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人物像

「ストラビンスキー科学アカデミー」に所属している。

名前からしてスラブ系と思われ(ミドルネームに父親の名前が入っている。セルゲイビッチとは彼の場合はセルゲイの子という意味)、ロシア連邦のロボット工学の科学者であると思われる。

居城はクレムリン宮殿風、ステージBGMはロシア民謡風など、各所にロシアンテイストが見られる。

年齢は30代~40代とみられ、ライトやワイリーよりも若い科学者である。

クレーンゲームが好みであるらしい。

キリル文字で名前を書くとМихаил Сергеевич Казакとなる。

ロックマン4

初登場作品は「ロックマン4」。ライト博士と並び称される天才科学者、Dr.コサックのが造ったロボットが突如として世界8大都市を占拠し世界に宣戦布告した。

Dr.コサックは本来、世界征服を企むような人物ではない。実は、Dr.ワイリーに娘のカリンカを人質に取られ、ロックマンを倒すように脅迫されたため、仕方なく協力をせざるを得なかったのだった。

コサックステージ4でコサックを倒すとロックマンに謝罪し、娘のカリンカと再会を果たす。

余談だが、コサックステージのボスの部屋の前にあるシンボルマークはCを三日月に見立てたものに赤い星がついたデザイン。

Dr.ワイリーが黒幕で、カリンカを人質に取られてロックマンを倒すように脅迫されたため、ブルースを味方につけたが、ブルースの真の目的はカリンカの救出にあり、コサックの居城で対決を迎えたロックマンとコサックの前に現れたカリンカの証言で黒幕とばれる羽目になる。

ロックマン5

前作の「ロックマン4」と違い開発した「ビート」をロックマンに渡すのみになっている。

FC版ではビートの設定に名前のみだが、PS版ではナビモードのナビゲーターとして登場。

ロックマン11

直接的な登場は無いが、コサックロボット研究所製作のロボットとして、ツンドラマンが登場。

その後の扱い

ロックマン5」以降は、シリーズ番外編である「ロックボード」に主人公の1人として登場しているが、「ロックマン11」まで長きに渡って存在に触れられなかった。その「ロックマン11」においても「コサックロボット研究所」という名前が出てくるだけ。

「ロックマン8」の企画段階ではデューオの制作者とされていたが製品版では設定が変更され未登場に終わり、「ロックマン&フォルテ」のキャラクターCDでも無視されている。

ロックマンワールドシリーズにも登場せず、ロックマンワールド3ロックマンワールド4に登場する4の8ボスやビートは誰が制作したのか不明となっている。

派生作品

そして「ロックマンX」シリーズではライトやワイリーと違って音沙汰無し。エックスゼロと並ぶ存在となる、「最後のコサックナンバーズ」なる者も登場していない。

アクセルが登場当初「ロックマンの歴史を繋ぐ第3のヒーロー」と紹介されたことでコサック製かという予想もあったが結局制作者は不明のままである。

ロックマンゼクスアドベント」では元ネタを同じくするマスター・ミハイルが登場。こちらはワイリーとライトをモデルとした二賢人が若々しい見た目なのに対して、こちらは本家とは逆に老人の姿になっている。

ロックマンエグゼ3」ではフォルテの製作者として登場するが、カリンカは登場せず。

漫画版

ゲーム本編とは異なり、各コミカライズ版ではその後も登場している。

池原しげと版では、『5』や『蘇るブルース』においてさらわれたライト博士の代わりにロックをサポートするが、『6』では世界最強ロボット選手権の是非を巡ってライトと物別れに終わり、以後登場せず。

ありがひとし版では、その後も娘と共に準レギュラーとして登場し、ロックマン達をサポートする。

ロックマンメガミックス』「復活の死神」ではスカルマンの心に深く巣食う「隔離」「兄弟たちとの差別」「一方的に封印された恨み」などを造物主でありながら気づくこともしなかった己の罪深さから彼に撃たれることを望んだり(号泣しながら銃口を向けたスカルマンもロックマンに討たれることを望んでいたフシがある)「史上最大の敵」ではライト博士の潔白を確信してカリンカ共々、遠く離れた日本まで自ら赴いた際にほぼ関係のない『6』の8大ボスたちを修理してあげたり(コサック博士の見立てによるとヤマトマンは人間ならば二度落命してもおかしくない重傷を負わされていた)など良心的でありかつ責任感の強い人格がわかる一方で『ロックマンギガミックス』終盤では『4』時点で基地崩壊のどさくさに紛れてワイリー博士の研究データを洗いざらいコピーして持ち帰りその後もずっと研究に没頭していた(火事場泥棒と本人も卑下しているが)事実を白状するなど、良くも悪くも「学者馬鹿」という形容にふさわしい人物として描かれている。

ちなみに、コサック製のロボットたちは、ライトやワイリーと同じように「コサックナンバーズ」とまとめられている。また『8』企画時の設定はありが氏によって換骨奪胎され「ワイリーシティを急襲した「白い巨人」が大破した際、たまたま入手したその左腕を試作ロボットに取り付けたロボット」が『ロックマンギガミックス』2巻・3巻に登場するデューオという説明が為されている。

ロックマン9の一件でライト博士が逮捕された際には戦おうとするロックマンを整備している。

『ロックマンマニアックス』では片やバイキンUFOばりにロボットアームとハンマーを脱出用カプセルから展開させるワイリー博士、片や波動拳らしき煌きを両掌に蓄えているライト博士めいめいの背後で一人唖然としているイラストが挿入された。

出月こーじ版では『8』に登場している。

本編では「エネルギー物理学に詳しい」とワイリー博士に言及されており、カリンカを再び人質に取られることでテングマンらが防衛する基地へと強制的に連れてこられた。

その際「悪のエネルギー体」を当初は「エネルギーの革命」として好意的に捉えていたものの、デューオの参戦を受けてエネルギー体が制御できなくなった際には「悪魔」と形容した上で初めに狂喜した自らも卑下する良心を覗かせた。その後基地が崩壊する直前にライトットらによって救出されている。

余談

「ロックマン4」の8大ボスはDr.コサックが作ったものであるが、製造番号はDCN.ではなくDWN.になっている。

カプコンの広報誌『クラブ・カプコン』のQ&Aコーナーによれば、これはコサックが作ったロボットにワイリーが改造を加えたため、となっている。

コサックの研究所である居城は雪が降り積もっているので寒冷地に存在していると思われる。現実的にはロシア国内であると推測される。

現実ではロックマン4が発売された頃はソビエト崩壊が起きてまだ記憶に新しい頃であった事、当時UFOキャッチャーが流行しだした頃であった為ある意味時事ネタが入っている。また、本名の元ネタはゴルビーこと「ミハイル・セルゲイビッチ・ゴルバチョフ」だと思われる。

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