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ベビー(ドラゴンボール)の編集履歴

2020-12-20 18:22:32 バージョン

ベビー(ドラゴンボール)

べびー

「ドラゴンボールGT」に登場する敵キャラクター。

概要

CV:沼田祐介


Dr.ミューが造り上げたとされる、ネオ・マシンミュータントと呼ばれる機械生命体。

「究極のドラゴンボール」を探す宇宙の旅をしていた孫悟空らが、Dr.ミューの腹心であるリルド将軍率いるマシンミュータントの本拠地である惑星M2に接近した際、その影響で失っていた過去の記憶を取り戻したギルと、それを伝えられ秘密裏に行動していたトランクスにより、その存在が明らかとなった。


その正体は、かつてサイヤ人に滅ぼされたツフル人が、残された科学力を結集させ、ツフル王の遺伝子を組み込み誕生した寄生生物。エイジ730年頃、ツフル人は滅亡直前にベビーの雛型を完成させ、それをカプセルに乗せ宇宙へと射出した。

ベビーは宇宙を漂流しながら徐々に成長を遂げ、5年後のエイジ735年にサイヤ人への復讐を決意するのと同時に「全宇宙ツフル人化計画」を発案し、計画実行と自身が成長するためのエネルギーを集めるべく、さらに5年後のエイジ740年にツフルの科学技術・データをプログラムしたマシンミュータントであるDr.ミューを製造した。


各種メディアやゲームでは、同じ「GT」出身の超17号一星龍などと共に、ボスとして扱われている。


人物像

一人称は「オレ」。覚醒直後はほぼ甲高い奇声しか発していなかったが、実際は流暢に言葉を話せる。ツフル人由来の高度な知能を持つが、性格は怜悧狡猾な上に執念深く、徹底した利己主義者。配下たちへの扱いもかなりぞんざいであり、目的のためなら他者を散々利用し平然と切り捨てる下劣振りを見せている。あまりにも他者を省みない利己的な性格のために、パンから「あんたみたいな最低な奴、見た事ない」と言われている。この点は「ドラゴンボールZ Sparking! METEOR」のキャラクター紹介においても、部下を死ぬまで扱き使うつもりだった事が明らかになっている。自分を成長させたDr.ミューについても、「誰が主人かもわからなくなった愚か者」呼ばわりし、あっさりと切り捨てている。


ちなみに、本人はベビーという名前を嫌っているらしく、「お前(Dr.ミュー)にそう(ベビーと)呼ばれるたびに、どれだけはらわたが煮えくりかえったか」と発言している。


一方でギャグ要素も併せ持っており、幼年体の時は惑星ピタルにてパンに蹴り飛ばされて悲鳴を上げながら部屋中をピンボールのように跳ね回っている(挙句に当時のカードダスでは蹴られる直前の構図からパンへの土下座のような扱いにされている始末。……人によっては羨ましいシチュエーションに見えるかも知れないが)。また層年体の時は、戦闘中にも関わらず孫悟天にガールフレンドとの電話を優先されて肩を震わせながら大人気なくブチギレるなどしている。……こっちはキレるのも無理はないが。さらにスーパーベビー2の時は、ブルマに「ブルーツ波増幅装置」を使われる間際に一体どうなるのか分からないためにヘタレ気味で大慌てするなど、どこかコミカルな場面が散見されている。


なお、ベビーは作中で自身とベースとなったツフル王を別の存在として扱っているようであるが、ツフル王の遺伝子をベビーの原型である細胞へ組み込む回想シーンの描写から、遺伝子どころかツフル王の肉体(存在)そのものを細胞に移植させており、この事から厳密には同一存在と言える。

つまり、彼の人格や思想はツフル王のものであり、ツフル人であった当時から相当な野心家かつ危険思想の持ち主であったようである。

これが事実だとすれば、「サイヤ人絶滅計画」におけるベジータの「ツフル人はサイヤ人を奴隷のように扱った」という主張も頷ける話であり、これらの要素からツフル人そのものが温厚な種族なのか疑わしく見えてくる(「サイヤ人絶滅計画」に登場するDr.ライチーも温厚な性格ではない)。


能力

あらゆる知的生物に寄生し、宿主の力や意識を奪い支配する能力を持つ。

特に外傷を負っていて気を最大限に解放している状態は寄生されやすい。但しブウのように肉体を自在に変化させるような能力者には、寄生による支配が難しいと思われ、下記の卵による洗脳方法は通用しない様子。(作中ではブウの体内に侵入し卵を産み付けたが、卵はブウの細胞組織によって包まれ孵化が出来ず容易に体外へ排出されており、ベビー本体による寄生も無力化される可能性がある)

寄生の仕方としては、身体をゲル状に変化させ、主に宿主の外耳道・鼻腔・口腔、または傷口から体内へ侵入し宿主を支配するというもの。この身体のゲル状化は、回避行動や体勢を瞬時に変えるといった応用も利く他に、肉体を破壊されても組織片が僅かにでも残っている限りは再生が可能である。


たとえ宿主が支配を跳ね除けたとしてもベビーは寄生した宿主にはほぼ確実に卵を産み付けており、これが孵化すると宿主は脳神経を侵食され親であるベビーに服従し通常以上のパワーを発揮するようになる。また、孵化はベビーの意思でコントロールが可能。

一度卵を産み付けられ孵化した場合、除去するには「超神水」を使う以外に方法は無い。


このように、「相手に寄生し肉体を乗っ取り、さらに卵を産み付けた相手を洗脳していく」故の生理的嫌悪感を掻き立てるという、シリーズの中では前例の無い異色の敵キャラクターと言える。

寄生された宿主からベビーが現れるシーンは衝撃的だが、特にベジータに寄生した際には彼の頬にベビーの顔が浮かび上がる場面があり、徐々に乗っ取られていく上に寄生した相手の顔が自身の体表に出てくるなど、見ているこちらもトラウマものである。

ベジータ

「オレは君に寄生するだけでなく、支配する。つまり君になるわけだよ……」


一方で、寄生生命体であるが故に宿主に依存してしまう点を悟飯に揶揄され、「他人の力を借りないと何もできないなんて、さすが赤ん坊(ベビー)だなぁ」と思いっきり馬鹿にされている。

ちなみに、ユーザーからは時折「ベジータではなく悟空に寄生すれば良かったのでは?」と指摘されるが、悟空は一度でも視認(直接、間接を問わず)・体感した技は通用せず、同作ではセルによる肉体吸収を無効化する程なので不可能と思われる(作中ではベビーの寄生能力を実際に目の当たりにしている上に、寄生の妨害もしている)。


作中の動向

覚醒

惑星M2から離れた星にあるDr.ミューの研究所に潜入したトランクスにより、培養装置のコンピューターのプログラムを書き換えられ生命活動を停止させられたかに思えたが、悟空が装置に触れた際にDr.ミューが発した「サイヤ人」の言葉に反応し覚醒。膨大なパワーの増幅に伴い幼年体へと急成長、直後に培養装置を破壊し抜け出した。

悟空らに襲い掛かるも三人の攻撃を受け身体をバラバラに砕かれてしまったが、飛散した組織片の一部が逃亡を試みるDr.ミューの体内へと密かに侵入しており、後に肉体を再構築しDr.ミューを体内から破壊し殺害。その後は様々な人間たちへ次々と寄生し、医療惑星ピタルにてトランクスに寄生するも、彼のパワーを抑えきれず体外へ追い出され逃亡、一時的に悟空たちの前から姿を消す事になる。


そして地球へ

その後は転々と星を移動しながら生命エネルギーを吸収する事で成長を遂げ、サイヤ人の気を嗅ぎ付け地球へ来襲。西の都で孫悟天に接触した際に彼の肉体へ寄生し、更に孫悟飯に乗り移り、異変に気付き現れたピッコロを『かめはめ波』で倒した。

悟飯を乗っ取り、寄生時に産み付けた卵で悟天を洗脳したベビーは、純血サイヤ人であるベジータの肉体を手に入れるべく彼を襲撃。一瞬の隙を突いてベジータの体内へ侵入し肉体を完全に支配、その後は悟空たちが地球に戻るまでの間に、洗脳が通じなかった魔人ブウと彼の体内に避難していたミスター・サタン、洗脳を免れたウーブ以外の地球の人々全てに卵を産み付け、新生ツフル人として洗脳・配下にしてしまった。


決戦、そして最期

地球に戻ってきた悟空との戦いを経て更なる成長を遂げ、自らの技である『リベンジデスボール』で悟空を倒す。その後に手中に収めた「究極のドラゴンボール」を使い、ツフル人の故郷である惑星プラントを、ツフル星として地球付近へ復元させた。その後はブルマを重鎮に置きツフル星への移住計画を着々と進めていたが、ベビーを追ってきたパンやウーブの抵抗に遭い、更に生きていた悟空が現れた事で、ベビーは今度こそ自らの邪魔となる存在を確実に消す決意を固めた。

この戦いで悟空は超サイヤ人4に覚醒しベビーは窮地に立たされたが、ブルマが開発した「ブルーツ波増幅装置」によって黄金の大猿に変身し、最終決戦に挑んだ。


ほぼ互角の勝負を展開するが、悟空の攻撃で尻尾を切断され大猿化が解けてしまう。このままでは元に戻ったベジータの体に押し潰されてしまうため、慌てて抜け出し逃亡(大猿化に伴いベビーの体も大きくなっていたようである)。ブルマを初めとした配下たちを見捨てて一人だけ宇宙船で脱出するも、これだけのことをしておいて見逃すほど悟空も甘くはなく、最期は悟空の『かめはめ波』による狙撃で宇宙船諸共に太陽に撃ち込まれてしまう。最期は悟空の名前を叫びながら細胞の欠片も残すことなく消滅した。長きに渡ったベビーとの戦いは彼の敗北に終わり、ツフル人は完全に絶滅する事となった。


しかし、ツフル星を復活させるために「究極のドラゴンボール」を使った事で地球崩壊が決定打になった挙句、結果的に尊い命が失われる事となり、死亡後も厄介事を引き起こしている(地球はナメック星のドラゴンボールで復活したが、この事はベジータ曰く「とんだ置き土産を残していった」)。


ゲーム作品への出演

ドラゴンボールゼノバース』ではDLCのストーリーやパラレルクエストに大猿ベビーが登場。これ以外の形態では登場しない。ストーリーでは後日談を描いた『GT編』のラスボスの1人として登場する。

ドミグラが仕掛けた魔術の影響によって邪悪な気をまとい強化を受け、悟空と対決。しかし悟空との戦いを主人公の横やりで邪魔をされ、そのことを怨み、ラストバトルでは超一星龍&超17号と結託。主人公にも逆襲の牙を剥いた。追い詰められた際に「もっと強い身体を……」と口にしたところ、未来トランクスから「人に頼ってばかりいる。だからお前は勝てないんだベビー」と言い捨てられた。トランクスの言葉通り三人まとめて敗北を喫し、消え去った。


ドラゴンボールゼノバース2』では、大猿ベビーの他にスーパーベビー2が登場。ただし今回はストーリーに一切登場しない。


『スーパードラゴンボールヒーローズ ワールドミッション』では、サブストーリーに登場。異変の影響で現実世界に姿を現し、アニメ版と同じくツフル帝国の復活を目論む。手始めに居合わせたビートの体を奪おうとするが撃退される。その後、別の未来世界にて再登場。異変の影響で4体に増えており、ハッチヒャックベビージャネンバベビーが登場。更にはトランクスとベジータに憑依したベビーも登場した(ベジータに憑依したのが最初に撃退されたベビー)。しかし、ハッチヒャックベビーもジャネンバベビーもビートによって撃破され、追い詰められたベビーは大猿へと変貌。スーパーベビー:トランクスに自身を使役させ、彼をトップに据えて世界征服の計画を進めると宣言する。

だがいつまでも他者の力に頼るベビーではビートには及ばず敗北。スーパーベビー:トランクスは倒され、最後のベビーも大猿化が解け無防備になったところを「かめはめ波」によって跡形もなく消滅した。

ビートの正体を考えるとベビーにとって皮肉としか言いようがない結末である。


ドラゴンボールファイターズ』ではシーズンパス34人目のDLCキャラクターとして参戦。配信時期は2021年1月15日の予定。


ベビー個人の必殺技

他の生物に寄生している際は宿主の技を用いるが、僅かながらもベビー自身が使う必殺技も存在する。下記は主に確認された技である(※一部各種ゲームからの抜粋、便宜上の仮称あり)。


  • 気爆破(爆発波)

ピッコロやベジータなど多くのキャラクターが使う、全身から膨大な気を放出し周囲一帯を攻撃する技。作中では下記の幼年体から少年体の形態で多用していた技で、特に少年体は一瞬にして西の都に建つ複数のビルを倒壊させ、街に巨大なクレーターを開ける程の威力を誇る。


  • 連続エネルギー弾(連続フィンガーブリッツ)

指先や手の平から気功弾を連射する技。この技は多くの使い手がおり、シリーズでは主にベジータの技としての印象が強いが、作中を見る限りはベビーが使った際は自身の気(彼はピンク色の気を持つ)を用いているため、ベビーが使う技として解釈が出来る。

参考として悟飯の『かめはめ波』やベジータの『ギャリック砲』などの宿主の技を使った際は、気の色彩はそれぞれの使い手に準じている(ただし、各種ゲームではこの限りではない)。


  • 眼部からの閃光

眼部のカバーグラスから激しい閃光を放つ目くらまし技。幼年体と成人体の二度に亘る逃亡時に使用。この閃光は気によるものか機械によるものかは不明だが、性質や用途は太陽拳そのもの。この技も太陽拳のように対閃光用装備で防御が可能である。


  • リベンジデスボール

配下にした生物の“サイヤ人への恨みの気”を集めて作り出す、黒色のエネルギー球を放つベビーの究極技。原理や構えは『元気玉』に酷似しており、この事から各種文献では「悪の元気玉」と解説されている。直接的な破壊力は勿論、余波は異空間にまで影響を及ぼす。後述の大猿化した際は火炎属性を付加した『ファイヤーデスボール』、恨みの気を極限までに収集・大型化させた『リベンジデスボール・ファイナル』などの別バージョンを使用している。

悟空とブウに対して総計5回ほど使用しており、ファイナルに至っては悟空を完全に呑み込んでしまうほどであったが、その中心部でデスボールのパワーを吸収された事で劣勢だった状況が増々悪化、自身の敗北を決定的にしてしまった。


各種形態

ベビー単体とベジータに寄生した形態を含め、そのバリエーションは非常に豊富。


  • ベビー幼年体(及びDr.ミュー)

培養装置から抜け出した際の形態。薄紫色の皮膚を持ち、胎児状態で未形成であった右腕はほぼ完成し、眼部は赤黒いカバーグラスで覆われている。機械生物という特徴から、この時点では耳や後頭部、各関節部分はほぼ機械で構成されており、その一部から切れ掛けたコードが伸びている。

運動器官が未発達のためか二足歩行がままならない場面があるが、この時点でもかなりの気の力を持っている。相手の気を探ったり、自身の気を消し相手からの感知を免れる事も可能だが、攻撃時の殺気までは消せず、ベビー単体での攻撃方法は膨大な気を発し周囲を吹き飛ばす(前述の『気爆破』または『爆発波』と呼ばれる技)といった使い方しか出来ない。


また、前述通り寄生した生物の意識を奪いその肉体と技を使えるが、この時点ではサイヤ人の力(ベビーはこれをサイヤパワーと呼び、後に悟空らの間でも用いられている)を制御しきれない。例として、作中ではトランクスに寄生し肉体を奪うも、途中でトランクスの意識が戻り体外へ追い出されてしまっている。余談であるが、トランクスはこの時に卵を産み付けられており、地球でベビーと対峙した際は、抵抗する間も無く洗脳されている。


なお、この幼年体の体躯は子供姿の悟空とほぼ同じで、これは元々ツフル人の平均身長が地球人の約半分程度である事に由来している。


  • ベビー少年体

地球に来襲した際の形態。惑星ピタルを脱出後、地球に辿り着くまでに多くの生物から生命エネルギーを吸収し更なるパワーアップを果たした姿。体色も薄紫から水色に変化し、幼年体の約2倍近くの身長になり体型も実戦向きへと成長、赤いラインの入った黄色のジャケットや青のボディースーツといった服も形成されている。眼部のカバーグラスはDr.ミューと同じ青色に変わり、左側の額にはジャケットと同じラインが浮かんでいる。露出していた機械部分が皮膚や服で覆われた事から、全体的に幼年体よりも生物としての側面が強くなった。


この形態では幼年体よりも気の扱いが上達しており、さらに姿を消す透明化らしき能力も披露している。前形態では不可能であった、サイヤパワーを完全に制御する事が可能になり、最初は悟天に寄生し、その後は悟飯を経て目的であった純血サイヤ人であるベジータへ寄生・肉体を完全に支配した。


余談であるが、「GT」の27話から50話までのエンディング内では、悟空とその仲間たちが総登場する場面において、何故かこの少年体らしきベビーがしれっと混じっている。(デンデ、ピッコロ、ウーブ、プーアル、魔人ブウと一緒に仲良く飛んでいる)


  • ベジータベビー

ベジータベビー

ベビー少年体がベジータに寄生し肉体を乗っ取った姿。この時点ではベジータとしての面影が強く残っている。ベビーとしての特徴は髪が白髪のように変色し、額と顎、眼球にラインが入るなど、前述の少年体というより胎児状態であった姿を彷彿させる。

戦闘に秀でたサイヤ人と高度な知能を持つツフル人の両種族の王が融合した存在で、この形態でも超サイヤ人3の悟空を軽く上回る程の力を持っており、子供の身体になった事で変身が長続きしない弊害も相まって悟空は一方的に打ちのめされた。


なお、この戦いでベジータの必殺技『ビッグバンアタック』を放っているが、構えや技の性質はどう見ても『ファイナルフラッシュ』であり、これはベビーがベジータの記憶を読み間違えた(メタ的にはスタッフのミスによる)ためとされている。

後に発売されたゲーム「ドラゴンボールZ Sparking! METEOR」では、これが忠実に再現されており、技名表記と見た目は『ファイナルフラッシュ』だが、掛け声のみ「ビッグバンアタック」となっている。


  • スーパーベビー1

ベジータベビーが洗脳したトランクス、悟飯と悟天、さらにはブラのサイヤパワーを吸収して変異した姿。「スーパーベビー」の表記も多い。

髪は「ドラゴンボールZ」時代のベジータのように伸びており、顔のラインもより強調され、眼部には青のカバーグラスが形成された。上半身の筋肉が発達し、声色もやや低くなっている。両肩部分が翼のように迫り出した、ベビーのジャケットが特徴的。

この形態のみ本当に短期間しか活動していないため、具体的な戦闘力は不明。しかし、それでも悟空に対し一撃で身体の自由が利かなくなる程のダメージを与えている。


ドラゴンボールヒーローズ」では、幼年体で失敗していたトランクスへの寄生・融合に成功した「スーパーベビー:トランクス」という形態も登場した。


  • スーパーベビー2

『リベンジデスボール』を生成する際、配下にした地球人たちの“サイヤ人への恨みの気”を取り込み進化した最終形態。全形態の中でも活動期間が長く、各種ゲームや本作エンディング内などでも登場している事から、恐らくユーザーの間では馴染みの深い形態。


体格は大柄になり、肌は浅黒く髪型はベビーのようなリーゼントに変化。目元は超サイヤ人3のように、眉毛を失い眼窩上隆起している。服装も独自の手袋とブーツが追加され、ボディースーツも黒に変色した少年体のベビーに酷似したものになり、最早ベジータの面影は完全に消え失せた。あと、他のキャラクターと比べると妙に顔がテカっているのも特徴。この形態から完全に声色も変わり、ダミ声混じりの低いものとなった。

これまでの形態以上にパワーアップを遂げており、悟空だけでなく魔人ブウと融合したウーブをも圧倒する実力を持つ。


  • 大猿ベビー

SS4悟空vs大猿ベビー

超サイヤ人4に変身した悟空に追い詰められた際、ブルマが開発した「ブルーツ波増幅装置」によって大量のブルーツ波を照射され、スーパーベビー2から黄金の体毛を持つ大猿と化した姿。頭髪や服装などにベビーの面影を色濃く残しており、分かり難いが眼部はしっかりカバーグラスで覆われている。ラストバトルにおける最終形態に相当する。


当初は強引な大猿化により理性を失ったかに見えたが、実際に大猿化したのはベジータの肉体に過ぎないため、寄生しているベビー自身の理性は健在であり、しばらくは凶暴化したフリをして悟空に不意打ちを仕掛けている。だが、激昂のあまり悟空を倒す事のみに執着し一時的に正気を失うなど、大猿化による凶暴性増加の影響を受けたと思しき様子も描かれている。


本来であれば超サイヤ人4に変身する条件を満たしているが、後のブルマの見解によると寄生しているベビーの細胞が変身の阻害を引き起こしていた様子。(なお、「ドラゴンボールヒーローズ」では、地球人の細胞も持つ孫悟飯も超サイヤ人4に変身が可能になったため、肉体の持ち主ではないベビーの細胞が混ざっていることが問題なのだと思われる)

しかし、それでも超サイヤ人4の悟空を(パワーが減少した状態とはいえ)苦戦させる程に大猿のパワーを使いこなしている。

この形態では、ベジータの必殺技である『ギャリック砲』の強化版『スーパーギャリック砲』を多用しており、単発以外にも連続で放つ『連続スーパーギャリック砲』も披露した。


ちなみに、これはベビー本人も想定外であったが、大猿化に伴いベビー自身の身体も肥大化しており、後に悟空によって尻尾を切断されベジータの肉体が縮小した事で寄生が不可能になり、分離を余儀なくされた。

この時に体外へ出たベビーの姿(成人体)は、少年体をそのまま成長させたスーパーベビー2とほぼ同じもので、悟空以上の身長かつ体格もマッシブルなものであった(「GT」後期オープニングの終盤にて登場するベビーがこれ)。


また、この成人体は「GT」最終回におけるラストのエピローグシーンにおいて、ピッコロ大魔王フリーザセル魔人ブウ(純粋)といった歴代大ボスキャラクターの回想に含まれているなど、その存在感は大きい。

なお、何気にこの最終回のエピローグシーンに出演した唯一のGTキャラでもある。GTのラスボスの一星龍さえ出演を許されなかったのに彼だけなぜか出演した。


「ドラゴンボールヒーローズ」にて登場した、「GT」本編とは関連の無いifの形態。

その名の通り、地獄にてジャネンバに寄生し肉体を支配した姿。

更にバビディの魔術で強化された『破壊王ジャネンバベビー』なる形態も存在する。

スーパージャネンバがベース。


ハッチヒャックベビー

同じく「ヒーローズ」に登場したif形態。今度はよりによってハッチヒャックに寄生してしまった。

ツフル人驚異のメカニズム同士が融合した「サイヤ人絶対殺すマン」と言うべきその在り様は凶悪過ぎるスキル構成にも顕れている。

肩パーツは見当たらないが、他の寄生形態から察するに強化形態(スーパーハッチヒャック)がベースかもしれない。


余談

彼を演じる沼田祐介氏は、「Z」でセルジュニアやその他のモブキャラクターを担当しており、ゲーム作品では更に栽培マン、「超」ではグレゴリーや第4宇宙の破壊神キテラ役を務めている。


関連イラスト

ちびベビードラゴンボールGT


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