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「僕ですか?エヘヘッ」

「お褒め頂き光栄です!ズオス様!」

「ズオス様を倒したあなたを、私が倒します!」

データ

アルターライドブックカリュブディス
身長198.9cm
体重113.5kg
特色/力能力吸収
CV岩崎諒太(第28章以降)
スーツアクター榮男樹

概要

第21章「最高に輝け、全身全色(フルカラー)。」から登場。

ストリウスにより、白いアルターライドブックを埋め込まれた双子のフードファイター・伊本マミ/伊本レミが変身させられた、カリュブディス型の新型メギド。記述によっては単に「カリュブディス」とも呼ばれる。

全ての属性を司るアルターブック「カリュブディス」の編纂を行う為に活動を行う。

イエティメギド王様メギドと異なり、人間にアルターライドブックを埋め込んだ上で、更にゴーレムメギドハンザキメギドアヒルメギド(いずれも新たに作られた別個体)を融合させることで誕生させた。

「幻獣」・「生物」・「物語」の3属性全ての力を併せ持ったメギドであり、同じく3属性の力を持つデザストに近い存在である。

当初は人語は話せず、初めて生み出された際は赤ん坊の産声、再度現れた際は女性の笑い声のような不気味な鳴き声を発する。

しかし、第28章以降は成長に伴ってか知能が高くなり、人語を話す事も可能となった。口調は若々しい男性の物で、幹部に対しては丁寧な敬語で話す。

その後も着実に成長を続け、第39章以降では声質や言動も凛々しくなっているだけで無く、戦闘力も向上している為剣士達にとっても侮れない存在となっている。

金色のジッパーのように全身にまとわりついた白い甲冑を思わせる見た目をしており、右肩には騎士のヘルムを思わせる装飾がある。

モチーフのカリュブディスが海の怪物のためかに似た顔を持ち、無数の鋭い牙が生えた口が備わっている(よく見ると、後頭部まで牙が連なっている)。素体部分は、通常のメギドや新型メギドとも異なる独自のデザインとなっている。

人間ベースのメギドだが、他の新型メギドの様な大きな本ではなく、背中にデザストの物に似た本の意匠が確認できる。

専用の武器として、両手持ちの巨大鉈「ザルツドラ」を振るう。

カリュブディスの伝承に因み、胸から花弁状の巨大な口を開いて、周囲に存在するあらゆる物を捕食してしまう。この捕食は空間はおろか世界そのものすらも食らえるらしく、これにより食らった空間の距離だけ敵を眼前に引き込む事が可能。

また、喰らい吸収した相手の能力をコピーする能力すら備えており、生み出される際に素材となったゴーレムメギド(巨大な手の遠隔操作)・ハンザキメギド(再生能力)・アヒルメギド(透明化)の各能力を習得したほか、後にデザスト(及びアルターブック)の一部を捕食することでパワーアップ(後述)を果たしている。ただ捕食した対象の能力を得るだけでなく、研鑽された技量も得ることが可能であり、得た能力に振り回されるということもない。

メギド特有の復活能力も兼ね備えている事から、劣勢でも長期戦で隙を突いて相手を一部でも喰らう事で形成逆転出来ると言う、相手にした際には非常に厄介な力を持つと言える。

デザストと同じコンセプトで生み出されたが、そのデザストがメギド側に反旗を翻して単独行動に走った事もあり、それ故に「デザストの二の舞になるのでは」とズオスは警戒心を見せている。

だが、ズオスの心配とは裏腹に幹部には忠実で、デザストのような反抗的な態度は見せていない(そればかりか、復活後は彼のことを「様」付けで呼んでくれるほど忠実な為、一気に手のひらを返し称賛している)。

伊本マミ

演:MIO

「また見える…何でだろ?」

カリュブディスの変身者。

双子のフードファイター「爆食ジェミニ」の姉。

控え室で一人で食事していた所をストリウスに襲われ、彼にアルターブックを埋め込まれた上に、3体のメギドと融合させられ、カリュブディスに変貌してしまう。

伊本レミ

演:YAE

「マミの声が私の中から…!?」

新たなカリュブディスの変身者。

双子のフードファイター「爆食ジェミニ」の妹。

マミが助けられた後、アルターブックを埋め込まれたことで新たなカリュブディスに変貌。マミを捕食して取り込み、姉妹揃ってカリュブディスの体内に囚われてしまう。

カリュブディス・ハーキュリー

「私は吸収した相手の力を使える…メギドだけじゃない、お前たちも私の一部となれぇ!」

データ

アルターライドブックカリュブディス
身長198.9cm
体重128.5kg
特色/力能力吸収

デザストの一部をアルターライドブックごと捕食したことで獲得した、カリュブディスメギドの強化形態。

右半身の筋肉繊維が肥大化し、それにより外殻が裂けて筋肉が剥き出しになったおどろおどろしい外見をしている。その風貌は一部ライダーフォームを歪めた姿にも見える。

他にも立ち襟が高くなって牙の様な装飾が増えており、胸部にある宝石のようなモノが緑から赤に変わっている。

大型化した右手はパンチ一撃で剣士らを吹き飛ばす他、地面を殴り周囲に爆発を起こす程の膂力を持つ。更にデザストからコピーしたカラミティ・ストライクを使用可能となっている(しかもファルシオンに変身した状態からコピーした為、背中に翼状エフェクトが発生する強化技扱いとなっている)。

活躍

  • 第21章「最高に輝け、全身全色(フルカラー)。」

一人でいたマミの前にストリウスや3体のメギドが現れ、上記のようにカリュブディスに変貌させられてしまう。

その後、どこかの採石場で作業員を襲っていたところで飛羽真/セイバー芽依と遭遇。そのまま戦闘に入り、取り込んだメギドの能力を使い翻弄、更に逃げ遅れた作業員を助けようとしたセイバーをそのまま捕食してしまった。

そこへ、タッセルのいる場所から帰ってきたユーリ/最光が現れ、彼が変身した最光・エックスソードマンと交戦。

しかし戦力差を埋められず、大口で捕食しようとするも、エックスソードマンパワフルへと変化した最光にセイバーを救助され、続けてマミと分離してしまい、そのまま最光の「エックスソードブレイク」を食らって爆散した。

その夜、再生能力でアルターブックへと戻り、ストリウスの手で回収された。

  • 第22章「それでも人を、救いたい。」

ストリウスによってレミを素体とする形で再生され、更にマミを体内に取り込む。

遺伝子が同じ双子を取り込むことによって、最光単独での分離を不可能としていた。だが、飛羽真によって真の力の一端を引き出された火炎剣烈火で双子を抜き出され、その隙を突いたエックスソードマンワンダフルによって完全に分断、今度こそ撃破された。

伊本姉妹はメギド事件に纏わる記憶を消された上で救われたものの、カリュブディスのアルターブックの編纂自体はメギドのアジトで行われており、カリュブディスの撃破後に完成に至った。

  • 第24章「父の背中、背負った未来。」

直接の登場こそしていないものの、ストリウスが禁書の力に対し、「私でも扱えなかった場合、カリュブディスに与えましょうかね」と言及しており、今後の復活の可能性を示唆していた。

  • 第28章「記す過去、描く未来。」

アルターブックが完成していた為、再び復活。以前とは異なり、人語を話すことが可能な知能を会得する等の成長が見られた。

また、剣士達の気付かぬ所で多くの人間達から多数のアルターブックを生み出し、密かに回収していた模様。

  • 第39章 「剣士よ、信じる道を行け。」

ストリウスによってアルターブックから召喚され、「あの聖剣を奪え」と仮面ライダークロスセイバーに命を受けるがそうはさせまいとするブレイズと激突。

以前よりも更に成長しており、ザルツドラを巧みに操る姿にタテガミ氷獣戦記のブレイズをして「前より強くなっている」と言わしめた(それに伴い声も変化し、言動が凛々しいものとなっている)。

吸収能力で吹雪を無効化するなど善戦するが、百大必殺技「レオ・ブリザード・カスケード」で放たれた巨大な氷柱は容易に吸収できず動きを封じられ、続け様に放たれたキックで氷柱を押し込まれて爆散した。

  • 第41章「二千年、綴られた願い。」

奪った無銘剣でファルシオンとなったデザストと争うストリウスによって召喚(因みにこれがデザストとの初邂逅)。

カラミティ・ストライクによって一度は撃破されるが、メギドの特性により復活。

捕食能力の不意打ちで、デザストの右半身をデザストアルターブックの一部ごと喰らい(アルターブックは損傷したまま回復せず)、デザストを変身解除させるが投擲された無銘剣虚無で再度爆散。

その後、ルナを手中に収めるべく動きだしたストリウスの手ですぐ復活、現実世界とワンダーワールドの境を喰らう事で世界の壁を超える能力を手に入れ、現世とワンダーワールドを繋げる。

その直後、バスタースラッシュが現れたため、ワンダーワールドに侵入したストリウスを追わせまいと足止めに立ちはだかる。

戦闘直前に「カリュブディス・ハーキュリー」に変貌し、バスターとスラッシュを凄まじい怪力とデザストからコピーした『カラミティ・ストライク』で圧倒。

そのまま二人を捕食しようとするが、駆け付けたクリムゾンセイバーに阻まれ、更に刃王剣十聖刃によって火炎剣烈火二本目の土豪剣激土音銃剣錫音が召喚された事で二刀流となった剣士たちに押され、三人の必殺技によって敗退した。

  • 第43章「激突、存在する価値」

アジトに乗り込んできた飛羽真と神代兄妹の前に、通常のカリュブディスで登場。

アルターブックにされた無数の人々と精製されたもう一人のソフィアを飛羽真たちの目の前で喰らい、人々を取り返さんとする3剣士と激突。

ワンダーワールドの様な空間を作り出す能力やピラニアメギドの紙製のピラニアを操る能力、デザストのように「匂い」でサーベラの能力を見切り、投げたザルツドラをブーメランの様に手元に戻したりと様々な能力で苦戦させる。

しかしクロスセイバーの創造する能力は相性が悪い(喰らったモノの能力をそのまま使える為攻撃すればする程カリュブディスの手数が増えてしまう)と判断したデュランダルとサーベラの連携や時国剣界時の能力を発動したクロスセイバーに押され始める。

ストリウス「情けないですねぇカリュブディス…!」

その様子を見かねたストリウスがはじまりの5冊の本で三人を攻撃。

セイバーらが怯んだその一瞬の隙に、ストリウスの合図と共に…

何とストリウスを喰らってしまう。

しかし直後に苦しみだし体が崩壊、中からはストリウスが現れその手にはワンダーライドブックが握られていた(「自らの体を食べさせた」とあるのでストリウスは計画的に食われた模様)。

結果、はじまりの五人が所持していた全知全能の書の一部は再び一つになる。

あらゆる物を喰らい力の一部とする能力は散らばってしまったページの代用として収集させた新型アルターライドブック、世界を繋ぐ存在を一つに統合する為に必要な力だった。

これまで物語の裏で暗躍し、最期には最凶のワンダーライドブックを完成させた事で物語が終局に向けて大きく動く等、その影響力は活躍以上に大き過ぎる存在だった。

カリュブディスアルターライドブック

「カリュブディス」の伝承を司る新型のアルターライドブック。

テキストオブアルターには鋭い牙とジッパーを光らせたカリュブディスの姿が描かれ、下のテキストには「3属性のメギドの能力から生まれし者が全てを食らいつくす」と記載されている。

余談

  • アルターライドブックの元ネタはギリシア神話を題材とした叙事詩でカリュブディスが登場するオデュッセイアであると思われる。
  • モチーフを考えれば、本来は幻獣のジャンルに分類されると思われるが、物語ジャンルを司るストリウスが生み出しており、生み出した幹部と一般メギドのジャンルが異なる初の個体となった(デザストに近い存在と言う事情もあると思われる)。
  • 第28章から声を演じている岩崎諒太氏は、仮面ライダーシリーズへの出演は初。本作でアヒルメギド/ハクチョウメギドを演じた関智一氏の主催する劇団「ヘロヘロQカムパニー」の所属である。
    • 第43話でオールアップが宣言されてるが「倒してなくない?」と今後の再登場が示唆されている。
  • 劇中ではアルターブックの一部ごとデザストの右腕と右脚を喰らっているが、相関図ではなぜか右腕を喰らいヒビを入れたとぼかされた表現になっている。
  • 額やアルターブック表紙にある模様は3属性混合種メギド共通らしく、よく見るとデザストの額にも同様の模様がある。
  • マッシブな体型に反して通常形態の体重は113.5kgとデザストのより7kg以上軽い。

関連タグ

仮面ライダーセイバー 黒い本棚 メギド 新型メギド

アルターライドブック

カリュブディス キメラ

デザスト:同じく3属性を併せ持つメギド。

ティターン:複数の怪人を合成して生み出された怪人繋がり。

ナナシ:過去に登場した怪人を合体させる事で生み出された怪人繋がり。

シアゴースト:白い身体など、よく似た外見を持つ。

ボガール:大食い繋がりのウルトラ怪獣。こちらも顔に付いている口とは別の巨大な口で獲物を捕食する。

アメイジングヘラクレス - 前作仮面ライダーゼロワンに登場した、ハーキュリー由来のキーアイテム。

劇中では必殺技専用で、途中から所在不明となった。

ドードーマギア:同ゼロワンの、登場する都度強くなる怪人。こっちは残機の都合で上限がある。

同様に性格が大人びて行き容姿も変貌。最終的に組織を離反したのでデザストにも近い。

オルトロスバルカン:同ゼロワンに登場したフォーム名がギリシア神話由来のライダー。

オルトロスはゲーリュオーンの牛を守る牧畜犬で、ヘラクレスによって討ち取られている。

つまりライダーが怪物の名前を名乗り、怪人がそれを仕留めた英雄の名前を名乗るという逆転現象が起きている。

カリブディスマイナソー:同じモチーフの戦隊怪人。プロデューサー繋がりでもある。

メルグ・アリータ:こちらも胸部から展開する巨大な口で相手を捕食する、大食い繋がりの戦隊怪人。