レディアン
れでぃあん
基礎データ
概要
レディバが進化したポケモンで、凛々しい虫人のような姿になった。
名前の由来は「レディバグ+エイリアン」に、後述の生態から「レディアント(光り輝く)」をかけたものらしい。
背中の模様に星の光を浴びる事でエネルギーにしているらしく、星の点滅に応じて模様も点滅する。
この為、星がよく見える地域にはレディアンが多く生息しており、星が瞬く夜空を優雅に飛びながら振りまく鱗粉は、幸運が起る兆しであるとも。
つまり夜行性のポケモンなのだが、出現するのは決まって朝。星光のエネルギー以外にはきのみを食べているらしく、その為だろうか。
進化前は暖かい地方の方が元気が出ると解説されているが、こちらは暑すぎて体温が上がってしまうので真っ昼間には出ることなく、葉っぱに包まって眠っているらしい。
外見はヒーローのようにも見え、パンチが得意だが威力が出ない為手数で勝負する。
その為か、隠れ特性もてつのこぶしとなっている。
ゲーム上の特徴
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
55 | 35 | 50 | 55 | 110 | 85 | 390 |
序盤虫としては高い特防と、そこそこ高めの素早さを誇る。
反面それ以外の能力はかなり低く、攻撃に至ってはワーストクラスの35。1進化にしてポッポ以下である。どう考えてもパンチの威力は、てつのこぶしを足しても期待できたものではない。
というか、それらの能力を合計しても390と低すぎる。
そもそも、むし・ひこうタイプは受けには向かない。折角高い特防があってもHPが追い付いていないのは如何ともしがたい。
第7世代では新たにレベルアップ技で「エアスラッシュ」を習得。しかし同じ虫・飛行の複合だとメガヤンマという高い壁が……。一応このことは、同じくこの世代でこの技が追加されたアイツにも言えるが。
その後、「カウンター」と「こらえる」を習得し、光明となることを期待する声もある。
しかし、剣盾ではイオルブというほとんど完全上位互換な存在が現れた。性能どころか分類すらてんとう虫らしいものであり、それ故かレディアン(と進化前のレディバ)はいなくなってしまった。
果たして今後このポケモンに、設定のような光明はあるのだろうか……。
まさかの展開
ポケモンBW2では別の意味で進化してしまうことになった。
ポケウッドで撮影できるシリーズの一つに「タイムゲートトラベラー」という作品があり、主人公が扮する博士が未来世界へとタイムスリップしてしまうというシナリオ。
その未来世界というのが、『進化によって知能と力を得た虫ポケモンが人類を支配した未来』というとんでもない「設定」であった。
その話の中でレディアンは「未来人のレディアン」として登場。捕獲した人間「カラテオー」を使用して主人公に立ちふさがる。
『保存食にしてやる』など、劇中内の発言も非常に危険極まりない。
映画の中とは言え、まさかまさかの事態に多くのプレイヤーが絶句した。
番外作品
『ポケモン不思議のダンジョン』
一方本編で冷遇されている反動なのかポケモン不思議のダンジョンシリーズではかなり優遇されており、ありえないほど高いステータスと、一部屋丸ごと攻撃する上にタイプ一致+全能力上昇+下手すりゃむしのしらせ発動の反則技「ぎんいろのかぜ」と、敵全体の移動速度が上昇する「こうそくいどう」でもって多くの探検隊にトラウマを植えつけている。
仲間にした場合も賢さによってそれらの技のPPが増えるため八面六臂の大活躍である。
なお、その為かポケモン関連の掲示板でこのポケモンの弱さが語られている時にはポケダンに於ける強さが必ず引き合いに出されていると考えた方が良い。
『ポケモンGO』
2016年12月に実装。進化前のレディバが見つけやすいこともあり、序盤ポケモンらしく育成は容易(近年ではシーズンによって出現率が変動するようになったためそうでもないが)。
しかし、序盤ポケモンの中でも最大CPが低く、むしタイプとしてもひこうタイプとしても最終進化形ではワーストクラスである。技の方は、通常技は硬直時間は短いが威力とチャージ速度の低い「むしくい」か、威力は高いが硬直時間の長い「むしのていこう」の2択。ゲージ技はむしタイプの技はそこそこ使いやすいものが揃っていて、不一致技として「ばくれつパンチ」を習得できるものの、ひこうタイプの技は「つばめがえし」のみ、という悲惨なことになっている。
このため、ジムやレイドでは全くと言っていいほど出番がないが、スーパーリーグではアメXLを用いて強化することで低いCPと耐久寄りの種族値がプラスに働き、そこそこ使えるようになる。
というのも、レディアンの最大CPは1522なのだが、これはスーパーリーグの出場制限(1500)より少し高い数値であり、ほぼフル強化した状態での出場が可能、ということになる。その実力はというと、攻撃面はまだ心細いが耐久面はHPが満タンならタイプ一致で弱点を突かれても生半可な火力なら耐える程にまでなっている。
ただし弱点が多いため出すタイミングには注意。特にいわタイプの技は致命傷になってしまう。育成はしやすい部類なのでほしのすなに余裕があったら育ててみよう。
アニメ版
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 3章ではロケット団の残党に操られたポケモンとして登場。
- 8章ではネジキのレンタルポケモンで登場し、プラチナのレンタルポケモンのドゴームを倒したり、バトンタッチで後続のポケモンを強化しプラチナを圧倒させた。
- 14章ではザオボー傘下のエーテル財団員が使用。
関連タグ
アリアドス:対になるポケモン