「お前の親は金が間に合わないそうだ。ただの脅しでない事を見せてやらなくちゃなぁ!」
「圧縮冷凍なんて、されてたまるかよぉ!」
概要
Case File 4「人質は異星人」に登場したロンダー囚人。囚人番号は[22]。
30世紀において子供をターゲットにした誘拐殺人事件を起こしたため、圧縮冷凍200年の刑を受けていた。両生類の人型ロボットと言うべき姿を持ち、頭部側面の白いパーツの左側はウーパールーパーのエラの様になっている。また、左目のカメラアイは右目と違って大きく、虫の複眼を思わせるハニカム構造である。
逃亡先の20世紀でもドルネロの金儲けの方針の下、同じ様に人間に化けて子供を誘拐しては身代金を得ようとする。卑怯者故に戦闘力が低いと思われがちだが、手持ち武器の剣を用いたスピード勝負が得意。だが、かつてプロの格闘家だったタイムイエローことドモンの敵ではなかった。
活躍
眼鏡を掛けた人間の男性に化けて言葉巧みに子供を攫い、身代金を要求する営利誘拐での金儲けを画策。
その過程でシオンまで誘拐し、彼を含めたトゥモローリサーチの5人がタイムレンジャーである事実を知らず、竜也達に身代金を要求する。
「無事返して欲しければ、一億円用意しろ。明日12時、綾部公園だ。分かっているだろうが警察に言っても無駄だ。金を渡すか?死体を受け取るか?二つに一つ。フフフッ……」
だが、誘拐した子供達の内の一人の親が身代金を用意出来ないと知り、見せしめに殺害しようとした所を、シオンに妨害されてしまい、子供達を逃がされた為に計画はご破算。彼を始末しようと襲い掛かるが、閃光によって怯まされ逆上。痛め付けている所に駆け付けたドモンに殴り飛ばされ、同じ様に駆け付けた竜也達と合わせて5人揃ったタイムレンジャーと交戦する。
戦闘では身軽な格闘術で応戦するもプロの格闘家であったイエローに圧倒され、武器の剣で襲い掛かるもグリーンのベクターエンド・ビート9を喰らい、怯んだところへプレスリフレイザーを受ける。
圧縮冷凍される直前、上記下段の台詞と共に巨大化抑制シールを剥がし、「俺は絶対、捕まらねぇ!」と叫びながら巨大化。
巨大戦ではタイムロボβのフライヤーマグナムの射撃に怯むも、剣を武器にタイムロボαに立ち向かうが、結局はプレスブリザードを叩き込まれて再び圧縮冷凍された。
余談
デザイナー曰く、モチーフはヤモリだそうだが、黒と赤のカラーリングからどう見てもイモリである。
声を演じた飛鳥井氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となった。次の出演は翌年の『百獣戦隊ガオレンジャー』のキュララ役である。
関連タグ
未来戦隊タイムレンジャー ロンダーズファミリー ロンダー囚人
リコモ星人ケバキーア、ラブルム・ジョウズ、デメラン・ヤトミス:同じく誘拐を働く犯罪者繋がりの戦隊怪人。ただし、こちらのターゲットは子供以外にも幅広い。尚、前者はギエンと同じ声。