フェンリルとは北欧神話に登場する幻獣、あるいはそれをモチーフにしたキャラクター。
曖昧さ回避
本記事では北欧神話におけるフェンリルおよび以下のうち独立記事がない項目について記述する。
…どいつもこいつも駄犬で元ネタのようなカリスマが感じられないのは何故だろうか。
キャラクター
- ゲーム『ヴァルキリープロファイル』に登場するボスキャラクター。
- アダルトゲーム『VenusBlood-FRONTIER-』に登場するキャラクター。
- ゲーム『エースコンバットX』に登場する架空機、Fenrir。→フェンリア
- ゲーム『ゴッドイーター』に登場する組織。
- ソーシャルゲーム『神撃のバハムート』に登場するキャラ。→フェンリル(神撃のバハムート)
- アニメ『聖闘士星矢』アスガルド編に登場する神闘士。→イプシロン星アリオトのフェンリル
- ゲーム『ゼノギアス』に登場する、シタン・ウヅキが搭乗するギア。→E・フェンリル
- アニメ『蒼穹のファフナー』シリーズのファフナー等の兵器に搭載された気化爆弾。
- メディアミックス作品『ダンボール戦機』に登場するマシーン(LBX)。→フェンリル(LBX)
- ゲーム『テイルズオブシンフォニア』に登場するキャラクター。
- 同人ゲーム『ドラゴンブラスト』に登場するキャラクター。
- ソーシャルゲーム『ヒメキス』に登場するキャラクター。
- ゲーム『ファイナルファンタジーシリーズ』に登場する、召喚獣またはモンスター。映像作品『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』ではクラウドが乗っているバイクおよび彼が振るう剣の名前になっている。
- パチスロ機『マジカルハロウィン』に登場するキャラクター。
- 漫画『魔探偵ロキ』に登場するキャラクター。
- 同人漫画『魔法の獣人フォクシィ・レナ』に登場するキャラクター。
- ゲーム『女神転生シリーズ』に登場する悪魔。派生作品『真・女神転生デビルチルドレン』の漫画版・アニメ版にも登場した。
- ソーシャルゲーム『ラストオリジン』に登場するキャラクター。→フェンリル(ラストオリジン)
- ソーシャルゲーム『わグルま!』に登場するキャラクター。
- 『東京放課後サモナーズ』に登場するキャラクター。
- webブラウザSleipnir等を開発する企業。
- 『イケメン革命」に登場するキャラクター、フェンリル=ゴッドスピード。
- スマホゲーム『ドリフトスピリッツ』に登場するチューニングが施されたスプリンタートレノ「SPRINTER TRUENO AE86 Fenrir」
神話におけるフェンリル
破壊神ロキと女巨人アングルボザとの間に生まれた巨狼。つづりはFenrir。その名は北欧古語で「沼に棲む者」を意味する。別名にフローズヴィトニル(Hrodvitnir 悪評高き狼)やヴァナルガンド(Vanargand ヴァン河の怪物)など。ヴァン川とはフェンリルが垂らした涎によって出来た川のこと。
口を開ければ上顎が天に届き、口から火を吐く程の巨体を持つという。性格は非常に凶暴だが、言葉を話すほどの知能を有している。しかしながら、創作作品では炎属性がスルトと被るためか、氷属性になったり、単に巨体を持たない狼の種族と描写されたりする事も少なくない。
生まれた当初は普通の狼だったが、次第に力を付けて神々も慄くほどに強くなっていき、神々を脅かすと予言されたこともあり、主神オーディンの命により封印されることとなった。
だが神々が慄くほど強く賢いフェンリルは中々捕まらず、最初のレージングと呼ばれる鉄鎖の封印を易々と引きちぎってしまう。次に用意されたドローミと言う拘束具も同様だった。困窮した神々は次にレージングの数倍の強度を誇る拘束具グレイプニルを用意し、それを軍神テュールに持たせた。
グレイプニルは神々が地底の小人族ドゥエルグに命じて「6つの有り得ない者」即ち猫の足音、女の顎髭、山の根元、熊の腱、魚の吐息、鳥の唾液を材料に作られた、一見細い紐のようにしか見えない拘束具であった(この拘束具を作る為に、前述の6つの存在はこの世から消えたとされる)。テュールは甘言を弄して巧みにフェンリルを説得し、フェンリルを信用させるために敢えてフェンリルの挑発に乗り、その片腕をフェンリルに噛み切られた。然しこうした犠牲によりテュールはフェンリルの封印に成功したのである。
因みに、後にテュールはこの功績を讃えられ、ドゥエルグ達が作った魔法の義手をオーディンより授かった。
だがラグナロクを迎えて封印から解放され、神槍グングニルを失ったとはいえ主神であるオーディンを喰い殺した。
しかし直後にその息子であるヴィーザルに倒され、口を引き裂かれて絶命した(心臓を槍や剣で刺されて死んだとも言われている)。
関連タグ
『女神転生』シリーズの妖獣フェンリル
古くはFC版『女神転生』から登場する古参の悪魔。
種族は基本的に妖獣で、登場作品では高位の悪魔として扱われることが多い。
原典通り狼の姿で描かれているが、体毛の色はFC版や『ペルソナ2』の赤、『真・女神転生』の紺、『真・女神転生デビルチルドレン』の白など様々。
『真・女神転生デビルチルドレン』においては大魔王ルシファーの手下として登場。
漫画版では大魔王と対立する勢力の中核メンバーとして登場。冷酷で手段を選ばない性格をしている。
アニメ版での声優は岩田光央。何故かオカマ口調。アバドンとコンビを組んで作中あちこちで登場するギャグキャラポジション。
デビチルのゲーム内では色違いとして赤いフェンリルも存在する。
関連タグ
『ファイナルファンタジーシリーズ』のフェンリル
FF6 (召喚獣) | FF7シリーズ (バイクおよび剣) | FF9 (召喚獣) |
---|---|---|
FF10 (モンスター) | FF11 (モンスター/召喚獣) | FF12 (モンスター) |
『ヴァルキリープロファイル』のフェンリル
(右画像では、右奥)
北欧神話をモチーフとしたトライエース制作・エニックス販売のRPG『ヴァルキリープロファイル』ではAエンドルートのラストダンジョンのボスとして登場する。
全身を金属の鎧の様な外殻で覆っており、氷属性のブレスを中心とした攻撃で猛威をふるってくる。
…が、Hardモードで「炎の城塞」をクリアした際にアーティファクト「紅蓮剣インフェルナス」(炎属性が弱点の相手を一撃で倒せる大剣)をがめておいたプレイヤーには瞬殺されてしまう。
おまけに、この手前がみんなのトラウマブラッドヴェインであることもあって中ボス(笑)扱いされてしまっている。フェンリル自身もインフェルナス無しに正攻法で挑めば毎ターン瀕死級の攻撃を繰り出してくるそれなりに歯応えのある相手なのだが、このゲームは終盤になると死ななきゃ安いと言わんばかりに瀕死と全回復の応酬が繰り返される有様なので、ブラッドヴェインのような即死級の攻撃でなければ焼け石に水なのだった…
この扱いを受けてか漫画版では、メルティーナ一人に足止めされた挙句戦闘シーンも描かれないまま倒される(しかもメルティーナはほぼ無傷)という酷い仕打ちを受けている。
『魔探偵ロキ』のフェンリル
アニメ版声優は野島裕史。
原典通りロキの息子で、彼を「ダディ」と呼び慕う。
何者かにグレイプニルによる縛を解かれ、人間界に迷い込んできた。
普段は子供になったロキでも抱えられるほどの黒く愛らしい子犬だが、本来は怪獣クラスの巨体を持つ漆黒の狼。
当初はスクルドによって再捕縛を目論まれていたが、諸々もあって断念された。
ロキの前では猫被りならぬ犬被りをして愛嬌をふりまいているが、根はわがままでひねくれ者。
テュール神に剣を口に入れられたことがトラウマで、刃物が苦手。
ロキなど神力を持つ者とは会話可能だが、一般人にはリズミカルに鳴く珍しい犬に見えている。
『テイルズオブシリーズ』のフェンリル
『テイルズオブファンタジア』では、北欧神話のようにかつてオーディンとラグナロクを繰り広げた巨大な狼の姿をした神と言われている。
眷属に時を統べる剣「エターナルソード」の生成に必要な神具の一つであるヴォーパルソードの化身であるフェンビーストという魔物がいる
『テイルズオブエターニア』、『テイルズオブシンフォニア』では氷の精霊であるセルシウスの相方として登場。『エターニア』では晶霊術という技でフェンリルが前方に吹雪を吐き、セルシウスが冷気を帯びたレーザーをかますという演出になっている。『シンフォニア』ではセルシウスとの戦いで彼女共々相手にしなければならない。
『シンフォニア』の続編である『ラタトスクの騎士』では、セルシウスとは関係ないウルフ系列のモンスターとして登場している。
『ゴッドイーターシリーズ』のフェンリル
主人公達が所属する組織。上画像はロゴマーク。
『マジカルハロウィン』のフェンリル
『わグルま!』のフェンリル
『神撃のバハムート(及びグランブルーファンタジー)』のフェンリル
『VenusBlood-FRONTIER-』のフェンリル
『ヒメキス』のフェンリル
『ドラゴンブラスト』のフェンリル
『ドラゴンブラスト』の登場人物
原作→urakata
関連タグ
『魔法の獣人フォクシィ・レナ』のフェンリル
『魔法の獣人フォクシィ・レナ』の登場人物
原作→甘口
『東京放課後サモナーズ』のフェンリル
『東京放課後サモナーズ』の登場人物
☆3
威力は高い打撃タイプ。
ダメージは☆4を軽く上回るが、いかんせん範囲の狭さは辛いもの。
☆4
使いやすい突撃タイプ。
スキル[4]「世界を呑む者」が☆3の打撃よりも輝く。なるべく2体に攻撃したいところ。
HP吸収量が高くなる為、更に耐久力が上がっている。
■ 調査ファイル1
所属:???????
疑り深いのに騙されやすく、自身を窮地に追い込んで「ほら見ろ、これなら裏切るであろう」と迫る、非常に面倒くさい束縛願望系狼の「転光生」。
「どのような責め苦にも負けぬ」と言い、実際びっくりするほど頑丈。
生き別れの兄弟を持ち、距離感をよく間違える面倒くさい弟と、惚れやすいヤンデレの面倒くさい妹を持つ。
自身に正の感情を向ける相手に対してはびっくりするほどチョロい。
■ 調査ファイル2
所属所属:???????
生まれた地において世界を滅ぼす者と恐れられた彼は、触れた者の力を貪り喰らう「権能」を持つ生縄の神器によりその強大無比な力を封じられている。
だが他者がその神器に触れた時、束縛は綻び、本来の力、その一端を解放する事が出来るのだ。
例えばそれは、希望を飲み込む渇求の河を生み出す力である。
ILLUSTRATOR: 樹下次郎