基礎データ
※ヨガパワー:「こうげき」の数値が実際のステータスの2倍として計算される
※テレパシー:ダブル・トリプルバトルで味方の攻撃を読み取って受けない
進化
アサナン → チャーレム(Lv.37) → メガチャーレム(メガシンカ、チャーレムナイト)
概要
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』(第3世代)に初登場した人間に近い容姿をしたポケモン。
アサナンがLv37で進化する。
名前の由来は恐らく「チャーム(英語で"魅力")+レム(レム睡眠)」。
ハーレムパンツの様な下半身が膨らんでいる。頭には帽子の様なものを被り、帽子の額の部分には3つの点がある。唇はタコのような太い唇をしている。また雄と雌とで違いがあり、"雄"の方が頭の突起が大きくなっており、"雌"の方が頭の突起が小さくなっている。色違いは青色。
過酷なヨガの修業で、第6感が発達したポケモン。野山に入って気配を消すことや1か月
何も飲まず食わずに修行する事で、相手のオーラが見れるくらいに第6感を発達させた。
その発達した第6感によってサイコパワーを操れるようになり、その事で相手の動きを先読みする事が出来るようになった。
戦う姿は優雅で踊るようである。
エスパー・かくとうタイプという、非常に珍しいタイプの組み合わせのポケモン。他にこの組み合わせは一般ポケモンではエルレイドのみ。ただし、エスパータイプなのに「サイコキネシス」を自力では習得しない(「ねんりき」は覚える)。
また「ほのおのパンチ」や「れいとうパンチ」など「3色パンチ」や「とびひざげり」などエビワラーとサワムラーのいい所取りをしたようなポケモンでもある。その為非常に扱いやすいポケモンとして重宝されている。
ゲーム上の特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
60 | 60 | 75 | 60 | 75 | 80 | 410 |
60 | 172 | 75 | 60 | 75 | 80 | 522 |
※攻撃の個体値V、252振りで換算
素直にステータスを見ると低くまとまっており、特に「こうげき」はかくとうタイプの最終進化系の中では最弱となっている。
しかし、特性「ヨガパワー」のおかげでラムパルドをも上回る攻撃を誇る。当然ながらエルレイドよりも高い。
その為、物理アタッカーとして使うのが主流となっている。
技はタイプ一致の「とびひざげり」や「サイコカッター」を筆頭に、「ほのおのパンチ」などの「3色パンチ」、「バレットパンチ」、「いわなだれ」「どくづき」などが候補。
ちゃっかり「ねこだまし」や「フェイント」「ファストガード(XYから)」も覚えられるのでダブルバトルでも活躍できる。
短所としては、まずゴースト・あくタイプの攻撃技がないため、エスパータイプやゴーストタイプの相手は分が悪いこと、
次に、技「スキルスワップ」「いえき」、特性「ミイラ」などで「ヨガパワー」を消されてしまうととたんに火力不足に陥ること、
エルレイドが覚えられる「インファイト」をチャーレムが覚えられないことなどがある。
「とびひざげり」については、元々威力が「インファイト」より低く、威力面のデメリットが大きかったのだが、
第五世代になって「とびひざげり」の威力が130にまで跳ね上がったため、多少なりとも改善された。
(命中率の不安はどうしても残るが……)
このように「ヨガパワー」ばかりが注目されるが、第五世代で新たに獲得した隠れ特性「テレパシー」はというと……
「ねこだまし」を使いながら隣で「じしん」や「ほうでん」がノーリスクで撃てる。それだけ。攻撃力もお察しの通り。
「フェイント」も覚えるのでサポートに徹すれば少しは使えるかもしれないが……
第六世代でメガシンカするようになった。「こうげき」や「すばやさ」が上がるものの、アイテムが固定されてしまうので使い分けが肝心といえる。
第9世代では「とびひざげり」の威力を10下げて3割こんらんの追加効果を与えた「かかとおとし」を獲得。
だがこの世代のチャーレムの真に恐ろしいところはそこではない。何と「スキルスワップ」を獲得しているのである。いいのか?「ヨガパワー」をケッキングにパスできるんだぞ…
勿論テラスタルを獲得したのも強化点。テラスタイプかくとうで自慢の火力を底上げできることは当然のこと、決して良好とは言い難いタイプをテラスタルで変えることで場持ちを改善することもできる。タイプ変更による1手得を活かして「ビルドアップ」を積むという、これまでのチャーレムではなかなかできなかった動きも取れそうである。
特に火力面はA特化で「こだわりハチマキ」を持たせてテラスタルを切った「とびひざげり」を放った場合、HB特化のアーマーガア程度なら確定1発となる。耐久振り主体と見られるパーティにかくとうが等倍以上で一貫している場合は狙ってみるのも1つの手である。
シーズン2辺りになると「スキルスワップ」構築のエースをバンギラスに変えるケースも散見された。バンギラスの苦手なポケモンをチャーレムの「とびひざげり」で大体処理できる上に「スキルスワップ」使用時にバンギラスの「すなおこし」を再発動できるためである。
使用トレーナー
ゲーム版
- トウキ:ジムリーダー(ホウエン)
- スモモ:ジムリーダー(シンオウ)
- スズナ:ジムリーダー(シンオウ)
- ゴヨウ:四天王(シンオウ)
- モミ:ポケモントレーナー
- ゲン:ポケモントレーナー
- ダリア:ルーレットゴッデス
- シジマ:ジムリーダー(ジョウト)
- レンブ:四天王(イッシュ)
- キハダ先生:パルデア教員
アニメ版
- グレース(AG50話)
- コゴミ(AG)
- スズナ(DP)
漫画版
- ダリア(ポケスペ)
- ペーシュ(ポケスペ)
番外作品
『ポケモンGO』
原作通り種族値が低いからかCPも低い。このため、当初は活躍の場はなかったがGOバトルリーグが実装されてからはスーパーリーグで注目されるようになる。
覚えるノーマル技は「サイコカッター」と「カウンター」、ゲージ技は「ばくれつパンチ」、「グロウパンチ」、「れいとうパンチ」、「サイコキネシス」。
『ポケモン不思議のダンジョン』
「救助隊」「探検隊」の両方でチームを組んでいる珍しいポケモン。
どちらも性別は♀で姐御肌である。
アニメ版
- グレースのチャーレム
- AG50話でコーディネーターのグレースのポケモンで登場。ニセのポロックを売っていたロケット団の悪事を「ねんりき」で暴き「れいとうパンチ」で星にした。
- コンテストではシュウのロゼリアと対峙、ロゼリアのソーラービームを床に放ったれいとうパンチでできた氷で反射させ「とびひざげり」で破った。
- 決勝戦でハルカのアゲハントの攻撃をかわし逆に「ねんりき」でアゲハントの動きを封じ「とびひざげり」を繰り出すがアゲハントの「ぎんいろのかぜ」を受けた事で地面に叩きつかれてひざにダメージを受ける。更に「たいあたり」と「ぎんいろのかぜ」のコンビネーション技をまともに受け、一発逆転の「とびひざげり」を繰り出すも相打ちで敗れた。
- コゴミのチャーレム
- AG149話で登場したバトルアリーナのアリーナキャプテン・コゴミのポケモン。サトシのカビゴンの「まもる」でもカビゴンの巨体をぶっ飛ばすほど攻撃力が高く、カビゴンに「れいとうパンチ」を食らわせて氷漬け・「とびひざげり」を食らわせて更に「はかいこうせん」をかわして反動で動けなくなった隙に連続で「きあいパンチ」をお見舞いして止めを…ところが、カビゴンが根性で「はかいこうせん」を地面に向かって発射した事で攻撃を回避され、そのまま460kgの巨体の「のしかかり」がを直撃しペシャンコになって敗れる。
- スズナのチャーレム
- DP127話のジム戦で2番手で登場。こおりタイプではないが、原作通りである。サトシのムクホークと戦い、「ねんりき」で動きを止めたり再度繰り出してくる攻撃も両手で攻撃を受け止めるたりしたが、 ムクホークの「インファイト」とチャーレムの「ほのおのパンチ」がぶつかってお互い吹っ飛ばされ、立ち上がった直後にムクホークの「ブレイブバード」を受けて倒れた。
その他
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
8章ではルーレットゴッデス・ダリアの手持ちで登場するが、ルーレットによる「手持ちを入れ替えてバトルする」という形で一時プラチナの元にくる。
12章ではコンコンブルの元で修行を積んだ弟子・ペーシュのポケモンで登場。
関連イラスト
関連タグ
0307.アサナン→0308.チャーレム(メガチャーレム)→0309.ラクライ