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主人公補正

しゅじんこうほせい

メタ的な要素の一種で、要するに『物語の主人公だから』という理由で発生する様々な補正。
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概説

主人公補正とは、創作に関連する俗語(スラング)の一種である。

主人公又は主人公側に付くキャラにのみ適用される設定・物理法則その他諸々を一切無視した謎の補正。言ってみれば「プロットの都合」であり、物語の進行上で必要な事件に遭遇したりすることを指す。


  • 敵がどんなに攻撃をしても当たらないor倒れない
  • 逆に主人公が一発でも攻撃を当てると敵が倒れる
  • 主人公の攻撃は絶対に当たる。
    • 雑魚敵が相手のみ有効で、強敵が相手だとそうはいかない。ロボットアニメでは比較的昔からあった主人公補正。
    • かのシャア・アズナブルが「当たらなければどうということはない」と発言したことは「主人公の攻撃は絶対に当たる」という常識を覆したことでもあるため、当時の視聴者には少なからず衝撃を与えたらしい。
  • 成功率の低い技や作戦を成功させる
    • 後述の「死なない」という例も影響している。失敗したら死ぬという状況なら失敗することはない。雑な作戦を気合いや根性だけで成功させたり、逆に緻密すぎてありえない作戦がたびたび成功する。
    • リアルで使おうものなら失礼・非常識極まりない事を平気で言うが、その後まるで先を読んでいたかのようにそれが正当化される展開が起きる。
      • 例:大量殺戮をし、地球をも乗っ取りかねないベジータ孫悟空がリベンジしたいという理由でとどめをささずに逃がす→フリーザ編を経てベジータが仲間になる。
  • 当人にその気が皆無でも無駄にモテる
  • 特殊な能力や才能の持ち主である
    • これがきっかけとなって物語が進んでゆく。
    • エロゲ等の場合はモテなければ、推理ものなら事件が起きなければストーリーが進行しないという理由もある。特殊な才能などの持ち主である場合は前述の「敵の攻撃が当たらない」等の主人公補正に対するエクスキューズにもなる。
  • 死なない
    • 主人公が死んでしまうと物語が終わってしまうため、どんなピンチに陥っても逆転するなどして生き延びる。
    • ただし、物語からの退場にはならなかったり、主人公が交代するなどの理由で主人公の生存理由がなくなってしまった場合は死ぬことがある。
  • 負けない
    • 負ける=死ぬという状況なら上記と同じ理由で負けることはないが、ラストで敵と相討ちになったり、敵を道連れに自爆するといったこともある。途中で一度負けて捕まってから脱出したり、負けても「殺すには惜しい」と見逃されたりするケースもある。
    • スティーブン・セガールアーノルド・シュワルツェネッガー等の「強さと爽快感」を売りにしたアクション映画の主人公はまず敵にやられて死ぬことはない。
    • だが、リゼロのナツキ・スバルは何度でも負けて死ぬ。また、スキルの都合上、撤退や肉体的な死を繰り返さざるを得ない例もある。
  • 一度負けても、次にはパワーアップ(新能力、新技の習得など)して勝つ
    • ただし、主人公側も修行するなどの相応の努力が必要とされる。この場合、敵側が様々な理由で主人公がパワーアップしてくれるのを待ってくれる。
    • 上記とは別に、主人公の努力なしでもピンチに新たな力が手に入り逆転するがその代わり、主人公以外の登場人物が犠牲になったりするなどで主人公も何かを失うことが多い。
  • 美形として生まれついている
    • 特に理由がなければ、ブサイクブスが主人公のヴィジュアルに採用されることはない。あえて採用されるときは「醜い小男だが心は誰よりも優しい」「ブスが自分磨きをする(何処がブスやねん、って奴も多いが。特に女性向け)」「ブサイクさで演出するギャグ漫画」など根幹に絡むことが多い。
    • 逆にリアルでお察しくださいな読者の自己投影を考慮した結果フツメンに描かれるというケースもある(特に男性向け恋愛ゲームやエロゲー)。
    • 特殊なパターンとしては、「ショッカーの怪人バッタ男」に過ぎないはずの仮面ライダーが他の怪人たちとは隔絶したデザインな点もあげられる。特に顕著なのが仮面ライダーアギトアナザーアギトの見た目の差。
  • 歴史作品において、史実より活躍している
    • 取り上げる人物を目立たせたいあまり、史実より美化されたり、挙句には他者のエピソードを横取りしてしまうこともある。
  • 手を汚さずに済む
    • 刀剣といった凶器や殺傷力の強い特殊能力を使用したバトル物に置いて人間又は人間の姿をした敵を主人公の人間性を損なわない為に敵を自滅させたり、他のキャラクターに始末させたりするパターン。

負の主人公補正

逆主人公補正とも呼ばれる。

主人公と言っても良いことばかりではなく、むしろ一般的なキャラと比較すると受難も非常に多い。俗に言う主人公補正というのはこれらを乗り越えるために必要なものでもあり、そういった意味では正負の主人公補正は表裏一体とも言える。

ちなみに主人公以外のキャラクターにこういった補正を付加して厄病神とする事で主人公を苦しめる作品も存在する。

  • 事件、事故、災難、トラブルに巻き起こされたり引き起こしてしまうことが極めて多い
    • 俗に言う不幸体質。主人公が平穏無事なままでは物語は始まらず退屈なものとなる。そのために物語は主人公にありとあらゆるトラブルを容赦なくぶつけ、その結果命に関わる危険な目や重傷を負わされることも珍しくない。
    • 故に主人公は平和や平穏とは無縁の生活を強制されるのである。もちろんそれが原因で主人公本人が死んでしまうことは基本的にないが、裏を返せば死なない程度に酷い目に遭い続けるということでもある。強運が幸運であるとは限らない好例。
    • 上記のように主人公以外のキャラクターに負の補正を付与して厄病神とする事で主人公を苦しめる作品の場合はこのタイプの補正を持っている事が最も多い。そういう作品の場合は主人公が現実と物語を混同した考え方を持っている場合が多く、それ故にそのキャラクターに対する敵意が行動原理となっている。
    • ちなみにこのような「疫病神」キャラは下記の「異性運が悪い」をこの不幸体質とセットで持ち合わせている事が多い。不幸体質を使って「両親などの肉親の死亡率が高い」を起こし、主人公の肉親又は想い人を死に追い遣るキャラも存在している。
  • 主人公が探偵の場合、行く先々で事件が起きて人が死ぬ。
  • 主人公が医者の場合、行く先々で病人や怪我人が多発する。
    • 上記の特に顕著な例。これらの主人公の場合、そもそも活躍を描くために事件(特に殺人事件)や事故が必要になるため、このような確率論的に明らかに異常な事態が発生することになる。特に長期作品であればあるほどこの怪現象は特異かつ露骨なものになるため、本人には一切の非がないにもかかわらず作品内外を問わず死神疫病神等と揶揄されてしまうケースも珍しくない。
  • 理不尽な憎しみをぶつけられる
    • 上記の事件やトラブルに巻き込まれながらも何とか生還した結果、憎しみの捌け口を求める犠牲者の遺族等から理不尽な形で怒りの矛先を向けられたり、最悪の場合は命まで狙われるケースも生じる。酷い場合は、自身を苦しめてやりたいという動機から敵対勢力に加担したり、「贖罪」を求めて無茶苦茶な要求をしてくる、自身ではなくあえて周囲の人間に攻撃を仕掛けて人間関係を壊そうとしてくる等、主人公にとっては心身共において苦痛に苛まれる展開になり、周りを巻き込みたくないが故に自ら孤立する道を選ばざるを得なくなる事さえもある。
    • あくまでも「劇中」だけでならまだしも、最も酷い形と言えるのは、「劇中外」…つまりはリアル」においてまで憎しみをぶつけられてしまう事にあると言える。特に主人公と敵対するキャラクター達等に何らかの悲劇的な過去や同情を引き寄せる様な魅力があった場合だと、判官贔屓と言える感情移入が集まった結果、所謂アンチ信者によって、客観的な事実が無視されてしまう形で主人公に憎悪の矛先が向けられてしまう事になる。揚げ足を取る様な屁理屈で批判されるだけならマシであるのだが、エスカレートしていくと風評被害からキャラヘイトヘイト創作と歯止めが利かなくなっていき、その影響で公式の続編等で本当に主人公の扱いが悪くなってしまう事さえもある。
  • 死ねない
    • 前述の「死なない」を裏返すとこうとも言い換えられる。
    • どれだけ苦難に晒され尊厳を傷つけられようが、どれだけ親しく大切な人を喪おうが、どれだけ取り返しのつかない深刻な過ちを犯そうが、それこそ死んだ方がマシであっても物語が主人公に死を許されない。仮に死んだとしても前述の通り蘇生が前提か、死んだ状態でまた生きていた時と変わらずか、それ以上の苦難や試練が待ち受けている展開がほとんどで、いずれにせよ主人公が主人公である以上は「死」の安寧が与えられることはまずない。
      • 似て非なるものとしては『逆転のカタルシス』の演出の為に不自然に劣勢に追い込まれる」がある。『逆転のカタルシス』は達成されれば爽快感こそある一方で、劣勢下の尺のバランスを誤れば冗長な鬱展開にしかならない。更に劇中で「修行を行った」と明言されていた場合、前述の劣勢状態が長過ぎると「本当に修行したのか?」と白けを誘発させてしまう
  • 異性運が悪い
    • 特に主人公が男性の場合に顕著。モテると言ってもそれが1人であるということは少なく、大抵は複数人の異性による奪い合いとなり、主人公はその板挟みに置かれることとなる。その中には実害を伴うものも多く、当人に自覚があろうがあるまいが主人公も当然のごとく巻き込まれる。また本人の意思に関係なく痴漢の烙印を押されてしまうことも。
    • 第三者から見れば羨ましいことこの上ないとしても、当人にとってはたまったものではない。さらに性質の悪いものになるとその異性キャラの親族(主人公と同性の場合が多い)、友人や取り巻き(これらは逆に異性の傾向がある)に目をつけられて敵対されてしまったり、主人公に好意を寄せる異性キャラ自体が災難の化身のような人物だったりもする。
  • 両親などの肉親の死亡率及び絶縁率が高い
    • 死亡フラグも参照。物語開始前、後に関わらず親やきょうだい(特に年上)等を亡くす、亡くした主人公は多い。穿った見方をすれば主人公に降りかかる死を肩代わりしているようにすら見える。
    • 肉親の死亡よりも更に酷と言えるのが、肉親から絶縁状を叩きつけられてしまう事である。主人公の方に何の責任も無かったとしても、何らかの大きなトラブルに巻き込まれてしまう事で、場合によっては肉親にまで疫病神扱いされてしまい、地元から出て行かざるを得なくなったり、最悪の場合は「お前(主人公)が生きている限り、自分達は安心して暮らせないんだ!」と、命まで狙われてしまうケースもある。こういった場合だと、その後の主人公は重度の人間不信に陥ってしまう可能性も高く、今後の人間関係に悪影響が出た結果、返って苦難な展開に見舞われてたり、過酷な道を歩んでしまう事さえもある。
  • その立場、地位とは不相応な責任の極めて重い役割を課せられる
    • ただの学生でありながら世界の命運を託される、民間人や新米兵士でありながら最新鋭機の使用者やパイロットに任命される、強大な敵と最前線で対峙させられる、世界を滅ぼしかねない存在と交流する羽目になる等が具体的な例。スケールが大きくなると、大勢の人間を守る為に自ら手を汚さねばならなくなったり、世界と大切な誰か(ヒロインであることが多い)の二者択一の究極の選択を迫られてしまうことも。
  • 味方だと信じていた者から裏切られる
    • 「元々敵サイド側から送り込まれたスパイであった」、「人質を取られて止むを得なかった」というケースならまだマシな方であるのだが、「自分の保身や金に目が眩む」、「自分の期待に応えてくれない主人公に一方的な愛想を尽かして敵に魅力を感じる」、「敵に誘惑されて(相手が異性で肉体関係を結ぶとより顕著)売り渡される」、「必死の努力によって一目置かれる様になったのを嫉妬されて追い落とされそうになる」等、いずれにせよ当人達の身勝手極まりない都合で裏切られてしまう主人公はかなりいる。
    • 主人公が裏切られる場合、大抵はどう見ても裏切った側に問題があるのだが、中には「○○○が裏切ったのはお前(主人公)にも責任がある!」と揚げ足を取った論理で味方サイドにまで糾弾されてしまうという、裏切られ傷ついた主人公にとって泣きっ面に蜂な展開もある。この場合、責める側の動機は「八つ当たり」の可能性も高い。
  • 物語のラストで死んでしまう
    • 負の主人公補正の中でも、最も理不尽な末路。数多くの不幸や理不尽を乗り越えて過酷な戦いを何度も繰り広げたにも拘らず、最後の最後で敵と相打ちになったり、差し違える形で敵を倒す、敵に完全敗北する形で死亡する、味方を庇って落命する等、近年のメディア作品の主人公の中には、こう言った末路を迎える者も少なくない。このような展開が多くなったのは、視聴者の中に所謂「滅びの美学」に一種の美徳を感じる者が多くなった事にも起因していると思われるが、最後の最後で死んでしまう主人公本人からしてみれば報われない事この上無い結末と言える。
  • 先天性の持病持ち

補足

とは言っても、完全に主人公補正に頼りきった主人公はほとんどおらず、モテるのに十分な人間的魅力の持ち主であったり、苦労や努力の末に主人公補正が発生する場合がほとんどである。本人の努力の上にこの補正が発生している以上は、不公平とも言い切れないだろう。


また、連続シリーズの場合、最終回にて次の番組のヒーローが登場して颯爽と活躍し、番宣をして去っていくという行為も多い。これを最初にやったのは、1974年にマジンガーZの危機に駆け付けたグレートマジンガーだろうか? 違う。パーマンである。1967年にアニメ『オバケのQ太郎』(白黒のヤツね)の最終回で、Q太郎正太は悪者に捕まってしまうのだが、Q太郎が発信したSOSを聞きつけ、何の説明もなくパーマンが空の彼方から飛んでくるのが最初なのだ。6600倍のパワーでたちまち悪人をやっつけて二人を救い出したパーマンだったが、直後にQ太郎から「君が出てくるのは一週間後じゃないか」と突っ込まれている。


一部のゲームでは主人公補正に相当する能力をキャラクターが保有している事もある。例えばTRPGの場合、プレイヤーの作成したPCは主人公であるため、上記のような補正を保有しているという前提で能力として持っているシステムもある。一発逆転を狙える能力やダイス値へ足すなど、システムにより異なる。


主人公補正キャラ・作品など

アニメ・漫画

遊戯王関連

  • 闇遊戯武藤遊戯)※メイン画像
    • 遊戯王シリーズの先駆者。ブラマジ系統や三幻神などを積みこんだ非常に重いデッキを持ちながら、持ち前のドロー力で使いこなしてみせる。また、その神がかったドローで仲間たちを魅了することも忘れない。
  • 遊城十代
    • 闇遊戯のドロー力をさらに誇張したようなデュエルスタイルで、「E・HEROバブルマン」「強欲な壺」「悪夢の蜃気楼」などを絶妙なタイミングで引き当て、ほとんど手札がないような状態からも一気に巻き返すことができる。3期以降は本来のE・HEROデッキにネオスペーシアン(4期はユベルも)を加えたやはり重すぎるデッキを使っており、これまた闇遊戯同様に見事に使いこなしている。これらに加えて、いろいろなトラブルを起こすが結果として成功、不問扱いになるという意味での主人公補正も備えている。
  • 不動遊星
    • 遊戯王主人公では唯一、闇堕ちしたり人外キャラと融合したり別人格がいるわけでもないとスペックで劣るかのような描写がある一方、ドロー力は先輩たちに負けず劣らずであり、特にシューティング・スター・ドラゴン絡みのドローでは5枚ドローした中の5枚がチューナーという、現実でやったら積み込みを疑われかねない奇跡を何度も起こしている。また敗北することも滅多にない他、メカニックとしても一流、対人関係も良好で相思相愛の相手もいるなど、デュエル以外でも主人公補正を存分に発揮している。
  • 九十九遊馬
    • 初心者デュエリストという触れ込みだったが、敗北は極めて少なく、特にナンバーズを賭けたデュエルではほぼ負けなしである。後に、相棒のアストラルとの合体という条件付きであるが「新しいカードを創造しデッキトップとして引く」という主人公補正が具現化したかのような能力を獲得し、先輩たちとの差別化に成功。ちなみに、トラブルを起こすが結果としていい方向に進むという十代に似た性質も持っている。
  • 榊遊矢
  • 藤木遊作
    • 序盤の時点で既に、何人もの人間をアカウント消去に追いこんだ危険集団であるハノイの騎士の脅威に晒されながらも屈しないという強者ぶりを発揮。さらにスピードデュエル時に使えるスキル「Storm Access(ストーム・アクセス)」は「データストーム」内部から新しいカードを獲得するという(歴代主人公にとっては)おなじみの主人公補正感満載の能力である。

ポケモン関連


ジャンプ関連

  • 両津勘吉こちら葛飾区亀有公園前派出所
    • こち亀が生んだ主人公補正の最もたる存在。毎回お金儲けや下品な行為を目論んでは大原部長秋本・カトリーヌ・麗子に成敗されるが全く懲りず、不撓不屈の生命力と悪運で復活を果たす。さらには40年一度も休載無しという偉業により、週刊少年ジャンプ歴代キャラとのコラボにおいてもその力は猛威を振るう。
    • 悪魔附きの子連れ番長を悪ガキ扱い、フリーザ様の攻撃ですらかすり傷、「両津菌」によりグルメ界の猛毒無効、奴良組初代の畏れ無効、魔界の化物からも「化物」と賞賛される。
  • 人吉善吉めだかボックス
    • 一部では彼が主人公で黒神めだかがヒロインと呼ばれている。主人公補正を無効化するスキル「愚行権(デビルスタイル)」を持つ。
  • 進藤ヒカルヒカルの碁
    • 主人公の一人で囲碁はカードゲームと異なり運要素はない(半目勝負の揺れ程度)。そのため物語においても棋力の高い者が勝つパターンが多く、下手が勝つときは何かしらのハプニング(反則負け、ぽか、不戦・棄権)が多い。
    • ただし、例外もあり、韓国の研究生・洪秀英との対局では、置石2つくらいの棋力差があったにもかかわらず院生のヒカルは彼に読み勝った。この打ち方から伊角や越智は互角に戦う自信はなく、ライバルのアキラたちにも心を打たせた。しかし、プロ試験本戦ではいつも以上の力が出ただけが分かり、伊角や越智には序盤劣勢にて苦しめられる。
  • 脳噛ネウロ魔人探偵脳噛ネウロ
    • 「謎」を食べ続けなければ生きられないという設定を持ち、それ故に「謎の気配」を察知する能力で能動的に事件に関わる。探偵ものにおいて回避不可能な「主人公が探偵の場合、行く先々で事件が起きて人が死ぬ」現象に対して必然的な理由を設けた珍しい例。

他作品

  • キリコ・キュービィー装甲騎兵ボトムズ
  • 上条当麻とある魔術の禁書目録
  • 平沢唯けいおん!
    • 音楽の初心者でありながら「ふわふわ時間」など主題歌を披露して仲間から高評価を得た。最後の最後で風邪を引くアクシデントに見舞われながらも風邪が治って結果的にイベントに間に合った。みんなの歌詞投票で一番に選ばれたりと才能も持っている。
    • 劇場版ではロンドンでの寿司屋のマネージャーにせがまれても「カレーのちライス」で歓迎させたり、梓に他国のマナーの説明をしたり、帰国時間が迫っている状況でドライヤーの件からチューニングを恐れながらもさわ子先生に助けられ、「ごはんはおかず」でロンドン人を歓迎させた上に予定時間に間に合った。
    • &曰く「結局、日本語じゃん。」からは「悪夢」と恐れられ、クラスメイトからは「卒業する前に演奏をもう一度聴きたい」と絶賛され、その後の「U&I」や「天使にふれたよ!」で多くのクラスメイトや梓から歓声を受けた。
  • 新導クロノカードファイト!!ヴァンガードG
    • 初心者ファイターだが、3期にあたるストライドゲート編に至るまでほぼ無敗であり、何かしら負けが多かった前主人公達より主人公補正は強め。シリーズ最終作「GZ」では、自分の未来の可能性と対応するデッキのカードを賭けたファイトに自ら志願した上で敗北、Gゾーンのカードが全て消滅するという他のキャラなら死亡フラグものの状況に置かれるが、チームメイトと共にある特別な儀式を行い、本来なら取り戻せないはずの未来の可能性とカードを奪還するという主人公補正という名の奇跡を起こした。
  • 未門牙王フューチャーカードバディファイト
    • 王道的な熱血主人公。完全初心者でありながら、有名な実力のあるファイター達を倒していき、ほぼ負け無しであるが、努力は怠らない。ピンチに陥っても持ち前の運や精神面で切り抜けたりと上記の不動遊星や新導クロノと似た部分もある。
  • 六つ子おそ松さん
    • おそ松くんではイヤミの存在感が重すぎたが、「おそ松さん」では6人それぞれに個性が付く形でアレンジされ、イケメン化したり女体化したりと一転して優遇。しかもそれらのバージョンのグッズまで販売され、第1話からパロディを連発したりイヤミやチビ太が仕打ちや報復を受けたり様々なソーシャルゲームやメディア作品とのコラボ、そして一番くじの景品としても登場している。
  • のぞみ超特急ヒカリアン
    • ボディのデザインがシンプルとは裏腹に剣系の武器や盾が多くブラッチャーが現れたらスカイサンデー等の必殺技ですぐに撃破するチート的存在。更に彼の大型商品や通常商品のリニューアル仕様により玩具でも優遇な場面を発揮してる。電光では唯一深い思い出を忘れ去れない記憶力があったり最終回でウエストとAHRレスキュー以外のヒカリアンの中で牛若丸と合体する最後の見せ場を持ってる。
  • かばんちゃんアニメ版 けものフレンズ
    • ダブル主人公の一人。記憶喪失であり自分が何の動物か知るためにサーバルととしょかんを目指す。身体能力は低いものの、閃きの良さや数々の独特な動物的特徴を持ちフレンズの力を借りることで各ちほーの問題を次々と解決、終盤セルリアンに食べられたものの他のフレンズと違い記憶を失わず生還。パークを救ってキョウシュウエリアを旅立った。これだけでもすごいのだが、元動物はそれ以上の主人公補正がかかっている節があり弱体化している面もある。恐ろしい。
  • 藤原拓海頭文字D
    • 13歳の時に父・文太からの英才教育として無免許にもかかわらずクルマで豆腐の配達を行っていたため、ほぼ同年代の走り屋よりテクニックが高く、旧式で非力な愛車のAE86で90年代の高性能なクルマを倒してしまうほどであり、高橋涼介からは「公道最速理論の完成系」と称されている。
    • 他にも、本人は「ハチロク以外は運転できない」と語っているのだが他人のクルマをスペック以上の性能で走らせたただけでなく雪道に弱いFRのAE86で雪道に強い4WDセリカを雪道で倒したり(それを見た実在のレーシングドライバーからは「ありえない」と言われているほど)。
    • さらにはイタチが横切ったことでプロのレーシングドライバーに勝利したり、長時間にわたるバトルの末にサスペンションに深いダメージを負いつつも相手がゲロ吐いたことで勝利したり、元プロのレーシングドライバーとの戦いでは相手がウイングを折ったことで勝利したり運の良さにも恵まれている。
  • じーさん絶体絶命でんぢゃらすじーさん
    • 世の中の生き抜く方法を教えてくれるがどれも危険な物ばかりで焼け石に水。しかも老人とは思えないスピードとパワーを兼ね備えており、孫や校長が一方的にいじめられたり、容赦ないお仕置きを受け、自身も最強さんに容赦ない攻撃を喰らってもその内2回は生きていたり、全国大会で置き去りにされても理不尽な出来事もなく優勝する等悪運と生命力も持っている。
    • さらに約100ページものの大長編が何年も渡って連載されたり(コロコロ以外の雑誌も含む)とコラボしたりと彼の優遇さが窺える。
  • 青田赤道嗚呼!!花の応援団
    • 超人揃いのどおくまん作品の中でも有名人。物欲性欲に凝り固まった青年だが、ここぞと言う時の踏ん張りやスケベ根性で多くのピンチを乗り切る。彼を懲らしめ得る存在も少なく、作中ではほぼ最強。
  • 碇シンジ新世紀エヴァンゲリオン
    • 負の主人公補正の権化といえる存在。もちろん正の主人公補正も持っていることは持っているのだが、両者が明らかに釣り合っていない。リブート作品である「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」では周囲の人たちの態度が軟化しているので負の補正は薄まっていたのだが、しかし「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」になると負の補正から逃れられなかった。
  • 江戸川コナン名探偵コナン)・金田一一金田一少年の事件簿
    • 前述の「行く先々で事件が起きて人が死ぬ」補正の代表格。公式においてもネタにされることが非常に多い。

ゲーム

任天堂関連

  • ルイージルイージマンション
    • この作品にて初の主役デビュー。
    • さらに彼の努力に人気の反響が出たのか続編である「ルイージマンション2」や外伝の「ニュースーパールイージU」が登場し、漫画版でも兄のマリオそっちのけで物語を引っ張った。マリオ&ルイージRPGシリーズでも周囲からいじられながらも彼独自の見せ場が多く、ギャラリーから多くのプレゼントをもらったりと幸運も持っていたり、マリオが無敵キノコを食べてマメねつに掛かったりする。
  • ワリオメイドインワリオ
    • 主人公件マリオの(自称)ライバルキャラクター。
    • 彼が初めて主役を勤めた作品では不死身と敵の攻撃を食らうだけで変身できる能力を持つ。GC作品のマリオゴルフ&テニスではマリオ兄弟そっちのけで相棒のワルイージと共に視点を提供した。またメイドインワリオシリーズでは毎回お金儲けを企てるのがセオリーで仲間達に成敗されるも新たなアイデアと驚異の生命力で復活を果たしたりと悪運の強さも持つ。
  • カービィ星のカービィ
    • 敵キャラを何でも吸い込み、かつ24種のコピー能力を使いこなす通称「ピンクの悪魔」。
    • アニメ版や漫画版ではモブキャラが彼の味方になる事も多く、カワサキの料理を手伝って失敗した激辛料理がカルトな人気になったり、デデデが主役となった回でも彼のお便りコーナーが流れたり、スイカ型の爆弾を食べても平気で生きている。
    • Wii版や3DS版ではスーパーコピー能力を得たりロボを操縦したりと強力な個性を手に入れた。
    • 任天堂のお祭り作品スマブラXの「亜空の使者」でもOFF波動を喰らったファイターで唯一復活したり多くのファィターを救ったり亜空砲を食い止めたりと大活躍する。スマブラSPの「灯火の星」ではカービィのみが光の化身キーラからの攻撃を逃れたため、最初に操作できるファイターとなる。
  • メイポケモンBW2
    • 女性主人公ポケウッドの女優、ジョインアベニューの経営、PWTでの初代からBWまでの全チャンピオン打倒。さらに伝説・幻のポケモンのフォルムチェンジ方法を一発で解決するなど歴代主人公の中でもずば抜けたスペックを誇る。さらに5年後に衝撃のフィギュア化が決定した。
  • キョウヘイポケモンBW2
    • 男性主人公で上記のメイ同様、ポケウッドの男優、ジョインアベニューの経営、PWTでの初代からBWまでの全チャンピオン打倒。さらにあの人とのデートやら伝説・幻のポケモンのフォルムチェンジ方法を一発で解決するなど歴代主人公の中でもずば抜けたスペックを誇る。
  • カムイファイアーエムブレムif
    • 登場キャラ全員と会話可能(しかも同性結婚あり)。
    • さらにある場所に飛び降りても怪我を負わず、黒幕のことを誰にも話すことができない状況下にもかかわらず、持ち前の人徳と高いカリスマ性で乗りきっていたり死に際に仲間達に必死に救われたりと悪運と生命力が強く、第3の道では後々両国を和解させたり真相を貫いたりとリーダーシップを発揮する。さらに上記のメイ同様フィギュア化が決定した。
  • アイクファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡
    • 専用武器「ラグネル」で遠距離攻撃が出来る上にスキル「天空」で大ダメージ+回復もこなせる。次回作でも二人の主人公を差し置いて大暴れする。覚醒の占い師曰く「最強の英雄」でしかも子孫まで存在されている。しまいには任天堂のお祭り作品「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズにも参戦を果たした。さらに歴代キャラが集うファイアーエムブレムヒーローズでは英雄総選挙で1位を獲得し、特別衣装まで用意された。

スクエニ関連


ダンガロンパ関連

  • 苗木誠ダンガンロンパ
    • スペックは全体的にごく平凡な高校生だが、その中からくじ引きで超高校級の天才達が集まる学園に入学した「超高校級の幸運」。早い話が主人公補正・ご都合主義を、"幸運"に言い換えたもの。本人は不運な目に遭うとは言うものの、その不運の中であっても命ギリギリのところで助かったりする、平凡ながらも運に恵まれている。また、本人は窮地に立たされる程、それに飲まれず立ち向かうという強い精神も併せ持っている。
  • 日向創スーパーダンガンロンパ2
    • 自分の才能が思い出せない「超高校級の???」で前作の誠より個性が弱いものの、作中では負けず劣らずの推理力と行動力、観察力を持つ。さらにやりとりをすすめると男女全員からパンツがもらえ一部ではこう呼ばれる。
  • 苗木こまる絶対絶望少女 ダンガンロンパ
    • 兄の苗木誠と同じく平凡でタイトルの通りゲーム開始から監禁されている上にモノクマに何度も襲われるがその度にに救われたりと苗木誠に負けず劣らずの幸運と生命力を持つ。また正義感もあり、弱気な女子高生と互いにフォローし合っていく内に成長してこの主人公補正ぶりを発揮する。
  • 赤松楓ニューダンガンロンパV3
    • 才能は「超高校級のピアニスト」で上記3人よりも個性は少し強めだが、前向きな性格で、負けず劣らずの推理力・行動力を持つ。赤の他人を惹きつけるカリスマ性や、悩んでいる他人に寄り添う慈愛の心に関しては上記3人より優れているフシもある。

他ゲーム

  • カケルサルゲッチュシリーズ
    • シリーズの先駆者で溺死や危険物に当たってもビスケットが減らされるだけで住み、サルバトーレやミリオンモンキーズ等の外伝作品に出演した。さらにアニメ版ではスペクターに剣で貫かれても洋服が貫かれただけで命拾いしたり唯一サル化されずに危機を救ったりと正義感と生命力を持つ。
  • サヤカサルゲッチュシリーズ
    • シリーズで唯一の女主人公ジュニアアイドルでありながらドジなところが目立つが、カケル同様正義感と生命力を持ち多くのピポサルを魅了し、さらに7種類の変身能力を持つ。携帯アプリにも単独で主役を勤めた。
  • ネプテューヌ超次元ゲイムネプテューヌ
    • ゲームの性質もあってそのまま「主人公補正」というスキルを持っている。ちなみに大抵は「味方一人の物理防御・魔法防御・回避率・命中率アップ」の効果を持つが、ノワール主役のスピンオフ作品では「勝手に主人公補正!」となっており、こちらは「物理防御・魔法防御・回避率・行動範囲・魔法攻撃力アップ」となっている。
  • ランス戦国ランス
    • 一部作品でそのものズバリ『主人公補正』と言うスキルを持つ。エロくて強くてモテモテで強運でどんな事件も強引に解決してしまう。しかし彼とてどうにもならない事はどうにもならないのである。
  • ラージュサモンナイト6
    • 行動回数増加に加え段差の高低差を無視する「シュペル・スレイグ」を持つ。
  • 成歩堂龍一逆転裁判シリーズ
    • どんなに不利な裁判になろうとも、依頼人を信じる心と逆転の発想で見事に逆転無罪を勝ち取る弁護士
    • このキャラの一番焦点に合わせるポイントは、とあるライバル検事曰く運が良いのか悪いのかよく分からないところである。
    • この男は裁判だけでは飽き足らず日常でもピンチに追い込まれてばかりだが、「消火器で後頭部を殴られても記憶を失うが外傷がほとんど無い」「燃え盛る吊り橋を渡ろうとして落下し真冬の急流の川に流されても高熱にうなされるのみ」「猛スピードの車にぶつかり電柱まで飛ばされても足の捻挫だけで済む」などとんでもないくじ運の悪さと異様な頑丈さが窺える。もう一度言うが彼は弁護士であって決してアスリートでも格闘家でもない。この死ぬ寸前もおかしくない状況でもケロッとしているのは、主人公補正あってのもの…?
    • この世界の弁護士や検事自体裁判の激闘の熾烈さもあり我々の世界の弁護士とは全く違う存在の可能性すらある。それらの異様な作風と経験を買われたのか格闘ゲームSRPGにすら出演するという快挙を成し遂げた。
  • コンカーConker's Bad Fur Day
    • 敵の銃弾が(ムービーシーンで)当たらない、主人公の都合の良いタイミングで超展開が発生するなど、典型的な主人公補正の持ち主。しかしその結末においては一番大切なものを失うものであるため、バッドエンドのお膳立てに主人公補正がフル活用されるという、えげつない例である。

特撮

  • ラッキー宇宙戦隊キュウレンジャー
    • キュウレンジャーリーダーシシレッドに変身する。
    • この番組のヒーローは悪に支配された宇宙を救う9人の救世主という設定だが、その中でもラッキーはどんな逆境も名の通り幸運(ラッキー)で乗り越える宇宙一幸運な男。その幸運に加えて抜群の身体能力、逆境もラッキーと捉える前向きさなどによって、やがて周りも巻き込み気付けばリーダーとなっていくスーパースター。
    • 1話目で宇宙に生身で放り出されても隕石に乗って帰ってくるなど初っ端からぶっ飛んだ面も。ただ、これまで40のスーパー戦隊シリーズでもご都合主義がお約束されており、その41作目で登場人物がとびきり幸運(ラッキー)と明言するのは、意外にも初のことである。

敵サイドに主人公補正がある

  • ダークドレアムドラゴンクエストⅥ
    • 裏ボスなのだが主人公サイドに加わった時、その補正能力は凄まじいものを発揮する。
  • デラーズ・フリート機動戦士ガンダム0083
    • TVシリーズでも度々描かれてきた地球連邦の腐敗描写が当時のトレンドだった事もあり、自己満足の為にジオン共和国(元ジオン公国)国民の立場を無視して戦争を継続している実質テロ組織のはずだが、愛国者的な武人・漢の集団として描かれた。
    • 地球の人口の半数を虐殺したジオン公国を信奉する悪役のはずのガトーを過剰に持ち上げ、一方で主人公は軟弱扱いされて上から目線の説教されても碌に反論出来ない有様であった。
    • 主人公は短期間での驚くべき上達をしたうえで強力すぎる機体まで使用したが最後までガトーが上手であり、あげくはメアリー・スーめいた特攻死という勝ち逃げまでして、主人公のリベンジの機会を封じた。
    • 経験の差があるとはいえ圧倒的な戦力差がある連邦軍に対し何枚も上手な作戦を成功させ、主人公勢のはずのアルビオン隊の作戦は上層部との軋轢も在ったととは言えほとんどが空回りに終わらせてしまう。そのため諸事情で距離を置いていた別のジオン系組織からも「男達の魂の輝き」と称賛した。
  • ギャラルホルン機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ
    • 主人公組織である鉄華団敵組織であるが、二期では鉄華団の名有りキャラが続々死んでいった一方、ガンダムから致命傷を受けてもなかなか死なない、ガンダム搭乗者で唯一生存したり、鉄華団側のダインスレイヴによる攻撃は外れた一方ギャラルホルン側の攻撃はガンダムに必中する(実際は数を揃えて数撃ちゃ当たるであって必中ではないのだが)など「敵側なのに主人公補正がかかっている」という意見すらあったほどだった。
    • 最終回でも結局その構図は覆る事なく鉄華団マクギリス・ファリドなどの反逆者の戦死をうけてラスタル・エリオンの勝利に終わった(一方でセブンスターズの弱体化は起きている)。
    • ただし厳密には、ギャラルホルン側に主人公補正があったと言うよりは、鉄華団側に逆主人公補正があったと言う方が正しい。新選組もの(鉄華団の元ネタ)における新政府軍ザ・コクピットにおけるアメリカ軍の様に、ギャラルホルンは鉄華団を華々しく散らせる為のギミックに過ぎないのだ。
  • 吉良吉影ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない
    • 何かと強運に恵まれている事が強調されたり、(歪んではいるものの)主人公勢顔負けの強固な不屈心を持っていたり、終盤で主人公にすらない能力がパワーアップする描写があったりするなど作品のファンの中には殺人に手を染めていなければ主人公になれた男という考察まで出ているほど主人公補正がかった描写が多い。
    • 過去二度にわたり1VS複数という圧倒的不利な状況で交戦していながら、シアーハートアタック猫草などでカバーする事でいずれも相手を両者とも死亡寸前まで追い詰めている。特に後者は単純に「自分を探し回っている複数の無傷のスタンド使いに発見された」事と、最後の最後で「救急車の軌道に吹っ飛ばされる」という運に見放された事が敗因となっており、タイマンの状況が続けば主人公にもあと一歩のところで勝利していた事から本来の主人公以上に主人公補正がかかっているとも考えられる。
    • 4部はまさに「高い主人公補正を持つ敵に数で応戦する」という主人公補正同士のぶつかり合いを極めた斬新な作品といっても過言ではない。また、キャラ人気が高いせいか主人公を差し置き死後の世界を描いた後日談まで作られている。
  • プッチ神父ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン
    • 歴代主人公を倒して新世界を創る事に成功している。
  • エボルト仮面ライダービルド
    • 悪役であるが上記の吉良吉影同様にこちらも「悪役なのに主人公補正がかかっている」という意見がある。
  • ライナー・ブラウン進撃の巨人
    • 敵なのに負の主人公補正がかかりまくっている人物。後に本来の主人公がラスボスに転じたことにより味方サイドになるが、やはり作者からの歪んだ寵愛は相変わらず。
  • クリストファー・ヴァルゼライドシルヴァリオサーガ
    • 第一作シルヴァリオヴェンデッタのラスボスの一人。どんな事だろうが気合と根性という『意志の力』で何事も成し遂げてしまう英雄であり、そしてどんな事があろうが止まる事が出来ない破綻者(作中では光の奴隷と言われている)
    • そのスペックは作者曰く、①格上相手時には、ステータス1.5倍(理屈は不明)②時間経過で継続してレベルアップ(理屈は不明)③敵からダメージを受ける度にレベルアップ(理屈は不明)④相手が覚醒した瞬間に「ならば俺も」と自身も覚醒(理屈は不明)⑤瀕死時「まだだ!」の台詞と共に覚醒(理屈は不明)という、まさしく主人公補正そのものなスペックを持っている。( 上記全ては作中でも意志の力で何故出来るかは理由は誰も分かっていない)
    • 作中やらかした事でも、
    • ・気合と根性で覚醒
    • ・執念という意志力だけで出力差をあっさり凌駕
    • ・肉体がひしゃげて破れた肉袋状態という有様であるにもかかわらず気合で立ち上がる
    • 「この男ならば仕方ない」という理由で物理法則を超越する
    • ・ライバルとの融合を成し遂げ、意識は消えるはずなのに融合後も当たり前に残っている
    • ・死んだと思ったら、続編で(色んな限定条件付きだが)何か新たな超存在となっていた
    • …マジでなんなんだこの男と言わんばかりの主人公補正の持ち主で、この現実に出てきた英雄譚の主人公、ならびに主人公補正の善悪含んだ影響をよく表した人物である。

主人公補正を持っている実在の人物

  • イチロー
    • WBC決勝戦の10回表にてツーアウト2塁3塁の状況で不調の状態からタイムリーヒットを決めるという現実世界において主人公補正が適用された極めて稀有な例。
  • 曽山一寿
    • 上記のじーさんの作者だが外へ出かけた時に様々な珍百景を見かけたり、新年会のくじ引きで目玉の豪華商品を当てたりと作者なのに主人公補正が掛かっている。

主人公補正を持っている実在の動物

  • オグリキャップ
    • 笠松出身の競走馬。またの名を「芦毛の怪物」。
    • 「オグリより強い馬は生まれても、オグリより愛された馬はいない」オグリキャップを語るときに必ず出てくる文句である。実際、オグリキャップは強い馬であったことは確かだが、『皇帝』と謳われたシンボリルドルフや、『英雄』とも称されたディープインパクトのように頭一つ抜き出た実力を持っていたわけではない。ただ、無名な血統で地方競馬出身ながら中央で数多くの名馬相手に激闘を繰り広げ勝利した太閤っぷりに加えて、二度の挫折を乗り越えて実績を残したという波乱万丈ぶりなストーリーから、競馬ファンのみならず日本全国の国民から愛された、記録以上に記憶に残る名馬であった。

主人公補正している存在

  • フロンティアクオリティ
    • ポケモンのバトル施設でお馴染みの現象。主人公ではなくNPC側に主人公補正がかかるという当時としては斬新なものだった。
  • 福田己津央
    • 彼が監督をしたアニメの主人公は露骨なまでに主人公補正がかかることでも有名。その主人公の中には、現在まで物議をかもし続けているケースも。
  • 小松江里子
    • 上記の福田己津央同様、彼女が脚本を担当したドラマの主人公補正が掛かり、特に天地人花燃ゆでは歴史ファンから「スイーツ大河」と物議を醸した。
  • 本山一城
  • 兼本あつこ
    • 氏が描く漫画スーパーマリオピーチ姫救出の大志を持つヒーローだが、横暴で自己中、下品なため焼け石に水。悪運と生命力が異常に強く、悪知恵も働くため報復を挑んだ殆どの相手が頓挫する点、両津勘吉と似た部分もある。
  • ガン=カタ
    • 映画リベリオン-反逆者-に登場する戦闘術で、敵の銃弾に被弾しないというアクション映画における主人公補正やマンガ物理学に対するエクスキューズの役割を果たしている。
  • アメリカ合衆国
    • いろんな意味で。奇跡が起こらないなら有り余る財力と軍事力で強引に主人公補正を作ってしまうチート。

関連タグ

主人公 死亡フラグ 生存フラグ 一級フラグ建築士 フラグクラッシャー 根性論 精神論

異能生存体 ご都合主義

その時不思議な事が起こった


※対義語:主人公補正ガン無視

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