概要
『ポケモンカードGB』(ポケモンカード ジービー)とはゲームボーイカラー・ゲームボーイ用のゲームソフトで、トレーディングカードゲームである『ポケモンカードゲーム』を再現したものである。1作目の『ポケモンカードGB』は任天堂より1998年12月18日に発売され、『ポケモンカードGB2 GR団参上!』(ポケモンカード ジービーツー グレートロケットだんさんじょう)はポケモンより2001年3月28日に発売された。
実は第1作のポケモンカードGBはハドソンが開発している。カートリッジそのものに赤外線通信システムが搭載されているのも、ハドソンのゲームボーイカートリッジ「GB KISS」の技術が流用されている為。ただし「GB KISS」そのものは搭載されていない。
2023年にはニンテンドースイッチオンラインのゲームボーイのラインナップに追加された。なお、当時のポケモンカードゲームのルールのままなので現行のポケモンカードゲームとは異なるのでプレイする際は注意(ゲーム説明でもその旨が書かれている)。
ゲームシステム
本編の『ポケットモンスター』風のマップ画面で主人公を操作し、ノンプレイヤーキャラクターとの会話やカード対戦を通じてストーリーが進む。ゲームボーイ向けに若干変更されているが、基本的なルールは当時のポケモンカードゲームと同一である。敵との対戦や様々なイベントでカードを集め、プレイヤーのデッキを自由に組むことができる。
通信ケーブルを利用した通信対戦や赤外線通信を用いたカードの交換も可能である。しかしごく一部の特殊なカードを除いて、通信プレイを行わなくてもコンプリートすることが可能である。
ポケモンカードの研究所、8人のクラブマスターとメダル、4人のグランドマスターにライバルなど『ポケットモンスター 赤・緑』を基にしたかのようなストーリー構成も特徴。
ストーリー
GB
ポケモンカードが大好きな少年が、ある日「伝説のカード」の噂を耳にする。興味を持った彼は、カードの研究家であるDr.オーヤマの研究所に駆け足で向かうのであった。
GB2
ついに伝説のカードを手に入れた主人公。しかし彼(彼女)の前に突如として謎の組織「GR団」(グレートロケットだん)が現れ、全てのカードを奪い去ってしまった!島じゅうを荒らし回る彼らに対抗する術はあるのか?そして彼らの真の目的とは…?
登場キャラクター
パーク(名前変更可能)
伝説のカードをめぐる男の子主人公(画像中央)。赤いバンダナがトレードマークで、公式イラストではジーンズを履いている。
ランド
主人公のライバル(画像右)。回答無用で勝負を挑んでくる。主人公がクラブに入るとすでにクラブマスターを倒していると言ってることからかなりの実力者らしい。2では「GBX号」として潜入調査を行う事もある。
ミント(名前変更可能)
GB2で追加された女の子主人公(画像左)。青いバンダナがトレードマークで、公式イラストではミニスカートを履いている。
Dr.オーヤマ
オーヤマ研究所にいる科学者。主人公にアドバイスをくれる。モデルはポケモンカードの製作スタッフの大山功一氏。
クラブ
本家のジムに相当する施設。
各クラブにはジムリーダーに相当するクラブマスターがおり、勝つとメダルを手に入れることが出来るが、中にはクラブ内の対戦者を倒して実力を認めてもらわないと戦えないクラブマスターもいる。
ちなみにクラブマスターの何名かは、実在するポケモン関係のスタッフがモデルとなっており、一般のクラブメンバーも、一部は当時の実際のポケモンカードの大会入賞者がモデルとなっている。
バトルクラブ
格闘系の闘カード専門のクラブ。日本的な道場のような内装をしており、格闘をイメージしているのかなぜかトレーニング道具が隅に置かれている。2ではGR団に占領されたとき「根性」の文字が「GR」に書き換えられてしまっているがGR1号が去ると元に戻る。
クラブマスター:ヤマグチ
茶髪のツンツン頭で胴着を着た格闘家。クラブを訪れた時は彼だけおり、ほかのクラブで修行している弟子を倒して来いという。ローコストで強力な技を使える格闘ポケモンの先制攻撃を生かして戦う。2ではGR1号によってさらわれており(それ故にタツローとナツキが探しに行っていた様子)、GR島の闘のGRトリデにとらわれている。ゴウダに勝つとお土産の拡張パックを持っていき、クラブに復帰し、直ぐに対戦できるようになる。ちなみにGR島へ連れて行かれなかった他のクラブマスターは各クラブの名前がついた専用のコインを使用しているのだがヤマグチの場合はバトルコインが登場しない為か対戦ではなぜか後記の闘のGRコインを使用している。ちなみに彼の捕らわれている闘のGR砦はリュウドー除くグランドマスターを救出した後に訪れる為、彼を救出するまでの期間はかなり後になる。
ストーンクラブ
岩系の闘カード専門のクラブ。外側は四角い建築だが、内装は日本的な庭になっており、岩やサイドンの石像が飾られている。2では石像が消去され、松が生えるなど純和風になった。2ではGR団1号から襲撃を受けるもゲンゾウによって何とか守り通した為、このクラブのみ最初からメインホールにGRマークは付けられなかった。クラブメンバーは全員男性。
クラブマスター:ゲンゾウ
銀髪の男性で和服を着ている(一見老けていることから最年長と思われるが年齢は不明)。岩は何事でも砕けないという信念を持っており、対戦してみれば何が正しいのかわかるという理由で唯一無条件で対戦させてくれる相手である。主に強力な岩ポケモンで結成されたデッキを使う。2ではGR1号に追いつめられる…と思い域やなんと勝利し返り討ちにした。ゲンゾウを倒すとGR1号対策デッキとゲンゾウが対戦に使用していたカブトをモチーフにしたストーンコインがもらえる。オーキド博士にそっくり。
アクアクラブ
水カード専門のクラブ。湖の真ん中にそびえたつクラブ。内装はプールサイドで、いつも奥の方でウッチーがチェアーの上で寝ている。2では海岸のような内装となり、ヤシの木が生えている。2でGR団に占領されているときはプールに水槽を作られそこにシンタロー以外のクラブメンバーが閉じ込められメインホールの入り口にGRマークを付けられているが、GR団からクラブとウッチー達を解放した後再度訪れるとGRマークは消えている。また、このクラブのみ、1と2でBGMが異なる。
クラブマスター:ウッチー
水着を着ている青身を帯びた黒髪のショートヘアの女性でいつもクラブのプールサイドの奥で昼寝している。彼女と戦うには黒一点であるシンタローを倒す必要がある(ただし彼と戦うにはにはマリとメグミの双子を倒す必要がある)。カメックスのあまごいを使ってエネルギーを大量展開する戦法が得意。2ではマリとメグミと共に上記の通りプールの上に作られた巨大な水槽に入れられた。救出するとスターミーをモチーフにしたアクアコイン(のちにウッチーが対戦で使用するコイン)とGR3号対策デッキがもらえる。また、GR島を攻略しているうちに対戦できるようになる。
モデルはメディアファクトリープロモーション担当として、当時テレビ番組出演などをしていた内山雅子氏。
エレキクラブ
雷カード専門のクラブ。黄色いガラスで囲まれた四角い建築のクラブで内装はスポットライトに照らされた真っ暗なステージとなっており、電気飾りがチカチカ光る。2でGR団に占領された際に電気飾りを止められスポットライトも大型はメインホールの中央、小型は入り口に付けられたGRマークやGR団4号のいる向きにそれぞれ傾けられてしまうが、解放してから再度訪れた時はGRマークが消えて電飾は再び動きスポットライトも元の位置に戻る。
クラブマスター:タカハシ
金髪の男性でベストとサングラスがトレードマーク。普段はステージの電気工事に忙しい為に対戦できない(つまりエレキクラブの内装や電気飾りの整備は彼が行っている)が、クラブメンバーを全員倒すとなぜかちょうど電気工事が終わり対戦できるようになる。レアコイルのじばくを使った戦法が得意。2ではノーマルポケモンの代わりに飛行ポケモンを使うため、闘単色のデッキで挑むと抵抗力でダメージが抑えられてしまうので、旧作より強くなっている。2ではGR4号にソウスケと共に命令されており、再び主人公と戦う羽目になる(彼のデッキ自体は奪われており、鳥ポケモンが加わったスカイスパークデッキを使う)。何とか彼に勝つといよいよGR4号との対決…することはなく意外な形でクラブが開放される。クラブを開放した後、対戦に使用していたピカチュウをモチーフにしたエレキコインがもらえる(他の前編のクラブでGR団対策デッキがもらえるのに対しGR団対策デッキはまだもらえない)。ちなみに解放後も一応占領中に使っていた仮のデッキでいつでも対戦できるがGR島を攻略しているうちに使用デッキが本来のタカハシの物「ビリビリじばくデッキ」に代わる(しかしこちらもノーマルの代わりに鳥ポケモンが入っている)。
モデルはポケモンカードマスターの高橋伸哉氏。
グリーンクラブ
草カード専門のクラブ。森の中に建てられたログハウスのようなクラブで、植物園のような内装をしている。クラブメンバーは全員女性。2では中央に噴水が建てられている。2でGR団に占領されているときのGRマークはメインホールの入り口に付けられており、GR団2号を倒した後再度訪れると消えている。クニミからGR団2号対策もらってからサイエンスクラブを先に訪れるとここでGR団2号と戦う事になる。
クラブマスター:クニミ
いつもノートを持っているセミロングの緑髪の女性。非常におとなしい性格でエリカ譲りのお嬢様語で話す。普段はクラブを留守にしている為、彼女に出会うにはアヤコをはじめクラブメンバーを全員倒してクニミの居場所を聞く必要がある。序盤は妨害技を駆使して盤面を守りつつ、ベンチのポケモンを育て屋のカードで急成長させ、ナッシーのたまなげMAXとフシギバナのソーラービームで大ダメージを与える戦法が多い。ちなみに巨乳である。2ではGR2号に狙われてるため、前作にいた場所で避難しており、アヤコを倒して彼女の居場所を聞く必要がある。そこで彼女に出会うとのちに対戦に使うナゾノクサをモチーフにしたグリーンコインとGR2号対策デッキをくれる。
GR島を攻略しているうちに対戦できるようになる。
モデルは『ラプラスにのって』等ポケモン関連楽曲の作詞や、多数のポケモン外伝ゲームにてプランナーやプロデューサーを務める川村久仁美氏。
エスパークラブ
超カード専門のクラブ。3つの柱(ゲーム内では2つ)がずれたような奇怪な建築のクラブで、周囲に8本の柱が立ったようなよくわからない内装をしている。2では内装が全体的に紫色になっており柱が次々光る電灯に差し替えられており、中央に巨大な瞳(超カードのシンボルマーク)が描かれている。ヒロ以外のクラブメンバーと戦うには特定のメダルを手に入れる必要がある。2ではエレキクラブを先に攻略しない限りメインホールに入ることはできない。GR団に占領されているときのGRマークは中央の瞳の真ん中に付けられており、GR団4号を倒した後に再度訪れると消えている。
クラブマスター:ミウラ
ロングヘアとメガネをかけた男性。いつもスプーンを持っている。普段は超能力の実験をしている為、話しかけても返事してくれない。が、4つのメダルを手に入れると対戦してくれるようになる(ちなみにミウラはエスパーの為に主人公がメダルを手に入れているのを見ていたらしい)。使用デッキは超ポケモンが中心のロックデッキで、正攻法が通用しない。バリヤードのなぞのかべとフーディンのダメージスワップ(移し先は主にラッキー)の組み合わせは有効ダメージを事実上無効化させてしまう本作最恐の鉄壁コンボで、加えて超ポケモンは弱点を通し辛く(エスパーの弱点がゴーストの関係から同じ超ポケモンが弱点)、クラブマスターの中では最強との声が聴かれた。2ではGR4号に催眠術を掛けられており、再び戦う羽目となる(しかし本当のデッキは奪われている為、GR4号から渡されたデッキを使う。)。対戦の時はフーディンをモチーフにしたエスパーコインを使う。倒すと催眠術が解け、エスパーコインとGR4号対策のカードをくれる(そもそもどうやってデッキ作ったのか不明。)。また、他のGR対策デッキは前編のクラブからもらえるのに対し後編のクラブでGR対策デッキがもらえるのはここのみである。GR団4号を倒しクラブを開放した後も渡されたデッキながらいつでも対戦できる様になるが、エレキクラブのタカハシ同様GR島を攻略しているうちに使用デッキが「ちょうエリートデッキ」に代わる。
モデルはクリーチャーズのポケモンカード製作スタッフ、三浦明彦氏。
サイエンスクラブ
毒系の草カード専門のクラブ。研究所のようなクラブ。内装も実験室になっており、薬物や機械、カプセルが置かれている。クルシマ専用の部屋があり普段はソウタが通せんぼしている。クラブメンバーは全員男性でほとんどがメガネをかけているがヤスユキだけはメガネをかけていない。2でGR団に占領されているときのGRマークはメインホールの入り口に付けられておりクルシマの部屋も閉ざされデッキ製造マシンも使えなくされてしまうが、GR団2号を倒した後再び訪れるとGRマークは消えておりクルシマの部屋にも入れる様になるがクルシマは攫われたままで不在のためGR島で救出する必要がある(ちなみにデッキ製造マシンは実は無事で壊されていなかった)。クニミからGR団2号対策デッキもらってからグリーンクラブを先に訪れるとここでGR団2号と戦う事になり、2では一度は訪れる物も場合によって唯一攻略しなくてもいいクラブである(ちなみにここのみならずグリーンクラブからでもGR団2号から攫われたクルシマの情報が聞ける)。
クラブマスター:クルシマ
メガネをかけた緑髪の科学者。いつも実験管を持っており、普段は自分用の実験室で実験している。彼と話すにはソウタを倒して通してもらう必要がある。ベトベトンのかがくへんかガスで特殊能力を封じながら状態異常でプレイヤーを苦しめる。弱点は超ポケモンだが、科学の力の集大成としてデッキにはこっそりミュウツーが入っており、超ポケモンに対して猛反撃を仕掛けてくる恐れもあるので注意が必要。2ではGR2号によってGR島に連れていかれたが草のGRトリデのミドリに勝つと解放されクラブに復帰し直ぐに対戦できるようになる(ヤマグチ同様こちらもサイエンスコインが存在せず対戦ではなぜか後記の草のGRコインを使用している)。また、GR島に連れていかれた面子の中では一番最初に救出することになる人物である。ちなみに切り札カードであるはずのベトベトンがなぜか外された。
モデルはポケモンカードマスターの来島祐介氏。
ファイアクラブ
炎カード専門のクラブ。火山の隣に建てられており、内装は玉座のようになっており、燃え上がる炎を灯した燭台が並んでいる。2では中央に巨大な炎のマークが描かれている。クラブメンバーは全員男性。控室ではエネルギーカードを求めている少年がおり、彼の願いを聞き入れることでレアカードを入手することが出来るが、今現在デッキに入っていないエネルギーカードを全て渡すことになるため注意が必要。2でGR団に占領されているときはクラブの中央に牢獄を作られそこにクラブメンバー全員が幽閉されており、彼らを救出するにはアクアクラブを先に攻略する必要がある。また、牢獄の手前に他のクラブ同様GRマークも付けられている。GR団3号を倒すとクラブメンバーたちは牢獄から解放されここのみGRマークも同時に消える。
クラブマスター:アカバネ
赤毛の男性。熱い戦いを求めており、特定のカードを集めた者としか戦わない。炎カードの使い手のはずが主力のはずの炎カードが2種類と非常に少なく強力な無色カードが多めに入っており特にラッキーやプクリンが鬼門。多くは大ダメージを与える代わりに自分にも反動が来るとっしん系の技を所有しているため、こちらの主力が整っても崩されやすく、運が悪いとそのまま立て直す間もなく押しつぶされてしまう。如何に相手を突進させる前に削れるかが勝負の分かれ目となる。2ではGR3号によって上記の通り牢獄の中にほかのメンバー共々幽閉された。救出するとヒトカゲをモチーフにしたファイアコインがもらえる(このコインはのちにアカバネが対戦で使用する)。また、GR島を攻略しているうちに対戦できるようになるがプクリンなどのノーマル系のカードは外され、代わりにジュゴンやエビワラーがデッキに入っており、多色デッキとなっている。
ちなみに彼のモデルとなったのはクリーチャーズの赤羽卓美氏だが、氏がイラストを担当したレインボーエネルギーはデッキに入っていない。
ポケモンドーム
全てのメダルを手に入れると入れるようになる。伝説のカードを持ったグランドマスターが待ち受けている。2では全員誘拐されてしまい、GR島で救出する必要がある。
グランドマスター:ヒロコ
赤毛のツインテの女性で紅一点。所持する伝説のカードはファイヤー。エネルギーカードの消耗が激しい炎タイプの弱点を伝説のファイヤーの特殊能力「ほのおをもたらす」で補い、大技を連発してくる。2ではGR島の炎のGR砦のショウコに捕らわれており、溶岩の上の足場に立たされている。カネコウジより先に救出しても良い。
モデルは『ポケモン言えるかな?』の間奏のナレーションなどを担当した、タレントの大橋ひろこ氏。
グランドマスター:スティーブ
キャップを被ったポニテの男性。英語交じりの日本語を話す。所持する伝説のカードはサンダー。場に出た時の「カミングサンダー」でHPの低いたねポケモンが事故に遭ったり、「ビッグサンダー」で敵味方関係なく一撃死クラスの特殊ダメージを与えてくる(スティーブ側のポケモンがバトル場のサンダーのみである場合、確定でこちらのポケモンにダメージ)。また、主軸は電気ポケモンでありながら、サンダーには闘ポケモンへの抵抗力があり、単色で挑むと痛い目に遭う。本作最大の鬼門。2ではGR島の雷のGR砦のイチカワに捕らわれており、ポットの中に入れられている。グランドマスターの中では最初に救出することになる。
グランドマスター:カネコウジ
ひげを生やした、ジェントルマン風の男。ゴージャスが口癖。所持する伝説のカードはフリーザー。安定した強さを持つ水ポケモンを中心に戦う。2ではGR島の水のGR砦のセンタに捕らわれており、滝つぼの中に入れられている。ヒロコより先に救出しても良い。
グランドマスター:リュウドー
片目が隠れた緑髪の青年。所持する伝説のカードはカイリュー。他にもギャラドスやリザードンといった大技を放つ竜モチーフのポケモンを使用する。進化してからが本番といったポケモンも多く、速攻を決めることが出来れば他の三人よりあっさり勝ててしまう事も多い。超とは関係ないが2では何故かGR島の超のGR要塞のマミに捕らわれており、マミの転送装置でワープして現れるという形で主人公と再会する。彼のみ唯一GR島のリーダー格に人質にされており、GR島に連れて行かれた面子の中では最後に救出する人物である。
その他
Mr.イシハラ
珍しいカードを持つカードコレクターでカードを交換してくれる。2では対戦できるようになり、使用するカードもレアカードばかりである。モデルは『ポケットモンスター 赤・緑』の開発スタッフで、現株式会社ポケモンの代表取締役社長の石原恒和氏。
どこかのクラブのサロンに時々現れるゲストキャラ。
主に超と水のデッキをつかう。
トレーナーカードの「イマクニ?」がデッキに入っている。
GR島では赤いイマクニ?が登場するが関係は不明。
GR団
2で登場する謎の組織。主にロケット団シリーズのカード(わるい系が中心)を使う。始まりの島を襲撃しカードを奪ったり各地のクラブを乗っ取ったり、更に誘拐などの悪行を働いた。しかしその動向はGR団キング・ビルリッチのポケモンカードを集めるだけではもったいなくデッキに入れて使わなければ意味がないという思想の為に始まりの島のほとんどのカードを使われないカードと見なして奪っていたのだった。
主なGR団員
GR1号
草のマークが書かれた仮面をかぶった緑色のスーツを着た団員。
バトルクラブを支配しヤマグチを連れ去りストーンクラブのメンバーを倒し残るゲンゾウを追い詰めるも敗北しストーンクラブを乗っ取れず機嫌を悪くしており、ゲンゾウを倒さない限り対戦できない。
その正体は草のGRトリデのユウタで、いかにも悪の組織の一員らしい悪面の青年だがその割に実力は島を襲った団員の中では一番下だと思われる。
GR2号
無色のマークが書かれた笑ったような表情の仮面をかぶった白いスーツを着た団員。非常にマイペースな性格で間延びした喋り方をする。サイエンスクラブマスターのクルシマを誘拐した上にグリーンクラブのクニミを連れ去ろうと探していた。彼のみ他の3人と違い最初から姿を見せず、主人公がクニミと出くわしてからグリーンクラブかサイエンスクラブのどちらかの後に訪れた方のクラブに姿を現す。彼のみ先に訪れたクラブによって対戦する場所が変わる。また、彼に勝つと彼が支配していたクラブは二つ同時に開放される。
その正体は無のさいだんのイシイでピカチュウの帽子をかぶっている男性で、島を襲撃した団員の中では唯一のリーダー格。その見た目通り無のさいだんではもちろんデッキにピカチュウ(そらとぶ)をデッキに入れている。
GR3号
雷のマークが書かれた悲しげな表情の仮面をかぶった黄色いスーツを着た団員。口調からして老人だと思われる。アクアクラブ、ファイアクラブを支配しており、アクアクラブの黒一点のシンタロー除くクラブマスターをメンバーごと幽閉している。彼に勝つと「カァーッ!」の勢いで画面を振動させながらクラブメンバーを開放させる。島を襲撃したGR団員の中では唯一無条件で対策デッキを持ってない状態で対戦することになり、彼を倒しアクアクラブを開放するとファイアクラブにて決着をつけることになるために始まりの島で唯一2回闘うことになる団員である。
その正体は雷のGRトリデのイチカワで厳つい顔の老人。グランドマスターのスティーブをポットの中に入れており、始まりの島を襲った団員の中では唯一人質を取っている。そちらでも彼を開放する時や扉を開く際に「カァーッ!」の勢いで画面を振動させる。
また、解放されポケモンドームに帰ろうとするスティーブに拡張パックを素直に返してくれるなど、敵組織の一員とは思えない一面もある。
GR4号
超のマークが書かれた仮面をかぶった紫色のスーツを着た団員。口調からしては島を襲撃したGR団員では紅一点で、「ちょー」が口癖。エスパークラブとエレキクラブを支配しており、ミウラ含むエスパークラブメンバーを全員催眠術にかけ、エレキクラブではソウスケとタカハシの順に渡したデッキで主人公と戦わせる。タカハシに勝つとGR4号との対戦…と思いきやGR4号は呆れてしまいエレキクラブを返して去っていき、GR4号の催眠術で洗脳されたリエに通せんぼされていたエスパークラブのメインホールに入れるようになり、他のエスパークラブメンバー共々催眠術に操られたミウラを倒すとようやく彼女との対戦となる。ちなみに彼女に負けると再びミウラに催眠術をかけ再びミウラと戦わされる羽目になってしまうので注意が必要。
その正体は超のGRようさいのミワで、他の3人と違い仮面姿で再登場するがその際に上司のマミに叱られ本来の姿をようやく見せる。アニポケで言うムサシの様な大人の女性…ではなくGRマークの形をしたヘアピンを付けた本人も可愛いと自覚しているほどの美少女だった。また、正体を現した後も「ちょー」の口癖は健在で、顔グラの後ろにも「ちょー」の文字が書かれるほど。
GR5号
青い服を着たGR団員で仮面をかぶっているがドットからするとマークはついていない様子。
島を襲撃した4人のGR団を倒すまではポケモンドームに居座っており、彼に話しかけるとGR団の目的が聞ける。また、エアポートの管理もしており、GRコインの欠片をすべて集めると飛行船でGRの島へ連れて行ってくれる。他の4人と違い正体不明で対戦することはない。
GRの島
GR団の本拠地はGR島であり、そこへ行くには始まりの島を襲撃した仮面をかぶった4人のGR団員を倒してGRコインの欠片をすべて集める必要がある。
アジトというよりも王国に近く、GRキャッスルに居座るキング・ビルリッチによって支配されている。また、この島の住人や団員、幹部は悪人とは思えない人々が多い。また、始まりの島にもあったチャレンジホールやゲームセンターなどの娯楽場もある。
主人公はGR島に乗り込みGRキャッスルを目指して砦を攻略し奪われたカードを取り戻していく。砦のリーダーはどれも各タイプに纏わる特殊なルールで挑んでくる。
草のGRトリデ
島にあるトリデのうち最初に訪れる砦であり、草タイプのポケモンカードを専門とする。
草の砦だけあって内装も草木が生えているなど自然に覆われており、団員も農家みたいな格好しており全員GRマークの入った麦藁帽子をかぶっている。
GR団リーダー:モリノ
麦藁帽子をかぶったにこやかな表情の男性。
見た目通り自然を愛する穏やかな性格だが、そのわりにデッキ名は「くるえるはなびらデッキ」とデッキネーミングセンスがえげつけない。彼との対戦ルールは草ポケモンのみマヒやねむり、どくなどの特殊状態にならない「みどりのちから」。勝利するとゴルバットをモチーフにした草のGR団コインがもらえ、雷のGRトリデに入れる様になる。
雷のGRトリデ
雷タイプのポケモンカードを専門とする。
工場のような機械的な内装で、団員は作業員のような格好をしておりGRマークのついたヘルメットをかぶっている。サロンにはタップという対戦できる数少ないモブキャラがいたりする。
GR団リーダー:キャサリン
外国人の女性でスティーブ同様英語交じりの日本語で話す。
彼女との対戦ルールは雷ポケモンのワザダメージが+10される「雷パワーアップ」で、このルールを利用して手持ちの雷ポケモンで大ダメージを与える。雷に抵抗力のある闘タイプを出したくなるが、ドードーで対抗して来るので注意。
勝利するとコイルをモチーフにした雷のGR団コインがもらえ、水、炎のGRトリデに入れる様になる。
炎のGRトリデ
炎タイプのポケモンカードを専門とする。
内装は火山そのものになっており、団員はなぜか料理人の格好をしているのがほとんどである(ショウコのみチャイナドレスだが)。
GR団リーダー:ヒデロウ
サングラスをかけた料理人。彼と対戦する際に「主人公をどう料理しようか」と言ってくる。
彼との対戦ルールは炎ポケモンの水弱点がなくなる「ほのおのよろい」で、
水ポケモンで弱点を突くことができないためにあらゆる意味で厳しい戦いとなる。
勝利すると闘のGRトリデに入るために必要なブーバーをモチーフにした炎のGR団コインがもらえる。
水のGRトリデ
水タイプのポケモンカードを専門とする。
内装は美しい滝や湖で囲まれた鍾乳洞となっており、団員もスイマー、サーファー、ダイバーといった海に纏わる格好をしている。
GR団リーダー:カノコ
褐色の肌が特徴で水着を着ている少女。
水ポケモンがにげるときに必要なエネルギーが-1される「にげみずの場」で、カノコはこのルールを利用してポケモンのダメージが危なくなると逃がしてくる。
勝利すると闘のGRトリデに入るために必要なコダックをモチーフにした水のGR団コインがもらえる。
闘のGRトリデ
闘タイプのポケモンカードを専門とする。
団員はGRマークの入ったハチマキをしている。
地面に漢字が書かれるなどバトルクラブに似た雰囲気だが、こちらはバトルクラブとは違い純和風ではなく競技場に近い内装である。
ほかのトリデと違い、サロンが併設されておらず、代わりにトリデ全体がダンジョンになっている。ダンジョンでは多くの宝箱と落とし穴が配置されており、奥の部屋にはカードトレーナーがいる。
GR団リーダー:カミヤ
ヤマグチと比べると若々しい外見の格闘家。
今までののGRリーダーとは違い砦に入るとゴウダ、グレースとともに最初から姿を現し、自分と対戦したければ上記の通り奥の部屋へ待ち構える二人を倒して来いという。
彼との対戦ルールは闘ポケモンの攻撃が抵抗力の影響を受けない「だいちのちから」で、闘に抵抗力を持つ鳥ポケモンでもまともにダメージを食らってしまうので注意。
勝利するとカイリキーをモチーフにした闘のGR団コインがもらえ、GRキャッスルのあるエリアへの扉を開くことができる。
超のGRようさい
超タイプのポケモンカードを専門とする。
SF漫画に出そうな宇宙要塞のような内装で、GR団リーダーのマミの部屋へ行くには
エレベーターのスイッチを守る4人の団員の中で3人の団員を倒しスイッチを入れてもらう必要がある(全員倒す必要はない)。
GR団リーダー:マミ
フードをかぶった魔女を思わせるような老婆で超のGRようさいの団員の一人であるリョウコの母でもある。
最初は要塞の中に入ってもだれもおらずメインホールから出ようとすると現れ、対戦相手となる次々と現れる団員を一人ずつ紹介していく。
最上階にはモニターがあり、これを使って主人公との戦いを観戦している。
GR団リーダーの中では彼女のみ、グランドマスターを人質に取っている。
彼女との対戦ルールはポケモンがトラッシュされるとき、ついている基本エネルギーが手札に戻る「エネルギーリターン(R)」だが、そのルールを利用させないためにゲンガーのかみかくしでカードをエネルギーごとすべて山札にもどさせるという厄介な戦法をとる。
勝利するとGRキャッスルに入るためのミュウをモチーフにした超のGR団コインがもらえ、グランドマスターのリュウドーも解放してくれる。
無のさいだん
無色タイプのポケモンカードを専門とする。
ニシジマ、サメジマ、イシイの三人が祭壇に待ち構えており、
彼らと対戦するには一人ずつ彼らが指定したカードを4枚デッキに入れる必要がある。
中には4枚集めきれていないカードも要求してくるため、
ある程度カードを集めていないと積む羽目になる。
3人を倒すとイシイからGRキャッスルに入るためのカビゴンをモチーフにした無のGR団コインもらえる。
オフィシャルガイドブックによるとサメジマにはモデルがいるようで、恐らくは当時ポケモンカードの広報をしていた、「Dr.サメジー」こと鮫島伸一氏かと思われる。
ちなみにここのみ全員対戦中に幹部戦のBGMが流れるため正式なリーダーが決まっておらず、倒す順番は自由だがコインを渡すのはイシイであるためおそらく彼がリーダーだと思われる。
GR団のキャッスル
GR団の本拠地でラストダンジョン。
GR島を収めるビルリッチが玉座に居座っており、GR団大幹部のカンザキとルイがいる。
ちなみにこのキャッスルにいる大幹部のカンザキと対戦するにはグランドマスターと再び戦い伝説のポケモンカードを手に入れる必要がある。
オフィシャルガイドブックによるとルイにはモデルがいるようで、恐らくは当時イマクニ?氏のアシスタントをしていたルイ氏かと思われる。
GR団キング:ビルリッチ
GRの島を務める王(キング)でGR団のボス。
カードダンジョンの最後の対戦相手であるクイーンとは夫婦関係らしい。
彼もまたポケモンカードを愛しており、カードを使わずにして集めるだけの者を嫌いデッキに入れて対戦に使ってこそ価値があるという考えを持ち、そのコレクションされるだけで使われないカードを救うためにその思いを込めてGR団を立ち上げた。
砦のリーダーのような特殊ルールはないものも、ビルリッチは4つのデッキを持っており、対戦は2本先取のマッチ戦となり対戦ごとにデッキを変えていくために対戦前に相手のデッキを読み込むという手が通用しない。ちなみに彼が使用するGR団キングコインはなんとトゲピーをモチーフにしており、敵組織の親玉らしかぬギャップを見せる。彼に勝つとビルリッチはカードバトルの楽しさを思い出したことで主人公と和解し改心、GR団キングコインと付録にもついてきたGR団のミュウツーのカードをくれる。
これにより最終的にGR団は悪事を辞め、始まりの島とも仲良くなり新たなポケモンカード仲間となった。
ふういんのトリデ
最初は扉は張り紙によって閉ざされており入ることはできないがクリア後に再びビルリッチと対戦し勝利するとここに入ることを認められるようになる。
ビルリッチ曰く9つの強力すぎるデッキとその使用者であるゴーストマスターが石像に封印されており、それぞれの石像を調べることで対戦できる。
ゴーストマスターに勝つとプレゼントパックを貰える。
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