概要
デッキの枚数に注目する「共鳴」能力が特徴的なクラス。
「アーティファクト」タイプの強力カードをデッキに加えたり、手札に加えたりする能力もあるので、2つの能力を駆使することがポイント。
――ゲーム内より引用。
Cygames制作の対戦型カードゲーム『Shadowverse』に登場する、8つある「クラス」の一つ。
デフォルトリーダーはユアン。
「ネメシス」の名の由来は、ギリシャ神話における神の怒りと罰、もしくは復讐を司る女神ネメシスから取られている。
モチーフは機械や人工物やその使い手で、ロボットや人形、機械仕掛けの武装を用いる戦士、人形遣いなどが多い。中にはそれらの特徴に当てはまらない、次元を超越した存在といったモチーフのカードも含まれる。
対戦上の特徴としては、デッキの残り枚数が偶数の時に能力が発動する「共鳴」、ネメシスクラス独自のタイプ「アーティファクト」を持つカードを多用した戦いが特徴。
アーティファクトは主にデッキに直接加える形で追加されるため、それによって共鳴を調整したり、デッキに追加したアーティファクトをサーチしたり直接場に呼び出したり、手札のアーティファクトをコストに消費したり、デッキ内のアーティファクトの枚数を参照したりと様々な形で取り扱う。
尚アーティファクトタイプは元々トークン専用カードの位置づけだったが、後にはデッキ内に最初から入れれるカードにもアーティファクトを持つカードが登場した。
また、もう一つ操り人形というトークンを用いた戦術も特徴の一つ。0コストでプレイする事ができ、突進によってすぐに相手フォロワーへ攻撃できる能力を持っている。ただし、次の相手のターン終了時に自壊してしまうため、基本的には相手のフォロワーを除去するのに用いていく。
こちらもカードによって新しく能力を付与するなど様々な使い道があるほか、後には改良型・操り人形という亜種も登場した。そちらはカード名が異なるものの操り人形と同名カードとして扱える。
このように、全体としてはトークンカードを多用する戦術を得意としている。
プレイヤーからの略称はネメ、Nm。
主な所属キャラクター
ピクシブ百科事典に記事が存在するキャラクターのみ掲載。
ストーリー系
カード系
リーダースキン
デフォルト
リーダースキン付きカード
- スピネ 『蒼空の騎士』
- オーキス 『次元歪曲』
- リーシェナ 『運命の神々』
- ララミア 『暗黒のウェルサ』
- ベルフォメット 『リナセント・クロニクル』
- アイシィレンドリング 『十禍闘争』
- マグナゼロ 『天象の楽土』
- ルチル 『極天竜鳴』
- メイシア 『遥かなる学園』
- シオン 『ミスタルシアの英雄』
- キルザエル 『ヒーローズ・オブ・シャドウバース』
コラボ
- シルヴァ 『グランブルーファンタジー』 第1弾
- 言峰綺礼 『Fate/stay night[Heaven’s Feel]』 第2弾
- ジェノス 『ワンパンマン』
- 桜内梨子 『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』
- 涼宮ハルヒ 『涼宮ハルヒの憂鬱』
- カイザーインサイト 『プリンセスコネクト!Re:Dive』
- 北条加蓮 『アイドルマスターシンデレラガールズ』 第1弾
- 諸星きらり 『アイドルマスターシンデレラガールズ』 第1弾
- 9S 『NieR:Automata』
- ジェレミア 『コードギアス 反逆のルルーシュ』
- カトル 『グランブルーファンタジー』 第2弾
- エッセル 『グランブルーファンタジー』 第2弾
- 砂塚あきら 『アイドルマスターシンデレラガールズ』 第2弾
- レオン 『シャドウバース チャンピオンズバトル』
- ハオ 『SHAMAN KING』
- ミホノブルボン 『ウマ娘 プリティーダービー』
- うさぎ 『ちいかわ』
その他
- ユアン (4th Anniversaryリーダースキン)
- ネクサス (ストーリークリア報酬)
- ゼシルウェンシー (バトルパス)
- フローゼス (バトルパス)
- イルガンノ (6th Anniversaryリーダースキン)
- ライル (バトルパス)
- エレナ (バトルパス)
メディアミックスにおける使い手キャラ
アニメ版シャドウバース
- マウラ・アベラルド 切り札:神器の裁き
- レオン・オーランシュ 切り札:大いなる創造
シャドウバースF
アークルーラー 切り札:破壊の絶傑リーシェナ
- 天竜ライト 切り札:レーヴァテインドラゴン・ライトフレーム/アークライトルーラー
立ち位置
ネメシスというクラスは初期のShadowverseには存在せず、第7弾カードパック「時空転生」のリリースと共に初めて実装された追加クラスであり、ネメシスのような追加クラスは当ゲームにおいて、現状唯一となっている。
当時のインタビュー記事ではネメシスクラス自体は企画当初から存在するものである程度運営して、時間が経過した段階で8クラスになる事がちょうどよくなると語られていた。
この「追加クラス」という立ち位置は後に放映されたアニメ版『シャドウバース』の展開においても影響を与えている。
しかし、『シャドウバース』の世界観を踏襲したゲーム『シャドウバース チャンピオンズバトル』では使用できるカードパックの関係上、ネメシスクラスの存在がオミットされている。
アナログTCG版となる『Shadowverse EVOLVE』でもデジタルとアナログというゲーム性の違いにより、ネメシスクラスの再現が難しいと判断され、こちらでもネメシスクラス及びメインの使い手であるユアンの存在がオミットされてしまった。なお、ネメシスのカードのイラスト自体は他のクラスのカードに流用されるという措置がなされている。
この手の追加○○の例に漏れず、ネメシスクラスはShadowverse全体的に見ると上記のようにやや不遇な立ち位置(本編ゲーム内の対戦環境における立ち位置はまた別の話ではあるが)となっている。
アニメ版シャドウバース
本作においては一般化はされていない特殊クラスとなっており、ジェネシスカンパニー社長のレオン・オーランシュと直属の配下のシャドウナイツの計8人が使用。
主人公チームでの使用者は1人も出なかった為、ユアンの存在はこちらでもオミットされており、ネメシスの伝説のカードも登場することなく、物語は終わった。
もしも主人公チームの少年少女として、ネメシス使いが登場していた場合、原作の主人公チームがユアンが加わるまでは男2女5の構成でアニメ版の主人公チームが男5女2と逆転していたことから、少女のネメシス使いになっていたと思われる。
シャドウバースF
放送開始当初のキービジュアルにはセブンスフレイムの天竜ライト、蜜田川イツキ、真壁スバルの初期メンバー3人を含めた8人の人物の姿が描かれており、そちらにも今後ネメシスクラスの使い手が出る可能性が示唆(敵キャラか味方キャラかは別として)されている。
後にそちらのビジュアルに映っていたそれらしき人物が白銀ミカドと判明。しかし、実際の彼はニュートラルクラスのカードを多用したニュートラル使いであったため、ミカドがネメシスクラスの使い手という当初の予想は外した形となった。
セブンシャドウズ編において、セブンシャドウズの一員であり、前作主人公の竜ヶ崎ヒイロがまさかのネメシス使いとして登場。ミカドとのバトルにおいて、ネメシスクラスを使用し、大勝利した。
セブンシャドウズとチャレンジャーチームのバトルは最終的にはチャレンジャーチームが勝利し、ヒイロは報酬として、ワールドランキング優勝者のライトとミカドにもネメシスクラスの使用権限を与えるのだった。
そしてアーク編にて、ネメシスクラスが本格的に物語に関わっていくようになり……。