概要
人口は約19万人。
市域の大半は旧駿河国のエリアであったが、平成の大合併により南方の旧伊豆国に当たる多くの市町村も編入した。
旧石器時代以降の古代の遺跡や古墳が確認されており、中世からは武家の城下町が形成。
江戸時代には東海道の宿場町として発展し、1889年の東海道本線開通以降は工業都市化が進む。
第二次大戦後はさらに大規模な工業団地や住宅地が造成され、近年は大型商業施設も進出している。
漁業ではイワシやサバ、食用深海魚漁の拠点として全国的に知られており、茶葉の栽培も盛ん。
静岡県民に馴染み深いのっぽパンは沼津市で生産されている。
現在は老舗水族館の伊豆・三津シーパラダイスやあわしまマリンパークがあるなど、観光地としても有名である。
近年は地元行政・民間企業共に、市内を舞台にしたアニメ作品ラブライブ!サンシャイン!!とのコラボに力を入れている。
交通
東海道本線 御殿場線
中心駅の沼津駅には寝台列車の特急サンライズ出雲・瀬戸が停車する。
JR東海系列の交通電子決済カードTOICAが使えるが、JR東日本系列のSuicaは使用不可。
有料自動車道路
スポーツ・教育
2016年に地元のサッカークラブアスルクラロ沼津がJ3リーグに昇格参入。
市内には県内唯一の高等専門学校である、国立沼津工業高等専門学校が所在する。
主な観光名所
沼津港
静岡県で2位、全国で15~20位の水揚げ・漁獲量を誇る。
海鮮飲食店が集まる他、冷凍シーラカンスの標本を展示する沼津深海水族館、高潮・津波対策の大型水門びゅうおなどが有名。
仲見世商店街、新仲見世商店街、上土商店街
駅南口側にあり、近年はラブライブによるまちおこしで店やイベントも増えていた。
内浦地区
ラブライブ!サンシャイン!!の中心舞台になったことから国内外からファンが訪れるようになった。
旧戸田村地区
大きく入り組んだ入江があり、海水浴や釣りの名所として有名で、駿河湾越しに富士山を望むことができる出逢い岬がある。
近年は漫画・アニメゆるキャン△にて主要メンバーが訪れた事でファンに注目されている。
1893年に当時皇太子であった大正天皇の御静養先として建設され、1969年まで御用邸として使用された。
翌年から沼津市所有となり、現在公園として公開されている。
2016年10月には一部の景観が「旧沼津御用邸苑地」として国名勝指定を受けた。
芹沢光治良記念館
ちなみにラブライブ!サンシャイン!!の設定においても、その経歴や作品が一部反映されている。
この他大瀬海水浴場、井田海水浴場、らららサンビーチが、環境省認定の水質の良好な海水浴場となった。
→記事
主な出身人物・キャラクター
関連項目
フランケンシュタインの恋 時をかける少女(ドラマ版)