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アローラの編集履歴2020/05/02 05:31:20 版
編集者:十宮恵士郎
編集内容:一個人の考察で申し訳ないが、アローラの元ネタはどう考えても「アロハ」であって、古語とかじゃないと思う。もし公式のソースなどがちゃんとあって、私のが間違いだったら訂正してください。

アローラ

あろーら

ゲーム「ポケモンSM」及び「ポケモンUSUM」の舞台となる地方。同時に「こんにちは」の意味も兼ねている。

概要

ポケットモンスター サン・ムーン』及び『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』の舞台となる地方。

同時に同地方での「こんにちは」「ごきげんよう」などの公用語(挨拶)の意味も兼ねている。アニポケ『サン&ムーン』でも同様に使われ、同名の主題歌『アローラ!!』がある。

恐らく現実のハワイ語の挨拶「アロハ(aloha)」が元ネタだと思われるが、アローラという言葉自体もある模様(古い言葉で『分かち合う』の意)。

モデルとなったのはハワイ

本作では珍しく、地方名が判明すると同時にモチーフとなった現実の地方が判明している。

「本当か?」と思う人は、公式サイトのPVの下に書かれた文面をよく見てみよう。(モロカイ島、ラナイ島、カホオラウェ島に当たる島は確認できない。15番水道の小島がそれなのかもしれない。)

ハワイモチーフ故なのか、今までの地方と比べると自然がそのまま残ったような地域が多い。 元ネタの要素が今までのシリーズ以上に色濃い。ハワイが小さい島々の集まりだった事も一因か。

登場する人物も身軽な服を着ており、温暖地域らしくどこか程よく日焼けしているのも特徴か。

南国の地方自体はホウエンがもう出ているが、南国かつ島国の地方は本編では初(アニポケではオレンジ諸島、レンジャーシリーズではオブリビア地方などが既に出ていたが)。

これまでの地方と違い、自然豊かな4つの島と1つの人工島で1つの地方という、カントーナナシマのような複数の島で構成されている。元々は海底火山の噴火で出来た島々で、そこから鳥ポケモンが種を運び、水ポケモンが集まり、人と共に陸ポケモンが移住してきた。

各島の街の数は多くて4つ程度であり、「~シティ」や「~タウン」という名前ではない街が比較的目立つ。ポケモンセンターが建物のない道路上に建てられている事も多い。

移動に際しては一個人のポケモンの力ではなみのりそらをとぶ程度で疲れてしまう程遠い為(さらに移動のための使用が法律で禁止されている)、島では自動車、個人単位では移動能力が高いライドポケモンか連絡船で往来する。

モーテルが幾つも設けられているように、あまり描かれる事のなかった自動車が多く見かけられるのも特徴。消防車パトカー(トラックタイプ)なども確認されている。

TVに関してはマラサダのCMばかりが随時流れているが、アニポケでは地方テレビ局がレースなどのイベントで生放送もされている。局を訪ねる際はポケモンはトレーナーと同伴しなければ行けない規則らしい。 USUMでは其れ以外でもバトルツリーやアローラフォトグラフのCMが追加している。

4つの島ではそれぞれ一体ずつ「カプ」と呼ばれる守り神のポケモンが古くから崇められている。

この地方に住むポケモン達は他の地方に比べて特異な生態の物が多く、図鑑説明文には食物連鎖に関する記述が目立つ。特にリージョンフォームの先駆けであるアローラのすがたのポケモンは、姿かたち・タイプまでもがアローラ仕様に変化している。

東南アジアオセアニア圏に生息する生物をも元ネタにする。自然に囲まれているという事もあって、自然からの恵みは分かち合う文化が確認できる一方で、ポケモン図鑑では一部のポケモンが害獣扱いされていたり、自然保護に力を入れている事が描かれるなど、自然との共存の難しさとも向き合っている事がわかる。

島めぐり

アローラ地方の古くからの風習として、11歳の子供が「島めぐりの証」を携え、ポケモントレーナーとして各島を巡る儀式がある。引っ越してきた主人公も島めぐりをする事になる。

計7人いるキャプテンが課す「試練」、カプに選ばれ島を治めるしまキング・しまクイーンとのバトル「大試練」を通じてZクリスタルを集め、最終的にラナキラマウンテンの頂上で行う決戦「大大試練」で締めくくられる。

「試練」はトレーナー戦に限らず、様々なミッションを攻略した上で巨大な野生ポケモンの「ぬし」を倒すという独特なもの。

島めぐり自体は任意ではあるものの、島めぐりに失敗した事で落ちこぼれ扱いされたり、スカル団のように不良として徒党を組んだりといった閉鎖的な環境による負の面も垣間見えている。

シナリオ的にはジム巡りに相当するものだが、アローラにはジムもジムリーダーも存在しない。

ポケモンリーグは存在しなかったが、ククイ博士の強い後押しもありついに実現した。

その驚きの内容は本編をプレイして確かめてほしい。

島一覧

メレメレ島

主人公が引っ越してくるアローラ地方北西部の島。整備された海岸や、ショッピングモールなど近代的なものが集約されており、観光客の大半が此処を訪れているが、1歩街を出れば自然豊かな風景があちこちに残っている。守り神はカプ・コケコ

島の位置取り、観光客が集まるところから現実のハワイ州オアフ島に相当すると考えられる。

町の名称英語名モデル備考
ハウオリシティHau'oli Cityホノルル、ワイキキ(ビーチサイドエリア)、アラ・モアナ・ショッピングセンター(ショッピングエリア)、アラ・ワイ・ハーバー(ポートエリア)アローラ最大の都市。ハワイ語で「幸せな」を意味する「hau'oli」に由来。
リリィタウンIki Townワヒアワ「小さい」を意味する「lili'i」に由来

その他の名所

場所の名称モデル備考
マハロ山道アイエアループトレイル「ありがとう」を意味する「mahalo」に由来
ハウオリ霊園国立太平洋記念墓地
きのみ畑ドール・プランテーション
茂みの洞窟カネアナ洞窟イリマの試練
メレメレの花園カイパパウ・フォレスト保護区
テンカラットヒルダイヤモンドヘッド元ネタに引っ掛けて宝石の単位から来ている。
海繋ぎの洞穴マーメイドケイブ「どうけつ」
カーラエ湾ハナウマ湾「澄み切った」を意味する「kālaʻe」に由来。
戦の遺跡プウ・オ・マフカ・ヘイアウ元ネタはカプ・コケコのモデルであるクーを祀った聖地。
メレメレ海カイウイ海峡
ビッグウェーブビーチタートル・ベイ・リゾートUSUMから
浜辺の洞穴タートル・コーブUSUMから。「ほらあな」

アーカラ島

主人公が二番目に訪れるアローラ地方北東部の活火山島。カントージョウトからの移民世代が多く、和名の人物が多数いる。西部劇風や中華街風の街もある。守り神はカプ・テテフ

アニメでは、島めぐりをしたカキがこの島のしまクイーンからZリングを授けられたという設定。

島の位置取りから現実のハワイ州マウイ島に相当すると考えられる。

町の名称英語名モデル備考
カンタイシティHeahea Cityカフルイ「歓待」に由来。艦隊ではない。
オハナタウンPaniola Townマカワオ某ディズニー映画でも使われた「家族」を意味する「ʻohana」に由来。
ロイヤルアベニューRoyal Avenueショップス・アット・ワイレアロイヤルドーム
コニコシティKonikoni Cityラハイナ「情熱」を意味する「konikoni」に由来。

その他の名所

場所の名称モデル備考
カンタイビーチカフルイ・ビーチUSUMから
ピカチュウの谷イアオ渓谷USUMから
せせらぎの丘カナハ・ポンド・ステート・ワイルドライフ自然保護区スイレンの試練
オハナ牧場ハレアカラ牧場廃人ロード
ディグダトンネルハナ・溶岩チューブ
ヴェラ火山公園ハレアカラ国立公園「夏」を意味する「wela」に由来。カキの試練
ワカツダケトンネルハワイ州道30号線オロワルトンネルUSUMから
シェードジャングルハナ森林保護区マオの試練。苔むした岩
メモリアルヒルオロワルのペトログリフ
命の遺跡ハレ・オ・ピイラニ・ヘイアウカプ・テテフ
ハノハノリゾートグランドワイレアリゾート「立派な」を意味する「hanohano」に由来。
ハノハノビーチマケーナビーチナマコブシを海に帰すバイトがある。

ウラウラ島

アローラ地方南東部の島。公式イラストを見る限りではアローラ地方最大の島。ジョウト風の大庭園、天文台、図書館も置かれている。高低差の起伏が最も激しく、山岳雪原、高地や岩肌、砂漠、海岸とフィールドの種類は豊富。その為にライドポケモンは欠かせない交通の足になっているが、標高の高いラナキラマウンテンでも同じ袖の無い服装で登れるものの、当然気温は氷点下の為にアニポケでは防寒着をレギュラー全員身に纏っている。守り神はカプ・ブルル

島の形からして現実のハワイ州ハワイ島に相当すると考えられる。

町の名称英語名モデル備考
マリエシティMalie Cityヒロ
カプの村Tapu Villageヘイアウ跡
ポータウンPo townハヴィ元ネタはここまで荒れ果ててはいない。

その他の名所

場所の名称モデル備考
マリエ庭園リリウオカラニ公園元ネタも日本式の庭園で、東屋があるところまでそっくりである。
ホクラニ岳マウナ・ロア山/マウナケア山
ホクラニ天文台マウナロア観測所/マウナケア天文台群元ネタではオゾンを研究。マーマネの試練。
ホテリ山キラウエア火山モデルは火山だが、火口らしきマップはない。
地熱発電所プナ地熱発電所
ウラウラ裏海岸アハラヌイ・パーク~アイザック・ヘイル・パークSMのみ
ウラウラビーチ同上USUMで裏海岸から変更
エーテルハウスカウ
スーパー・メガやす跡地パハラ元ネタではサトウキビ工場があったが、閉鎖されてしまった。アセロラの試練。
ハイナ砂漠カウ砂漠今までも砂漠マップは見受けられたものの、今回は元ネタになった場所も砂漠という珍しいパターン。
月輪の湖/日輪の湖ワイアウ湖コスモッグ
ウラウラの花園プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園
ラナキラマウンテンマウナ・ロア山/マウナケア山ポケモンリーグがある。高い雪山氷で覆われた岩
実りの遺跡プウコホラ・ヘイアウプウコホラ・ヘイアウで祀られていたのはカプ・ブルルのモデルであるロノではなく、カプ・コケコの元ネタであるクーである。

ポニ島

アローラ地方南西部の島。上陸起源の島でもあるが、他の島よりも緑が少なく、現代文明の発展は遅れており人口密度も低く、住民の殆どが村の一ヶ所に集中し、ポケモンを象った船を住居として生活している。

辺境の地であるが、島めぐり発祥の聖地でもあり、その渓谷や平原へ多くのベテラントレーナーがこぞって修行として訪れている。守り神はカプ・レヒレ

島の位置取りから現実のハワイ州カウアイ島に相当すると考えられる。

町の名称英語名モデル備考
海の民の村Seafolk Villageワイメアダダリンが釣れる。

その他の名所

場所の名称モデル備考
ポニの原野ワイメア・キャニオン州立公園
ポニのビーチポリハレ州立公園USUMから
ポニの荒磯カワイロア湾~ハウラ湾~ナウィリウィリ湾
彼岸の遺跡ポリアフ・ヘイアウカプ・レヒレ
ナッシー・アイランドニイハウ島アローラナッシー
ポニの古道カラヘオ/コロア
ポニの大峡谷カウイキニ山~アラカイ自然保護区磁場のある場所
日輪の祭壇/月輪の祭壇ワイアレアレ山ウルトラワープライド/ソルガレオ/ルナアーラ
ポニの樹林ワイルアリバー州立公園
ポニの広野カワイハウ
ポニの海岸バリクビーチ/パパア・ベイ・ビーチ/モロアア・ビーチ
ポニの花園シダの洞窟
エンドケイブマニニホロ洞窟ジガルデ
ポニの険路キラウェア(街)~ハナレイ国立野生動物保護区
バトルツリープリンスヴィル・リゾートバトル施設

エーテルパラダイス

アローラ地方中央の人工島。エーテル財団の保護・研究施設がある一種のメガフロート。周囲にはモンスターボールでの捕獲を阻害する妨害電波を絶えず放射し続けている。

現実のハワイには、この手の人工島は存在していない……が、「海上都市」として1971年にメガフロートの建設が計画されたことがある。地図上の位置ではパパハナウモクアケア海洋ナショナル・モニュメントとなる。

ポケリゾート

管理人はモーン。ボックスの中のポケモン達のための癒しの施設。

アローラの全体イラストによるとアーカラやウラウラの北の方にあるらしいが、具体的な場所が言及された事はない。リザードンで飛んで行ける範囲にはある。

モデルは北西ハワイ諸島か。

余談

4つの島の名前はハワイ語での色の名前を元にしたものと思われる。

メレメレ:ハワイ語の“黄色”「melemele」

アーカラ:ハワイ語の“ピンク”「akala」

ウラウラ:ハワイ語の“赤”「ʻulaʻula」

ポニ:ハワイ語の“紫”「poni」

各島のキーカラーや守り神の体の色もそれぞれの名前が意味する色になっている。

ポケモンの地方にしては珍しく、「地方の中のどこか」ではない、地方そのもののテーマとなるBGMが存在する。

詳しくは「アローラ地方のテーマ」で検索。

関連動画

その他の地方

外伝・派生作品

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編集者:十宮恵士郎
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