たまなげ
たまなげ
初出 | 第1世代 |
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タイプ | ノーマル |
威力 | 15 |
命中率 | 85 |
PP | 20 |
分類 | 物理 |
範囲 | 単体 |
直接攻撃 | × |
効果 | 2 - 5回連続で攻撃する |
英語名 | Barrage |
初代より存在する技。
球を投げまくって相手を攻撃する技。
タマタマ系統の専用技であるが、まさか投げている球は自分自身なのか……?
ちなみに特性「ぼうだん」で無効化される。
連続攻撃の中ではかなりの低性能で、タマタマ・ナッシーしか覚えないのにノーマルタイプ(こいつらはくさタイプ)。
一応PPは20あるので、おうふくビンタよりはマシといったところ。
あまりにも誰得な技であったのか、ポケモン剣盾では削除されてしまった。
ポケダン
『冒険団』まではよくある正面攻撃の連続技で、その状態でもそれなりに強かったが、『超』以降ではゴローンのいし同様の軌道を描く連続攻撃という唯一の特徴を持つため作中屈指の最強クラスの性能を誇るようになった。
ようりょくそやタネマシンガン、さわぐも備えるため救助隊DXのナッシーは屈指の強さを有するポケモンである。
ドーブルに習得させても強いが、『超』におけるレベルリセットダンジョン「ニャンダフルな人生」においてはこちらよりも威力・命中に優れたあばれるの方が扱いやすい。
ポケカ
実は一度も実装されていない。代わりにタマタマ系統にのみ、その発展型のような名前のワザが何度か搭載されている。
最初の使用者はいわゆる初代ポケカにあたる旧裏のナッシーで、ワザ名は「たまなげMAX」。自分についているエネルギーの数分コインを投げ、オモテの数×20ダメージを与える。無色エネルギー1枚で使えるためどんなデッキにも入れやすく、かつ付ければ付けるほどコインを投げられるため、運が良ければ2進化ポケモンでも一撃で沈められる凶悪な性能を誇った。
無色2個エネルギーとの相性はいわずもがな。
ポケモンカードGBでは、場に出ている草エネルギーを自由に付替えることが可能なフシギバナの特殊能力:エナジートランスと組合わせたデッキが登場する。
次の使用者は新裏面のポケモンカードeのナッシー。やはりワザ名は「たまなげMAX」で効果は同様。超無無でベンチエネルギーを参照する「もらいなげMAX」という技も持っていた。
続いてはDp世代のナッシーで、ワザ名は「たまなげラッシュ」。超エネルギー1個で使え、自分の場にあるエネルギーを好きなだけトラッシュし、その数ぶんコインを投げ、オモテの数×50ダメージを与える。
つまり最低3枚のエネルギーを犠牲にすれば、大概の同世代のポケモンは葬ることが出来た。ちなみに天井が無いので現行の耐久インフレ環境にもしっかり刺さる。
その次に実装されたのはポケモンカードゲームLEGEND(HGSS世代)のタマタマとナッシー。
タマタマは「れんぞくたまなげ」なる技を習得した。これは無色エネルギー1個で使用可能で、「ウラが出るまでコインを投げ続け、オモテ×10ダメージ」を与えるもの。地味ではあるが、強運の持ち主ならコイツ1匹だけで相手の出鼻を挫きまくることも可能。
ナッシーはまさかの「たまなげMAX」が再来。無色ではなく超エネルギー1枚が必要だが、1回あたりのダメージが40に増強されている。
BW・XY世代を挟み、SM世代においてヤツはまたしても帰ってきた。
アローラナッシーに実装された新技は、その名も「たまなげりゅうせいぐん」。自分についている草エネルギーの数ぶんコインを投げ、オモテの数×80ダメージ。
ついでにエネルギー無しで使える補助ワザの「ナッシーパラダイス」は「山札にある『ナッシー(GX含む)』を重ねてベンチにいるタマタマを全て進化させる」効果を持っている。
つまるところこの2つの技を組合わせれば、正体不明の「たま」なる物体をかのりゅうせいぐんの如く雨あられと浴びせることが出来る訳である。もっともこれ以前の「たまなげ」系のワザと違い発動自体にエネルギーが3個必要なので、準備を整えるにはそれなりのお膳立てが必要ではあるが。
ちなみに同時に実装されたタマタマにも「れんぞくたまなげ」が搭載されており、コインのオモテ1回につき20ダメージと若干パワーアップしている。
総じて運ゲー要素が強いものの、原作での扱いに比べればずいぶんと出世したのではないであろうか。
ちなみに、ルビサファ時代のカードであるADVで登場したエネコロロはコイントスを必要とせずにバトルポケモンについている全エネルギー×10のダメージを与える「エネだまMAX」という技を持っていた。
なお、投げているのかは不明。