概要
姫、王女という身分にありながら、自ら武装して戦う女性を指す。
ざっくりと例えれば、「もしジャンヌ・ダルクがお姫様だったら」という感じ。
かつての創作物ではガチガチの鎧姿や馬に跨った男装の麗人として描かれていたが、近年では魔法少女・バトルヒロインと融合され、鎧ドレス、カラフルな軍服等の服装や幻想性を強調した姫騎士が増えている(男性キャラクターに傾奇者や美形のマーマンが増えていったようなものであろう)。
なお、上記の他に「姫に仕える騎士」「王女直属の親衛隊」などに属する騎士を姫騎士と呼ぶ事もある。
この場合、「姫の警護をする関係上、姫と同性かつ同世代である方が都合がよい」「姫の隣に立つ以上、相応に華やかな装いが求められる」という形で、若い女性が騎士になったり女性的な装備を身に付ける理由付けをする事ができる。
この言葉が現代において広く使われることになったルーツは2004年に発売されたアダルトゲームの「姫騎士リリア」であり、発売元の監督によるとこのソフトのために作った造語である。一般性のある言葉であることから、その後はこの言葉はルーツとなるゲームと特に関係なく広まっている。
姫騎士に該当する、見なされる事が多いキャラクターの一例
正式に「姫・王女」「騎士」の肩書きを持たずとも、「高貴な身分かつ、自ら武器を携えて戦う女性」といった要素を備えていれば「実質姫騎士」扱いされる事が多い。
- アリーナ(ドラゴンクエストⅣ)
- アンルシア(ドラゴンクエストⅩ)
- アーシェ・バナルガン・ダルマスカ(ファイナルファンタジー12)
- アリーシャ・ディフダ(テイルズオブゼスティリア)
- 叛乱の騎士姫アンネロッテ(クイーンズブレイドリベリオン)
- エオウィン(指輪物語)
- グウェンドリン(オーディンスフィア)
- グラドリエル(プリンセスクラウン)
- クララクラン・フィリアス(シャイニング・ウィンド)
- クローディア・フォン・アウスレーゼ(空の軌跡) ※当初は身分を隠していたが、後に判明。
- ソニア・ブランシュ(シャイニング・レゾナンス)
- サファイア王子(リボンの騎士)
- シーダ・ミネルバ・エイリーク・エリンシア・フィヨルム(ファイアーエムブレムシリーズ)
- チャティー(ファミマガのRPGツクール記事のイメージキャラ)
- ハリエット=リーン=レイナ=クエント(ファンタシースターオンライン2)
- 姫様(姫様“拷問”の時間です)
- ヒルデガルド・フォン・クローネ(ソウルキャリバーシリーズ)
- ブーディカ(Fate)(Fate/GrandOrder)※公式が最大手
- ペコリーヌ(プリンセスコネクト!Re:Dive) ※一応姫であるがとある事情で身分が剥奪されている
- マリー・アンジュ(ドキドキ!プリキュア)
- ムーンブルクの王女(ドラゴンクエストⅡ)
- ユリアン(ウルトラマン80)
- リース(聖剣伝説3)
- リデル・エスカイア(ウチの姫さまがいちばんカワイイ)
- ロザリー=ロズガルド(この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる)
- 綿月依姫(東方儚月抄)
- ワるきゅーレ/ワルキューレ(円盤皇女ワるきゅーレ)
- ヴァイオレット・エヴァーガーデン(ヴァイオレット・エヴァーガーデン) ※作中では騎士姫と呼ばれたことがある。なお当人は元軍人。
- プリンセス・プライド(ロックマンエグゼ) ※アニメ版にて騎士の姿に変身する。
姫騎士に該当するか不明
姫侍…武士道か騎士道かで違うが、ほぼ姫騎士と同じ
姫巫女…戦闘能力を持つとは限らない
格闘家姫・スポーツ姫・アクティブ姫…「お転婆」の表現であることも
※何に入るか迷ったら「戦姫」のタグを付けよう。
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姫と騎士…役がバラバラの場合