概要
『ポケモンSV』の最高難易度★7のテラレイドバトル第33弾。
開催日時は11月15日9:00 - 18日8:59・22日9:00 - 25日8:59。
特殊行動
(単位:%)
対策
H | A | B | C | D | S | T |
---|---|---|---|---|---|---|
95 | 109 | 105 | 75 | 85 | 56 | 525 |
特性は従来通り隠れ特性「シェルアーマー」。そのため、特性を消す手段がないと「きあいだめ」などによる急所戦法は現実的ではない。
技はテラスタイプ一致「じしん」及び「だいちのちから」、元タイプ一致「ウッドハンマー」、ひこう・特性「ふゆう」対策「うちおとす」と物理寄り両刀編成となっている。
なお、「うちおとす」は追加効果ではなく状態変化(うちおとす状態)を付与する技のため、特性「ふゆう」に「おんみつマント」や「とくせいガード」を持たせて対策することは出来ない。
戦闘が始まるといきなり「からをやぶる」を使って「こうげき」「とくこう」「すばやさ」を跳ね上げてからデバフを消して来るため、相手の「こうげき」「とくこう」「すばやさ」に大幅なブーストが掛かった状態でバトルが始まることとなる。
ドダイトス自体はさほど速いポケモンでもないが、「からをやぶる」を積まれると「すばやさ」が2段階跳ね上がるため、実数値が266となりこれ以下のポケモンは問答無用でドダイトスに上からぶん殴られる。
さらに戦闘が進むともう1度殻を破って来るため受けるダメージが跳ね上がり、1回目の分のステータス上昇が残っているとここで痛打を浴びせられるハメに。
その上「だいちのちから」と「じしん」で両刀となっているため、物理特殊どちらか一方への対策は有効ではなく、「うちおとす」が採用されているためひこう・特性「ふゆう」での対策も封じられている。
そしてHPを削っていくと終盤で特殊行動の「じしん」と通常技が1度だけ連続で飛んで来るため、ここで落とされないように注意したい。
なお、元がくさのレイドボスは「グラスフィールド」を展開して来るケースが多いが、ドダイトスの場合はくさ技を強化出来る反面「じしん」の威力を殺してしまい、さらにこちらのくさ技の威力を増してしまうためか不採用となっている。
それに加えて「だいちのちから」はグラスフィールドによって威力が低下しない技であるため、味方の「グラスフィールド」によって弱体化させる戦法は効果がないので注意。
攻略お勧めポケモン
弱点を突けるのはみず・こおり・くさ。
みずはくさ技で弱点を突かれるため原則候補外。こおりは「うちおとす」で弱点を突かれるものの、技威力の関係で等倍のじめん技の方が痛い。
一方でくさは高威力のじめん技・くさ技を半減できるため、くさが最有力となる。その他特性「そうしょく」「どしょく」持ちやドラゴンも候補となり得る。
また、元がくさ故に余りお勧めされなかった「グラスフィールド」持ちに関しても、「じしん」のダメージを軽減しつつ弱点を突けるという利点により候補対象となっている(ただし、相手のくさ技を上昇させる点は変わらないので、使用の際は仲間がどのようなポケモンを使うのか考慮する必要がある)。
(※攻略可能ポケモンの扱いに関しては最強のゴウカザルのコメント欄にて議論が交わされており、向き不向きを問わず「最有力候補」「レイドの嫌われ者」といった極端な記述は控えるよう願います。また、明らかに不向きなポケモンを自身で検証もせずカタログスペックだけで判断したり、「SNSで見たから」等の理由で推奨するいい加減なユーザーも存在しますので、実際に使用した上での記述をお願いします)
アタッカー枠
耐久が比較的高く、特性「こぼれダネ」でグラスフィールドを展開し、HPを自動回復しつつ高火力の草技をぶつけて行く戦法が取れる。まずは「あまえる」で相手の攻撃を下げ、「にほんばれ」で天候を晴れにして「せいちょう」を積み、「ギガドレイン」で押していく。
「こぼれダネ」によるグラスフィールドはプレイヤーが使う草技の威力を上げて回復もしてくれるが、「ウッドハンマー」の威力も上げてしまうためマルチでは使う場合は味方のタイプ相性も確認することをお勧めする。
また、「だいちのちから」対策に「ひかりのかべ」は必ず覚えておくこと
注意点としては攻略に用いるオリーヴァのテラスタイプは確認しておくこと。効率良くダメージを与える点・じめん技や「ウッドハンマー」のダメージを抑える点から、テラスタイプがくさタイプ以外ならチャンプルタウンでテラスタイプを変更しておきたい。
すばやさに164振ることで「クリアスモッグ」を上から打つことができ、「アシッドボム」+「わるだくみ」からの「ギガドレイン」でダメージを与えつつ体力管理をする。
特性「ふゆう」で抜群であるじめん技が無効になるが、「うちおとす」を受けると当たってしまうようになる……のだが、なぜかドダイトスは後半の2回行動までじめん技を打ってこない。
結果、威力の低い「うちおとす」か半減である「ウッドハンマー」しか受けない。
元々の耐久が低いため、持ち物は「しんかのきせき」、努力値はすばやさに164振ってぼうぎょに極振り、残りをHPに回すとよい。性格はひかえめでも持つが、心配ならばずぶといにしてもいいだろう。
テラスタイプはくさ一択。ギガドレインの火力増強のほか、後半の2回行動でのじめん技を半減できる。
欠点は上記のAIの穴を知らないプレイヤーも多く、「うちおとす」持ちのじめんテラス相手に「うちおとす」を食らうとじめんわざで弱点を突かれる「ふゆう」持ちポケモンが出るとマルチでヘイトを買いやすいところか。
心配なら自分で募集をかけるか、フレンドとのマルチプレイで使おう。
なお、言うまでもなくゲンガーはじめん技で瞬殺されるので論外。
「ワイドブレイカー」を3回繰り出した後にテラスタルで「あまのじゃく」+「リーフストーム」連打で特攻をガンガン積みながら安定して戦える。
回復技には「ギガドレイン」があるので安定して攻略可能。「いえき」で相手の特性を消したり、バリアが張られる一歩手前辺りで「ちょうはつ」を使い封じ込めたりすると良い。「スケイルショット」でぼうぎょバフも可能。
テラスタイプはくさがお勧め。持ち物は、攻撃技のみ編成している場合は、とくぼう強化のために「とつげきチョッキ」を持たせた方が良い。
とくぼうバフの方法が乏しく、とくこうデバフ攻撃がないため、最低でもとくぼうの努力値は極振りしておくこと。でなければ「からをやぶる」で強化された「だいちのちから」がかなり痛手になる。
とくぼうデバフ効果も発動率が10%なので、乱数的にあまり当てにならない。
ソロの場合は「いかく」要員が必要であり、マルチにおいてはこうげきデバフだけでなく、とくこうデバフ要員も欲しいところである。
はがねタイプだが、特性「どしょく」によりじめんは無効であるため、ドダイトスの「じしん」と「だいちのちから」を気にする必要は無い(バフ消去直後を除く)。
ぼうぎょ種族値も145と高く、「てっぺき」を積みつつ「ボディプレス」で押していく。
または「てっぺき」や「とぐろをまく」で積んで「アイアンテール」「アイアンヘッド」で攻める鋼テラス型もアリ。こちらは適当に捕まえた野生個体をミント・アメ・とっくん・努力値振りで補正・育成してやれば即戦力として投入出来るため、育成コストが安上がりな利点がある。
回復手段に乏しいので、持ち物は「かいがらのすず」一択。バフ・特性消し対策として「まもる」も欲しい。
「クリアスモッグ」を覚えるポケモンで唯一、じめん技に耐性があるポケモン。
「からをやぶる」を随時「クリアスモッグ」で消し、「にほんばれ」+「こだいかっせい」+「せいちょう」からの「ギガドレイン」で押していく。
スカーレット版限定なのが欠点。
こうげき寄りの種族値であるため、「こだいかっせい」でとくこうを強化したい場合は、性格をひかえめにし、努力値をとくこうに極振りして余った数値はぼうぎょやとくぼう、HPなどに振り分けておくこと。
サポート枠
種族値オール100に加えて覚える技の多さから、サポートとして有力なポケモン。
ただし、最低でも「くろいきり」だけは覚えさせておくこと。くろいきりに加えて、いのちのしずくまたはギガドレインなどで自衛は出来る。
また、素早さ種族値は100あるとは言っても無振りだと「からをやぶる」後のドダイトスを抜けない為、先手を取るために素早さにある程度努力値を割く必要がある。
マルチ専用枠
非お勧めポケモン
まず前提としてタイプ相性を全く考慮しない選出は言語道断。
ドダイトスの元タイプはテラス含めくさ・じめんのため、どちらかに弱点を突かれるタイプ選出は避けた方が良い。
いずれもくさ・じめん技で弱点を突かれるので論外。特に「パラボラチャージ」前提のハラバリーとミライドン、くさが4倍弱点のラグラージ・トリトドン・カジリガメ、じめんが4倍弱点のセキタンザン・ヒードラン・ストリンダー等。
ただし、ひこうタイプ以外の複合タイプや特性(「そうしょく」持ちマリルリ等)でくさ・じめん技を等倍以下に抑えられるポケモンは例外である。
「うちおとす」が採用されたため、じめん技を等倍・半減で受けられないポケモンは論外(特にアーマーガアとエアームド)。
ただし、ひこうタイプでもくさ複合のトロピウス・ワタッコは例外である。
- 特性「どしょく」ではないミミズズ
「どしょく」の場合であればこそ今回のレイドでアタッカーとして有用となり得るのであり、そうでない場合は弱点を突かれる「じしん」「だいちのちから」で返り討ちとされる可能性が高い。
特に☆6レイド産のミミズズは隠れ特性「すながくれ」固定であるため、使用する前に特性を確認し、「どしょく」でなければとくせいパッチを使ってでも必ず特性を「どしょく」にしておくこと。
イーユイはじめん、ディンルーはくさ技で弱点を突かれる。パオジアンも防御が下がるどころか、いわ技で突かれる為、非推奨。
チオンジェンだけは弱点を突かれず、特性で相手の「こうげき」を下げられるので味方の編成次第ではサポーターとして一考の余地はある。
今回は「ギガドレイン」軸で押していく事が多いため、特性による「こうげき」低下がデメリットになりづらいのも良い。
かまどのめんといしずえのめん、いどのめん共にテラスタルすると弱点を突かれるため論外。
みどりのめんだけは弱点を突かれないが、ぼうぎょ系バフを一切覚えず、攻撃系デバフも「あまえる」だけであるため自分が生き残れるか疑問。
ただ、あくまでもソロで討伐するならの話であり、マルチで「クリアスモッグ」や「くろいきり」の使い手やデバフ要員と組んだ場合はアタッカーとして活躍はできる。回復手段も、「ウッドホーン」がある(なお、ソロでみどりのめんを使用して討伐したプレイヤー自体は存在する)。
てんねんは「からをやぶる」に対して有効となる特性であるが、ピクシー以外はいずれもくさ・じめん技で弱点を突かれるため非推奨。特にくさが4倍弱点のヌオー。
ピクシーだけは弱点を突かれないので一考の余地はある。
報酬
これまで通り6Vかつ隠れ特性のドダイトスを入手出来、性格は「ゆうかん」、技は通常技の通り。初回のみわざマシン149(中身は「じしん」)ととくせいパッチが確定ドロップし、この他テラピース、とくせいカプセルやパッチ、ドーピングアイテム、けいけんアメ・換金用アイテム・秘伝スパイスなどがドロップされる。
最強のドダイトスを親としてナエトルのタマゴを孵化させれば、対コノヨザルレイド向けのドダイトスが用意しやすくなる。
余談
ドダイトスの参戦によって過去御三家は全て登場し、最強レイドバトルは一つの節目を迎えることとなった。
ドダイトスが御三家の大トリに選ばれたのは、「SV」のストーリーの鍵を握るポケモン「テラパゴス」が同じく亀モチーフなので、その点を意識した可能性も考えられる。また、開催1度目の最終日である18日は記念すべき「SV」の発売日でもある。
なお、今回で最強レイド自体が完結するとは言われておらず、今後他のポケモンがピックアップされることは十分考えられるし、パルデア御三家が登場する可能性もある。
関連タグ
★7テラレイドバトル
最強のオーダイル→最強のドダイトス→???????