「魔法使いってのは諦めが悪くてね…」
「さぁ、ショータイムだ!」
「聖なる輝き、まかり通る!」
「全ては魔法の煙と共に....」(この二つの台詞はガンバライド先行登場時のボイス。)
スーツアクター:高岩成二(メイン)、杉口秀樹(XMA担当)、西村信宏(バイク担当)、今井靖彦(分身)、岡田和也(『天下分け目の戦国MOVIE大合戦』)
概要
操真晴人がウィザードライバーで変身する、本作の主役ライダー。作中では「指輪の魔法使い」もしくは「ウィザード」と呼称されており、「仮面ライダー」と呼ばれたことは一度もない(前作の劇場版にて仮面ライダーフォーゼに便乗する形で名乗ったことはある)。
指輪をしているためか、全般的に格闘は足技とウィザーソードガンによる武器攻撃が比較的多い。
一方で「パンチは使用しない」という縛りがあったが、これは玩具のウィザードリングを使って遊ぶ子供たちが真似して怪我しないようにという配慮もあってのことだったらしい。なのでリングが壊れたら思い切り殴った。(玩具の問題が解消されたためか、以後ゲスト出演した際にはさりげなくだがパンチ攻撃も行っていることがある)
戦闘中は晴人の魔力を消耗し、魔力が減少するとリングを使おうとしてもエラーが鳴り不発するようになる。更に魔力が尽きると強制的に変身が解除されてしまう。
また、腰のローブは巨大化させる事で敵の攻撃を防ぐ盾としても機能する。
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外見
長い黒のロングコートに、『仮面ライダー響鬼』に登場する仮面ライダーの様に複眼の無いマスク(一応目の部分が縁取られてはいる)が特徴。
基本カラーは黒である。スタイルによってマスクなどの色と形が変化する。
後頭部に一部禿げたように黒い部分があり、おそらくこれは大きな指輪が頭にはまっている(首とこの部分で指を通す穴が貫通している)というデザインだと思われる。
スタイル
四大元素に因んだ属性を持つ。魔法やウィザーソードガンによる攻撃にも属性が現れる。
平成ライダーでは珍しく、各スタイルの専用武器は持たない。
なお、第1話のみ、どの形態でも変身の際に出現する魔法陣が赤いままである(第2話以降は対応するスタイルの色に変更されている。)
フレイムリングによって変身するスタイル。
属性は火、顔のクリスタル(複眼)の色は「赤」で、形状は「円」。
仮面ライダーウィザードの基本形態。アンダーワールドでの戦闘もこのスタイルで行われる。
ウォーターリングによって変身するスタイル。
属性は水、顔のクリスタル(複眼)の色は「青」で、形状は「涙滴型」。
4スタイルの中で魔力に優れており、また、水中で動くことが可能。
ハリケーンリングによって変身するスタイル。
属性は風、顔のクリスタル(複眼)の色は「緑」で、形状は「三角」。
4スタイルの中でスピードに優れ、体に風を纏い、高速の飛行が可能。
この形態、及びその派生形態の際は、ウィザーソードガン・ソードモードを逆手持ちで使用する。
ランドリングによって変身するスタイル。
属性は土、顔のクリスタル(複眼)は「黄」で形状は「四角」。
4スタイルの中でパワー・防御力に優れている。
ドラゴンスタイル
現実でもウィザードラゴンの力を使えるようになる、4スタイルの強化形態。
頭部と胸部にドラゴンの意図が現れ、ロングコートの色が属性に因んだ色に変わる。
専用魔法・スペシャルによってドラゴンの身体の一部が具現化する。
インフィニティースタイル
インフィニティーウィザードリングで変身するスタイル。
一度は魔法が使えなくなった晴人だが、コヨミを助けたいという強い願いがウィザードラゴンを復活させ、晴人自身が生み出したインフィニティーウィザードリングで変身できるようになったスタイル。
全身のアダマントストーンはあらゆる攻撃を防ぐと共に、専用武器アックスカリバーによる強力な攻撃も兼ね備えている。
その他の形態
映画『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』に登場。
スペシャルラッシュウィザードリングで変身する。オールドラゴン同様、フレイムドラゴンをベースにウィザードラゴンの頭部、翼、尾、爪が具現化されている。
てれびくん超バトルDVD『仮面ライダーウィザード ダンスリングでショータイム!!』で登場。
ダンスウィザードリングの効果でウィザードとビーストがお互いの魔法を使用できるようになり、フレイムドラゴンが右肩にファルコマント、左肩にバッファマントを装備した姿。
一部資料では「ビーストスタイル」とも呼ばれている。
映画『劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land』で登場。
フィニッシュストライクウィザードリングで変身する。
インフィニティースタイルに、ウィザードラゴンの力が融合した姿。
映画『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』で登場。
フィニッシュストライクウィザードリングで変身する。
インフィニティードラゴン同様、インフィニティースタイルにウィザードラゴンの力が融合した姿だが、全身が金色に輝いている点やドラゴスカルが胸部から具現化している点が異なる。
アイテム
ウィザードライバー
ウィザードの変身ベルト。通常はベルトのバックル部分のみが出現しているが、
ドライバーオンウィザードリングをかざす事で出現する。
バックルのみの場合でも魔法リングの使用は可能である。
ウィザードリング
本作のキーアイテム。主に変身リングと魔法リングの二つが存在する。
変身リングはウィザード自身のスタイルの変更を行う。
魔法リングは変身前後問わず使用できる。
ウィザーソードガン
ウィザードのメイン武器。コネクトウィザードリングで呼び出して使用する。ソードモードとガンモードの2種類の形態を持ち、遠近どちらにも対応できる。側面についている手の形をしたパーツ(ハンドオーサー)と握手するような形でリングをかざすことで、そのリングの持つ属性や魔法をウィザーソードガンに付与し、強化することが出来る。
ドラゴタイマー
白い魔法使いの協力でドラゴンの力を限界まで引き出した事で、晴人の魔力が具現化した魔道具。使用することで3体のドラゴンスタイルを呼び出す事ができ(コピーとは違いそれぞれが独自に動く)、4体のドラゴンスタイルで戦う事ができる。
アックスカリバー
ウィザードラゴンが変化した、インフィニティースタイルの専用武器。持ち替えることで剣と斧の形態を使い分ける。
必殺技は、中央部のハンドオーサーにハイタッチすることでアックスカリバーが巨大化、相手を叩き切る「ドラゴンシャイニング」。
プラモンスター
ウィザードリングの魔力を開放することで使役することが出来る使い魔の一種。
魔力が尽きると消えてしまうらしい。
レッドガルーダ
ガルーダリングによって召喚される、プラモンスター。
主に空中からファントムやゲートとなる人間を捜索する。
鳥型サポートメカの例に漏れず偵察要員として活躍する。
ブルーユニコーン
ユニコーンリングによって召喚される、プラモンスター。
主に地上からファントムやゲートとなる人間を捜索する。
頭の角は鋭く、穴を掘って地中を移動することが可能。
イエロークラーケン
クラーケンリングによって召喚される、プラモンスター。
主に水中、空中から水中のファントムやゲートとなる人間を捜索する。
バイオレットゴーレム
ゴーレムリングによって召喚される、プラモンスター。
極度の人見知りでファントムやゲートの捜索はしないが、手先が器用で物作りが得意。
マシン
マシンウィンガー
ウィザードが使用するバイク。通常はコネクトウィザードリングで呼び出す。
また、晴人のファントム〈ウィザードラゴン〉と合体することも出来る。
ウィザードラゴン
ウィザードが使役する巨大ファントム。普段は晴人のアンダーワールドで行動を抑制されており、ゲートのアンダーワールドで巨大ファントム相手に戦闘を行う時ドラゴライズリングで召喚・使役される。
ゲーム作品
『ガンバライド』
シャバドゥビ1弾から現行作品の主役ライダーとして参戦。
S1弾ではフレイムとウォーターがLRで、ハリケーンとランドがSRで登場。
S2弾ではフレイムドラゴンとハリケーンドラゴンが共にLRで登場。
ハリケーンドラゴンは強力なカードで、06-041オーズタトバコンボをコウエイにした通称「ハリドラタトバ」デッキは一時期大会を席巻した。
S3弾ではウォータードラゴンがSRで、ランドドラゴンがLRで登場。
S4弾ではオールドラゴンがLRで登場。
S5弾ではLRがインフィニティースタイルで登場。またそれまで劇場版のプロモカードのみだったスペシャルラッシュがSRで筐体収録された。
ガンバライド最終弾となったS6弾ではインフィニティースタイルがLRとCPで、フレイムスタイルがLRで収録された。
このフレイムスタイルはガンバライドのラストナンバーのカードで、ガンバライドの最初のカードである仮面ライダーキバのプロモカードと同じ構図になっている。
『ガンバライジング』
ガンバライジングでは1弾から参戦。
2013年の主役ライダーとして基本4スタイルとフレイムドラゴンが参戦。
LR枠でも排出されている(フレイムスタイル→フレイムドラゴン)。
フレイムスタイル、ウォータースタイル、フレイムドラゴンは劇中技も収録され、演出度はかなり高い。
同時に参戦した相棒が主役を差し置いて、2弾で実質最強フォームが登場したのに対し、長らくフレイムドラゴン止まりであったが、ナイスドライブ3弾でLRでインフィニティースタイル、そしてLREXのバースト面でガンバライドでは未登場だった映画のみの究極フォームであるインフィニティードラゴンが登場した。
バッチリカイガン3弾では中間フォームにあたるオールドラゴンがLR枠で参戦。最強フォームより後に参戦する珍しいケースでの参戦となった。
ライダータイム2弾では表面バースト面共にフレイムスタイルのカードがLRで登場。メモリアルフィニッシュとして最終回でグレムリンを倒したキックが「ホープストライク」として収録された。
ライダータイム6弾ではインフィニティースタイルがGLRで登場。バースト必殺技はインフィニティー版のストライクウィザード。
ズバットバットウ3弾ではフレイムスタイルがLRで登場。鎧武オレンジアームズと共にメモリアルタッグフィニッシュとして戦国MOVIE大合戦の「大玉オーバーヘッドストライク」が収録。
リリリミックス3弾ではインフィニティースタイルがLRで登場。鎧武オレンジアームズと共にメモリアルタッグフィニッシュとして特別編の「ストライクウィザード&無頼キック」が収録。またしても鎧武とのペアとなった。
ゲキレツグランプリ1弾ではウィザード10周年ということでフレイムスタイルがLR(50thanniversaryレア)、インフィニティースタイルがCPで登場。
ガンバライジング最終弾となるゲキレツグランプリ3弾では10th Rebornとして1弾のフレイムスタイル→フレイムドラゴンがLRで登場。元が最初期のカードなので相応に強化されている。
バトライド・ウォーシリーズ
無印よりプレイアブルキャラクター。ストーリー上の主人公でもある。
無印では必殺技にウィザードリングのスキャンモーションによる隙があったが、「Ⅱ」より通常技の直後に出すことで隙がキャンセルされ、コンボに組み込めるようになった。
ドラゴンスタイルは△+〇の必殺技使用時のみ変身する仕様だったが、「創生」より必殺技の使用後にドラゴンスタイルがしばらく維持されるようになり、その間の通常技、必殺技も変化するようになった。
無印での最強状態はオールドラゴンであり、インフィニティースタイルはDLCによる独立した追加キャラという扱いであったが、「Ⅱ」よりウィザードから二つの形態を選択できるようになった。究極状態もそれぞれから派生する形で「スペシャルラッシュ」、「インフィニティドラゴンゴールド」となる。
『ライダージェネレーション』
ライダージェネレーション2で隠しキャラとして参戦。
先行登場のため音声はベルト音声のみで、アビリティや超必殺技も持たない。
ライダーレボリューションでは正式参戦。
「チェンジリング」でフレイム、ウォーター、ハリケーン、ランドの4つのスタイルにチェンジ出来る。
コンパチヒーローシリーズ
『スーパーヒーロージェネレーション』
コンパチヒーローシリーズでの初登場作品。ウィザードのシナリオで初登場し、省略されているが、本編の中盤・終盤・特別編・劇場版などのシナリオが再現されている。
演出も凝っているが、今作では何故か基本形態はフレイムスタイルしか登場せず、残りのエレメントはドラゴンスタイルでしか登場しない。
『ロストヒーローズ2』
スーパーヒーロージェネレーションに続き登場。今作ではプロローグが終わった後の最初のプレイアブルキャラであり、パーティーが4人以上揃うまでは他のパーティメンバーとの会話はあるものの大体はウィザードの視点で進行していく事になる。この事やパッケージの立ち位置などからライダー側の主人公格としてプレイヤーからは扱われることがある。前作での反省からか今回は基本形態の4スタイルが全て登場し、1つの技の中で複数の魔法を組み合わせていることが多い。
関連イラスト
関連タグ
漆黒の魔法使い/黒いウィザード:小説版に登場する、ウィザードに酷似したダークライダー。
アナザーウィザード:タイムジャッカーに生み出された、ウィザードの力と歴史を奪ったアナザーライダー。
仮面ライダーアギト、仮面ライダー龍騎、仮面ライダー電王・ガンフォーム、仮面ライダー龍玄、仮面ライダークローズ、仮面ライダーセイバー:龍がモチーフの仮面ライダー。アギトと龍騎と電王、セイバーは主役ライダー。龍騎とセイバーとはカラーリングや属性、龍がモチーフの赤いモンスターを従えている点も似ている。
ブロントさん:ウィザードとは逆に指輪を嵌めて殴る逸話がある。
キョウリュウレッド、キュアハート:ニチアサ同期の主人公ヒーロー。
レジェンドライダー関連
ディケイドウィザード ウィザードアームズ ウィザード魂 ウィザードゲーマーレベル2 ウィザードフォーム ウィザードアーマー マジックショーイングウィザード 希望の竜使いウィザード クロコダイルゲノム/クロコダイルゲノミクス ウィザードフォーム(仮面ライダーギーツ)
○号ライダー