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ブライ(ジュウレンジャー)の編集履歴

2020-02-17 22:03:23 バージョン

ブライ(ジュウレンジャー)

ぶらい

『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に登場するキャラクター。

俺の命はあと僅かだ。だが代わりに恐竜の赤ちゃんが生まれて来る。命って素晴らしいじゃないか

悪を倒すためには、俺の屍を乗り越えてでも前進するんだ!!


演:和泉史郎


概要

ティラノレンジャー / ゲキドラゴンレンジャーに変身する、力の戦士。

守護獣ドラゴンシーザー獣奏剣の音色で操る。

ヤマト族プリンスと名乗るがこれは自称であり、本来はナイト(但し明確な確証はない)だと思われ、プリンスを自称していたのは父親の意志を継いでいるからと推測される。


作中での活躍

目覚め

17話から登場。ジュウレンジャーと同じく、太古の時代から眠りに付いた一人。

回想シーンでは太古の時代に妖精たちと共に森の中で暮らしていたが、ある日、ジュウレンジャーが眠りに就いた事を知り自分も眠りに就く事にしたのだと言う。森で知り合った少年・良太が眠りについたブライを起こすため行動するが、それを阻止するべくバーザやノームが攻撃を初めた。その状況に訳が分からずパニックになるジュウレンジャー。そんな大混乱の中、バンドーラの策略もありブライはついに目を覚ます。


ところが目覚めたと同時に良太やジュウレンジャーたちに牙を向いた……


弟との戦い

ジュウレンジャーに戦いを挑む真意は太古の時代に遡る。

8歳の時に生後間もない実弟・ゲキがヤマト王の養子となり生き別れてしまう。しばらくして黒のナイトである父親が謀反を起こし王の手によって処刑されてしまい、その後、国を脱出して妖精の森に逃げ込み暮らし始めるが、父親が言い残した「仇を取れ、王に相応しい」という言葉を胸に、ヤマト王への憎悪、野心、プライドを心の支えにして特訓に励む日々を送っていたが、国王の死後その矛先は王位継承者であるゲキに向けられた。そのため、ノームが彼が目覚める日が近づくにつれて、彼を目覚めさせることに拒否感を覚え始め、既にジュウレンジャーが目覚めてしまったので、ゲキとブライを戦わせないようにしていた。


そのような経緯もあって、現代に目覚めても復讐に燃えるがために弟の言葉にも耳を貸さず敵として戦い続け、バンドーラと結託してジュウレンジャーを追い詰めたが内心ではバンドーラをも出し抜いて自らが地球の支配者となることを画策していた。しかしその事自体バンドーラに見抜かれており、彼女の暗殺にも失敗しパレスも追いやられてしまう。


しかし命の精霊クロトによって「時が停止した部屋」へ導かれ、そこで獣奏剣を与えられる。そして、自分の寿命があと僅かであると聞かされるが拒絶、外に出て獣奏剣の音色でドラゴンシーザーを召喚し町を破壊。新たな力を得たことで、今度は一人でジュウレンジャーとバンドーラ一味を倒し地球を支配することを企む。当初は圧倒していたものの、兄と戦う事を決意したゲキと一騎打ちをし敗北、その末に止めを刺されるかと思いきや刺されずに、ゲキがその場を離れた隙を突き切り掛かろうとするが、彼の自分に命を預けた姿や涙の説得に戸惑いが生まれ己の非道さを痛感し(成長するにつれ、父の行為が不当な反逆であったことは頭では理解していたが、父を失い仇である王にも死なれた後は感情の行き場がなかったためにゲキを憎むしかなかったと言う本心を明かした)改心。ついに和解を果たす。


衝撃の真実

和解したのも束の間「時が停止した部屋」へ戻ると、クロトに再度残り時間の事を伝えられそれが真実だと気付く。そのため仲間に危機が訪れた時のみ行動するという形を取らざるを得なくなりジレンマに陥ってしまう。


ゲキと再会し共に行動する時に「何故一緒にいてくれないのか?」の問いに対して「悲しませたくない」と言う思いに駆られ真実を話さないまま進んで行くが、大サタンが復活し、サタンフランケという強敵の登場により大獣神が危機に陥り「時が停止した部屋」に飛ばされ、5人に残り時間の件がばれてしまい、そこでブライ自身も知らなかった事が明らかになる。

彼はジュウレンジャーを追って眠りに就いたがそこに氷河期が襲い、天変地異により、眠っている所を岩に押し潰され既に肉体と命を失っている事が発覚。時間限定で生き返らせた理由は大獣神「元の究極の神に戻すため」で、それが出来るのはジュウレンジャーとブライの6人だけ。大獣神は大サタンの復活や戦いを予想して、再びブライの命を呼び戻したのだと……。(最も呼び戻していなければゲキとブライは醜い争いはしなくて済んだのかもしれない)


その真実に戸惑いながらも「最後までジュウレンジャーの1人として戦う」と決意をし、究極の神である究極大獣神を復活させてサタンフランケを倒し、大サタンを撃退する。


しかしその戦いの後は寿命との闘いが始まり、刻一刻と迫る「死」に対して向き合う事となる。

バンドーラの策略で寿命を減らされるがそれでも「地球や子どもたちを守るために戦いたい」と懇願したり、ゲキに「自分の命はあと僅かだが代わりに恐竜の赤ちゃんが生まれて来る。命って素晴らしい」と諭したり「悪を倒すためには俺の屍を乗り越えてでも前進しろ」と叱咤激励したり、様々な形で命の輪「サークル・オブ・ライフ」に準じて生きていく。


最後の闘い

死期が迫る中、死神が迎えに来る夢を見て「死にたくない」という気持ちが強まるが、その夢で出会ったベンチに座っている1人の少年を気にかける。その頃バンドーラはブライを罠にかけようと偽のドラゴンシーザーを使い、誘き寄せられその時に発したエネルギーで「時が停止した部屋」のありかを突き止められてしまい、ついには部屋を破壊され戻れなくなりそのまま気を失いまた死神の夢を見てしまう。夢の中の死神から、ベンチに座っている少年が「迎えを待っている(つまりもうすぐ死ぬ)」と告げられ、目を覚ましたブライはゲキたちには何も告げずに探し始め夢の中の少年・コウタと出会った。


一方、ジュウレンジャー達はブライの死を回避するために「命の水」を取りに行くがその時二手に分かれてしまう。戦力が分断された事を知ったバンドーラはドーラガンサクに剛龍神大獣神に化けさせ街を破壊させる。ブライはドラゴンシーザーを呼び戦いを始めるが、その戦いにコウタが巻き込まれ瓦礫の下敷きになり助け出したものの命の危機に陥る。


病院でコウタにお守りと称してメダルを持たせ回復を願う。外にある時計を見て残り寿命が1時間となり「死ぬ前に…生きている内に何かしておきたい」と言うが「本当は生きてと一緒に暮らしたい」という本音を漏らす。そこで「命の水」の存在を知り僅かな希望を持つ。


その後文字通り命を懸けて戦うが劣勢な状況が続き、その中で「俺の命はどうなってもいい、コウタくんを、地球を救いたい」という願いが神に届き、ついには奇跡を起こしドーラガンサクを倒すことが出来たが、それと同時に寿命が来てしまい何処かへと消えてしまう。


ゲキたちが発見した時は命が尽き掛けようとしていたが微かに生きており、その時「と共に戦えて幸せだった」と告げ、「命の水」はコウタに飲ませて欲しいと頼む(この時ブライやゲキは知らなかったが、実は一度生き返っているブライには「命の水」の効果がないことがクロトから語られている)。そして最期はゲキにドラゴンアーマー、レンジャーアームレット、獣奏剣を託し「地球を守り、子どもたちを守ってくれ」と頼み、死を迎え、その後消滅した。


夢の通りに死神に迎えられるが、夢とは違いコウタがベンチに座っていないのを見つけ、コウタが助かったことを悟ると満足そうに微笑みながらあの世へと旅立っていった。


それから…

死してもなおその存在は強くあり、特にゲキは戦士として大きく成長した。


第49話では獣奏剣の導きにより思念体として登場。ゲキたちに「地球の人々全てが絶望してもお前たちだけは希望を捨ててはいけない」と諭し、守護獣の無事を知らせバンドーラの魔法界に閉じ込められている事を告げ、「チームワークを作って来た5人が力を合わせれば必ずできる」と教え、守護獣たちを救出するために魔法界の扉を出現させ彼らを導いている。


また、海賊戦隊ゴーカイジャーにも登場。レジェンド大戦においては他の死亡した戦士ともども復活し、戦線に参加している。何者かの力によって蘇ったとのことだが、それがクロトによるものなのかは不明。その後、仲代壬琴タイムファイヤーと共に、死にかけた伊狩鎧に大いなる力を託したのだった。


人物像

ジュウレンジャーと敵対していた頃は復讐心に燃えるだけでなく、地球を支配しようとする野心家の一面も見せていたが、それが無くなってからは、弟に対して思いやりや気遣いを見せたり子供たちを守るために奮闘したりと、かつて森で暮らしていた頃に良太に見せていた部分を表に出す様になり、本来は優しい性格であることが伺え、そして一度決めたらやり遂げ様とする強い意志もある。


のちの影響

新しい軸

シリーズ初のレギュラー化した6人目の追加戦士で、これ以降スーパー戦隊シリーズの定番となった。今までのシリーズでも6人目と言う要素はあったものの扱いが難しく(5人1組の形を崩してしまう、5人の存在を食ってしまう等)ゲストと言う形で終わっていたが、ブライの成功によってスーパー戦隊に新機軸が生まれた。


また後楽園ゆうえんちの野外ステージ(現・東京ドームシティアトラクションズ)で行われていたスーパー戦隊ショーに役者である和泉史郎氏が登場した時の公演が好評を生み、以後のシリーズ作品で変身前を演じる俳優が公演に加わるというきっかけを作った。


ジンクス

しかし彼はあるジンクスも残した。

それが「恐竜系戦隊の追加戦士は死亡するというジンクス」である。


最初は未来戦隊タイムレンジャー滝沢直人 / タイムファイヤー、追加戦士ではあるが恐竜系戦隊とは関係なく、ただ恐竜モチーフのロボを相棒にしていただけであり死亡してもそんなに気にはされてなかった。


次に爆竜戦隊アバレンジャー仲代壬琴 / アバレキラー、恐竜系戦隊の追加戦士で長らく敵サイドにいたが和解した次に回に死亡してしまいブライと同じく「敵対→和解→死亡」のルートを辿りこの辺りから暗雲が立ち込めた。


次に獣電戦隊キョウリュウジャー空蝉丸 / キョウリュウゴールド、恐竜系戦隊の追加戦士であるが「敵対→和解」で止まり終盤まで生き続けたので、このジンクスから回避できるのかと思いきや最終回前に死亡してしまった…しかし最終回で生き返った事もあり、半分だけだが何とか回避できた。しかし番外戦士である賢神トリン / キョウリュウシルバーが死亡してしまい、本格的にこのジンクスが広がり始める。


次に騎士竜戦隊リュウソウジャーナダ / ガイソーグ、7人目として登場しブライ、仲代壬琴と同じく「敵対→和解→死亡」のルートを辿ってしまいジンクスを受け継ぐ形になってしまった。そして今までの事を含めると、追加戦士であるカナロにも何らかの生命の危機があるのではないかと心配されている。


そして滝沢直人と同じく追加戦士で恐竜モチーフのロボを相棒に持つ海賊戦隊ゴーカイジャー伊狩鎧 / ゴーカイシルバーは死亡ではないが臨死体験をした。


ここまできたら何らかの力が働いているのではないのかと勘くぐってしまってもおかしくない

彼から始まったジンクスではあるが勿論、彼のせいではない。


余談

  • ブライを演じた和泉史郎氏は、最初5週くらいのゲストという話でオファーを受けたのとの事(『超世紀全戦隊大全集』のインタビューより)。
  • 人気は非常に高く今のイケメンブームのルーツを感じさせる節があり「母親層が熱狂してくる」原点のようなものがジュウレンジャーの後半に芽生えており、「死なせないで欲しい」という意見や手紙がテレビ局の方に来ることもあった(東映ヒーローMAX49号インタビューより)。
  • 同時期のドラゴンクエスト4コママンガ劇場に「ブライってなんで生きてるの?」というネタが出ていた(シンクロ)。
  • 2017年7月30日、テレビ朝日で放送された『アメトーーク』の『スーパー戦隊大好き芸人』にて恐竜戦隊ジュウレンジャーの第42話の次回予告が放送され、そのナレーション(『ブライの命はどうなってしまうのか…』)とサブタイトル(『ブライ死す…』)のギャップが話題となった。→似たような例
    • そして2018年6月1日放送の『声優と夜あそび』でも同じような事が話題になった。

何でも言うことを聞いてくれるかもしれないブライニイサン

  • 同年に放送されていた「世にも奇妙な物語」(星新一原作「ネチラタ事件」)にもブライ兄さん登場。作中のニュースのBGMがチェンジマンのパワーバズーカのBGMであり、主人公の娘とお見合いするブライ兄さんがどう見ても剣○竜ルックであり、スタッフに特オタが混ざっていたとしか思えない仕様だった。丁寧語のヤンキーが印象的な回なのだが、この回、ジュウレンの「カキ氷にご用心」にも似てない…?
    • 一昨年の「世にも」にもこっそり兄さん出演。「人格改造ドリンク」という、飲むと人格が変わる栄養ドリンク(ラベルになりたい性格が書かれている)を扱った話で「方言かくし」を飲む役で出演。主人公役は「スケバン刑事Ⅱ」で兄さんと共演したことがある蟹江敬三氏で、冒頭に出る輪っか状のベンチのある公園も、兄さん演じる「ベーゴマの風」の登場シーンで使われていた場所である。この話の影響かは定かではないが、乙女ゲームアプリに攻略キャラの性格を変えられるドリンクが登場している。
  • 忍者戦隊カクレンジャー」のテレビの中にあるテレビに、ブライ兄さんのパロディーの侍が出ている(掛け声が「とぉっ!」で、着物が緑で、演者も和泉氏)。この回はメタフィクション風だった為、香お嬢様似の女子アナウンサーも出ている。
  • ブライ兄さんは「吠えろ!ドラゴンレンジャー最終決戦」のCMで、視聴者に向かってメタ発言してくれます。お茶目っ。


関連イラスト

仕事絵:「獣奏剣」レンストいい兄さんの日(遅刻)

C88サンプルいい兄さんの日


表記揺れ・愛称

ブライ ブライ兄さん

※ファンの間では愛称として『兄さん』をつけて呼ばれる事が多々ある、大体こいつのせい


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