基礎データ
※ひらいしん:ダブルバトルで相手がでんきタイプの技を使ったとき、その攻撃対象に関わらず自分が技を受ける。
※いしあたま:すてみタックルやとっしんなどの反動を受ける技を使用しても反動を受けない。
※すてみ:反動を受ける技、外すと自分がダメージを受ける技の威力が1.2倍になる。
進化
サイホーン→サイドン(Lv.42)→ドサイドン(プロテクターを持たせて通信交換(LEGENDSアルセウスでは使用))
概要
体を固い鎧で覆われた、サイに似た姿をしているポケモン。草原に生息している。
足が短いのでサイより頭が低い。全身に先の丸いとげが生え、鼻の位置に一本の角を有す。
キャラデザインは灰色の単色で、かなり複雑な造形。
イラストで描く時は、全身にちりばめられたパーツの形をそれぞれ記憶するといいだろう。
強固な防御力と強靭な肉体を誇り、突進で高層ビルをコナゴナに粉砕、大型トレーラーも吹っ飛ばしてしまう。硬い皮膚で覆われ、骨も丈夫で人間の1000倍硬い。
ただし単細胞で脳みそが小さく、ひとつの事しか覚えられない頭が悪いポケモンとして有名。
突進を始めるとその目的はどうでもよくなりすぐ忘れてしまうので、眠るまで止まらない。
4本の足は短くてうまく曲がれないのでひたすらに進むだけ。
自分の進んでいる方向に何があろうと気にせず、全部突進で壊す。
鋼鉄の塊にぶつかると1日後にたまに少し痛みを感じる。
Pt・BW・BW2の図鑑では「人の仕事を手伝うのは無理。」と断言されている。
剣盾でシンボルエンカウント出現する個体はプレイヤーを見つけると突進してくるが、設定通り直線にしか進めないので避けるのは容易。
『ポケモンXY』では、「サイホーンレース」という名の人間がサイホーンに騎乗するレース競技がカロス地方で人気とされている。
主人公の母親サキは元サイホーンレーサーであり、自宅の玄関先には主人公とも昔から仲がいい1匹のサイホーンがいる。また、後のポケモンライドの先駆けのようにサイホーンに乗って荒れた山地を踏破する道路があり、人間と親しいポケモンとして扱われている。
ゲームでは
赤緑およびFRLGでは、セキチクシティのサファリゾーンにのみ野生の個体が出現する。
それ以降のシリーズでは、中盤から後半の洞窟に出現しやすい。
- 主な出現場所
『LPLE』では比較的早期となるイワヤマトンネルで加入させることができる。この時点で仲間にしておけば移動手段として重宝するポケモンである。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
- トシヤ(無印272話)
- ソラオ(ミュウツーの逆襲)
- ダツラ(AG135話)
- サキ(XY編)
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
- 初期から実装され、平地でも時おり出現し入手しやすい。
- 進化後のサイドン、ドサイドン両方ともが、いわタイプとしてもじめんタイプとしても強力な技を撃てるポケモンなので、サイドンのCP上昇後とドサイドンへの進化実装後は出現するとありがたい存在となっている。
- 捕獲難易度が高めで、ボールを弾く行動も多く、2020年2月までは捕獲時の距離も遠いのが難点だった。
- 2020年2月22日11時~14時開催のコミュニティ・デイの対象ポケモンに候補4匹(ロコン・サイホーン・ワンリキー・ミニリュウ)の中から投票で選ばれた。イベント開始時に色違い実装、ドサイドンのがんせきほう習得が用意されたうえ、捕獲距離の遠さが告知なしで改善され、カーブのグレートスロー程度なら簡単に投げられるようになった。
アニメ版
『アニポケ』
- ソラオのサイホーン
- 劇場版『ミュウツーの逆襲』に登場。ミュウツーの仕打ちに腹を立てたソラオの指示でミュウツーに突進するが、「サイコキネシス」ですぐ弾き飛ばされ、ミュウツーのモンスターボールに捕らえられてしまう。しかし、サトシの活躍により助け出された。
- 無印272話
- ジョウトリーグシロガネ大会優勝者・トシヤが手持ちにしている。
- AG135話
- サトシとのバトルでは使わなかったが、ダツラのポケモンと思われるサイホーンが確認できる。
- XY編
- セレナの家におり、セレナはサイホーンレースの練習にあまり乗り気ではなかったが、世話はちゃんとしていたので普通に懐いている。セレナはレースの幼い頃からレースについて習わされており、騎乗の仕方も徹底的に指導されていたようでサトシにアドバイスをする場面もあった。
その他
無印 | 51話・65話・115話 |
---|---|
AG | 180話 |
DP | 71話・72話 |
XY | 7話・9話(回想)・53話・60話(回想)・109話・112話 |
新無印 | 2話 |
劇場版 | 破壊の繭とディアンシー・キミにきめた! |
『ポケットモンスター THE ORIGIN』
サカキ手持ちポケモンとして登場。未進化でありながらウツボット、カブトプス、カビゴン、サンダース達に圧倒するチートじみた性能を持つ。最終的にサワムラーと引き分けに終わっている。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 1章ではサカキを初めとするロケット団が使う事が多く、オツキミ山でキョウがレッドとの対決に使用し、薬の投与によって進化しピカを圧倒するがピカ(ピカチュウ)が電撃で切り取った岩壁に押し潰されてしまった。サカキの個体はなんと『しっぽをふる』でレッドのプテ(プテラ)を倒したり、2章でのワタル戦ではつのでつくで砕かれた岩をふみつけによって宙に砂ぼこりとして舞い上げて太陽光で見えないバブルこうせんをつきとめている。
ワイのさいさい
・性別:♂️ 特性:いしあたま 性格:てれや
- 本来はサイホーンレース用。
- ヤヤコマのヤコちゃんと共に幼なじみポケモンではあるが、ワイとは一番付き合いは長い。しかし、ワイの母親は25戦連続無敗記録を誇る伝説のサイホーンレーサーであり、その娘であるワイも幼少期からレーサーとしての訓練を行わされ、周りの目線に嫌気がさした事もあって納得しておらず嫌がっており、成長したワイはスカイトレーナーへと転身している。
- アサメタウンが伝説のポケモンによって壊滅した時はサイホーンを使って幼馴染三人を助けた。以降の逃避行にも同行するが、基本的にはボールに入らずエックスのテントの土台として活用されていた。
- 中盤で諸事情あってエックスが単独行動をとった際、ワイからニックネームをつけられ手持ちに。以前はわだかまりを覚えていたサイホーンを手持ちとしたのは、『母との和解の象徴』ともいえるだろう。
- 相性の悪いフレア団の科学者・バラのキリキザンに対して、勇敢に立ち向かっている。
- 戦いが終わった後も家の再建が済むまではエックスの住居として活用されていた模様である。
余談
「ポケモン言えるかな?」シリーズの一曲である「ポケモン言えるかな Baby?」(ポケモンカードGBのCMソング)では、「最後に一匹言い忘れた枠」でサイホーンが選ばれている。
初代の「幻のポケモンだから忘れられているミュウ」と違ってガチで隠している感があるため、「歌わなくてもすぐには分からない影の薄いポケモン」として選ばれたのだろう……。
関連イラスト
関連タグ
110マタドガス/ガラルのすがた→111サイホーン→112サイドン
リザードン(第5世代までは鳴き声がほぼ同じ)