ゼロ「俺たちは、ウルティメイトフォースゼロ!!宇宙のワルは、全部ぶっ倒す!!」
概要
ウルトラマンゼロをリーダーとするヒーローチーム(略称としてファンの間ではUFZとも呼ばれている)。
基本的にウルトラ戦士はゼロ一人だけで、その他のメンバーは全く異なる種族で構成されているのが特徴。
所属メンバー
※この他に、エメラナ姫はレイ・ヒュウガ・ゴモラ・リトラも共に戦うメンバーだと認識(これがジャンナイン命名のきっかけとなった)。
更に戦いの中で出会ったピグモンも、マスコットキャラ的な立ち位置として仲間に迎え入れられている。
ウルトラマンゼロ15周年のライブステージでは、新たなマスコット枠としてリムエレキングが仲間に加えられている。
上記の通り、メンバーの声優陣は非常に豪華………というか全員ガンダムシリーズ出演者である(ゼロ役の宮野氏にも言及されている。このときはベリアル銀河帝国だったため「全員ガンダム乗り」という表現であったが、ジャンナインの中の人もある意味ではガンダム乗りとも言える)。余談だが、その後のギンガとエックス、それにタイガもガンダム出演経験者である。
なお、それぞれのキャラクターに原典キャラの主題歌をアレンジしたBGMが用意されている。ただし、原典キャラとは別のヒーローという事を意識しているのか、大幅にアレンジされている(ウルトラマン列伝では原典キャラの主題歌のイントロをそのまま使った事も)。
劇中での活躍
『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』
今作にて初登場。
ゼロがカイザーベリアルを打倒後、別次元宇宙・アナザースペースで出会った3人の正義の勇士達と共に結成した、ゼロ曰く『新しい宇宙警備隊』。
ベリアル銀河帝国の滅亡によって取り戻されたアナザースペースの平和を守るため、今日も旅を続けている。
『ウルトラマンゼロ外伝 キラー・ザ・ビートスター』
ベリアル銀河帝国との戦いから1年後…エメラナ姫との久しぶりの再会を楽しみにしていた一同だったが、エメラナ姫とジャンボットが突然現れた人工天球に捕らわれてしまう。
やがて天球内にてかつてゼロと共闘したZAPのレイ・ヒュウガと再会し、共にマスターコンピューター・ビートスターと戦うことに。
この戦いの中で出会ったジャンキラーが改心し、ジャンナインとして新たなメンバーに加わる。
『ウルトラゼロファイト』
第一部ではゼロのみがメインとなり、他の4人は最後にゼロを迎えに来て終わった。
そして第二部では5人が本格的にメインキャラクターとなり、カイザーダークネス率いるダークネスファイブに挑む。
ピグモンとはこの戦いの中で出会い、ゼロが父親の名前から拝借して『モロボシ君』と名付けた(ちなみに他の名前候補は『有機生命体8号』byジャンナイン、『ピーちゃん』byジャンボット)。
『ウルトラマン列伝(新ウルトラマン列伝)』
上記のウルトラゼロファイトが番組内で放送されたほか、彼らが活躍する話を放送する際には新撮映像を前枠後枠に挿入し、声優もそのまま続投して演じられるなど、ソフト化されない制約の中でも比較的良い扱いを受けている。
中にはキラーザビートスターの前日譚やウルトラゼロファイトの後日談(ミラーナイトとジャンボットの珍しい会話シーンもあり)など、ファンには嬉しい内容も度々挿入されていた。
登場回数No.1は番組MCを務めるゼロ及び、何故かギンガSの世界にまで乱入してしまったグレンファイヤー。
同じ再放送番組であるウルトラマンゼロTHE_CHRONICLEにおいても列伝の新撮映像が使用されていたが、こちらは背景の合成などが一部変更されているなど違いが見受けられる。
また、この番組と連動してUFZのメンバーが全て500サイズの定番ソフビとして商品化された。
『ウルティメイトフォースゼロ ~Side Story~』
各メンバーが「時」を巡って活躍した公式オムニバス小説。
『劇場版ウルトラマンジードつなぐぜ!願い!!』
その後はウルトラマンギンガにジャンナインが登場したが他の4人は登場せず、ウルトラマンギンガS、ウルトラマンX、ウルトラマンオーブ、そしてウルトラマンジードのTVシリーズではゼロのみが登場し続けていたのだが(ジードでは回想シーンで一瞬だけグレンファイヤー、ミラーナイト、ジャンボットが静止画で登場)、劇場版ジードが発表された際にUFZの担当声優の名前が記載されており、ファンの間では「久しぶりにUFZ揃っての活躍が観れるのでは?」と期待され、後の公式HPにて久々にUFZが揃って登場する事が決定した。
今回は「宇宙警備隊の別動隊」としてウルトラの父及びゾフィーの指令を受けて行動しており、遂に宇宙警備隊アナザースペース支部として本格的に活動する姿を見せている。
劇中ではギルバリスが送り込んだギャラクトロン軍団と戦ったほか、要所要所で姿を見せており、終盤にはとんでもないシーンが流されファンの笑いを誘った。
以前『ウルトラマンサーガ』にも全員揃っての登場が検討されていたが実現しなかったという経緯があるので、UFZの地球飛来は6年越しに実現した事になる。
余談
ウルトラマンゼロの声役をつとめる宮野真守氏とグレンファイヤーの声役をつとめる関智一氏は、宮野氏はゼロが主役のステージ『ウルトラマンプレミア2011』でゼロに変身する青年モロボシ・シン:ライト役を演じ、関氏は『ウルトラマンレジェンドステージ2014』にてグレンファイヤーに変身する岬大助役を演じ、それぞれ人間態を演じている。
なお、あまり触れられないが、ウルティメイトフォースゼロのメンバーはどういうわけだか、元ネタのヒーローにあった弱点が無くなっている、それどころか大幅な強化がされた戦士が多かったりする(ウルトラマンゼロとの共演の都合上、削らざるを得なくなったのかもしれない)。
- ミラーマン:飛べない/鏡の世界に長居できない/シルバークロスを連射できない→ミラーナイト:飛行できる/特に制限時間なし/連射可能
- ファイヤーマン:場所によって制限時間が変動する→グレンファイヤー:特に制限時間なし
- ジャンボーグA:操縦者がいないと戦えない→ジャンボット:そもそも自我を持っている為、操縦者がいなくても戦える。
- ジャンボーグ9:ジャンボーグAの弱点に加えて空を飛べない→ジャンナイン:空を飛べる。またジャンボット同様に自我がある。
また、デザインは後藤正行氏が担当しているが、『ウルトラマンオフィシャルデータファイル』(デアゴスティーニ刊、111-29)にて実は趣味でデザインが描いていたものが、企画会議で提出されて人気を博し、映画への登場が決まったという経緯が明かされた。
イメージイラストでは冒険者の少年少女がグレンファイヤーとともにミラーナイトに出会う様子が描かれた。
この他、初登場作品にはマイティジャックを元ネタにしたマイティスターが登場するなど、2010年代上半期は円谷ヒーローのオマージュが多い時期であった。
関連タグ
銀河連邦:『ウルトラマンA』作中にて語られた組織。ウルトラシリーズと『ミラーマン』などの円谷ヒーローの世界を繋ぎ、総括する設定となる予定であったが、定着はしなかった。ウルティメイトフォースゼロのメンバーのデザインは円谷ヒーローを元にしており、ウルティメイトフォースゼロは幻に終わった銀河連邦構想の実現とも言える。
トライスクワッド:『ウルトラマンタイガ』に登場するチームで、こちらは全員ウルトラマンで構成されているが、ウルトラマンタイガはM78星雲、ウルトラマンタイタスはU40、ウルトラマンフーマは惑星O-50とそれぞれ出身地の異なるウルトラマンで構成されている。また、ウルティメイトフォースゼロの存在がトライスクワッド結成のきっかけの1つとなったことが語られている。
ミラーマン:ミラーナイトの元ネタ
ファイヤーマン:グレンファイヤーの元ネタ
ジャンボーグA:ジャンボットの元ネタ
ジャンボーグ9:ジャンナインの元ネタ
トリプルファイター:超全集に掲載されたイラストに登場する名称不明のヒーローの元ネタと思われる。結局未登場に終わるが、次作で3人合体するヒーローウルトラマンサーガが登場する。
SDガンダムフォース:UFZ産みの親であるアベユーイチ監督が担当したアニメ作品、本チームの元ネタとも言える。
うーさーのその日暮らし:第3期となる夢幻編の第1話でうーさーの前に現れるというサプライズ出演。中の人が同じと言う事でゼロはセリフまであった。この回に関しては円谷プロ公認であり、エンドカードを含めて5人全員が登場している。