり、まさかの最新のライダーが闇堕ちしている最中、最古のライダーも闇堕ちの危機に直面していたのである。マジでどうしてこうなった。
関連タグ
仮面ライダー幽汽:敵の策略によって主人公が変身したダークライダー。→A良太郎
ディケイド激情態:こちらは悪堕ちと云うより暴走している。
ファイターゲーマーレベル50:こちらも敵の手によって主人公が変身した、(当時)敵のライダー。
ムテキゲーマー:こちらは相手のことを考えて敢えて攻撃した。→ハイパー無慈悲
ラビットフォーム/ドラゴンフォーム:体を乗っ取られた姿。→戦兎エボル/万丈エボル
スーパー闇落ちタイム:同時期に三大特撮ヒーローが闇堕ちしてしまうという、まさかのシンクロ現象。
・ヒープリ27話ショック:2ヶ月後に起きる衝撃の事件。これでニチアサ令和1作目全体がやらかしたことになる。しかし、これは性質的にはあの事件に近い。→邪悪な力に負けないで下さい
地獄の仮面ライダー:まさにその概念の権化。