仮面ライダーストリウス
かめんらいだーすとりうす
概要
『仮面ライダーセイバー』第44章より登場する仮面ライダー。黒い本棚のリーダー格たるメギド・ストリウスが変身する。
仮面ライダーソロモン同様聖剣を変身に用いないライダー。
レジエル・フォビドゥンやズオス・プレデターの様に黒をメインカラーとした姿であり、二つ名である「グリモワール」はストリウス怪人態における強化形態にもあたる。
そのためこの姿は、ある意味では「ストリウス・グリモワール」と呼べるものでもある(実際、「仮面ライダーストリウスの、グリモワールという形態」なので「ストリウス・グリモワール」で正しい)。
怪人態から使用している剣「ビルガメード」を武器に戦い、分身を作り出して翻弄したり頭部から触手を伸ばす等、基本的な戦法は怪人態の時と大差無い。
加えて武器は聖剣を超える力を与えられており、特殊能力もピラニアや冷気などの他のジャンルのものまで使用できるようになっている。
他にもワンダーワールドに干渉しつつ目の前の仮面ライダークロスセイバーとの戦闘を継続するなど、その能力の強大さは戦闘だけに収まらない圧倒的なものである。
形態
基本形態
『WHEN THE HOLY SWORD AND THE BOOK INTERSECT REWRITE THE WORLD』
グリモワールワンダーライドブックで変身する基本形態。
外見を簡単に記せば『甲冑とマントを纏い、開いた本の形をした仮面を取り付けた』ストリウス怪人態(どことなく仮面の覗き穴の配置が、シミーの顔面のようにも見える)。
ストリウスの背中に黒い6枚の翼が展開されると同時に、地面にグリモワールバイザーの複眼の光が浮かんだどす黒い液体をぶちまけ、それを纏う事で装甲に変化。
背中の黒い翼が羽根を散らしながらマントへと変化し、邪悪な笑い声の変身音と共に変身完了する。
使用アイテム
変身、必殺技に使用する。
ストリウスが使用する変身ベルト。
怪人態の頃から愛用している、中程から二股になっている剣。手前側の鍔が反り返って鉤爪状になっており、根元にシリンダーのような機構がある。
- 滅びの塔
ストリウスが最終決戦の舞台として出現させた塔。アイテムではないが便宜上記載。
太いピサの斜塔の至る所に錆びた剣を突き刺し、それを風化した鎖で繋いだような禍々しい外観をしている(内部は天然の洞窟のそれだが、最上階のみ人工的な造りになっている)。
公式サイトのストーリー解説から察するに単なる『決戦場』ではなく、滅びの塔が崩れ落ちる事が『世界の崩壊』の起点となる事が示唆されている。
なお、第1話の時点でそれらしい塔が確認されているが、関連は不明。
ストリウスが使役する4人の剣士達。アイテムではないが便宜上記載。
余談
- スーツは仮面ライダーソロモンのリペイントで頭部と腰のローブはそれぞれ怪人態の改造、流用。ソロモン同様、完全新規パーツはない。
- 変身時の黒い液体はストリウス自身が物語を司るメギドである事から、インクで世界を塗り潰すイメージと思われる。
- タイムジャッカーのリーダー・スウォルツが変身したアナザーディケイド、主人公・飛電或人が変身した仮面ライダーアークワン及び滅亡迅雷.netのリーダー・滅が変身した仮面ライダー滅(アークスコーピオン)、そして黒い本棚のリーダー・ストリウスが変身した仮面ライダーストリウスと、3連続で敵組織のリーダーがラスボスとなっている。そもそも敵組織が存在しない事も多い平成以降の仮面ライダーシリーズでは割と珍しいことである。
- また2連続で仮面ライダーがラスボス(尚且つ変身者の名前をそのままライダー名に転用しているタイプ)であり、仮面ライダーがTV本編のラスボスを務めるのは4例目である。
- ストリウスがグリモワールワンダーライドブックを手にした時Wonder_storyに魔王のページが出現したことや仮面ライダーソロモンを超える絶大な力を持つこと、世界を危機に陥れた剣士たちの最後の敵であることから仮面ライダーソロモンの変身音声が予告していたFEARとは恐らくこの存在のことを指していると考えられる。もしくはセイバー世界の一連の危機そのものを予告していたとも考えられる。
- 特徴的な開いた本のような仮面のデザインは「本を目隠しにして寝ている人」をイメージしたもので、「本で視界を隠して自分だけの世界に入り込んでいる」という意味も込められている。ストリウスの境遇を考えると、何とも救いのないものである。
関連タグ
仮面ライダーセイバー 黒い本棚 メギド(仮面ライダーセイバー)
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ゲームキューブ:ストリウスの待機音と起動音が似ている。
関連・類似キャラクター
- 仮面ライダーファルシオン:前資格者退場後にメギドであるデザストが一度だけ変身したダークライダー。こちらは聖剣に選ばれた証「ソードクラウン」を備えた正真正銘の"剣士"。
- ???:セイバーの登場人物の名前を冠したライダー。ただし、本質は全く別物。
- ゴルドドライブ:怪人の進化態に位置する仮面ライダーに酷似した怪人。
- 仮面ライダーハート:幹部怪人が変身する怪人態のデザインを、ライダーのデザインに落としこんだ仮面ライダー繋がり。特に怪人の特徴である角を引き継いでいる点が共通。ただし、こちらは仲間の絆を力とする正義のライダーという、真逆の存在。
- グレートアイザー:同一作内の仮面ライダーのスーツを改造したラスボス(公式の仮面ライダー図鑑ではエクストリーマーは仮面ライダーで、グレートアイザーは怪人と記載されてる)。
- 仮面ライダーエボル:変身ボイスの最後で悪者の笑い声を放つ繋がり。
- 仮面ライダー滅・アークスコーピオン:前作の敵組織のリーダー格が変身するラスボスライダー。
- 仮面ライダーアギレラ:次作の敵組織のリーダー格が変身する仮面ライダー。ただし、ストリウスと同じく組織が壊滅した後に変身しており、あちらに至っては別の組織に所属した状態で変身している。
- マザー・ミランダ:バイオハザードシリーズの登場人物、「仮面を被り黒い羽根を持つ」「膨大な記憶を保管したモノに接触し人間を辞め、人の寿命より遥かに長生きしている」「手を加えた4体の配下を持つ」「ラスボス」「組織の創設者の関係者」「作中で登場する絵本がメタファーになっている」と共通点が多い。
- ボッコワウス/神、あとまわしの魔女/バトラーヤラネーダ:ニチアサ同期のラスボス。
仮面ライダー滅 → 仮面ライダーストリウス → 仮面ライダージュウガ