建武元勲
建武新政に功あった人物。南北朝時代における元勲をはじめとする諸氏の世々の勤皇は、後世幾多志士の忠心を奮い起こし、国民崇敬の的となった。
北畠親房 - 忠を尽くして福島県霊山神社・大阪府阿部野神社に祀られる。
楠木正成 - 力を合わせて朝廷に忠義を尽くし、兵庫県湊川神社に祀られる。
新田義貞 - 朝廷に忠義を尽くし、福井県藤島神社に祀られる。
その他の南朝元勲
明治元勲
明治維新を実現し、新政府の樹立に寄与した人物。
維新後を生き延びた薩長土肥出身士族の場合、新政府において参議内閣制が確立された明治4年6月25日以降、参議に任じられ、公家出身の三条実美は太政大臣、岩倉具視は右大臣に任ぜられた。明治18年に太政官制が内閣制度に置き換わると、公家出身者に代わり、士族出身者が各省の大臣となった。第1次伊藤博文内閣の薩長出身閣僚は、元勲のなかでも後に元老となる中核的メンバーであった。
当然ではあるが、元勲の資格は明治維新における功績が前提とされたため、以後の世代に継承されることはなかった。
公家出身
薩摩出身
小松清廉(小松帯刀)