セイバー(Fate/staynight)
せいばー
「――問おう。貴方が私のマスターか」
プロフィール
真名 | アルトリア・ペンドラゴン(アーサー王) |
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クラス | セイバー |
性別 | 女性 |
身長 | 154cm |
体重 | 42kg |
スリーサイズ | B73 / W53 / H76 |
出典 | アーサー王伝説 |
地域 | イギリス |
属性 | 秩序・善・地 |
イメージカラー | 青 |
特技 | 機械運動、ひそかに賭け事全般に強い |
好きなもの | きめ細い食事、ぬいぐるみ(SN)、思いつかない(FGO) |
苦手なもの | 大雑把な食事、装飾過多(SN) |
嫌いなもの | 思いつかない(FGO) |
天敵 | ギルガメッシュ、いたずら好きの老人 |
テーマ曲 | 「約束された勝利の剣」 |
設定担当 | 奈須きのこ |
ILLUST | 武内崇(SN、Zero、FGO)、中原(Labyrinth)、ワダアルコ(EXTELLA) |
CV | 川澄綾子 |
人気投票 | 1位(女性1位・TYPE−MOON10周年記念) |
概要
『Fate/stay night』に登場するセイバークラスのサーヴァント。
第五次聖杯戦争において衛宮士郎に召喚された。士郎に剣の誓いを立て、聖杯戦争を戦う。
青いドレスに白銀の甲冑を纏い、雄々しく戦う剣士。
『Fate/stay night』におけるメインヒロインの1人であり、派生シリーズにも多数出演している「Fateシリーズ」を代表する顔。シリーズ全体においても、単に「セイバー」と言えば彼女を指すこともあるが、近年は顔がそっくりで名前も同じセイバーが多数存在することから、後述する真名そのまま、もしくは愛称として青王、青セイバーと呼ばれることもある。
第四次聖杯戦争(『Fate/Zero』)では、衛宮切嗣により召喚。
切嗣の勝利至上の戦闘方針と、セイバーの騎士としての誇りは相容れることなく、反目し合う。結果、彼に直接声をかけられたのは3回のみ(つまり令呪の命令)という徹底ぶり。
第五次聖杯戦争の折、士郎の体内にあるとある聖遺物が触媒となって召喚される。
マスターである衛宮士郎とは、3ルートのうちルートによっては恋人となる。恋仲にはならない他のルートでも第四次聖杯戦争の時とは違い、人として深い絆と信頼関係で結ばれることとなる。
真名
真名は「アルトリア・ペンドラゴン」。ブリテンの伝説的君主、アーサー王その人である。
選定の剣が抜かれる10年前、魔術師マーリンによる「ウーサー王の死に際し、赤き竜の化身の王が現れ、その王の元に白き竜は敗れる」という予言がされる。ウーサー王の次女として生まれたアルトリアは、5歳の時、養父エクターの元に預けられ、義兄ケイやキングメイカーとも呼ばれる魔術師マーリンとの出会い、10年間の修行の人生を過ごす。そして、自らの出生と王になる運命・使命を知らされ、最後にマーリンにこう訪ねられる。「それを手にしたら最後、君は人間ではなくなるよ」と。アルトリアはこの時剣を抜き王になるのかという選択を迫られたのだった。
元はといえば彼女は、ウーサー王が「自分では卑王やサクソン人に遅れを取る」「ブリテン島の主たる証である島の加護が継承されない可能性がある」と危惧して王とマーリンによって計画され、人間以上の存在、竜の因子(心臓)を持った人と竜の混血として生まれた、即ち竜の機能を持った人であった。所謂概念受胎である。そして彼女自身も、自分が「理想の王」として創りだされた存在であることを自覚し、その為の教育を受けて来た。
しかし、セイバーには王になる為の支配欲や、義務感、信仰等の動機など無かった。自分自身に返るものなど無く、他人から与えられた在り方であったとしても、王になれば、自分以外の誰かが救われる、人々の何気ない笑顔が護られるのだと信じる。ただそれだけだった。
そして彼女は躊躇いなく剣を抜き王になることを選び、予言の元、弱冠15歳で選定の剣を引き抜き、王に選定され、人々の笑顔のために、不老の王となった。ヒトとしてのアルトリアの短い人生はそこで終わってしまった。当時の王権は男のみに与えられし特権。故に王として生きる事が叶わないため、男の騎士王として就くことになったのだ。騎士王という称号は、「騎士の姿をした王」という意味ではなく、「騎士たちの王」というニュアンス。
選定の剣を抜き、王の証を手に入れた後は、剣を使いこなせるようになるまでは鍛錬しながら一部族と拠点を構え、湖の乙女から聖剣を授かった後に、次期ブリテンの王として名乗りを上げた。その後、卑王即ちブリテンの暗黒を倒し、キャメロットを完成させる。円卓の王となった彼女は使命のもと完璧な王を目指し、私情を捨てて騎士達が望むような「完璧な王」として振る舞おうとする。その政策の結果、十一の会戦を全勝で制したこともあり、ブリテンは束の間の安寧な時間を手に入れ、後々の世まで語られる騎士たちの物語が花開いていた。
しかし、島の外からの敵により、暫くしてまた戦続きになってしまう。その中での彼女の合理主義的な決断(1つの村を干上がらせ、物資を調達し軍備を整える等)は、理想論的な騎士道精神を掲げる騎士達と相容れることはなく(それぞれの描写から分かる通り、王を慕っていなかった、というわけではなかった)、やがて円卓の中で孤立していくこととなる。
「完璧な王」という機能に徹するあまり、部下の苦悩や国民の限界を察することが出来ず、また部下達も彼女の事を正しく理解しないまま盲目的に崇拝していた。これが「完璧な王」に取り返しのつかない傷を付け、円卓の騎士は思い違いや愛憎などに翻弄され、最後はモルガンの策略とモードレッドの叛逆によるカムランの戦いを経て崩壊、ブリテンは急速に破滅の道を突き進んでしまう。
アルトリア自身はモードレッドの一撃を受けながらも彼女を討ち生還するがその一撃が致命傷だったため、先は長くはない、ただ死を待つだけの状態になってしまった。
元より、キリスト誕生と共に神秘の力が薄れていく中、離島故にその衰退が遅かったブリテン島においても時代の流れには抗えず、最たる神秘の力である赤竜の因子を持つ彼女との死と円卓の時代の収束は避けられぬ運命であった。
本来ならば彼女は忠臣の1人、円卓の騎士ベディヴィエールに看取られ、エクスカリバーを湖に還してアヴァロンに導かれる筈だったのだが、その前に抑止力から声がかかり、「聖杯を手に入れ望みを叶えることと引き換えに、死後、世界にこき使われる守護者となる」という契約を結ぶ。
その結果、抑止力との契約を成立させるまでの間、聖杯戦争とカムランの戦いの直後を行き来するという、地獄とも言える無限ループを繰り返すことになるのだった。
聖杯に託す願いは「選定のやり直し」。
己の全てを捧げ国の為に尽くしたが、その想いも虚しく故国は滅亡。自身の選択に未練や後悔は一切無く、だからこそ「別の者が王となれば国は救えたのではないか」という、自分が王に就かなかった場合の仮の歴史に望みをかけ、聖杯を得るために「世界」と契約する。
人物
一人称は「私(わたし)」。
責任感が強く真面目かつ律儀で丁寧、そして負けず嫌い。戦いに対する恐怖や感情といったものを、多くの戦いを駆け抜け、勝ち抜いてきた騎士の誇りで覆っている。
いわゆる委員長属性で、悪く言えば頑固なのかもしれない。
戦いのためならば汚い手も使うことがあるが、線はしっかりと引いており自分の信念、騎士道に反する行為(魂喰いや死体を弄ぶこと)は絶対に行わない。クールで感情表現がやや不器用だが、根本は素直なため意見は端的に述べる。また、真面目であるが故か、赤い悪魔のいたずらには引っかかりやすい。彼女の義兄であるサー・ケイ曰く、「負けず嫌いは生まれつき。勝ち負けの基準は情けない自分に対してのもの。その上傷つきやすく、素直過ぎて物事を受け流せない。」とのこと。少なくとも王になる前は農作業に勤しむ普通の子だったらしい。
ただし、男装して「アーサー・ペンドラゴン」と名乗り男として生きた為か、異性との恋愛は慣れておらず赤面しやすい。また、相手からの好意には疎くヘタレでもあるため、士郎には上手く告白出来ずに引きずってしまうこともある(ここらへんは士郎と似た者同士と言える)。ツンデレというには弱いが強がる一面もあり、士郎の意見を突っぱねてしまい後悔する場面があった。その誇りの裏ではぬいぐるみを好むという可愛らしい一面が垣間見えることも。
アニメ版では、スタジオディーン版とufo版で表情の違いから見た目の印象が異なっている。
前者では眉間にシワを寄せた表情のままであまり表情を変えないクールキャラのような表現(特に序盤)で、後者では序盤から朗らかな笑顔を見せ、普通に表情を変えている。
基本的に前を見ている人を好む。向く方向は自分に対して前であれば良いらしく、とんでもない方向を睨んでいても、胸を張っているのならそれも良し、と思うとか。要は『闘う人』が好み。
かなりの食いしん坊。本人曰く「魔力の供給不足を補うため」とのことだが、その食へのこだわり様を見れば明らかにそれだけではない。そんな事からついたあだ名が「腹ペコ王」。
下手に食事のレベルを上げてしまうと、それ以後はわずかなグレードダウンで不満そうに見つめてくるとのこと。しかし彼女の生前の境遇を考えると、生きる上での楽しみが食事ぐらいしかなかった上に、その食事事情がアレであったことや、彼女自身が成長期の最中に聖剣で成長が止まってしまっていることもあって、王ではなく素のままでいられる衛宮邸で、きめ細やかな食事に目が行くのも致し方ないだろう。人間は皆美味い食べ物が好きなのである。
因みに、彼女は大食漢というわけではなく、食べ物に釣られるわけでもない(外食よりは自宅で食べる派らしい)。士郎曰く、食べる量は多い順に、《桜→藤ねぇ→セイバー》らしい。
続編『Fate/hollow ataraxia』では、たびたび同居人のライダーから「何もしていない」とチクチク言われたりも。しかし、実際は、家事手伝いは真面目にしている。また、士郎が彼女の生前を考慮して働かせようとしていない(彼女にバレない=手伝わせないようこっそりと庭の掃除等をしている)ことや、外見が15歳頃であるため、そもそも働きにくいという事情もある。
普段は沈着であるが熱くなりやすい面も有り、勝負事となれば(どんな下らないことでも)手を抜かない。持ち前の直感スキルやA+ランクの幸運もあり、賭け事にはことさら強い。トランプゲームでは、(推定)幸運EXの藤ねぇが彼女にたまに勝てる程度である。
また、お節介な性格で箱入り娘のためか一言多く、余計な一言で無意識に相手にダメージを与える事もしばしば。しかしながら基本的には育ちがよく、いざというときはある程度であるならば相手の場に立って配慮して(きつい場合もあるが)ものを考えることも出来る良人格である。
宝具の影響で老化が止まっているためそうは見えないが、ヒロイン中では一番人生経験豊富(できるだけ若く計算しても35歳頃となる。そのため、今はまだ白兵戦や男装がしやすいだけなのだ)。
ファッションには殆ど興味がないが、士郎に似合うと言われた私服はお気に入り。
水着姿も豊富で『hollow』の白ビキニが有名だが、ハイレグワンピースタイプも存在。現在は競泳水着姿やランサー時の衣装など、かなりハイレグ率が高いキャラクターになっている。
能力
戦闘においては、聖剣「エクスカリバー」を用いた剣術を主体として戦う。これは師マーリンに鍛えられた音速を超える剣術の技巧と、彼女が有する武具に魔力ブーストをかける「魔力放出」スキルによるもの。自身が生み出す莫大な魔力でフォローすることで力を得ている。
戦闘時に纏う鎧も、同様に魔力で編まれたもので自在に着脱可能。
『Zero』ではこのスキルを応用し、分解しそうになったオートバイを魔力で補強している。
後述する通り、Aランクの対魔力を保持しているため、現代において最高レベルの魔術師であっても、魔術による直接攻撃で彼女を傷つけるのは不可能。相手が魔術による攻撃を行う者であれば、何も恐れずに突き進み、切り伏せることで勝敗を決するとされている。
各方面において高い能力を持つ彼女だが、第五次聖杯戦争ではマスターである士郎はパスが通ってないことから、その能力には大きく制限がかけられてたり、第四次聖杯戦争ではマスターである衛宮切嗣の人生に引きずられて幸運値が大きく下がるものの騎乗や敏捷、耐久は上がったりと、高能力であるが故にマスターの実力に左右されやすくなっている。コンプリートマテリアルの説明によると、アルトリアを扱うには切嗣でも魔力が足りていないとされ、切嗣の生き様に幸運が引っ張られているのも、魔力不足による影響とのこと。逆に魔力が充実している凛と契約した場合はマスターに影響されなくなっているため、アルトリア本来のパラメータになっているとされる。
魔術師マーリンの計らいにより彼女は人の身ながら赤き竜の因子、炉心を持って生まれた、謂わば竜の機能を持った人であり、それ故に魔術回路を用いずただ生きている(=呼吸をする)だけで魔力を生成出来る(サーヴァント時では生前ほど機能しておらず、再生する魔力は僅かなものになってしまっている)。しかし、その恩恵の一方で竜殺しの逸話を持つ英雄・宝具とは相性が悪く、苦手な相手としてジークフリートが設定資料に明記されている(恐らくシグルドも)。
湖の精霊の加護を受けており、水面に立ちその上を歩くことが出来る。このため、生まれてこの方泳いだことがなく、戦場でも彼女は湖面や川面を文字通り走っていたという。荒波をも駆け抜ける、とは本人の弁。その影響で泳ぎの経験は皆無なので事実上かなづち。
ただし運動神経は良いので、ちゃんと訓練すれば普通に泳げる。
士郎がマスターのときは魔力量が少ない以前にパスが上手く繋がっていない状態であることから、魔力供給がほぼない状態(戦闘後に魔力が回復しない状態)。逆に言えば召喚時からある自前の魔力だけであそこまで戦えていることから、その魔力量は途轍もなく、効率も悪くないといえる。
生前に「世界」と契約したため、正確には『stay night』の時点まではまだ死んでおらず、彼女はカムランの丘から直接召喚される。そのため、本来はなし得ない過去の聖杯戦争の記憶を引き継ぐことが可能。また、生者である彼女は霊体化が出来ず、「サーヴァントは全盛期の姿で召喚される」というルールが適用されないため、宝具をいくつか失っている。
アルトリアは「ペンドラゴン」の名が示すように、国家守護を担う赤竜の因子、炉心を持ち、竜そのものの魔力を帯びている。その絶大な魔力が彼女の対魔力の源となっている。だが、竜という特性故に、竜退治の逸話を持つ存在が苦手で、仮に竜殺しの魔術(ゲオルギウスの「汝は竜なり」など)を使用されれば対魔力が十全に発揮されない可能性もある。
冬木の聖杯戦争の歴代セイバーの中でも突出した強さを誇り、特に瞬間攻撃力ではサーヴァント中最強の能力をもつ。それは、各マスターとの契約時のステータスをいいとこ取りすれば全てAランク以上となり、あらゆるサーヴァントの中でもトップクラスと恐るべきもので、最優の中の最優サーヴァントと言っていいだろう。だがそれも正当な召喚の場合で、衛宮士郎という未熟なマスターに召喚されたことが大きなハンディとなっているとのこと。
『FGO』では、宝具の限定開放と思しい光を纏った剣撃を主体として戦っており、状況に応じて魔力放出を応用したショルダータックルや、突き技タイプの「風王鉄槌」を放っている。
クラススキル
対魔力(A) | セイバーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。Aランクでは、魔法陣及び瞬間契約を用いた大魔術すら完全に無効化してしまう。事実上、現代の魔術師が魔術でアルトリアを傷付けるのは不可能。その絶大な魔力もまた、アルトリアの「対魔力」の源となっている事から、士郎と凛で魔術師の力量・特性の差異があってもAランクを保ち続けられている(桜がマスターの場合には、黒化の影響でBランクに)。 |
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騎乗(B) | セイバーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。元々馬上戦闘に秀でた騎士である為ランクは高く、魔獣・聖獣ランク以外なら乗りこなす事が可能。また、生前には存在しなかった自動車やバイクさえも「現代の乗騎」と見なせる為、直感で乗りこなせてしまう。実際『Zero』では、戦闘でバイクを乗り回していた。 |
保有スキル
カリスマ(B) | 国や軍を率いる天性の才能を示す。元々ブリテンの王である為、率いる軍勢の士気は極めて高いものになる。Bランクは、一国を納めるのに十分な程度である。 |
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直感(A) | 戦闘中の「自分にとっての最適の行動」を瞬時に悟る能力。Aランクにもなると、ほぼ未来予知の領域に達する。視覚・聴覚への妨害もある程度無視出来る。 |
輝ける路(EX) | 「直感(A)」が変化したスキル。詳細不明。 |
魔力放出(A) | 武器、ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬時的に放出する事によって能力を向上させるスキル。剣戟は元より、防御や移動にも魔力を働かせている。 |
竜の炉心(B) | 「魔力放出(A)」が変化したスキル。恐らく、サーヴァント化によって不完全となってしまっていた、「竜の炉心」の機能を限定的に復活させていると思われる。 |
風王結界(インビジブル・エア)
- ランク:C
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~2
- 最大捕捉:1個
「爆ぜよ――『風王鉄槌(ストライク・エア)』!!」
セイバーの剣を覆う、風の鞘。
幾重にも重なった空気の層により、不可視の剣へと変えている。
また、結界の解除と同時に「風王鉄槌(ストライク・エア)」という暴風を放つことも可能。
詳細は該当記事を参照。
約束された勝利の剣(エクスカリバー)
- ランク:A→A++
- 種別:対城宝具
- レンジ:1~99
- 最大捕捉:1000人
セイバーが持つ剣であり、その代名詞とも言える宝具。
人々の「こうであって欲しい」という想念が星の内部で結晶・精製された神造兵装であり、最強の幻想(ラスト・ファンタズム)。聖剣というカテゴリーの中において頂点に立つ最強の聖剣。
詳細は該当記事を参照。
約束された勝利の剣/剣舞(エクスカリバー・ファイナリティ)
『MB:TL』で使用する「約束された勝利の剣」の強化技。
連続して光の斬撃を浴びせた後、お馴染みのビーム攻撃を放って消滅させる。
バリエーション
「Fateシリーズ」の顔であり、社長のお気に入りでもあるためか、派生・亜種キャラクターが豊富。アルトリア本人の派生キャラのほかに、いわゆる「セイバー系ヒロイン」と評される、顔立ちや髪型の似た他人の空似集団も数多く存在している。
なお「私はセイバー以外には該当しない」という発言だが、『stay night』における彼女の特殊な立ち位置や、聖剣を主武装していたことに加え、後年登場したバリエーションの殆どが並行世界やギャグ時空である事を踏まえると、設定自体に矛盾は無い。
詳細はアルトリア・ペンドラゴンの記事、及び各記事を参照。
他作品での活躍
Fate/Grand Order
キービジュアルの1人であり、開始当初から実装されている。レアリティは貫禄の☆5。
派生キャラは多いが、主にオルタ化したキャラやその派生、本人の別の可能性、よく似たそっくりさん等、半ば、或いは完全に別人扱いの設定のキャラが大半となっており、明確に本人と同一とされている派生キャラは意外と水着姿の自分だけだったりする。
これについては、奈須きのこ氏が「アルトリアとエミヤは完全にキャラクターとしてゴールを迎えたので、これ以上彼らを主役にした物語を書く意欲はない」と対談で明かしており、何かが違えば実装すらされなかった可能性もある(Fateの顔である彼女を出さないのは考えづらいが)。
エミヤの方はその特殊な成り立ちやキャラクター性から、イベントシナリオなどでゲストやチョイ役としての登場は多いが、アルトリアの場合は本人の代わりに数多く居る派生キャラクターがその役割を担う形になっているため、「シナリオに顔を出さない」という印象がより強くなっている。
『Fate/Grand Order material I』の「ゲーム内における役どころ」でも“アルトリア・ペンドラゴンの物語は『Fate/stay night』で語られているため、『FGO』ではメイン(主役)としての活躍の機会はあまりないと思われる。トップサーヴァントであるスカサハ同様、後人の成長を見守る立場。むしろアルトリアから派生した様々なクラスが『FGO』でのメインとなる。”と言われている。
マイルームでのマスターとの関係は終始良好で、礼節を保って付き従う。ファンの中には派生作品での砕けた姿を知るだけに、今作の彼女の態度を物足りなく感じる人も。
しかし、霊基が上がるにつれ姿がより「アーサー王としてのアルトリア」に近づくことを鑑みると、サーヴァントとしてのアルトリア・ペンドラゴンはこれが真っ当な状態ともいえる。
つまり、今作になってようやくサーヴァントらしく戦う姿が拝めるようになったのである。
霊基再臨で服装が薄くなったり色っぽさが上がっていくキャラが多い中、彼女は珍しく着込んでいくタイプでありその代表格といえる。初期でドレスのみ、第一霊基解放時で定番の甲冑姿(そして風王結界で隠れていた聖剣もお披露目となる)、第三霊基解放時には王冠とファーの付いた青いマントを装着する。聖剣も輝きを更に増し、攻撃時には剣の残光が現れる。
ゲーム上での性能
最大HP | 15150 |
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最大ATK | 11221 |
コマンドカード | Quick:1/Arts:2/Buster:2 |
宝具カード | Buster |
スキル1 | カリスマ(A) / 味方全体の攻撃をUP(3T) |
スキル2 | 魔力放出(A) / 自身のBuster性能を強化(1T) |
スキル2(強化後) | 竜の炉心(B) / 同上+自身の宝具威力アップ&自身の全てのカードをBusterに変更(各1T) |
スキル3 | 直感(A) / スター獲得 |
スキル3(強化後) | 輝ける路(EX) / 同上+NPチャージ(20~30%) |
宝具 | 敵全体に強力な攻撃&NPを少しチャージ |
“最優のサーヴァント”の名は伊達ではなく、尖った性能ではないものの安定した攻撃力を誇る。
経験値の成長曲線も終始右肩上がりで、決してダレることなく安定して伸び続けるため、まさに最優のサーヴァントの名に相応しい優等生のような性能になっている。
当初は「優等生過ぎて尖った所が少ない」と言われていたが、「輝ける路(EX)」によるNPチャージ力の向上と「竜の炉心(B)」による全カードBuster化で、連射力と高い火力を兼ね備えたアタッカーへと強化されている。特に「竜の炉心(B)」は発動ターンのみエクストラアタックが『Fate/unlimited codes』の聖杯必殺技を意識した固有モーションに変更される超豪華仕様になっている。
2020年1月1日のアップデートで2度目のモーション改修が実装された。
スキルや宝具のアニメーションには随所に『Fate/stay night』等の一枚絵を意識した動きが取り入れられており、エフェクトや攻撃時の動きもより派手で綺麗になった。宝具やスキルなどのボイスも新規に追加されている。更に宝具では念願の専用カットインが追加。しかも「約束された勝利の剣」を振りかざした瞬間と、振り抜いた瞬間の2枚という豪華仕様。立ちポーズはセイントグラフ基準ではなく、従来と同じく突き立てた聖剣に両手を置く威厳のあるポーズが使われているが、ボイスも含めた全面的な大改修となっている。セイバー本人の構え方(右向きになり刀身を後ろに向け構えるためこちらに背中側を向ける)の都合で第3再臨だとマントでちょっと見えにくくなってしまうがそこはご愛嬌。ファンからは第2再臨(いつもの鎧姿)で風王結界が使いたいという要望が上がっていたためか、その後のアップデートで霊衣として実装されている。
大きな欠点と言えば、守備的なスキルを一切持ち合わせていない事から粘り強さが足りない所か。とはいえ、パーティー構成でカバー可能な範疇であり、周回から多数を相手取るタイプの高難易度クエストまで、幅広く活躍できるサーヴァントと言えるだろう。
マンガで分かる!Fate/Grand Order
主人公の所持するサーヴァントの1人。通称“リヨセイバー”。主人公が最初に入手したサーヴァントで、彼女からも信頼を寄せられており、(殴り合いを交えつつ)サッカーを楽しんでいたりと割と仲良くやっている様子。ただ、プライベートではあまり付き合いがないらしい。
何故か現在に至るまで一度も言葉を発しておらず、常に仏頂面なのが特徴。
Fate/EXTELLA
「Fate/EXTRAシリーズ」では初の参戦。発表当初のPVでは「謎のセイバー」としてシルエットだけが発表されるも、どう見てもバレバレ。裏をかいてセイバー顔の別人かとも疑われたが、続報にて彼女本人の参戦が確定する。クラスはセイバーで宝具は「約束された勝利の剣」。
ムーンセルによって「防衛機構」として召喚。
その本来の目的を知りつつ「争いを止める為」に戦う。月の世界を破壊しようとするアルテラとは敵対関係にあるが、SE.RA.PH.を守るために国取り合戦を行っている主人公たちとも対立する。
余談だが、彼女を解放するには特定のメイン及びフリーバトルに現れる「???」のサイドミッションをクリアする必要があるのだが、条件がゲーム中では分からない上に当初はプレイ時刻が15:00~16:00の間でなければならないという面倒な制限もあったため、ブロンズトロフィーでありながら殆どの人が取得できないという事態に陥った。後日公式サイトで解放条件のヒントが出されたのだが、それでもあまり効果が無かったため、アップデートでプレイ時刻の制限が撤廃された。
Fate/EXTELLA LINK
今回もムーンセルによって召喚され、「防衛機構」として動いている。そのため、どの陣営にも属していない。前作と違い、プレイアブル化には登場するストーリーをクリアするだけでよくなった。顔をネタにされたり、赤セイバーにバーサーカー呼ばわりされたりしている。
衛宮さんちの今日のごはん
基本的に食べる側だが、その後、手伝うために自分のエプロンを購入し、手伝いの際に使用している他、番外編ではホットケーキに挑戦している。
MELTY BLOOD:TYPE LUMINA
フランスパン側の要望によりゲスト出演する。
テーマ曲
宝具の真名解放時に「約束された勝利の剣」が流される。型月のドル箱ヒロインというだけはあり、作品に合わせて非常に多くのアレンジが施されて来た。詳しくは該当項目を参照されたし。
BGM以外に目を向ければ『Fate/stay night』(PS2版)のOP『黄金の輝き』やDEEN版時代に発売されたキャラクターソング『遠い夢』などセイバーをイメージした歌謡曲が複数製作されている。
奇しくも、両者はセイバーの宝具を彷彿とさせるネーミングとなっているのが特徴である。
人気投票
第一回、第二回の『Fate/stay night』(&『hollow ataraxia』)人気投票では、2位以下に大きく差をつけて堂々の1位となっている。また「TYPE−MOON」10周年記念時の投票でも1位を獲得しており、Fateは勿論、「TYPE−MOON」作品全般の顔の一人として、15年経った今でも活躍し続けている。
毎月発売されるエロゲ雑誌BugBugの好きなキャラクターランキングにおいては、何と15年にわたり、1位に君臨し続けていたほどである。
関連人物
生前
実の父親にして、ブリテンの先代王。
ブリテンを滅びから救うためにマーリンと共謀して彼(彼女)を作り出した。
円卓の騎士の1人であり彼(彼女)の義兄にあたる。
幼少期から一緒のため、性別も知っていた。「火竜も呆れて飛び去る」と謳われる程の毒舌家で、幼少期世話になったこともあってセイバーは彼に頭が上がらなかったらしい。
最初の円卓の騎士の1人であり、セイバーの世話役を務めた。
アーサー王であるセイバーの死を看取り、エクスカリバーを湖の貴婦人に返還した人物。
彼(彼女)に人間としての幸福を望んでいたが、彼は王が実は女性であるとは知らなかった。
円卓の騎士の1人であり忠義の騎士。セイバーの甥にあたる関係。
生前は王を妄信し盲目的に崇拝していた為、その苦悩を知ることはなく、知ろうともしなかった。
円卓の騎士の1人であり、姉・モルガンとの間に産まれたセイバーの不義の息子(娘)。
父であるセイバーに自身のことを認めて欲しいという彼(彼女)の想いにセイバーが応える事は終ぞ無く、最終的には絶望した彼(彼女)の叛逆によりブリテンは滅亡した。
とはいえども、回想とセイバー自身の性格を見据えて考えると、モードレッドの存在そのものを認められなかったと云うよりは、「竜の因子」という到底人の手には余る力を受け継ぎ「理想の王」かつ「人とブリテンの守護者」としての全ての責務を背負い込む使命の重大さと、それを全うするにあたって誰にも理解されず孤独な戦いを強いられようとも、ただ一人で立ち向かい耐えられるだけの覚悟と、何よりも本人が思い描く「国の未来と王の在り方」さえも全く無い、ただ「そうあるべきだ」という考えのみで行動している彼(彼女)には今の時点でその器が足りているとは全然思えず、後継者どころか王としてもまだ未熟過ぎるから応えられない……という意味合いがあった可能性がある。
円卓の騎士の1人でありセイバーの親友。そして自身の妻と不貞を働いた裏切りの騎士。
彼の離反をきっかけにブリテンは崩壊への道筋を辿っていく。セイバーは彼を全く恨んでおらず、むしろ不倫のことは、妻ギネヴィアへの負い目もあって感謝すらしていたが、それが却って本人を苦しめていった。第四次聖杯戦争では狂化され、贖罪を求めて幾度となくセイバーに襲いかかる。
宮廷魔術師であり王であったセイバーを導く存在。
アヴァロンに存在する塔に幽閉され、惑星の終わりを待ち続ける。
かなりのトラブルメーカーで、身内に丁寧なセイバーでさえ、彼を「あいつ」呼ばわりする。
円卓の騎士の1人であり、甥でもある。「鉄のアグラヴェイン」の異名を持ち、王の補佐官や文官を兼ねる円卓きっての強者で、セイバーの側近であり右腕。モルガンの息子の1人でスパイだったのだが、忠誠は本物で結果的に円卓崩壊の一端を担ってしまうも彼自身に二心は全くなかった。
「王は人の心が分からない」という諫言(進言)を残し、円卓を去った騎士。
セイバーは彼を恨んでおらず、むしろ『hollow』ではその名を嬉しそうに呼んでいた。
ただし、寝てるのか起きてるのか分からない独特の雰囲気は苦手だった模様。
円卓の騎士の1人であり、セイバーの姪にあたる関係。
彼女のマイルームボイスで最期までセイバーと共にいられなかった事を盛大に泣かれており、セイバーがオロオロしている姿が目に浮かんでくる。
生前の妻。セイバーの性別を知りながらも王妃として彼(彼女)の力になろうと思っていたが、王は孤独であると定めて完璧な王として振る舞おうとした彼(彼女)にそれは必要なかった為、孤独感を感じた彼女はやがてランスロットに恋をし、不貞を働いてしまう。セイバーは不倫を知りながらも、自身の妻にさせてしまった負い目もあり黙認していたが、公になってしまった事で2人を罰するしかなかった。またギネヴィアに化けたモルガンの策略によって、セイバーは魔術による誘惑と同時に男性化(男体化)された上で精子を盗まれてしまう。その時の精子を用いてモルガンとの間に産まれたのが息子(娘)のモードレッドである。
ブリテンの加護を受け継いだ異父姉。
自分を差し置いてセイバーが王に据えられたことを非常に恨んでおり、セイバーの妻であるギネヴィアに化けてセイバーとの間に作ったモードレッドと、ロット王との間に作った自らの子供であるアグラヴェインを利用し、ブリテン滅亡の裏で暗躍していた。
実の伯父にして、敵対者の1人。
ウーサーから王位を奪い白き竜となった彼をガウェインと共に討伐した。
Fate/stay night
契約したマスターであり、自身の"鞘"。
士郎の魔力供給が不十分なためか十全の力を発揮できず、当初は見解の違いからぶつかり合うばかりだった。しかし、徐々に互いを認め合い、ルートによっては恋人同士になる。
どのルートに行っても人間的な相性は抜群であり、剣の誓いも健在である。
本編前に衰弱死した第四次聖杯戦争におけるセイバーのマスターであり、士郎の養父。
互いに相容れなかったのは前述の通りだが、セイバーは彼を「効率主義者のリアリストで、自分の好き嫌いなどは度外視して結果だけを重視していた典型的な魔術師」と評し、セイバーも目的達成のためなら多少の非道や犠牲もやむ無しと許容できる性格なため、戦術的相性だけなら悪くなく、巧みな連携によって言峰神父を焦らせたほどである。
第五次聖杯戦争におけるアーチャーのマスター。
ルートによってはセイバーのマスターに代わることになる。
彼女がマスターとなって漸くセイバーは十全に力を発揮できるようになる。
衛宮邸に通う少女。
出会った当初は警戒されるも次第に打ち解けあう。ルートによっては言い合いとなってしまうが、セイバーは彼女の内罰的な性格を見抜き気にかけている。
同盟関係にある第五次聖杯戦争における凛のサーヴァント。セイバーとの直接的な関係は無いが、ルートによっては彼の正体を知り、その生き方の過酷さを思い知ることとなる。
第五次聖杯戦争におけるライダークラスのサーヴァント。
2つのルートにおいて、それぞれ異なった立場での宝具の撃ち合いを果たす。
続編『hollow ataraxia』ではソリが合わない同居人。
第四次聖杯戦争におけるアーチャークラスのサーヴァント。
ある人物の面影を重ねたのが原因となり、第四次聖杯戦争の終盤で求婚され第五次聖杯戦争でも執着されたが、セイバーは彼を心底嫌っているため、(物理的にも)バッサリと切り捨てている。
Fate/strange Fake
生前の直接的な関係はないが、伝承では彼(彼女)の死後、アヴァロンを相応しい箱に収めてコーンウォールの地に埋めた者。後にそれはセイバーを召喚する触媒となるが、順を追って考えれば現代にて二度も召喚される事となる元凶であると同時に、抜き身の剣であった王を護る鞘との出会いに繋げた功績とも言える。『 Fake』ではフランチェスカがセイバーを召喚しようとしたが、用いた触媒がアヴァロンではなく上記の箱の方であったため彼が顕現してしまった。
外箱だけが別人に由来する物だと知らないのも無理からぬ事である。
Fate/EXTELLA
召喚の原因となった、遊星の先兵である少女。アルテラ自身がどうにもならなくなった場合は聖剣で彼女ごと遊星を両断する役目を担っていたが、猶予はあるとギリギリまで静観に徹していた(セイバーが本編ストーリーに関わらないのはその為である)。
Fate/Prototype
異なる世界での「男のアーサー王」。
アルトリアの男体化というよりは、経緯的には彼を女体化したものがアルトリアである。
ちなみに獅子劫界離などの反応から分かる通り、汎人類史の世界でのアーサー王であるアルトリアは後の世で男として伝わっている事が分かる。
異なる世界での「女性マーリン」。
別次元では、アーサー王と同じくマーリンも性別が逆転していてマーリンとアーサーが同じ声である為か、プロトマーリンとアルトリアは同じ声である。マーリンはアルトリアに対して反省しているが、プロトマーリンの方はアーサーに対して反省はないのでこちらの方がタチが悪い。
Fate/Grand Order
この世界で契約したマスターと、その後輩。
幕間では、度々2人に戦闘の稽古を施していることが窺える。
また、マシュの霊基に眠る存在について薄々察しているようであった。
どこそこで「そっくりさん」扱いされるローマ皇帝。見た目は似てるが、実はそんなに似てない。
『Fate/Grand Carnival』では騎馬戦で対決し、頭突き合いをしながらメタな言い争いを交わしたのち、お互いの宝具をぶつけ合うなど激しい戦闘になった。OPでは踊っている間も睨み合いを続け、最終的にはセイバー・リリィを挟んでの取っ組み合いとなる。ギャグ時空以外では仲は悪くない。
並行世界から来た女武蔵。2019年水着イベント『英霊剣豪七色勝負』で聖杯をうどんの皿代わりにして食べた彼女の行動に対して驚きつつも自分もやってみたそうな反応をしていた。また、食関連だったからなのか、久しぶりに青王がイベントストーリーに登場した。
『マンガで分かるFGO』で初登場したランサー。
セイバーに一目惚れし、それからは『マンガで分かるFGO』内で共演するとぐいぐいと迫ったり控えめに口説いたりなど、ストーカーのような行動もするようになり、やがてセイバーを自身のボーイフレンドだと思い込み、彼女のバイクを勝手に使ったりするなどやりたい放題しているが、セイバーからは全く相手にされていない。だが、お構いなしに彼女はアルトリア顔に赤面して照れたりセイバーへの恋心は止まらないようだ。また、素敵な美少年だとポスターに写っていたアルトリア・キャスターにときめいたり、2023年水着イベント『サバフェス2』ではアイドル衣装を見に纏うフォーリナー霊基のアルトリア顔のえっちゃんにときめいて彼女の写真集を5冊購入していた。
初登場は『Fate/stay night』でこちらの方では黒聖杯により汚染され反転した黒セイバーだが、カルデアに召喚された黒セイバーはセイバーの暴君の側面が切り取られて召喚されているとのこと。
性格は傍若無人だが、犬好きな一面がある。こちらも食べることが好きなのだが、通常のセイバーとは食の好みが違うらしく、黒セイバーはジャンクフードを好む。
大変ややこしいが、修行時代のセイバーとは違うifの修行時代のセイバーである。
性格は穏やかで、見た目や服装はプロデュースしたマーリン好みの姿をしている。
男として徹していたのが修行時代や騎士王のセイバーであるが、こちらでは花のような可憐さを全面に出していて、民達からは「姫騎士」と呼ばれ、慕われていたらしい。
聖剣エクスカリバーではなく、聖槍ロンゴミニアドを手にしたifのアルトリアである。こちらはエクスカリバーによる不老がない為、成長が止まっておらずナイスバディな大人の姿に成長したアルトリアである。他にもアルトリア・オルタ(槍)やルーラークラスとなった水着姿も存在する。
本人にそっくりな別次元の別人(?)それとも別次元の本人(?)
ギャグ時空では彼女(?)に対して姉のように接していた。
別世界のアルトリア。Xは、メタ的にアルトリア族が増え続けてる事に憤慨し、アルトリア族やセイバークラスのサーヴァントを殲滅しようと目論んでいる。ただし、セイバー・リリィには優しい。XXの方は、水着霊基のXであるが、心なしか姿はXより大人の姿になっている。
人類を脅威から守る為に宇宙警察の仕事を勤めている。
Xのオルタバージョンかと思えば、自分同士なのに友人となっている。あだ名は「えっちゃん」。
見た目は暴君のセイバーオルタに似ているが、中身は全く異なっていてこちらではのんびりとしたマイペースな性格をしている。Xと同じく食べることが好きで、えっちゃんは和菓子が好き。
予言の元に生まれ、選定の「杖」を抜いた異聞帯のアルトリア。
こちらでは王ではなく魔術使いである。少年のように野原を駆け回る明るい性格をしているが、とある使命を背負っていて、その使命に対して愚痴をこぼしたり、弱音を吐いたりする騎士王の方にはない普通の人らしさがある。別世界とはいえ、同一人物だからなのかカルデアで二人とも召喚されていても、互いに姿を見たり認識はできないようだ。
衛宮士郎を依り代にしたサーヴァント。
セイバーの方のアルトリアとはカルデアで交流があるのかは不明だが、依り代の影響なのか心配しており、マスターである主人公に「セイバーと話をしておけよ。」と釘を刺している。そして、バージョンがありすぎるとクラスを全種類制覇するのか?と驚かれている。
余談
- 型月あるあるなのだが、男装とは言い難い衣装である。
- 『16bitセンセーション』という作品のアニメ版において、2023年のIF世界で存在する『FGO』に登場した。ナレーションも高橋李依(マシュ)な上、この世界のセイバーを担当したのもオリジナルキャスト(川澄綾子)だったため、衝撃を受けた視聴者が多かった。なお、ALで川澄は別キャラを担当している。