滝「どうなってんだこの家(うち)は!?…この家の人たちをどうした!」
「ショッカーはアマゾンの毒蝶に私の命を注いで、改造人間ギリーラを創り上げたのだ!」
「ライダー、よく見ろ!このカプセルをダムに放り込んでやる!」
CVおよび人間態(九条みわ):建部道子 スーツアクター:岡田勝
仮面ライダー 第56話「アマゾンの毒蝶ギリーラ」に登場。
記念すべき浄水毒物汚染計画を実行した最初の怪人である。
概要
アマゾンで発見された新種の蝶ギリーラを元に、発見者の九条みわ(一般人)を改造した怪人。鳴き声は「ヒヒヒ…」。
女性の人間態が登場するショッカー怪人は他にドクダリアン、アリキメデス、バラランガがあげられるが、ギリーラは、九条みわ自らが改造手術を受けたことを語る(冒頭セリフ参照)点で特徴的な存在である。
昭和ライダーシリーズ全体を通じてみても、女怪人の人間態たる女性が自らの改造手術について語るのは、サソランジンに改造された上村美也(スカイライダー)まで待たなくてはならない。(この間、魔女スミロドーン(原始タイガー)(V3)は誕生の過程が描かれているが「改造手術」というより呪術的な「蘇生」に近い描写である。またヒーロー周辺では水城涼子(X)、岬ユリ子(電波人間タックル)(ストロンガー)が、みずから改造手術を受けたことを語る。)
蝶の改造人間であるため、飛行能力はあるが作中ではあまり見せていない。
ギリーラに元々あった毒針を口から吹く武器として使う。また鱗粉にも毒があり、地獄大使はこの鱗粉の毒を倍増した毒薬を貯水池に混入し皆殺しにしようという毒水作戦を立案し、ギリーラもその指揮にあたる。
九条の自宅付近で毒薬を精製する作業員とするために通り掛かった人間を攫ったが、その辺りで行方不明者が多発するため何かあると睨んだ本郷猛と滝和也が近くで調査をすると2人を始末しようとするが失敗、最期は毒水作戦決行のための貯水池で毒薬のカプセルを巡って戦い、ライダーキックをくらって敗れた。
なお、新1号編のオープニング・エンディングでは、本編に先駆けてドクモンドと共に先行登場を果たしている。
その後の登場
- 劇場版2作目「仮面ライダー対じごく大使」で、再生怪人の一人として登場。
- 『新仮面ライダーSPIRITS』ではゼクロスから貸し与えられた電磁ナイフで石倉五郎に袈裟切りにされて撤退している。
関連イラスト
改造前