基礎データ
ずかん | №437 |
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英語名 | Bronzong |
ぶんるい | どうたくポケモン |
タイプ | はがね / エスパー |
たかさ | 1.3m |
おもさ | 187.0kg |
とくせい | ふゆう / たいねつ / ヘヴィメタル(隠れ特性) |
※ふゆう:じめんタイプのわざをうけない
※たいねつ:ほのおタイプのわざと「やけど」状態にうけるダメージが半分になる
※ヘヴィメタル:自分の体重が2倍になる
進化
ドーミラー → ドータクン(レベル33)
概要
『ポケットモンスターダイヤモンド・パール』(第4世代)で初登場したポケモン。銅鐸のような姿で、ドーミラーがレベル33で進化する。
全身硬そうに見えるが、実は左右のヒレの部分は腕のようによく動く。
別世界への穴を開け、そこから雨を降らせる能力を持っており、豊作の神様として崇められていた。この設定からか、自力で覚える技に「あまごい」「にほんばれ」がある。また豊作に関係するイッシュ地方の豊穣(ゲーム中では「ほうじょう」)の社にも野生で出現する。
また、2000年以上地面に埋められてもピンピンしており、工事現場から掘り出されてニュースになった事例もある。
本来はじめんはむしろ弱点のはずなのになぜ大丈夫だったのかは一切わかりません!
アニメ版ではラスターカノンを底面の空洞から放っていたので砲台としても機能するらしい。
実際に銅鐸のような機構が体に備わっているようで、怒らせると銅鐸のような音で威嚇するのだと言う。
第7世代、ウルトラホールについて研究している「空間研究所」にて、別世界に関わるポケモンの研究材料としてドータクンが取り上げられている。上記「別世界への穴を開ける」部分が対象になったのだが、残りの対象ポケモンが伝説のポケモンパルキアとギラティナであり、1匹だけ妙に浮いている。
よく名前をどーもくんと間違われる。また登場当初これ(18禁)とも間違われた。ドータクンであって「ドータくん」ではない。この記事を見ているプレイヤーの中にそんなニックネームを付けた人がいるかもしれないが。
ゲーム中の性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
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67 | 89 | 116 | 79 | 116 | 33 |
素早さは低いがすごく硬い。とにかく硬い。その硬さゆえにシンオウ四天王のゴヨウも愛用している。新たな進化系ないしメガシンカが出ないのはせめてものゲーフリの良心なのか?
実はステータス上は防御・特防116はともかくHPは67と、決して高い数値ではないのだが、はがねタイプゆえの異常な耐性の多さが強みとなっている。
しかも弱点であるほのおタイプを軽減する「たいねつ」、またはじめんタイプを無効化する「ふゆう」の特性を所持している。そのためどちらの特性なのか分かりづらく、弱点技による対策が非常に立てづらい。
ちなみに同じ四天王でもゴヨウは「ふゆう」だがイツキは「たいねつ」だったりする。
その豊富な耐性と低い「すばやさ」を生かした「トリックルーム」の担い手として登場当初から使われている。展開した後は「さいみんじゅつ」「ふういん」などによる妨害や自主退場「だいばくはつ」、更に「ジャイロボール」「じしん」などの攻撃手段を使い、様々な動きが可能。
シングルもそうだがダブルではこいつの「トリックルーム」からの展開を止められないと負ける局面多数。最近では「サイドチェンジ」を覚え無理矢理技を受けに行くこともできるようになった。
そのまま戦う場合「めいそう」を軸にした特殊型などが有用。ただしエスパー・はがね以外の攻撃手段に乏しい。
だが第6世代ではがねタイプ弱体化措置によりゴースト・あくの弱点が増えてしまった。
確実に弱点を突ける手段ができたことで安定性を一気に失ったが、伝説戦(GSルール)では上述の「トリックルーム」の他「スキルスワップ」でゲンシグラードンに「ふゆう」を受け渡す役目を負うなど、何だかんだでしぶとく生き残っている。メガレックウザに強いのも追い風。
現時点で最遅でこの技を使えるのはこいつだけなので、トリックルームの代わりとして使える。
「ふゆう」持ちの癖に何故か隠れ特性を所持しており、それはまさかの「ヘヴィメタル」。元々の体重が重い上にこの特性のおかげで体重が増えるせいで「けたぐり」が威力120になってしまう。
代わりに「ヘビーボンバー」の威力を引き出しやすくなっており、74.8kg以下の相手に威力120、93.5kg以下の相手に威力100をお見舞いできる。ドータクンの体重だと高威力を出せる相手が特性の有無で大幅に変化するのだ。
ドータクンはサポーターや瞑想型のイメージがあり、特性で弱点技を牽制できるので物理型による奇襲の選択肢として一考の余地はあるかもしれない。攻撃種族値はナットレイより5低いだけなので奇襲性も充分。尤も、通常特性が非常に優秀なので手放しで採用するのも考えものだが…
同じ特性・技を持ち、更に重いボスゴドラがいるが、基本的な型の役割対象が全く異なる(=呼ぶポケモンが異なる)、特殊耐久に差がある(=フェアリーを相手にしやすいか)等の要因で単純に比較はできない。
ポケダンでは
探検隊では両方の特性を掛け持ちできるため、実質弱点がない。
耐久型のステータスのポケモンである上に無弱点10耐性、しかも行動封じ技を3種も持つという正に悪夢のような性能を誇る。
出現するのは「じげんのとう さいじょうぶ」「ゼロのしま なんぶ」「うんめいのとう」など高難度ダンジョンの深層というから余計に性質が悪い。
ただし後者2箇所については、攻撃と特攻が深層の敵とは思えないほど低い上に賢さ「みがまえる」により更に弱体化している他、攻撃技が3つしかなく下手をすれば4つ全て補助技で固めている場合も珍しくはなく、序盤に登場し、攻撃技・補助技共にバランス良く備えており充分な火力もあるドーミラーと比較すると危険性は大きく下がる。
なお、同ゲームでドーミラー・ドータクンにほのお技を振った場合1倍ではなく実質今一つ扱いになる。
これは抜群の倍率が2倍ではなく1.4倍であるためで、1.4×0.5で0.7倍(同ゲームの今一つがこれ)になる。これで「こうかはばつぐんだ!」という表示が出るものだから初見殺しもいいとこである。
超不思議のダンジョンにおいては原作同様ゴースト・あくタイプの技が抜群になった上に特性が片方だけになったことに加えて、最も危険な技だったふういんが大幅に弱体化したためさいみんじゅつにさえ気を付ければ大したことのないポケモンとなっている。
とはいえねむり状態はどんなゲームにおいても脅威であることには変わりはなく、それどころかさいみんじゅつの仕様変更により油断すると足元すくわれるので注意は怠らないように。
特にローグライクではまどうしや大根様などで眠りの恐怖は最早説明不要だろう。
そんなわけで弱体化こそ受けども、今日も銅鐸は危険な敵としての地位は保ち続けている。
同作の持ち込み不可99Fレベルリセットダンジョン「ニャンダフルな人生」においても探検隊のトラウマと同じ階層に配置されているが(お仲間共々)あまり強くはなく、むしろ遠くにいるとやたらにほんばれやあまごいを連打して近づいてこない(探検隊ではあまごいを習得しない)別の意味で面倒なポケモンとなっている。
俺のドータクン
ドータクン登場当初2chで生まれ、その後ネタとして定着したコピペネタ。
内容は以下。
俺のドータクンは
まず特性は「浮遊」、理由は大体の人が考えてることと思うがダメージを半減するだけの「耐熱」よりも無効化する「浮遊」の方が断然お得だから。
そして技は、一.神通力 二.ラスターカノン 三.地震 四.岩雪崩
まず一の神通力だが、サイコキネシスの方が威力高いがこれを選ばなかった理由はもちろん神通力のPPの多さが魅力だから。
二のラスターカノンは覚えられそうな鋼タイプの強力技がこれ位しかないから、まさか素早さの遅いドータクンにジャイロボールを覚えさせる人はいないだろう。
そして三と四は言うまでもなく唯一の弱点である炎潰しの為。
まあほとんどの場合地震だけでもOK だろうが、相手がファイヤーかリザードンの場合だあと地震が効かないので岩雪崩でその代わりに岩雪崩の4倍ダメージで沈めてやろう、ってことで。
逆に岩雪崩で効果抜群にならない炎タイプ (ヒードラン等・・・もっともこいつを使う人は少ないと思うが)には地震で。
これで死角無し!ある意味で最強のポケモンだなw
誰が見てもわかる絶許狙いの釣りコピペであるが、当時界隈において「絶許狙い」という文化自体があまり浸透していなかったため見事に拡散される事となった。
序盤はそこそこ納得できるが「じんつうりき」のくだり以降何かがおかしくなる。「ジャイロボール」の効果を真逆に理解していたりだとかヒードランをマイナー扱いしていたりだとか。
また当時ドータクンはアタッカーではなく持久戦主体のポケモンと見られていたことから、変化技を一切入れないところも釣り針の1つ。
主な使用ポケモントレーナー
- ゴヨウ / 四天王(シンオウ)
- ミカン / ジムリーダー(ジョウト) (『HGSS』のみ)
- イツキ / 四天王(ジョウト) (『HGSS』のみ)
- ギシン / 『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ』の登場人物
- カトレア / 四天王(イッシュ) 強化後
- フウとラン / ジムリーダー(ホウエン) (『BW2』のみ)
- トウガン / ジムリーダー(シンオウ) (『BW2』のみ)