概要
正式名称は『Pokémon Evolutions』。
ポケモン25周年を記念して制作されるオリジナルショートアニメ。全8話。
The Pokémon Company InternationalとOLMによる共同制作。
ポケモンYouTube公式チャンネルにて2021年9月9日から12月23日にかけて隔週木曜配信予定。
2016年から2017年にかけて配信された20周年記念作『ポケモンジェネレーションズ』と同様の系譜の作品。
第1世代から第8世代までの全てのゲーム作品の世界観を舞台に、ゲーム本編のイベント等を元にしたエピソードを描く。
作画は回ごとに異なり、傾向としては『ジェネレーションズ』同様大人向け・リアル寄りになっている。
原作主人公に当たるキャラクターの顔を極力映さない方針も『ジェネレーションズ』から引き継いでいるが、今回は掛け声のみだが声があてられた回があり、それらの回では遠景の全身図など部分的に顔が描かれる場面もある。特にハルカは他のキャラクターのようにハッキリと表情が描かれ、アユミはそれに加えてセリフ(および個別キャスト)もあてられている。
『ジェネレーションズ』ではグリーンがクレジットで「挑戦者」とされるなど、原作で自由に名前が付けられるキャラクターは個人名が伏せられていたが、今回は声があてられた場合は原作主人公を含め、他の公式展開等で使用される際の名前がクレジットに記載される。
サブタイトルとあらすじ
※あらすじは各話配信ページから引用
第1話「ザ・チャンピオン」(ガラル地方編)
”かつてない難関に挑もうとしているガラル地方のチャンピオン・ダンデの、胸によぎる想いとは……?
疑念? 後悔? 決意? あるいは、その全て?”
決勝戦直前、ダンデは控え室にてムゲンダイナと対峙した時の出来事を回想していた。
第2話「ジ・エクリプス」(アローラ地方編)
”日が暮れるにつれて、蘇る辛い記憶。
リーリエは、母を助け出し、ほしぐもちゃんを取り戻すことを固く誓う。
月明りの下でついに再会を果たすも、それを妨げるかのように、不吉な影が彼女たちを覆う……。”
『ウルトラムーン』における月輪の祭壇でのコスモウムの進化とネクロズマの襲来を描いた回。
第3話「ザ・ビジョナリー」(カロス地方編)
”自分の考えが間違っていると周りから言われた時――。
立ち止まって、周囲の言葉に耳を傾けるのか。
それとも、どのような代償を払ってでも、自分の想いを貫くのか。
フラダリにとって、選択肢ははじめから1つだった。
それが、カロス地方で生きる人々とポケモンを危険にさらすことになるとしても……。”
『X』におけるフラダリとの対決から最終兵器使用後までを描いた回。
当初は題名が「ザ・ビジョン」だったが、配信時には「ザ・ビジョナリー」に変更されている。恐らく『ジェネレーションズ』第7話タイトルの「ビジョン」と被ってしまっていたためだと思われる。
第4話「ザ・プラン」(イッシュ地方編)
”人と、ポケモンを操る、ゲーチスの計画。
それはイッシュ地方にとって、何を意味するのだろうか……?”
『ブラック』におけるプラズマ団の計画をゲーチスのモノローグ(ナレーション)と共に描いた回。
『ブラック・ホワイト』のOPムービーの絵柄に寄せた作画となっているのが特徴。
第5話「ザ・ライバル」(シンオウ地方編)
”常に先を行くライバル。
旅の途中、いずれはそんなライバルと対峙しなければならない......ジュンにとっては、まさに今がその時だ。”
第6話「ザ・ウィッシュ」(ホウエン地方編)
”人生を通して、人々の願いのため、ホウエン地方での使命を果たすように言われてきたヒガナ。
しかし、いざ伝説のポケモン・レックウザを前にしたとき――彼女はそれを果たす十分な力があるのだろうか……?”
第7話「ザ・ショウ」(ジョウト地方編)
”衣装よし、照明よし、お化粧よし!
まいこはんたちによる、ジョウト地方の伝説のポケモンにまつわる舞台の幕がいま、上がる――”
第8話「ザ・ディスカバリー」(カントー地方編)
"カントー地方で、史上最強のポケモンが発見された!?
そんな噂を聞きつけたブルーは、そのポケモンを捕まえるべく動き出す。
しかし、捕まえようとしているのは、彼女だけではなかった……!"
ここまでの七話と違ってこの話のみ明確にゲーム本編と矛盾がある(レッドとグリーンの手持ちが逆)ため、ゲーム本編に準拠していないパラレルな世界観の話と思われる。
日本語版キャスト
クレジットが1か所のみ、かつ英語版のクレジットで個別に記載されているキャラクターを記載。
『ジェネレーションズ』に登場したキャラクターを含め、声優は基本的に本作オリジナルキャストとなっているが、ダンデはアニポケと同様の声優が担当している。
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
第8話
ポケモンなどのキャスト
掛け声のみのキャラクターやポケモンの声は、全話を通して数名のみが兼役で担当。
括弧内はそのキャラクターを担当した話数。
CV | クレジットされた話数(キャラクター) |
---|---|
田邊幸輔 | 1(マサル)・3(フレア団の博士たち)・4(市民A)・5(ヒョウタ)・8(謎のトレーナー) |
坂田将吾 | 1(アーマーガア)・2(グラジオ、ネクロズマ)・3(フレア団の博士たち)・6(ボスゴドラ)・7(舞台スタッフ) |
夏目妃菜 | 1(ココガラ)・2(ほしぐも)・3(デデンネ)・4(トウコ)・5(ポッチャマ)・6(ハルカ)・7(女の子) |
香里有佐 | 1(ピカチュウ(メス)) |
根本京里 | 1(ピカチュウ(オス)) |
元吉有希子 | 2(ルナアーラ)・3(ハリマロン)・4(平和の女神)・5(ポッタイシ) |
三川華月 | 3(ピカチュウ(オス))・4(愛の女神) |
山田親之條 | 3(フレア団の博士たち) |
光部樹 | 4(市民B) |
上記の他、アデク役の間宮康弘、クロツグ役の森田成一、タマオ役の上田麗奈、サクラ役の千本木彩花、サツキ役の村川梨衣、ブルー役の三森すずこ、シン役の斉藤壮馬、アユミ役の永井真里子もポケモンの声を担当したことが英語版クレジットで確認できる。
関連動画
トレーラー
トレーラー2
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