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SPY×FAMILYの編集履歴

2023-02-17 17:16:46 バージョン

SPY×FAMILY

すぱいふぁみりー

『SPY×FAMILY』とは、WEBコミック配信サイト『少年ジャンプ+』にて2019年より連載中のアクションコメディ漫画。作者は遠藤達哉。

人はみな 誰にも見せぬ自分を持っている

友人にも 恋人にも 家族にさえも

張りつけた笑顔や虚勢で 本音を隠し 本性を隠し

そうやって世界は――

かりそめの平穏を取り繕っている


秘密だらけの家族に 世界の命運は託された!?


概要

遠藤達哉による漫画作品。少年ジャンプ+にて2019年3月25日より連載中。隔週月曜更新。単行本は2022年10月時点で10巻まで発売。


スパイアクションホームドラマの融合によるコメディという異色作で、偽装家族が互いに秘密を抱えながらも絆を深めていく姿を描く。


次にくるマンガ大賞2019」Webマンガ部門1位、このマンガがすごい!2020 オトコ編1位、第24回手塚治虫文化賞ノミネートなどの受賞歴を誇り、ジャンプ+の看板作品のひとつに数えられる。


季刊エスVol.69のインタビューで遠藤から語られた通り、国家の名称や技術レベルからモデルとなっているのは冷戦時代の東西ドイツである。

コミックス6巻の背表紙・カバー折り返し記載の作者コメントによると60~70年代くらいの時代を想定してる。


コメディ作品であることを前面に押し出されているものの、東西冷戦時代がモデルであることや、社会主義共産主義圏ならではの未婚差別に貧富の差、秘密警察に代表される国家主導の監視社会と言論弾圧、それに伴う国民間の相互不信、権力闘争や実際の戦争の影響といった当時の暗部もはっきりと描かれる。また作者の過去作の影響(余談を参照)によりモブキャラがよく死亡したり、一部の登場人物の暗い過去も明かされたりしている。


WIT STUDIOCloverWorksの共同制作でアニメ化されている。後述。


あらすじ

東国〈オスタニア〉西国〈ウェスタリス〉、十余年の間冷戦下にあった二国は、仮初の平和を保ちながらも、未だ戦争の火種が燻っていた。

西国一腕の立つスパイ〈黄昏〉に下された新たな任務、オペレーション〈梟〉。その内容は、戦争を企てる東国の重要人物の動向を探るため、彼の息子が通う学校の懇親会に出席すること、そのために結婚して子どもの親となることだった。

〈黄昏〉は精神科医ロイド・フォージャーを名乗り、孤児院で超能力を持つ少女アーニャを引き取る。そして、アーニャの母役となる女性ヨル・ブライアとの結婚にこぎつけるが、その正体が殺し屋であることは知らないままだった。

スパイの夫、殺し屋の妻、超能力者の娘。互いに正体を隠したまま、偽装家族の奇妙な新生活が始まる!


登場人物

SPY×FAMILYの登場人物を参照。


アニメ

2021年11月にTVアニメ化の発表がなされた。分割2クール方式の放送スタイルを採用しており、前半は2022年4月から6月(または7月)、後半は同年10月から12月まで放送された。

ナレーションは松田健一郎ボンドも担当)。


放送局・放送日時はテレビ東京及びテレビ大阪に加えてテレビ愛知、さらにはテレビせとうちテレビ北海道TVQ九州放送にて土曜23時-23時30分

なお、テレビ東京系列全6局で土曜23時台にアニメ枠を設定するのは、2013年9月に終了した『君のいる町』以来8年半振り。

また、放送開始時期などにズレはあるが、テレビ東京系列エリア外の地域では以下の地方局でも放送されている(各系列局別にて都道府県コードの順に記載、2023年1月時点で判明している放送予定の局も含める)。


TBS系列局

青森テレビIBC岩手放送東北放送テレビユー福島チューリップテレビテレビ山梨山陰放送中国放送テレビ高知長崎放送宮崎放送南日本放送琉球放送


テレビ朝日系列局

新潟テレビ21長野朝日放送大分朝日放送


フジテレビ系列局

さくらんぼテレビ石川テレビ福井テレビテレビ静岡


日本テレビ系列局

秋田放送南海放送くまもと県民テレビ


独立局(いずれもテレビ東京とも番販協定を締結)

岐阜放送三重テレビびわ湖放送奈良テレビテレビ和歌山


結果、2023年1月時点では京都府、兵庫県、山口県、徳島県、佐賀県を除く全ての都道府県での放送が内定している。


この他、衛星放送のAT-XアニマックスBSテレビ東京でも順次放送開始された。また、ネットもテレ東Netflixなどによる配信も実施されているが、Netflixではあの『ストレンジャー・シングス』を抑えて日本国内視聴ナンバー1を獲得している。


2022年12月18日に、2023年のTVシリーズ(Season2)の放送及び映画化が発表。




スタッフ

原作遠藤達哉
監督・シリーズ構成古橋一浩
キャラクターデザイン嶋田和晃
総作画監督嶋田和晃 / 浅野恭司
助監督片桐崇 / 高橋謙仁 / 原田孝宏
色彩設計橋本賢
美術設定谷内優穂 / 杉本智美 / 金平和茂
美術監督永井一男 / 薄井久代
3DCG監督今垣佳奈
撮影監督伏原あかね
副撮影監督佐久間悠也
編集齋藤朱里
音楽プロデュース(K)NoW_NAME
音響監督はたしょう二
音響効果出雲範子
制作WIT STUDIO × CloverWorks

主題歌

オープニング

ミックスナッツ(第1クール)

編曲・歌:Official髭男dism / 作詞・作曲:藤原聡


SOUVENIR(第2クール)

歌:BUMP OF CHICKEN


エンディング

喜劇(第1クール)

作詞・作曲・編曲・歌:星野源


色彩(第2クール)

作詞・作曲:くじら / 歌:yama


挿入歌

『TBD』

作詞:(K)NoW_NAME:AIJ / 作曲・編曲:(K)NoW_NAME:Makoto Miyazaki / 歌:(K)NoW_NAME:Ayaka Tachibana


舞台版

2022年4月30日、ミュージカル化が発表された。

製作は東宝で、2023年3月に帝国劇場で上演、4月から5月にかけて兵庫、福岡で上演予定。

またアーニャ役は大規模オーディションの上決定することも明らかになった。


2022年9月30日にアーニャを除く全てのキャストとスタッフが発表され、ロイドとヨルのビジュアルが先行公開された。10月8日にキャスト全員のビジュアルが公開。

2022年12月14日、FNS歌謡祭の放送を以てアーニャ役が全員公開された。


脚本および演出はG2、作曲はかみむら周平が担当する。

ロイド、ヨル、ユーリはWキャスト制、アーニャはクワトロキャスト制をとる。


余談

東西冷戦時代をモチーフにした背景美術と生活様式、1960~70年代の家電や家具などを随所に配置しているレトロな世界観も魅力である。単行本の表紙で登場人物達が座っている椅子は高級家具メーカーが制作した往年の名作椅子であり、各々のキャラクターを象徴したデザインのものが宛がわれている。因みに10巻のみ巻数の中で唯一(今のところ)デザインチェアがあてがわれていない(巻数以外ならキャラブック、小説の表紙なども該当する)。


マニアックなところでは、ソビエト連邦時代のロシア製家電といった旧共産圏の生活家具なども登場しており、目をこらしてみるとそこかしこに時代を感じさせるガジェットが鏤められていることが分かる。

しかし、冷戦時代の東ドイツがモデルの舞台を描いているのに英語が普通に使われていたりイーデン校のモデル(イートン校)やヘンリー・ヘンダーソンの振る舞いが完全にイギリス由来とイギリスの要素も少なからず見受けられる。


また、イーデンのモブ教師陣や制服、インペリアルスカラーが羽織っているローブなどがハリー・ポッターから影響を受けていると思われるデザインをしている。


ファーストネームとファミリーネームの頭文字が同じキャラがフルネームかつ複数回登場するキャラに使われている傾向がある(例外はフォージャー家、ユーリなど)。


遠藤の知名度を広めた事実上の代表作となった本作だが、実は当の遠藤は公式ファンブック内のインタビューコーナーにて、“同作の登場キャラに対する愛着はゼロ”みたいなことをぶっちゃけている。

もともと遠藤はこれまで『TISTA』のような極めてハードかつダークな雰囲気の作品、あるいは『月華美刃』のようなシリアスなバトルものの作品を手掛けてきたのもあってか、本作でも当初の登場キャラクターの設定はデザインを含めてもっと別のイメージに基づいた構想を練っていたらしいのだが、この時の担当編集者からの口出しを受けて“登場するキャラクターの傾向を現在の路線に変更した(いわく「いろいろ諦めた結果」)”というようなことを語っている。

もっとも、これが作者の本音なのか、はたまた謙遜的な照れ隠しなのかは本人のみぞ知る。

突っ込んだ話をすれば、クリエイターにとって「”出来てしまえる”ことをそのまま描く」という行為は妥協、ともすれば挑戦を捨てることでもあるため、たとえそれが自分の作風にマッチしたモノであっても納得がいかないものなのである。類例を挙げれば、『ポプテピピック』の作者大川ぶくぶは同作を「描いてて一番面白くない」と評している。


2022年10月27日放送のcs番組『ゲームセンターcx』において『KACHO×FAMILY』と言うパロディコーナーが開始される。内容はロイドのポジションに当たるカチョウ・アリージャーがヨルのポジションユキ・アリージャー(番組広報小川友希)、アーニャのポジションサーニャ・アリージャー(AD後藤咲良)がこの世と思えないゲーム機の希少レアコントローラーで遊ぶコント要素が強い企画でBGMやタイトルテロップなど完全に本家をイメージさせている。

なお、カチョウ・アリージャー事番組MCである有野晋哉よゐこ)はかつてテレビ東京の朝のバラエティ番組『おはスタ』のゲーム担当レギュラーだった。


何故かデジタル省からマイナンバーカード促進として(既存映像を流用した)短編動画が公開された。また、出前館でも期間限定コラボが行われた。


マイナンバーカード セキュリティ偏

メリット偏

簡単申請偏


関連動画

第1弾


第2弾


本予告


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