概要
『ウルトラマンオーブ』のテレビシリーズでは描き切れなかった部分の補完、そしてオーブの過去と未来を描いた10のエピソード。作者はテレビシリーズのメイン監督の田口清隆氏とシリーズ構成の一人である中野貴雄氏。円谷プロダクションの監修を受けた私案、所謂公式同人誌である。
前作『ウルトラマンX』の超全集内の企画「君にも怪獣映画が撮れる!」にて子供たちがウルトラマンの自主映画を製作する企画が好評だったため、本作品の超全集を製作するにあたって、『THE ORIGIN SAGA』がテレビシリーズとは繋がらない終わり方をしたため、そこからテレビシリーズに繋がる流れで映像化されない裏設定を制作することとなった。
劇場版『絆の力、おかりします!』の舞台挨拶で存在を明かし、「見られるかどうかは応援次第」とし、その後の挨拶で「映像は難しいが存在はしておくことにしておく」としている。
エピソードの内いくつかは映像化されている他、『ウルトラマンオーブ完全超全集』にて収録されている。
エピソード一覧
エピソード | タイトル | 該当作品 | 補足 | その他重要キャラ及び登場怪獣 | |
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1 | 「命の木」 | 『THE ORIGIN SAGA』 | |||
2 | 「俺は銀河の渡り鳥」 | (『ウルトラマンオーブTHE_CHRONICLE』にて断片的に解説) | 命の木の事件を経たガイは、O-50の光の輪からオーブカリバーのさらなる力を引き出すための4つのエレメントを集めるという新たなミッションを受ける | ||
2-1 | 宝石惑星は永遠に | ムルナウ登場、ショーティー登場 | ジグル博士、恐竜戦車 | ||
2-2 | 深淵より出づる者たち | ペスター、タッコング、ガマクジラ | |||
2-3 | ファイアーボール作戦 | サデス登場 | オルロック伯爵、ゴラ | ||
2-4 | 風の星の用心棒 | ナックル星人・ラモン兄弟、ザルタナ星人 | |||
3 | 「ブラックホールを盗んだ男」 | 宇宙少女ビランキ登場、ショーティー死亡 | ギャンゴ、バルンガ、怪獣軍団(ゴーガ、ゴルドンなど) | ||
4 | 「激闘!イシュタール文明」 | ガイとジャグラーが地球に到来 | ドドンゴ | ||
5 | 「ルサールカより愛をこめて」 | (TVシリーズにおける一部の回想シーン) | |||
5-1 | ルサールカより愛をこめて | キングザウルス二世、超コッヴ、プリズ魔 | |||
5-2 | 空飛ぶ円盤の謎を追え! | マイク・スカダー登場 | ハングラー、3mの宇宙人 | ||
6 | 「さすらいの太陽」 | TVシリーズ本編 | |||
6-0 | オーバーチュア=序曲 | TVシリーズの序章 | ペギラ | ||
7 | 「宇宙魔女賊ムルナウの逆襲・サデスの帰還」 | 絆の力、おかりします! | |||
8 | 「超空大凶獣デザストロ」 | ゼロやエックスも登場 | |||
9 | 「冥府魔道の使者」 | ウルトラファイトオーブ | 次回作の前日譚としての側面も持つ | ||
10 | 「渡り鳥、宇宙(そら)を行く」 | その後も旅を続けるガイと執拗に追い回すジャグラー、さらにそれを追い回すビランキ |