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概要編集

「Operation Menace」とは、合同会社EXNOA(DMM GAMES)のオンラインSLG『艦隊これくしょん』の期間限定イベント。ここでは、同作戦の拡張作戦に当たる「新MO作戦」についても併せて説明する。


当初は2024年7月26日に前段作戦を開始する予定であったが、メンテナンスとアップデートに時間を要したため27日未明の開始となった(お陰で奇しくも今回の作戦の舞台となるフランスにおいてパリオリンピック開会式が行われているさなかの海域開放となった)。後段作戦は8月8日夜開始で、8月16日には佐伯湾泊地サーバーへの接続不安定により1週間期間を延長する事が告知された。


作戦内容と名称は、前段が地中海~西アフリカ方面の「Operation Menace」、後段が太平洋方面の「新MO作戦」と別のものとなっている。近年の夏季期間限定イベントでは2022年の『激闘!R方面作戦』『血戦!異聞坊ノ岬沖海戦』、2023年の『船団護衛!輸送航路防衛戦』『反攻上陸!ノルマンディー上陸作戦』のように前段作戦と後段作戦で異なる作戦名の期間限定イベントとなる事が恒例となりつつあったが、今期もその例に倣う形となった。


本イベント開始と時を同じくしてあるフランス戦艦の改二の改二が実装されたが、彼女の改二改装には本作戦での海域攻略で手に入るアイテム(後述)が必要。


仕様編集


新システム編集

「海外艦最新技術」および「夜間熟練搭乗員」編集

本イベント開始に合わせ、装備などとは別に新アイテムが複数実装されており、いずれも各海域の突破報酬として獲得が可能。このうち、「海外艦最新技術」は上述した改二改装で複数使うことになるが、本イベントの前段作戦を丙以上で完走すれば必要な数が手に入るようになっている。また、これらのアイテムを消費する単発の任務も複数実装されており、それぞれの達成で上記改二の関連装備や後述の新装備を手に入れることができる。


特殊砲撃の新規実装編集

前段作戦開始と同時にクイーン・エリザベス級およびリシュリュー級による特殊砲撃が実装された。

発動条件や威力などの大まかな特徴は概ね長門型が使うものと同じだが、前者は艦娘自身の燃費の良さ、後者は艦娘自身の速力が「高速」なのに加え特定の装備による発動率上昇がある点をそれぞれ強みとする。

なお、これらの特殊砲撃を発動できる対象となった艦娘にはいずれも前段作戦において特効が付与されている。


ステージ編集

前段作戦「Operation Menace」編集

ステージ海域作戦名難易度
E-1ケルト海/イギリス海峡【発動!カタパルト作戦】☆×6
E-2ジブラルタル/アルボラン海【メルセルケビール海戦】☆×11
E-3北大西洋/フリータウン/ダカール【激突!ダカール沖海戦】☆×12

後段作戦「新MO作戦」編集

ステージ海域作戦名難易度
E-4太平洋南部/ダバオ沖/ビアク島沖【ビアク沖遭遇戦】☆×16
E-5ラバウル沖/珊瑚海方面【第二次珊瑚海海戦】☆×12


新艦娘編集

報酬編集

ドロップ編集


新規実装艦がすべて海外艦で構成されるイベントは艦これサービス開始以来初である。またPhoenixは改造によりアルゼンチン海軍に購入された後の名前「General Belgrano」になるため広義には初のアルゼンチニアン艦娘となる。(ただし変わるのは名前だけで名簿上の所属はアメリカ艦のまま。)



新敵勢力編集

新アイテム編集

報酬編集

本イベントでは関連の深い任務が同時実装されていることから、その報酬となる新装備についても併せて記載する。

海域突破報酬編集

  • 中口径主砲「15.2cm三連装主砲改」:E-3甲(★2)作戦海域突破報酬
  • 水上偵察機「Loire 130M改(熟練)」:E-3甲作戦海域突破報酬

  • 大型電探「Type281 レーダー」:E-1甲(★2)・乙(★1)・丙作戦海域突破報酬(※)
  • 大型電探「Type274 射撃管制レーダー」:E-2甲作戦海域突破報酬(※)

(※):月次作戦報酬(月別ランカー報酬)として先行実装済み


任務達成報酬編集

  • 水上偵察機「零式水上偵察機11型甲改二」:任務「最新改修型三座水上偵察機の開発」達成報酬(※)
  • 艦上攻撃機「天山一二型甲改二(村田隊/電探装備)」:任務「最新鋭『天山』装備艦攻隊の配備」達成報酬(※)

(※)「夜間熟練搭乗員」×1を消費

なお、イベント期間中に両方とも獲得する(「夜間熟練搭乗員」×2を使用する)場合、本イベントE-4海域を甲作戦にて突破する必要がある。


初期装備編集

  • 小口径主砲「13.8cm連装砲」:Mogador初期装備 / E-1甲(★2)・乙(★1)・丙丁作戦海域突破報酬
  • 小口径主砲「13.8cm連装砲改」:Mogador改初期装備 / E-2甲(★2)作戦海域突破報酬
  • 中口径主砲「15.2cm三連装主砲」:Gloire(無印/改)初期装備 / E-3乙(★2)・丙(★1)作戦海域突破報酬
  • 艦上爆撃機「SBD(Yellow Wings)」:Lexington初期装備
  • 艦上攻撃機「TBD(Yellow Wings)」:Lexington初期装備
  • 艦上爆撃機「SBD VB-2(爆撃飛行隊)」:Lexington改初期装備 / E-5甲(★Max)作戦海域突破報酬
  • 艦上偵察機「SBD VS-2(偵察飛行隊)」:Lexington改初期装備 / E-5甲(★Max)・乙(★7)作戦海域突破報酬

この他、本イベントで入手できる「海外艦最新技術」を用いる任務「【新鋭海外艦装備】新型四連装主砲の開発」の達成により、大口径主砲「38cm四連装砲改 deux」および水上偵察機「Loire 130M」を入手可能。

また、E-4では実装済の水上偵察機「SOC Seagull」(★数は難易度による)を入手でき、改修工廠にて新実装の上位装備「SOC Seagull 後期型(熟練)」への更新が可能。併せて同装備の改修も可能になっているが、これらの改修および更新には本イベントの新艦娘の一人が不可欠となる。

新規BGM編集

その他編集

真夏の祭典、開幕編集

本イベントの前段作戦は上述したように、夏イベントとしてはかなり早い7月下旬の開始となった。これは20年梅雨・夏イベント「侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦」に次ぐ歴代2位の早さであり、7月に開始となった事例は『艦これ』初のこととなる。

そんな異例とも言える時期に始まった前段作戦は、欧州遠征としては近年まれに見る攻略・周回が容易と言って良いイベントとなった。


  • 上述の通り関連する艦娘に改二改装と特殊砲撃が実装される。しかも特殊砲撃は改状態でも発動可能で、イベント攻略において敵に大ダメージを与えられる手段を簡単に準備できた
    • これまた上述の通り、改二改装や関連装備の入手に必要なアイテムは本イベントを一定以上の難易度で攻略することで手に入れられたため、攻略を進めながら更なる戦力増強が可能だった
    • 特殊砲撃それ自体の種類が増えたため、これまで欧州作戦の攻略において切り札とされてきたネルソンなどを温存でき、後段作戦の出撃制限をそこまで気にする必要が無かった
  • 前段最終局面たるE-3最終ゲージではルート短縮ギミックが存在。これをこなすことで、昨今のイベントにおいて鬼門とされてきたボス前のマスを回避可能になり、ボスマスへの到達が大幅に容易になった
  • これらの要素、さらには欧州作戦ならではの特効艦・装備特効の効果によりボス戦においては削り・ラスダン問わず敵艦へほぼ一方的に痛打を浴びせることも可能であり、装甲破砕すら行うことなくあっさりとボス撃破に至ることも決して難しくなかった
  • ドロップ艦は先述した新艦娘に加え、実装済の欧州艦の大半がドロップする大盤振る舞い。本イベントで鍵となるフレンチ艦娘の面々は勿論、20年秋・冬イベント『護衛せよ!船団輸送作戦』を最後に長らく再入手の機会が無かったタシュケントも久々にドロップが確認されるなど、非常に豪華な顔ぶれとなった

このように、前段作戦においては装備と艦娘が相応に揃えてきちんと使えているならば苦戦する要素はほとんど無いと言って良く、またその戦力を本イベントで拡充することも可能であったことから、難関海域や大規模海域が多かった近年の海域と比べ攻略・周回が容易かつ収穫の多い海域だったと言って良い。

こうした状況にあって、全力疾走で前段を駆け抜ける者、敢えて自分の艦隊に自ら制限をかけての攻略に挑む者、戦力拡充のためドロップ艦目当ての周回を始める者など、様々な形で前段を楽しむ提督たちが多く見られ、彼らにとってこの海域はまさしく「バカンス」の様相を呈していたと言える。


こうして、余裕綽々で前段作戦を突破し意気揚々と後段作戦へ歩を進めた提督たち。

一度でも後段へ足を踏み入れた猛者たちは、「前半の海」を口を揃えてこう呼ぶ…


「あの海は”楽園”だった」


運営公認の地獄 E-4「ビアク沖遭遇戦」編集

後段作戦最初の海域となるE-4「ビアク沖遭遇戦」は、前段作戦までとは比べ物にならないどころか、歴代イベントの難関海域と比較しても、同等あるいはそれら以上の難易度を誇る海域となった。

ゲージは3本構成であり、3ゲージ目のボスマスを開放するギミックまでは「少々手こずるポイントはあれど、格段に難しいわけではない」という、後段作戦最初の海域に相応しい趣である。

しかし、ボスマスを開放して3ゲージ目の攻略を始めた提督達は、その全容に戦慄し、恐れおののくこととなる。

以下、特筆がない限りは難易度甲のものとして記載する。

道中編集

道中については、最短ルートを通るとして、

と、あまりにも凶悪な陣容。

2回ある水上戦はどちらも単縦陣があり、片や威力や命中に弱体化がない先制雷撃に怯え片や高い火力や命中でこちらの艦隊を中大破させてくるという有様。

前者については警戒陣で出てくる事もあり、駆逐艦特有の高い回避力で攻撃を回避し、手痛い雷撃をお見舞いしてくる。

後者はただでさえ砲撃戦火力と命中が高いのに、最終形態になると重巡ネ級改 夏modeが1隻増えるので、さらに突破が困難となる。

これらの陣容から、ボスマスへ着く前に大破が出て撤退する事はザラにあり、何とか切り抜けたとしても何隻かはほぼ確実に中破させられる。

また、戦闘がとにかく多く、最短ルートでも弾薬ペナルティが発生するので、相手に与えるダメージが2割ほど減少する中で、後述するボス艦隊と戦わなければならない。

本ゲージは大和型に特効があるので、起用して特殊砲撃を使用したいところだが、大和型が1隻増えるごとに道中戦が1戦増えてしまう

追加される戦闘は、ボス艦隊が仕掛けてくる空襲戦と、太平洋飛行場姫がバックに構える航空支援付き対潜マスであり、これらもこちらの艦隊に損害を負わせるには十分すぎる破壊力を持っている。最短ルートでも弾薬ペナルティが発生するのに、さらに2回戦闘をしていては、そのままではボスマスで全く歯が立たなくなるのは明白であり、洋上補給をするために補給艦を編成する必要が出てくる。しかし、補給艦の耐久性の低さは言わずもがなであり、応急修理女神を搭載していなければ、ボスマスへの到達難易度が跳ね上がってしまう。

大和型を起用しつつ迂回を抑える方法は一応あるが、特殊砲撃の倍率が最大になる武蔵ではなくアイオワを起用し高速統一をする編成か、索敵値と連合艦隊の編成ルールを除けば一切の制限をなくした上で最短ルートを通れる代わりに高速+統一を要求する編成となり、特殊砲撃の倍率低下や速度上昇をするための装備スロット圧迫による戦力の低下は避けられない。


ボス編集

上記のような苛烈な道中を何とか切り抜けると、戦艦新棲姫率いる連合艦隊がボスとして待ち受ける。

しかし、敵連合第1艦隊の随伴艦は、削り段階ですら

という、非常に高火力かつ堅牢な顔ぶれ。

前段作戦のような飛び抜けた特効倍率がない以上、もはや特殊砲撃以外の攻撃は殆ど機能しないと考えていいレベルの陣容である。

その上、最終形態では(装甲破砕ギミックがあるとはいえ)戦艦新棲姫と2隻の軽巡新棲姫が「-壊」となって装甲が上昇し、さらにはヲ級改Ⅱが2隻とも空母夏姫Ⅱとなり、耐久も装甲も跳ね上がってしまう。

このような堅牢な陣容が相手では、ボスを倒すどころかボスにダメージを与える事自体が難しいのだが、耐久が980を誇る戦艦新棲姫に5回撃破分のダメージ量を与えなければ最終形態に突入しないという有様。加えて、難易度乙・丙ですら、(ステータスは下がっているものの)これら6隻の顔触れが全く変わっておらず、これまで難易度甲をクリアし続けてきた歴戦の提督が、難易度丙でも歯が立たないという事も十分起こりうる。難易度丁ではさすがに変わるが、軽巡新棲姫・空母夏姫・ネ級改は最終形態にはそれぞれ1隻ずついるため、難関である事に変わりはない。

では、連合第2艦隊なら大した敵艦はいないだろう・・・と思いきや、耐久480を誇る輸送ワ級Ⅱflagship×2が凶悪。通常のflagshipですら、軽めの編成を要求される第2艦隊にとっては重い敵であるのに、その4倍近い耐久を持っていれば、どれだけ撃破の難易度が跳ね上がるのかは想像に難くない。この2隻以外の第2艦隊は大した事はないが、ワ級Ⅱに攻撃が集中して敵艦の数を十分に減らせず、第1艦隊との夜戦をも取り逃がすという事も珍しくない。仮に第1艦隊との夜戦に持ち込めたとしても、上述の第1艦隊とワ級Ⅱが高確率で生き残るので、12隻中8隻を撃沈するA勝利をとる事すら難しい。それはすなわち、レア艦のドロップどころかドロップ自体がない事も多いという事でもあり、莫大な資源と労力をつぎ込む割に見返りがほとんどないという、まさに虚無削りという状態である。当然、最終形態では第2艦隊も強化され、上記では「大した事はない」と割愛した顔ぶれも撃破の難易度が上がる。

敵の堅牢さばかりに目が行くが、防空力も脅威の一言。戦艦新棲姫軽巡ツ級輸送ワ級Ⅱflagship×2が途轍もない防空力を持っており、空母や基地の航空戦で攻撃を仕掛けても大きく撃墜されてしまう。細かい仕様を割愛しつつわかりやすく言うなら、フルスペックのアトランタが4隻いる状態に相当するといえば、その防空力の高さは理解してもらえるだろう。


以上のように、道中・ボス共に凶悪な陣容が揃っている事から、歴代イベントと比較しても上位に食い込む凶悪海域として君臨している。


その他編集

しかし、本イベントは全5海域である。つまり、本海域をクリアできても、まだE5が残っている。本海域とE5をひっくるめた後段作戦を運営が「地獄の太平洋戦域」と公認している通り、E5も最終海域に相応しい高難易度である。難易度甲で挑むのであれば、そちらに起用する戦力も温存しなければならず、そういう意味でも間接的に難易度が上がっている。

また、E4を友軍実装後に攻略するのであれば、その分E5への着手が遅れるので、イベント終了までにE5クリアが間に合わない可能性もある。その場合、E5は難易度を落としてスピーディーに攻略するか、最悪E5クリア自体を捨てるという選択も迫られる事になる。

E5の上位難易度の報酬にある新装備は、報酬艦を改装した際に初期装備として持ってきて、改修すれば全く同じものが手に入るという昨今では見られなかった措置をとられているが、これもE4で多くの提督が資源や時間を大きく消耗しE5に高難易度で挑む余裕がなくなるであろう事を見越しているのかもしれない。


ちなみに、E5も上記の通りかなりの難関海域なのだが、E4の乙以上の報酬にある「夜間熟練搭乗員」(正確には「夜間熟練搭乗員」を使って得られる装備)に反して、上記の通りE5の高難易度に挑む旨味が少ない事等から、E5は最初から低難易度での攻略を前提にしている提督も多く、E5の難しさについてはあまり話題に挙がらない。


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