マンティスオルフェノク
まんてぃすおるふぇのく
スマートブレイン傘下のオルフェノクの1人で、カマキリの能力を持つ(怪人態は第4話のみ登場)。普段は緑川という名前の高圧的な態度の青年の姿を取り、仲間の青木(オックスオルフェノク)や赤井(カクタスオルフェノク)と共に行動して園田真理の持つファイズギアを狙っていた。
名前通り怪人態の両腕には敵を瞬時に八つ裂きにする鋭い鎌を備えており、スカート状の翅を使用した飛行も可能。視力に優れた複眼を持ち、30mもの跳躍を可能としており、マンティスオルフェノクに睨まれたら最後、逃れる事は困難を極める。
3人のリーダー格らしく、オルフェノクの能力は3人の中で1番高いと思われる。
その一方、オルフェノクでは珍しく慎重な行動を取り無闇な殺人も行わないが、自らの意に沿わない行動を取った赤井を殴って咎めるなど粗暴な一面もあり、赤井からは疎まれている。
余談だが、腹筋がカマキリの卵嚢の形状になっている。
別行動を取っていた青木を乾巧に倒されるも、真理からファイズギアを盗んでいたが変身できなかった菊池啓太郎からギアを奪う事に成功し、啓太郎達も赤井が変身した仮面ライダーファイズに始末させようとする。
しかし日頃から緑川に不満を溜め込んでいた赤井はこの機会を待っていたとばかりに緑川を裏切り、彼に攻撃を仕掛ける。やむなく緑川は赤井と戦うがファイズの力には全く敵わず、今迄の報いを受けるがごとくボコボコに殴られて灰化・死亡した。その為巧とは戦っていない。
後にスーツは第16-17話に登場したフライングフィッシュオルフェノクに改造されたが、ハイパーバトルビデオにおいてマンティスオルフェノクに再改造されている。ただし胸部はフライングフィッシュのまま。
HBVではフロッグオルフェノク、オックスオルフェノクと共に踊った後ファイズを攻撃、最後はファイズサウンダーの攻撃を受け、文字通り昇天していったのであった。
活躍の機会に乏しい怪人ではあるが、放送当時には『怪人シリーズ』(バンダイ)からソフビ化もされている。
そちらでのカラーリングは若干緑がかったグレーになっているのが特徴。
なお、人間体の『緑川』の名前の由来になったのは、人造人間キカイダーに登場する、カマキリをモチーフとしたダークロボット『グリーンマンティス』と思われる。
RGBトリオ:3人の苗字から。ただし怪人態の体色は全員白。