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「やっと近付いたと思ったのに……。コツコツ実績作って本社戻れってか~……だるっ……」

「俺の相手はお前らだ…」

演/CV:庄司浩平

スーツアクター:米岡孝弘(第12話)/永徳(第13話以降)

変身する仮面ライダー

仮面ライダーヴラム

概要

仮面ライダーガヴ第12話で初登場した、クラゲを思わせる容姿をしたグラニュート

一見すると他の一般グラニュートと大差ない存在だが、実際はストマック社に恨みを持つ潜入者。

バイトとして加わった際のコードネームは「グラニュート・ラーゲ9」。

第15話で、ニエルブの生体改造によって人間態を獲得。メッシュの金髪パーマで、どこか虚ろな表情をした青年の姿に擬態するようになる。

擬態当初は黒い外套・帽子を被った(役名は「帽子の男」)いかにも怪しい風体であったが、第17話にて外套と帽子を脱ぎ、白いダウンベストと青いシャツによるサーフスタイルをコンセプトとした、怪人態と同じ色合いのカジュアルな服装へと変更。

なお描写上はアウターを脱いだだけだが、ボトムスも黒は共通ながらもプリーツとスリットの入っているガウチョパンツに替わった、Aラインシルエットコーデになっているのが特徴。

グラニュート・ラーゲ9

データ

身長:193.9cm

体重:79.9kg

特色/力:触手・毒

ラキアのグラニュート族としての本来の姿で透明感のある白い頭部や触手を生やした身体を持つ。

当初はグラニュート界にいながら衣服を着用していなかったが、後の回想では衣服を着ておりあくまで「演出」の一環であった模様。

刺胞を備えた触手を無数に伸ばし、刺した対象の幸福度を一時的に極限まで高める神経毒を打ち込む能力を有する。

毒を注入された人間はあまりの幸福から身動きが取れなくなるため、閉鎖空間さえ確保できれば、直前までの人間の心理状況に関係なくいとも簡単に超高品質なヒトプレスを多数確保することができる

なお伸ばす触手は細いながらも威力も充分で、人間界のものならば数本で軽々と貫く刺突が可能。

まさにヒトプレス集めの申し子のような能力を持つグラニュートであり、闇菓子製造担当のグロッタからも「こんな高品質なヒトプレス、中々手に入んないわよ」と絶賛された。

あまりの逸材ぶりに、同族や家族すら見下すランゴ社長からも「(仮面ライダーに)くれぐれも見つかるな。特にお前はな」と秘密裏に行動をするように指示されるなど、新人ながら重宝されている旨の言葉を掛けられ、実際に彼の回収したヒトプレスを見た際には「量も申し分ない。実に素晴らしい」「期待どおり優秀な男のようだ」と素直に称賛している。

しかし効率が良過ぎるが故に、一度に多くの行方不明者を出すことにもなる為、ランゴからエージェントを通じて「やりすぎて目立つな」と釘を刺されている。

実際第17話では大量失踪事件として作中のオンラインニュースで取り上げられてしまった。本人もその事を自覚してか犯行現場自体は防犯カメラのない場所を選んでいたのだが、事件現場付近の防犯カメラにはその姿を捉えられてしまっていた。

加えて、純粋なフィジカルデータもバイトの中では突出して高いようで、ニエルブからヴラスタムギアを授けられ、後述の目的への近道とすべく仮面ライダーヴラムに変身し、ガヴヴァレンと交戦する「秘密のバイト」を請け負うこととなる。

人物像

常に気怠げな表情を浮かべ、「だるっ」口癖とするダウナーかつふてぶてしい性格。反面、後述のようにグラニュートの中でもかなりの実力者である上、中々の演技派でもある。

初登場時は既に真っ当な思考ができない寸前まで闇菓子に毒されたかのような様子をみせたことに加え、ストマック家やエージェントにも謙虚に接しており、表向きは彼らにとっての『理想的な闇バイト』として振る舞っている。

しかし、エージェントの監視から離れた途端本性を表し、闇菓子ではなくストマック社への潜入が目的であると思わしき本心を漏らしている。

本人は中毒どころか報酬として闇菓子を受けとっても一つも口にせずエージェントが離れた瞬間に投げ捨てており、第18話では同僚との会話から自身は闇菓子を食べた経験すらないこと、そして回想から闇菓子に侵されていたのは、弟のコメル・アマルガであったことが示唆されている。

衣服無しで闇菓子欲しさに強奪しようとした様子も中毒者を装ってストマック社に潜入するための演技だった可能性が高く、その目的にはコメルが密接に関わっている模様。

ストマック家に対しても、監視外で同じ扱いをされれば普段の気怠さも捨てて激昂するなど内心では強い嫌悪感を持っており、同僚のバイト相手にも非効率な働き方や闇菓子中毒を侮蔑する態度を取っている。

なお秘密裏に結託したニエルブが独自の思惑で動いていることを察して以降は、真意は明かさないながらも彼やその秘密の関係者にのみ(彼の希望もあって)恭しい態度を捨て、本来の不遜な態度で接している。

当然ながら目的に近づく手段である人間を襲う事に対しての躊躇は一切無い(無関係の罪のない人間を襲っている時点で、やっている事はストマックと同じだが)。

更に新人バイトながら、上記のように人間を攫う際に徹底的に効率良く淡々と仕事をこなすなど、フィジカルデータも含めて妙に荒事に慣れている様相もみせている。

ヴラムに変身後はふてぶてしい態度はそのまま相手の攻撃を受け流し逆にカウンターで攻撃する戦闘スタイルを取り、スペック差があるとは言え対グラニュートの戦闘経験をある程度積んで連携も取れているガヴやヴァレンを常時圧倒する強さを見せつけた。

動向

覚束ない足取りでストマック社店舗を訪れ、闇菓子を密売所から強奪しようとするが、売り子をしていたランゴ女性エージェントに阻止されてしまう。

「頼む……もう金がないんだ!」

「どうしても食いたいんだ!何でもするから頼む!」

必死に懇願した直後、現れた男性エージェントによって「迷惑になりますからこちらへ」と告げられ、売り場から引き剥がされる形で連行され、奪おうとしていた闇菓子も売り子のエージェントに没収された。

その後、ショウマの著しい成長ぶりに危機感を覚えたランゴの思惑で、新たなるバイトの補充人員としてストマック社に連れてこられた。

再び目隠しをされてニエルブの実験室に連れ込まれ、困惑しながら「あの、私は何をすれば……?」と尋ね、ニエルブから手術台に寝てもらうよう促される。

ニエルブの生体改造により人間態を得たことで、「ラーゲ9」のコードネームを与えられ、ランゴから改めて闇バイトとして正式に採用される。

命令されるがままエージェントによって人間界に送り込まれたが、エージェントの監視から逃れた途端に露骨に物憂いな態度になり冒頭の愚痴を呟きつつも、裁判所に傍聴人として参加し能力を解放。その場にいた人間全員をいとも簡単に上質なヒトプレスに変え、淡々と回収した。

裁判所で集めたヒトプレスがランゴとグロッタから高く評価されており、映画館で集めたヒトプレスをエージェントに渡した際にそれを伝えられる。

報酬として受け取った闇菓子を受け取った後中身を確認するも、一つも口にせずすぐに放り投げ、「やれやれ……とりあえず認められたな・・・。この調子で、もっと信用されるようになれば……」と呟いた。

なお、ランゴは「あいつが闇菓子にはまってくれてよかったよ」と完全に信用しており、他のバイトを囮にラーゲ9を本命として動かすことを画策しているため、今のところ本意には気づかれていない模様。

その一方、新たなライダーシステムの使用者としてニエルブから密かに目をつけられる。

いつものようにヒトプレスを集める為高齢者向けの詐欺防止セミナーに侵入し、参加者と講師を全員ヒトプレスにする。

一方でヒトプレス集めしかできず埒が開かない現状を憂いている中でニエルブの単独接触を受け、「秘密のアルバイト」の誘いから彼の単独行動を悟り、腹を探るべく慇懃無礼な態度に切り替えるものの、それを彼に気に入られて素の性格で接するようになる。

ニエルブから「闇菓子以外の報酬」を持ち出されたことで、突破口としてニエルブと改めて結託、邪魔者のガヴとヴァレンを狩るハンターとしての仕事を請負い、彼の作成したヴラスタムギアどっプリンゴチゾウを受け取った。

ガヴとヴァレンに追い詰められたチョールを助ける為……

「変…身。」

怪人態から直接、仮面ライダーヴラムに変身。

相手の攻撃を応用したカウンター主体の攻撃を繰り広げ、2対1の不利な状態もものともせず2人を圧倒した。

前回に引き続きガヴとヴァレンを圧倒し、チョールが逃げ延びたこととニエルブの呼びかけに応じて一度その場を撤退。

ニエルブと共に酸賀研造の元に赴くが、彼からは貴重なサンプルとして興味津々な様子で接され、不快感を露わにしていた。

その後、手口を封じられて焦り出したチョールに闇菓子の味を聞いていた彼の胸中には、同じように闇菓子中毒に陥っていたコメルの姿が浮かんでいた。

そしてチョールを追い詰めたショウマと絆斗の前に立ち塞がり再び彼らと対決。

ガヴにチョールを追わせたヴァレンと戦い、前回に引き続き彼を圧倒するが、その最中に「お前もストマックの一族なのか!?」とヴァレンに問われるが

「俺が、あの一族……?冗談じゃねぇ!!」

と、先程までの気怠げな態度が消え激しい怒りを顕にしだし激昂。そのまま必殺技を喰らわせて彼を変身解除に追い込んだ。

余談