曖昧さ回避
- 「仮面ライダーフォーゼ」に登場する主役ライダー。
- ソーシャルゲーム「レッド:プライドオブエデン」に登場するキャラクター。→フォーゼ(プラエデ)
本記事では1について記述する。
「うぉっ!?何だか分かんねぇけど、宇宙キター!」
「仮面ライダーフォーゼ!タイマン張らせてもらうぜ!」
CV:福士蒼汰
スーツアクター:高岩成二
概要
如月弦太朗がフォーゼドライバーを用いて変身する仮面ライダー。
本来は「フォーゼ」という呼称だったが、野座間友子により伝えられた都市伝説的存在「"仮面ライダー"」になぞらえて「仮面ライダーフォーゼ」と呼ばれることとなった。
名前はメタモルフォーゼ(変身)、仮面ライダー生誕"40"周年("フォー・ゼ"ロ。「FOUR ZERO」から"RO"を抜くと英語表記の「FOURZE」となる)の捩りであると思われる。
小説版(作者はチーフプロデューサーの塚田英明)の記述によれば肉体変化型ライダーらしい。
(しかしその記載は小説だけであり、かつてのテレ朝公式HPやオフィシャルパーフェクトファイル、仮面ライダー図鑑などの公式メディアによれば、実際のフォーゼは強化スーツである、金属素材(アストリウム(装甲)、オービタルチタン(放熱板)、ヘリオメタル(モジュールチェンジが行われる部位))やポリアミド樹脂(外装)といった外部の素材がふんだんに使われている上、「アンビリカルサーキュレーター」(フォーゼの腕に走る筋のような部位)に冷却剤が循環しているという設定の為、どう考えても装着型である)。両者の意見を折衷した場合、ハイブリッドという線もありうるのであろうが。
ゾディアーツスイッチの開発コンセプトが人類の肉体を宇宙でも生きていけるように直接、"進化"させるのに対し、フォーゼドライバーの開発コンセプトは安全性を優先したものと真逆になっているので、この点で言えば装着型の方が(本編の展開的には)しっくりくると言える。
必殺技の名前はいずれも小難しい単語は使わず、『ライダーロケットドリルキック』、『ライダー爆熱シュート』など昭和ライダーを思わせるわかりやすくてシンプル、悪く言えば捻りのないものとなっている。『カタカナ使えば頭いいと思ってんだろ!』というセリフもあるように適当に横文字を並べてもカッコいい技名になるとは限らず、真っ直ぐな弦太郎らしさが現れているのでこれはこれでアリなのかもしれない。
なお、他の仮面ライダーとは違って変身に特別な資格や飛び抜けたデメリットがあるというわけでもない様子(ただし、第1話を見るに虚弱体質の人間に向かない事は確か)。
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外見
ロケットの形をした頭部(額には触角もある)に、宇宙服を思わせる胴体。
ベースカラーは、主役仮面ライダーの基本形態としては珍しい「白」。
四肢には○(右腕)・×(右脚)・△(左脚)・□(左腕)の「モジュールベイスメント」を備える。
形態
本編登場
基本形態。
エレキスイッチによりステイツチェンジする金色の形態。
専用武器「ビリーザロッド」を使用する。
ファイヤースイッチによりステイツチェンジする赤色の形態。
専用武器「ヒーハックガン」を使用する。
Nマグネット・Sマグネットスイッチによりステイツチェンジするシルバーの形態。
肩の電磁砲と強力な磁力を操り戦う。
コズミックスイッチによりステイツチェンジする青の形態。
全てのアストロスイッチの力を使うことができる。
劇場版などで登場
フュージョンスイッチによりステイツチェンジする、仮面ライダーメテオの力を加えた紫の形態。
各種フォーゼモジュールとメテオの格闘技の両方を使用でき、メテオギャラクシーとバリズンソードを武器とする。
フュージョンスイッチとなでしこスイッチによりステイツチェンジした姿。
両腕になでしこカラーのロケットモジュール、両脚にスキー板型のホバリングリフターを装備する。
ロケットスイッチスーパーワンの力でステイツチェンジするオレンジ色の形態。
両腕にロケットモジュールを装備している。
クリアドリルスイッチによりステイツチェンジした姿。
ドリルとロケットが合体したロケットドリルモジュールを右腕に装備する。
ベースステイツの頭部以外は殆どロケットステイツと同じ姿。
公式ノベライズ作品に登場。ランチャースイッチスーパーツーでステイツチェンジした青い形態。
両足と両肩にランチャーモジュールを装備している。
ツール
変身ベルト。歌星賢吾の所有物であったが、弦太朗が半ば強引に奪い使用した。
弦太朗を変身者と認めてからは正式に彼に預けている。
フォーゼドライバーに4つ装着すると変身が可能になる。
スイッチをONにすると四肢の「モジュールベイスメント」にコズミックエナジーを物質化したフォーゼモジュールを装着することが可能。
ハンバーガーなど、ファストフードの形状を模したガジェットツール。
主に偵察などに使い、アストロスイッチを挿し込んで能力を発することもある。
形状のデザインと命名は城島ユウキが担当している。
マシン
フォーゼの乗るバイク。宇宙空間に飛び出したり、自動操縦が可能。
賢吾が使うこともある。
OSTO(Over Space Technology Organization=外宇宙技術開発機構)によって開発された作業用マシン。
月面探査機型のビークルモード、人型メカのパワーダイザー、タワーモードの3形態に変形し、多方面からフォーゼの活躍をサポートする。
カタログスペック
パンチ力 | キック力 | ジャンプ力(ひとっ跳び) | 走力(100m辺り) | |
---|---|---|---|---|
ベース | 2.1t | 6.3t | 20m | 6.2秒 |
エレキ | 2.1t | 6.3t | 20m | 5.8秒 |
ファイヤー | 2.8t | 7t | 17m | 6.5秒 |
マグネット | 2.8t | 6.4t | 13m | 6.8秒 |
ロケット | 2.1t(加速時:5.1t) | 6.3t | 18m | 7.3秒 |
コズミック | 3.5t | 7.3t | 23m | 5.8秒 |
メテオフュージョン | 5.1t | 8.6t | 23m | 5.8秒 |
メテオなでしこフュージョン | 7.5t | 9t | 20m | 5.8秒 |
(ロケットドリル、ランチャーステイツは不明)
魔宝石のフォーゼ
『仮面ライダーウィザード』第52話にも登場。前作品補正ということで、仮面ライダーダブル共々真っ先に呼び出され、「久々にキターッ!!」と鬨の声を挙げている。ダブルと組み、子供達を守るためにダスタード&マスカレイド・ドーパント軍団を叩きのめした。その後、リングは仮面ライダービーストがこっそり彼の分だけくすねていたためアマダムに捕らえられずに済み、怪人軍団を次々に打ち倒した。
巨大怪人戦ではロケットステイツに変身、仮面ライダーブレイドジャックフォームと共にレイドラグーンの群れを撃破した。
『仮面ライダー大戦』
冒頭でスカイライダーを撃破するが、仮面ライダーJのパンチを受けてロックシードに変えられてしまった。その後、バダンとの最終決戦にて復活を果たした。変身解除はせず、声はリュウタロスでお馴染みの鈴村健一が担当しているが、「キターー!!」や「タイマンはらせてもらうぜ!」、果ては「ダチのピンチは俺が守る!」などという台詞から弦太朗本人であることが推測できる。というか、パンフレットにそう書いてあるんだからそうなんだろう。
ゲーム
ガンバライジング
ガンバライジングでは1弾からベースとエレキ参戦、2弾からファイヤー、マグネット、コズミック、そしてさらにはメテオフュージョンも参戦。コズミックはLRとCP、メテオフュージョンはLREX、マグネットはSRで登場した。特にLREXであるメテオフュージョンは「オイウチ効果・発生率が超アップする」という強力な効果を持ち、プレイヤーの中でも使用率が高い。
必殺技の優遇も凄まじく、劇中のものが収録され、エレキ、マグネット、メテオフュージョンにはそれぞれガンバライドでは収録されなかった劇中技「ライダー100億ボルトブレイク」、「ライダー超電磁ボンバー」、「ライダーフュージョンドリルキック」が収録されている。
ベースはロケットとスパイクのみだった(とはいってもバースト後のロケットはライダーロケットパンチなので劇中技ではある)が、5弾CPでライダーロケットドリルキックが収録された。宇宙ではないロケットドリルキックの収録もシリーズ初。
その必殺技「モジュールチェンジ・ライダーロケットドリルキック」は、スパイク→ハンマー→レーダー&ランチャー→ロケットドリルキックの連続攻撃となっている。
ナイスドライブ3弾ではマシンライドキャンペーンの一枚で久々に高レアが収録。マシンマッシグラーで繰り出す「ライダーロケット噴射」が実装。
ナイスドライブ4弾でも引き続きトリプライドキャンペーンの枠で高レアを獲得。W、オーズと共にMOVIE大戦MEGAMAXを再現したトリプルライダーキックが実装された。
バッチリカイガン1弾では、ガンバライドではバトルサポーター限定だったメテオなでしこフュージョンステイツが参戦した。
バーストライズ3弾では必殺技として「青春銀河大大大ドリルキック」を引っさげ登場。発動時には背景が体育館になり、自分チームのライダーが舞台上で宇宙キター!のポーズを取るなど凝った作りになっている。
また、フォーゼのレジェンドライダープログライズキー入手キャンペーンも行われた。
あとは現在下位技のみのファイヤーステイツに「ライダー爆熱シュート」(もしくはフルバースト)が収録されるのを希望するところである。
バトライド・ウォーシリーズ
無印よりプレイアブルキャラクター。「ベースステイツ」では通常技コンボの最中に必殺技ボタンを押すとそのコンボ段階に対応したアストロスイッチが発動するという仕様。他の特殊技も合わせ、全てとはいかないものの数多くのモジュールが再現されている。
スイッチを挿入、押すアクションはカットされているためコンボが途切れることはないが、高難易度では敵の攻撃頻度が増すため、通常技コンボを中断されやすいという弱点がある。
最強状態は「コズミックステイツ」だが「Ⅱ」より「ロケットステイツ」と選択できるようになった。覚醒状態もその二つから「メテオフュージョンステイツ」と「メテオなでしこフュージョンステイツ」に派生する形になっている。
余談
デザインはスカイゼルに似ており、フォーゼの四つのデフォルト装備(ロケット、ランチャー、レーダー、ドリル)と似た装備をスカイゼルも持っている。(レーダーは電子アイ、ランチャーはバックルから発射、ロケットは厳密にはロケットパンチかスカイジェットが該当するなど、フォーゼとは異なるのだが、何故か律儀にドリルは足から生える)
2021年6月15日には唐突なフォーゼがトレンド入りするのだが、実際は仮面ライダーの方で動きがあったのではなく、レッド:プライドオブエデンの同名キャラがピックアップされたためのトレンド入りだった。しかも、公式のアナウンスよりも仮面ライダーフォーゼと勘違いしたつぶやきが上位に入る展開だったという。→フォーゼ(プラエデ)
名前ネタ
ちなみにフォーゼの使用するアイテムのいくつかは一説では人名の捩りではないかという説が実しやかに囁かれている。
公式発言がなく、あくまでも考察の範囲を出ないので注意が必要である。
武器名 | 元ネタ説が囁かれている人名 |
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ビリーザロッド | ビリー・ザ・キッド |
ヒーハックガン | ヒュー・ジャックマン |
バリズンソード | ハリソンフォード |
ポテチョキン | ポチョムキン(ロシアの人名) |
フラシェキー | 〇〇スキー(ロシアの人名に付けられる接尾語) |
ホルワンコフ | 〇〇コフ(ロシアの人名に付けられる接尾語) |
ソフトーニャ | トーニャ・ハーディング |
関連タグ
アナザーフォーゼ:タイムジャッカーによって誕生した、フォーゼの歴史と力を奪ったアナザーライダー。だが、それだけではなく…
仮面ライダースーパー1:白い宇宙用ライダーで、レーダー・電気・炎・冷気を扱うなど共通点が多い。
仮面ライダービルド:力の源が宇宙からの物体である主役ライダー。
ロケットパンダフォーム:ロケットがモチーフに含まれている形態。
ゴーカイレッド、レッドバスター、キュアメロディ、キュアハッピー:ニチアサ同期の主人公ヒーロー。
レジェンドライダー関連
ディケイドフォーゼ フォーゼアームズ フォーゼ魂 フォーゼゲーマーレベル2 フォーゼフォーム フォーゼアーマー スペースカミングフォーゼ 2011フォーゼオデッセイ コングゲノム フォーゼフォーム(仮面ライダーギーツ)
○号ライダー