プロフィール
年齢 | 28歳 |
---|---|
身長 | 188cm |
体重 | 87kg |
誕生日 | 5月30日 |
血液型 | AB型 |
出身地 | ギリシャ |
修行の場 | ギリシャ・聖域 |
CV | 曽我部和恭(黄金十二宮編での『悪』、以降善悪兼任)、野島昭生(黄金十二宮編での『善』)、関俊彦(カセットコミック版黄金十二宮編での『善』)、置鮎龍太郎(二代目/黄金魂)、山寺宏一(LoS) |
概要
双子座(ジェミニ)の黄金聖闘士にして、射手座のアイオロスと並び称された黄金聖闘士の筆頭格。
アイオロスが反逆者の汚名を負う少し以前に、聖域から姿を消したとされる。
以下ネタバレ
その正体はアテナに背いた黄金十二宮編のラスボスであり、冥王ハーデス編前半の主人公(の一人)。善と悪の二つの人格を持つ聖闘士。
黄金十二宮編
物語開始時点の13年前にはアイオロスと共に次期教皇候補であったが、アイオロスが教皇に選ばれた為に悪の人格に体の主導権を奪われ教皇シオンを暗殺しなりすます。更にアテナを暗殺しようとするがアイオロスに阻まれた為に、アテナを連れて逃げたアイオロスにアテナ暗殺の濡れ衣を着せた。
シオン暗殺時には彼とアイオロス以外の黄金聖闘士は殆どが10歳以下の子供であったこともあり、すり替わったことに気づかれなかった模様(デスマスクらの様に気づいてもあえて彼に付いた者もいるが)。
ゲーム版などでその詳細が描かれてもいるが善人格の方はその時点で自分の悪行を止めて欲しかった描写が見られている。もしもアイオロスが女神暗殺を阻止できていなかったら善人格は完全に消滅し、この時点で地上は彼に支配されていた事だろう。
アテナ不在となった聖域では彼が教皇として実質的な支配者となり、いるはずのないアテナが聖域最奥のアテナ神殿にいるかのように振舞っていた。
善の人格の時の教皇としての挙動は正に神のようで、聖域のみならず近隣の住民からの尊敬も集めていた。しかし教皇の仮面に隠された素顔を見た者は悪のサガに殺されており、その噂が広まるにつれて聖域でも徐々に教皇に対する不信感が広がっていた。
そしてついに聖域へと乗り込んできたアテナと星矢たち青銅聖闘士の活躍により十二宮を突破され、星矢・一輝と激闘を繰り広げる。
その実力はミロ曰く黄金聖闘士の中でも最強と言われるほど強大。
銀河の星々をも砕くといわれる最大最強の奥義ギャラクシアンエクスプロージョンを始め相手の精神を支配する幻朧魔皇拳・敵を異次元に送り込むアナザーディメンションなど多彩な必殺技に持ち、シャカでさえ天舞宝輪を用いてはじめて成し得た五感の剥奪攻撃をまるで当たり前の技のように振舞う。
更に遠隔操作で戦わせている己の分身にアナザーディメンションのような大技を発動させる等、その描写は黄金聖闘士の中でも頭一つ抜けている。
また異様なまでに防御力が高いのも特徴。
星矢の流星拳やペガサスローリングクラッシュ、一輝の鳳翼天翔を全てまともに受けながら全くのノーダメージで、聖衣のない状態で星矢の流星拳をまともに受けて微動だにしなかった。これは聖衣が外れたデスマスクが紫龍の一撃で骨折したことを考えれば正に人間離れしていると言う他はない。
最後はアテナの盾の光で悪人格が祓われ、善人格に戻ったサガがアテナの元まで下り自ら罪を認め自決したことで戦いは幕を閉じた。
だが、チャンピオンRED版に於ける新規外伝で、悪の人格と思われていたオーラは冥王軍の1人運命を司る神ケールが放った刺客。彼女は生後間もない双子が双児宮へ降誕した直後に3番目の存在として送り込んだものである。シオンはそれを抹殺する事も可能だったが、赤子の姿から生来の優しさにより射つ事は出来ず、逆にケールの手により記憶の前後を有耶無耶にされてしまう。3番目はサガとカノンどちらかに乗り移ったのか彼女もあずかり知らずでもあった。
冥王側の策略が無ければ彼が聖戦時、常に女神の傍らに居る天馬星座の聖闘士とは別に聖闘士達の先導者に成っていた運命とされる。
ポセイドン編
彼の双子の弟であるカノンの回想で登場。
13年前に弟の悪事に怒り、スニオンの牢屋に入れるまでの様子が描かれている。
カノンとは瓜二つの容姿だが、原作では爪の形状(カノンは爪が短く、サガは長い)、アニメでは髪の色で描き分けされている。
ハーデス編
冥王ハーデスによりかりそめの命と冥衣を与えられて蘇生し、裏切り者の汚名をかぶりながら十二宮を攻める。
皮肉にも悪人格の時に望んでも成し得なかったアテナ殺害を、最も危惧していた善人格が成し遂げてしまうこととなった。
「神の化身」サガ
通称、善サガ・白サガなど。
双子座の黄金聖衣のマスクの片面が象徴する、善の側面である。
聖域の聖闘士のみならず多くの人々から慕われ、力はもちろんのこと『神の化身』とまで呼ばれる程に清らかな心をもつといわれたサガの本来の人格。
そのカリスマたるや三十路近い成人男性にもかかわらず敵として初めて対面した主人公から「聖人」「清らかでやさしい」、双子の弟からは「天使」などと形容されるほどである。
黄金十二宮編では瞬に本気になりかけた悪の人格を宥めたり、星矢に女神を救う方法を教えたり、異次元送りを妨害したりと陰ながら助力。悪の人格が浄化された後は、アテナの前で罪を悔いながら胸を貫き自害した。
ちなみに、星矢が聖衣を勝ち取った際に訓戒したのもこちらのサガである。
ハーデス十二宮編では先陣を切りアテナの首をとるため十二宮を駆ける。
同格の黄金聖闘士相手のため、さすがに苦戦する描写が見られたものの、小宇宙を絶った状態も冥闘士を圧倒する、双児宮から教皇の間へピンポイントで長距離攻撃する等、端々で実力のほどがうかがえる。
途中弟が改心したことを知り、その直後「なんでもない」といいつつ堪えきれず仲間達の前で涙を見せた。弟が正式な聖闘士として聖域に認められることは、彼の長年の夢だったのかもしれない。
最後は体を維持できる時間がきれ、星矢達に後をたくし消滅した。
原作の容貌は金髪碧眼、アニメの十二宮編では青い髪でハーデス編では紫の髪になっている。
「邪悪の化身」サガ
双子座の黄金聖衣、そのマスクの片面が象徴する、悪の側面である。
人格交代の際容貌が変化し、原作は黒髪、アニメは白髪に変わり、白目は真っ赤に充血する。
詳細は黒サガを参照。
「二重人格かつ双子」という双子座から連想できる要素を兼ね備えた双子座担当の一つの完成形(弟のカノンは二重人格である描写がない)。
アニメ版
アニメ版は教皇の設定が原作と異なっている為、教皇の弟のアーレスに成りすましている設定になっている。
また当時の原作の進行具合の都合上終盤戦の内容が異なり、実質メイン5人VSサガの構図になっておりデスマスクの様に聖衣が脱げ半裸になってしまうというオチもついている。
戦闘の流れが変わっているため5人がかりでふっとばしてもノーダメージで、ただでさえ高い防御力がさらに上がっていた。
アスガルド編では満身創痍となった星矢に魂だけの状態で天から呼びかけ「奇跡は起こる、キミが諦めない限り何度でも」と励ました。
劇場版
「真紅の少年伝説」では敵として登場しながらも、女神を失い自暴自棄になった星矢に喝をいれセブンセンシズへと導き、更にはその命をなげうって敵を倒している(この辺りのくだりを気に入った原作者が、このネタを冥界編のカノンに流用している)。
エピソードG
本編の7年前の21歳の姿で登場。
作者の絵柄のせいなのかなぜか美少女作画になっている。善人格時は銀髪に碧い瞳、悪人格時は黒髪に紅い瞳に変わる。
こちらでは二重人格になった原因が大神クロノスの『絶対信託』を受けたことによるものとされ、原作でもサガが使用していた神殺しの黄金の短剣はクロノスから与えられたものとされている。
シュラへの洗脳やデスマスクに当時から正体を知られた主従関係にあったことなど教皇としての面と悪人としての面が掘り下げられている。
黒サガの方が人格として強く、聖域を守る為に善のサガが戻る場面以外は基本黒サガでの登場になっている。
セインティア翔
教皇の姿で登場。エリスの復活で世界にイヴィル・シードがバラまかれる中、全く動こうとする気配を見せずミロに不審がられる。シードの影響があったのかは現状不明。エリスの調査を白銀聖闘士達に命じるが、名乗り出たミロに調査を結局任せることとする。
帰還したミロの報告を受け、自陣に引き込んだ冠座のカティアら3人に沙織を「アテナを騙る逆賊」として討伐を命じ沙織を捕虜として連れ帰る様指令する。銀河戦争の背後の城戸光政の計画に気づいており調査をさせていた。
善人格の時の状態にカティアを邪精霊の襲撃から救っており、その際に彼女に顔を見せており、深く心酔されている。
アフロディーテに命じて沙織を自らの元に連れて来させ、彼女に自分を討たせようとするが果たせないまま彼女を返し、その後中十二宮の戦いで自害…したはずだった。
しかし十二宮の戦い終了直後、死んだばかりの状態ながらエリスと化した響子の力で、悪の状態で復活。エリス城でアイオリアを迎撃し、アイオロスの幻影を見せて惑わせる。
Ω
85話で直接本人の台詞や名指しはないものの、「双子座の黄金聖闘士達が代々対立してきた」イメージのシーンとして法衣姿の彼がカノンとともに登場するカットが1カットのみあった。
黄金魂
他の黄金聖闘士同様、復活してアスガルドに降り立ち、3話Cパートにて初登場(2話でも少し登場している)
ミロのピンチを、3対1という不利な状況にもかかわらずアナザーディメンションを用いて救出する。
8話Cパートと9話において、グラニルのシグムンド(先の戦いにて因縁がある)と対峙
戦いの中でかつてジークフリートが纏っていたアルファローブが現れた事でシグムンドは戦意を喪失するのだが、アンドレアスの計略により狂戦士ベルセルクとして心を奪われ、戦士としての誇りを汚され、サガに介錯を求め、その誇りを認め、神聖衣を纏い、シグムンドに対し、「お前は生きて、その魂を全うするがいい」という言葉を残し、ゴッドローブとオーディーンサファイアだけを打ち砕き、シグムンドを殺さずに撃破する。(全力で技を放たずある程度の加減をして技を放ったと思われる)
10話にてムウ、童虎と共に神聖衣を纏いアテナエクスクラメーションを放ち、アンドレアスの肉体を寄り代に復活したロキを、肉体ごと消滅させるもロキは別の寄り代(神闘衣)を得て、再度復活
その一撃を受けて再起できず、死んだかに思われたが、12話においてアフロディーテのロイヤルデモンローズの効果を受け、仮死状態となって生存し、無事に戦線へと復帰
最終回にて、アイオロスに反逆罪の汚名を着せたことへの詫びの言葉を伝えた後、息ぴったりのタイミングでロキに、技を当てている
なお、消滅する瞬間にはアイオロスに対し、かつての好敵手としての関係を取り戻しており、アイオロスに向かって「行くか・・・」と声をかけて浄土に帰っていっている。
二重人格の解釈
原作が未完結であることと、上記の派生作品のこともあり、ファンの間でサガの二重人格の解釈が違うことがある。
大きく二つに分けて、一つめはサガの二重人格は医学的に説明できる精神疾患の一種(多重人格)であるという考えと、二つめは外部から何者かが憑依or洗脳して、二重人格の状態が形成されたという考えである。
が、上述の通り新規外伝で後天的に取り憑かれたものが公式となった。
関連イラスト
イラストを探す際は「双子座のサガ」よりも「聖闘士星矢+サガ」で検索するのをおススメする。
関連タグ
作品・キャラクター
黒サガ アイオロス 双子座のカノン 慟哭トリオ 年中組 奇跡は起こる、キミが諦めない限り何度でも 多重人格
エピソードG セインティア翔 LegendofSanctuary
- 双子座の黄金聖闘士