概要
ゲームなどに登場する最も弱い武器のこと。たいていは初期装備だったり、ネタ武器という扱いを受けている。
最弱武器一覧
単に弱い初期装備にはとどまらないインパクトや知名度のあるものを以下に挙げる。
ひのきのぼう(ドラゴンクエスト)
『ドラゴンクエストⅢ』においては魔王討伐を命じた王様からもらえる支度品の1つ。最序盤のイベントなのでゲーム的には仕方ない部分はあるものの、多くのプレイヤーからは「舐めてんのか?」とツッコミを受ける事となった。
後のシリーズでは主人公が一般の村人や、戦闘の経験もない子供など、初期装備であっても違和感のない立ち位置のため、ツッコミを入れられる事は少なくなった。
エクスカリパー(ファイナルファンタジーⅤ)
伝説の12武器の1つエクスカリバーのパチモン剣。
カタログスペックの攻撃力こそ高いが、この剣を使った攻撃は必ずダメージ1に固定されてしまう。
チキンナイフ(ファイナルファンタジーⅤ)
第三世界におけるムーアの村で、後述のブレイブブレイドと二者択一で入手できる最弱にも最強にもなり得る特殊な短剣。攻撃力は今までの逃走回数を参照する特性をもっているため、逃走回数が少ないブレイブプレイヤーからは最弱武器、逃走回数が多いチキンプレイヤーからは最強武器として扱われる。しかも装備中はシーフのアビリティ「とんずら」が一定の確率で発動してパーティが勝手に戦闘を放棄して逃げ出してしまうという特性がある。
ブレイブブレイド(ファイナルファンタジーⅤ)
上記のチキンナイフと二者択一で入手可能な剣で、こちらは逃走回数が多いほど攻撃力が低下してチキンプレイヤーほど最弱武器と化す騎士剣。
松明(メタルギアソリッド3)
暗所での光源として使う道具で、本作でも基本的に光源として使う。武器として使うことも可能だが、精々相手を殴るぐらいにしか使えず、点火状態では敵に発見されやすくなるという欠点付き。ただし、上手く使えば相手を炎上させることが出来るなどメタルギアシリーズらしい細かなギミックが仕込まれている。
余談だが、一部界隈では儀式に欠かすことのできない重要アイテムとして認識されている。
種子島(メタルギアソリッド4)
銃ですらナノマシンを用いたID統制が行われている近未来において時代錯誤も甚だしい火縄銃である。威力は微妙、射程も微妙、集弾性も悪く、装弾数は一発のみ。リロード時はスネークによる常軌を逸した高速リロードを披露してくれるものの、それでも火縄銃のリロードは他の武器以上に時間がかかる。ただし、発砲時に一定の確率で神風が発生し…
バナナ(メタルギアソリッド ピースウォーカー)
『コスタリカ産のおいしい果物(ただし植物学的には野菜)。 低カロリーながらビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富な作物の優等生。 おやつやデザート、お菓子、の食材としてもお馴染みだが、国や地域によっては主食にもなる。 形がちょっとだけ鉄砲に似てるので、うまくやればホールドアップくらいは出来る・・・かもしれない』
(ゲーム中の解説文より)
もはや武器ですらない(一応カテゴリはハンドガン)が、こんなネタ武器でもホールドアップで敵兵を無力化できるので、ノーキルノーアラートを目指すなら案外問題無かったりする。
水鉄砲(メタルギアソリッドⅤザ・ファントムペイン)
ダイヤモンド・ドッグズ開発の水鉄砲。殺傷能力はお察しください。見た目はガチの拳銃なので、ホールドアップで敵兵を無力化することぐらいは出来る。その他、電子機器ならば水鉄砲でも破壊可能な他、水が弱点のスカルズならば一時的に動きを止めることが可能。燃える男もしつこく撃ち続ければ倒せる。
チンケスレイヤー(スターオーシャンシリーズ)
最弱性能に加えて攻撃力低下するペナルティすら付いている最弱武器。ただし、「チンケ」と呼ばれる種類の敵(より正確に言えば『チンケシーフ』系統の敵)を一撃で葬る特殊性能を持っている。もっとも、チンケ種は名前の通り強い奴は少ないのだが。
とは言え、シリーズの伝統で隠しダンジョンには例外的に凶悪な性能を有するチンケシーフが闊歩しており、基本的にこれらの敵を掃討するための特効武器としてクリア後に手に入る武器であることからシリーズ経験者にはそれほど最弱武器としてのイメージは定着していない。
どちらかと言えば、初期装備武器である上にこれを装備してラスボスを倒す等のバトルコレクション(現在で言う実績のようなもの)が設定されている、スターオーシャン3の『鉄パイプ』の方がシリーズファンには有名か。
モップ(女神異聞録ペルソナ)
冒頭で訪れる御影総合病院で異変に巻き込まれた時に入手する武器。
両手剣扱いだが「全員装備可能」であり、また攻撃回数2回と序盤の武器としてはかなり優秀。
(同じく病院で現地調達する「メス」も全員装備可能だが、片手剣扱いのため攻撃範囲が狭く使い辛い)
そして「女神異聞録ペルソナ」の独特なシステムとして、「戦闘での貢献度に応じてEXP・PPの獲得量が分配される」「加入(パーティーから離脱後の再加入含む)した仲間のLV・PLVは主人公のLV・PLVに強制的に合わせられる」という物がある。
その為主人公に装備させた方が、初期ペルソナ「セイメンコンゴウ」で対処し辛いピクシー(ガル系反射)やナハトコボルド(魔法吸収)を倒しやすくなり、EXP・PP稼ぎの効率も良くなるのだ。
竹光・クロス(ONIⅤ〜隠忍を継ぐ者)
「竹光」は主人公・琥金丸の初期装備。
ゲーム中盤で歴代のONIシリーズ主人公4人(天地丸・高野丸・常葉丸・音鬼丸)の誰か1人から選んで修行を行い、その事で2段階目の転身が可能となるのだが、修業が終わった段階で「竹光」を所持していると、修業を受けたONIの属性に対応した武器(例えば天地丸だと、火の属性を持つ「阿修羅の太刀」)に変化する。
「クロス」は仲間の一人・リカルドの初期装備。
こちらも所持していると、物語の終盤のとある村で「天之麻迦古弓」と交換して貰える。
木刀(鬼神降臨伝ONI)
北斗丸の初期装備だが、これも売らずにとっておくと、物語の後半で訪れる事となる「黄泉の国」のとある場所にて最強の剣「風林火山」へと変化する。
黄泉の国に「木刀」の事について言及してくれる者がいるのだが、知らずに売ってしまってここで「木刀」の真の価値と「風林火山」の存在に気付き、最初からやり直したプレイヤーもいたとか。
モザンビーク(Apex Legends)
ショットガンなのだが威力が低く、装弾数は3発のみ。「Mozamweak」などとネタにされることも多くネットミーム化している。モザンビークを他武器に持ち替える際には怒鳴り声を上げてモザンビークを床に勢いよく投げ捨てる専用モーションまであり、公式からもネタにされている節がある。
スピンオフ元の『タイタンフォール』では強武器として知られていただけにその落差も大きく、これもネタにされる一因だろう。ちなみに2022年3月現在、googleで「モザンビーク」で検索しようとした際のサジェスト最上位は「モザンビーク 弱すぎる」である。
ガラシャの拳(Bloodborne)
指を差し込む穴が開いただけの鉄塊。リーチが短い、スタミナ消費が多い、攻撃速度が速いわけでもない、おまけに血晶石を嵌めることが出来ないと素手よりマシ程度の武器。元々仕掛け武器や銃が使えない脳筋狩人が使っていた品である。
アサシンブレード(アサシンクリード)
『アサシンクリード』に登場する架空の武器。アサシンを象徴する武器で、暗殺に特化した短剣型の暗器。
戦闘では敵の攻撃が防げず攻撃もできないというリスキーな性能をしているが、非戦闘状態なら敵を暗殺コマンドで一撃で葬れる。また、タイミングはシビアだが、戦闘中でもカウンターに成功すれば相手を一撃で葬れる上級者向けテクニックも存在する。初代以降のシリーズ作品では普通に戦闘中に武器として使える作品も多い。
ナーフ(アメリカ製トイガン)
アメリカの玩具会社ハズブロから発売されているおもちゃ銃シリーズ。オンラインゲームなどで強力な武器に下方修正が入ることを「おもちゃレベルに弱体した」というニュアンスで「ナーフ」と比喩する風習がゲーム界隈では定着している。
なお、同社の名誉のために付け加えるとナーフのトイガンはおもちゃとしてはよくできているほうである。日本にも輸入されている水鉄砲『スーパーソーカー』シリーズも本格的なつくりをしていてかなりの水圧を持ち、高性能かつ水鉄砲としてはかなり高級なモデルとして知られている。
用語として定着したのも『トイガンと言えばナーフ』と誰もが知る有名なモデルであるということの裏返しでもあり、決して粗悪なものを作っているわけでは無い。
ウォーターウェーブ(ロックマン5)
地上でしか撃てない、敵弾を防ぐ性能は役立たず、消費2メモリと無駄に高燃費のくせに基礎攻撃力1、しかも画面内1発制限あり。