引換券付プラチナオーディションガチャ
ひきかえけんつきぷらちなおーでぃしょんがちゃ
ソーシャルゲーム『アイドルマスターシンデレラガールズ』にて、期間限定のアイドルのカードを提供する際に行われる有料ガチャの一つ。毎月晦日の23時に決まってリリースされることから、ユーザー間では月末ガチャという通称で呼ばれる。この月末ガチャは後述するコンプガチャの廃止に伴って考案された後継ガチャであり、他の限定ガチャよりも多くの限定カードが提供され、目玉のSレアには人気の高いアイドルが高性能のステータスで提供される。このため、現在の期間限定の実質的な主役となっている。
※以下、本項目では"晦日の23時"を「月末」と表記する。
導入までの経緯
元々、期間限定のアイドルは月末にコンプガチャという方式で提供されていた。これは期間限定でレアのアイドルが5-6枚程度ガチャに投入され、これを全て引き当てることで報酬として限定のSレアのアイドルが提供されるというものである。しかしこのコンプガチャは射幸性などが問題視されるようになり、最終的に消費者庁が違法であると認定した事から、コンプガチャによる限定アイドルの提供は廃止に至った。
コンプガチャ廃止後の2012年5月末、月末の限定ガチャとして「アイドルスポーツ祭」がリリースされた。このガチャは限定Sレアを通常の有料ガチャと同じ確率(1.5%未満)で引き当てなければならないという仕様であったため、重課金ユーザーがこぞってガチャを回し続け、ユーザー間でのトレード取引相場が大混乱する事件を引き起こした(当時フリートレードは未実装)。このガチャでリリースされた目玉の限定Sレアが[ニュージェネレーション]島村卯月であったことから、この騒動はユーザー間でSR島村ショックと呼ばれている。
この一件を運営が問題視したのか、翌月からはコンプガチャの代替システムが構築されるに至った。2012年6月、コンプガチャの代替として「スカウト券付」という方式のガチャがリリースされた。これは有料のガチャを回すと「スカウト券」が発行され、これを集めて限定のカードと交換を行うというものである。ガチャによる抽選で目玉のSレアを引き当てられなくとも、スカウト券を集めれば確実に入手可能な仕様であるため、いわゆる「投資天井」が実装された形のガチャである。同月末の限定ガチャもこのスカウト券方式で実施され、その後はコンプガチャ時代に提供されていた限定カードの復刻をスカウト券方式で実施した。
その翌月にあたる2012年7月、発行アイテムを「引換券」に変更し、提供枚数がランダムによる抽選で決まる「引換券付」ガチャが初登場。同月末の限定ガチャとしてリリースされた。詳細な仕様は後述するが、スカウト券方式と違って天井は無く、引換券を使用して特殊なガチャを回すことで通常の有料ガチャよりも高い期待度で限定のSレアが抽選される仕組みである。これ以降、この「引換券付ガチャ」が月末リリースの限定ガチャとして毎月決まってリリースされ、細かい仕様の変更を挟みつつ現在に至っている。
ここでは「引換券付ガチャ」の仕組みについて解説する。
簡潔に言うと、有料のセットガチャ(複数回のガチャとアイテムをセットにしたもの)を回すと引換券が発行され、それを一定枚数集めてアイテムとの交換を行うという仕組みである。引換券は予め決められた枚数の中からランダムで抽選され、ガチャ演出終了後に行われる「引換券チャンス」というスロット演出で当選枚数が告知される。
引換券で交換できるアイテムにはドリンクやトレーナー等様々あるが、交換の目玉となるのは100枚で交換可能な限定カードのみが出て、かつSレアの出る確率が10%の「限定Sレア10%ガチャチケット」(後に確率変更、後述)である。これを使用し、限定Sレアを通常の有料ガチャよりも高めの期待度で入手を狙う事となる。
このように有料のセットガチャを回しつつ引換券を収集し、引換えと高期待度のガチャを繰り返しながら限定Sレアの引当てを狙うのがこのガチャの流れである。
このガチャでは限定Sレアが複数提供されるため、上記のチケットを使ってSレアを引き当てても意中のアイドルが入手出来るとは限らず、投資天井も無いので欲しいアイドルを確実に入手する手段は無い。また、引換券の入手枚数は端数のできやすい値に設定されている(価格によって異なるが、主に30枚、45枚、65枚、95枚、130枚など)。このため、意中の限定Sレアを入手するために、または中途半端になった引換券の所持枚数を揃えるために延々とガチャを回してしまうという悪循環に陥る者が後を絶たない。重課金ユーザーのブログやTwitterには、想像を絶する回数の引換えを行った末に目当てのカードを引き当てることの出来なかった様子をスクリーンショットで公開している物が毎月のように見受けられる。
しかし、運さえ良ければ1度のセットガチャで限定Sレアと共に大量の引換券を引き当てることも理論上は可能であり、プラチナガチャチケットでも限定アイドルを入手可能である(課金ではないため引換券は発行されない)。通常のプラチナオーディションガチャから限定Sレアが排出される割合は非公開であるが、入手が可能であることに違いは無いので、運さえ良ければ無課金で1番手Sレア(後述)の入手も可能といえる。要はギャンブル性の高い仕様のガチャという事であり、引き当てられないと判断したら素直に撤退するのが大切である。
変更点
- 2013年7月末からは、引換券100枚で交換するチケットがSレア12%に変更された。
- 2014年からは併催の特別ガチャでSレア20%チケットが提供されるようになった。
- 3月からは25%に変更
- 11月からは30%に再変更
- 2014年8月末からは引換回数10回毎に25%チケットへ交換可能となった。
- 10月末からは条件が緩和され、10回目の引換えで25%チケットを行った後は以降8回毎に25%チケットへの引換えとなる。
- 2014年11月には25%から30%に引き上げられた。
いずれも限定Sレアを引当てられる期待度が上がるように変更されているが、青天井仕様である点に変わりはない。むしろ射幸性が更に上がっており、これまで以上にズルズルと課金を続けないよう注意を要する。
引換券&ドリーム報酬付ガチャ
2014年11月末から導入された月末ガチャで、従来の引換券付ガチャにドリームチャンスガチャを組み合わせたものである(ドリームチャンスガチャについては親記事を参照)。リリース当初は「ドリーム報酬&引換券付ガチャ」という名前であったが、後に名前の順序が入れ替えられた。
リリース初期はガチャのおまけアイテムが全てドリーム報酬による抽選で排出され、上位等級当選で通常サイズのドリンクを大量に提供していた事からギャンブル性の強い仕様となっていた。2015年以降のリリース分はギャンブル性を抑える調整が行われ、ドリーム報酬からは小型のドリンクのみが提供されている。
本ガチャではドリーム報酬の上位景品からも限定Sレアが排出されるため、限定Sレアの入手期待度が向上している。
次に「引換券方式の月末ガチャ」で提供されるカードの提供パターンについて解説する。
Sレア場合
2012年の7月~9月末までは2枚のSレアを提供。2枚のうちの片方を目玉として高いステータスを設定し、もう片方は性能を抑えて排出している。
2012年10月以降は、各属性から1枚ずつの計3枚Sレアが提供されるようになった。Sレア3枚制後の排出パターンや詳細について解説する。
番手
Sレア3人を区別するため、ユーザー間では便宜的に番手という物が用いられている。
まず、3人のうち運営が「目玉キャラ」に設定したと思われる1人が「月末1番手」と呼ばれ、残りの2人については2番手・3番手と呼ばれる。
1番手は限定アイドルの紹介ページに先頭でカードが表示され、次いで2番手・一番下に3番手が表示される。思い出エピソードは左から順に1→2→3の表示となる。
Sレア3枚はの抽選割合が均等ではない思われるが、運営がアイドル個別の提供割合を公開していないため実際には不明である。ユーザー間では番手の若いカードが抽選割合が低いと認識されており、フリートレードの取引相場からもある程度の予測が可能である。
アイドルの起用傾向
大まかな傾向として、1番手と2番手にはシンデレラガール総選挙で上位にランクインした人気の高いアイドルが優先的に起用され、1番手にはボイス付きのアイドルを起用するのが通例となっている。
2013年6月末頃からは2番手にもボイス付きのアイドルを当てる事が多くなり、2014年以降はCDデビュー済みのアイドルが増えた事もあって、1番手と同じくボイス付きアイドルの起用が通例化している。
ただしどちらも絶対ではなく、2014年には2番手にボイス未実装アイドルを起用した事例が2件あり、2015年3月には全Sレアにボイス未実装アイドルを起用した。
一方の3番手は、初めてSレア化するアイドルや再登場から期間の空いている者が選定される事が多い。2014年以降は2番手にボイス付きアイドルの起用が通例化した影響から、総選挙で中堅クラスのランカーが多く起用されるようになり、ランクの低かったボイス付きアイドルを3番手に起用するケースも増えている。2014年11月末には総選挙10位のアイドルを3番手に起用するなど、最近は意外な起用も見られる。
2013年からはCDデビューが内定したアイドルを優先的に起用するケースが目立ち、ボイスを新録したカードを月末ガチャで初披露するパターンが多くなった。CDデビューが発表されていないアイドルをボイス付きカードで新規提供するサプライズ的なリリースが行われた例もある。
ステータス・特技
Sレアの特技やステータスについては、以下のようなものが提供される。
- リリース時点で最高クラスの最大攻発揮値と自属性の攻アップ特技を所持する攻撃型(片面単色)
- 自属性~全属性の何れかの攻守アップ特技を持つバランス型(両面バフ)
- 自属性の守アップ特技を所持する守備型
- 上記1.よりもコスト・ステータスが低く、バックメンバー10人の攻アップ特技を持つ攻撃型
- 全属性の攻守ダウン特技を持つバランス型(両面デバフ)
- 上記1.よりも最大発揮値は低いが、2属性の攻アップ特技を持つ攻撃型(片面2色)
のいずれかが提供されている。ある程度の法則性も存在するが、近年は法則性を無視した提供が突然行われることがあり、以前よりも予想が難しくなった。
2012年10月~2013年3月
番手順に1.、2.、3.に該当するカードをそれぞれ提供した。1番手には属性のローテーションを組んで提供され、3の倍数月を起点にキュート属性、翌月はクール属性、翌々月はパッション属性が提供されたのに対し、他2枚属性には特に法則性が無く提供された。例外として2012年11月末の2番手に4.に該当するカードを、2013年2月末の3番手に2.に該当するカードを提供した。
2013年4月~2014年2月
1.2.5.に該当するカードを提供し、3.4.に該当するカードの提供が廃止された。それと同時に2.5.のカードにも提供ローテーションが組まれ、起点となる3の倍数月は5.に該当するカードにパッションが、2.に該当するカードにクールがそれぞれ割り当てられた。5.の両面デバフに関してはアイドルLIVEツアー系のイベントで重宝することが以前から指摘されており、逆に3.の守備型については以前からあまり需要がなかった。なお、1番手=1.片面単色という構図は以前と同じだが、2番手=2.両面バフの縛りが解除され、5.両面デバフを2番手に起用するケースも多く見られた。2・3番手の属性の法則は組まれなかった。
2014年3月~7月
2.に該当するカードの提供が廃止され、この枠からは6.が提供されるようになった。両面バフについてはデバフと比べると性能面で劣ることが指摘されており、やはりイベント的な需要から提供カードを変更した形である。6.のバフ対象属性は自属性(2番手)と3番手の属性が設定された。
5月末のみ例外となったが、特技と番手の紐付けが行われた。
- 1番手=片面単色バフ(1)
- 2番手=片面2色バフ(6)
- 3番手=両面デバフ(5)
これに伴って2・3番手にもローテーションが組まれた。
2014年8月~11月
8月末はローテーションが変更され、1番手をキュート属性が担当した。この時点では特技のローテーションはそのままであったため、1番手=片面単色という縛りが解除された形となった。
しかし9月末はこれまでの提供法則とは全く関係無いパターンでSレアが排出され、同月を持って提供法則のローテーションがご破算になった。また、この月にデバフ枠と入れ替わる形で両面バフ枠が復活し、全属性がバフ枠となった。今月以降は番手と特技が紐付けされ、以下のパターンに固定化された。
- 1番手=片面2色バフ(6)
- 2番手=片面単色バフ(1)
- 3番手=バランス型(2または5)
また、前月1番手だった属性は翌月3番手になり、残り2属性は3→2、2→1の順にスライドするという形でローテーションが組まれた(3→2、2→1、1→3)。
2014年12月~2015年2月
12月には再びローテーションが変更され、スライド順が逆になった(1→2、2→3、3→1)。また、片面2色のバフ対象属性が自属性(1番手)と2番手の属性に変更された。番手と特技の紐付けに変更はない。2015年1月末以降も同じパターンで属性がスライドされている。
2015年3月~4月
ローテーションと番手の紐付けに変更はないが、片面2色のバフ対象属性が2014年11月末までと同じ自属性と3番手属性に戻され、3番手の特技が両面バフから両面デバフへ再度変更された。同時にコスト21の解禁も行われ、全番手をコスト21で提供した。
2015年5月~
2015年5月末は3度目のローテーション変更の起点月となり、2番手の属性を前月から据置き、3番手の属性が逆にスライドした(1→3、2→2、3→1)。属性と特技のローテーションは維持された為、2番手にバランス型、3番手に片面単色の提供となった。また、リリース時点で最強クラスの最大攻発揮値は1番手の片面2色に与えられ、3番手の片面単色は1番手よりも僅かに低い最大攻発揮値となった。
- 1番手=片面2色バフ(6)
- 2番手=バランス型(2)
- 3番手=片面単色バフ(1)
6月末(※)は5月末と同じ紐付けのまま番手が降順にスライドされた(3→2、2→1、1→3)。1番手のローテーションのみを維持して2・3番手を入れ替える形のローテーション変更である。
※2015年6月末分のガチャはアニメ放送キャンペーンに合わせて「月末」ではなく7月1日の0時にガチャが更新されたが、便宜上6月末分として扱う。
今後もコストの上限開放やイベントでの需要に伴って提供されるカードのタイプが変更されていくと思われる。また、2014年7月以前のような確立されたローテーションは今後組まれないと思われ、状況に応じて臨機応変に変更されていく事が予想される。
ローテーションまとめ
2014年8月まで設定されていた属性ごとの特技ローテーションをまとめると以下のようになる。
キュート | クール | パッション | |
---|---|---|---|
3の倍数月(3月・6月・9月・12月) | 片単枠 | バフ枠 | デバフ枠 |
3の倍数月の翌月(1月・4月・7月・10月) | デバフ枠 | 片単枠 | バフ枠 |
3の倍数月の翌々月(2月・5月・8月・11月) | バフ枠 | デバフ枠 | 片単枠 |
2014年8月から11月までの間組まれた番手のローテーションは以下の通り。番手が降順にスライドする。
キュート | クール | パッション | |
---|---|---|---|
3の倍数月(9月) | 3番手 | 2番手 | 1番手 |
3の倍数月の翌月(10月) | 2番手 | 1番手 | 3番手 |
3の倍数月の翌々月(8月・11月) | 1番手 | 3番手 | 2番手 |
2014年12月から2015年4月までの間に組まれた番手のローテーションは以下の通り。番手が昇順にスライドする。
キュート | クール | パッション | |
---|---|---|---|
3の倍数月(3月・6月・9月・12月) | 2番手 | 1番手 | 3番手 |
3の倍数月の翌月(1月・4月・7月・10月) | 3番手 | 2番手 | 1番手 |
3の倍数月の翌々月(2月・5月・8月・11月) | 1番手 | 3番手 | 2番手 |
取引相場の逆転現象
2014年2月末までは1番手に攻撃型・それ以外はバランス型という形で明確な性能差が与えられていたが、2014年3月末から片面2色バフが提供されるようになった事で1番手と2番手の明確な性能差が事実上無くなった。このため、アイドルの人気度に起因する(と思われる)フリートレードの取引相場逆転現象がしばしば発生している。このため、番手の概念自体が曖昧になりつつある状況になっている。
その他
- 先述の通り、2014年2月以前は2・3番手の属性割り当てに法則性が無く、3番手は2012年12月~2013年8月の9か月をキュート・パッションだけで回すという極端な偏りが見られた。2014年3月以降は2・3番手にもローテーションが組まれたことで偏りは解消されている。
- 片面のみのデバフや自分のみ対象のバフ特技を持つSレアカードは月末ガチャでは提供された事がない。また、全属性対象の攻バフ特技を持つカードも引換券方式の月末ガチャでは提供されたことがない。これらのカードや、守備型・両面バフ・両面デバフなどの月末ガチャで提供されなくなったタイプのカードは、他のガチャやイベント報酬で引き続き提供されている。
- 月を跨いで開催されるイベントは月末ガチャと併催になるため、上位報酬の属性を1番手と同じにする事が多い。2014年の8月末と2014年12月末はこれを機にローテーションを変更している。ただし、絶対ではない。
- 半年後にリミテッドガチャで復刻される際は、1番手の残り人数が1/1かつリセット対象に設定されるのに対し、他2名は2/2に設定される。
レアの場合
2012年の7月~9月末までは5枚のレアを提供していたが、Sレアが3枚になった10月末以降は4枚のレアが提供されている。4枚制固定化以降は各属性から1人ずつの3人と、コンプガチャの名残と思われる強レア・旧門番枠の1人を合わせた計4人という構図が基本となる。
強レア枠のカードはコストの高い攻撃型のステータスに設定されており、どのカードがこれ該当するのかはステータスを確認する事で判断可能である。各属性3+強1という構図から、レアが2人提供されている属性は片方が強レアという事になる。2014年10月末からは強レアにぷち衣装が付いて提供されるようになり、判別がしやすくなった。
2014年1月と2月末は2人提供されている属性から両面デバフ特技を持つバランス型のカードが提供され、強レアは1人しか提供されていない属性のカードから排出された。2014年3月末からは以前の提供方式に戻されている。
特技や属性の提供パターンについては法則性が見られた時期があったが、次第に例外が多くなり現在は特に法則性の無い提供となっている。
また、Sレアでは提供されなかった片面デバフや、自分への片面バフの特技を持つカードが提供されたケースもある。
レア枠に起用されるアイドルは、主にシンデレラガール総選挙でランク圏外になったボイス未実装の者や、新エリア解放後の再登場が無い者が優先的に選出される。Sレア3人にボイス未実装アイドルを起用した2015年3月末はレア枠4人全員にCDデビュー済みアイドルが起用された。2015年7月初にもCDデビュー済みアイドルをレア枠で起用している。
引換券付きガチャは月末ガチャとして実施されるのが基本だが、月末以外の時期に実施された例もいくつか存在する。
復刻ガチャとして開催
「新・アイドルスポーツ祭ガチャ」と「新・水着パラダイスガチャ」は復刻ガチャとして引換券方式が採用された。これらは復刻元のガチャがコンプから引換券への移行時期にリリースされたもので、復刻時にリミテッド方式が確立されていなかった為の措置と思われる。いずれのガチャも2013年に再復刻が行われている。
小型ガチャとしての開催
2014年3月14日~19日の間に開催された「WONDERFUL M@GIC!!開催記念第3幕ガチャ」は月末ガチャではない引換券付ガチャとして開催された。このガチャでは、Sレア12%チケットへの引換えを14回行うとSレア確定チケットが提供されるようになっていたため、スカウト券付きガチャのような投資天井が実装されていた。ガチャによる抽選を行うので任意のアイドルを入手することは出来ない点と、天井に達するまでSレア12%チケットによるガチャを計14回行うチャンスが結果的にあるという点がスカウト券ガチャとの違いである。
この天井付きの仕様は月末以外の時期に引換券付きガチャを提供した為の措置と思われ、3月の月末ガチャとして開催された「WONDERFUL M@GIC!!&総選挙開催記念ガチャ」では天井がオミットされて従来通りの青天井に戻った。
天井こそオミットされたものの、この仕組みは後に月末ガチャへも採用され、確定チケットの代わりに25%チケット(後に30%チケット)が提供されるようになっている。
年数別
太字はその年における2回目の起用。
2012年
2013年
2014年
回数別
☆は1番手経験者。
4回
3回
2回
Cu | 櫻井桃華、一ノ瀬志希、☆双葉杏、前川みく、☆小日向美穂 |
---|---|
Co | 神谷奈緒、多田李衣菜、新田美波、☆鷺沢文香、☆塩見周子、☆アナスタシア |
Pa | 高森藍子、☆姫川友紀、星輝子、堀裕子、☆城ヶ崎美嘉、相葉夕美、☆向井拓海、☆日野茜 |
1回
- 有料のガチャを回すとおまけアイテムがセットで提供され、これを使用して目玉のSレア引当てを狙うという方式は、後にスタートした他の限定ガチャにおいても採用されている。詳細は親記事に記載してあるが、5STEPガチャなどはSレアx%チケットを直接ガチャのセットにして提供しており、これは引換券を集めて交換するという手順を省いただけで基本は同じである。
- 『アイドルマスターミリオンライブ!』にも各属性ごとに目玉Sレアを1枚ずつ提供する大型ガシャ(バンダイナムコゲームス直営なのでガシャと表記される)が存在するが、こちらは毎月1日の午前0時に開催する事から「月初ガシャ」と呼ばれている。先述の通り、「待ちきれない!サマーシーズン」はこの月初ガシャと同様の開始時間に設定されている。
- 期間限定ガチャ(シンデレラガールズ)
- このガチャで提供されたカードの履歴についてはこれらの項目を参照
- イベント上位報酬(シンデレラガールズ)