概要
近年ネット上で激増した「みんなのおもちゃ」の一環として、「陰謀論を強弁し騒ぎ続ける」流れの一つ。
所謂ポケモン黒化の亜種で、簡潔に言えば「原作では善人であった人物を無理矢理黒幕に仕立て上げた」創作物。
事の発端は、『ポケモンSV』の発売前に、登場人物の1人であったクラベル校長が事件の黒幕になるのではないかとファンが予想するようになったことにある。
この時には、既にスター団という従来の作品でいう悪の組織に相当するポジションの登場も予告されていたが、こうした予想が行われるようになった背景には、近年の作品では、一定の財力と社会的影響力を持つ序盤は悪の組織とは無関係だと思われた第三者的存在が黒幕ないしは主人公と対立する存在として登場してくる傾向にあり(フラダリ、パキラ、ルザミーネ、ローズ、ウォロ等。敵役ではないがデンボクも一応該当する)、発売前の時点でこの条件に合致するのが、学校の校長という一定の権力を有する立場にあったクラベル以外にいなかったため、真っ先に疑いの目が向けられてしまったのである。
しかし、いざ発売されるとファンのそうした期待(?)に反して、クラベルは悪の道に走るどころか、事実上のバディとして主人公と共に事態解決のために奔走することとなり、悪の組織のボスは別の人物だった。
更にストーリー全体の黒幕(というより発売前はほとんど話題にならなかった事件の首謀者)も別に存在していた(リンク先ネタバレ注意!!)ことが明らかとなる。
DLC配信後も何人かの人物が黒幕であることを疑われたが、配信後にいずれも悪事とは無関係であることが明らかとなり、ファンの予想は悉く外れる結果に終わった。
とはいえ、「善人を黒幕に仕立て上げる」二次創作が産み出され、それが一つのジャンルとして定着してしまったことは間違いなく、ファンの間ではそうした事態を招いてしまった昨今のポケモン界隈の民度の悪化に対する様々な意見が飛び交っている。
関連項目
ポケモン二次創作/ポケモン(二次創作) ポケモンネタ化/ポケモン黒化
キャラ崩壊 集団幻覚 存在しない記憶 嘘バレ/嘘松 本物概念