概要
1992年に生まれ、1995年に4歳(現3歳)を迎えた世代。
ブライアンズタイムの2年目産駒GⅠ4勝マヤノトップガンが代表格でトップガン世代。
史上初のスプリントGⅠ同一年制覇と史上最短古馬GⅠ制覇の牝馬フラワーパーク、史上最重量中央GⅠ制覇ヒシアケボノ、ヒシミラクルの母シュンサクヨシコもこの世代。
中央地方交流レース開放元年の世代で、春のクラシックではライデンリーダーが安藤勝己騎手と背に旋風を巻き起こした。
当時3強種牡馬の1頭サンデーサイレンスの初年度産駒世代であり、フジキセキ・ジェニュイン・タヤスツヨシ・ダンスパートナー・マーベラスサンデーなどが活躍した。
また、この世代は日本の競走馬生産がピークにあった世代であり日本全体でサラブレッド(サラブレッド系種などを含む)が10407頭、アングロアラブなどを含めた軽種馬全体では12874頭の馬が誕生している。
この95年を以て、中央でのアラブ競走は全て終了となった。
ヨーロッパではラムタラが史上初の無敗で欧州3冠を達成したほか、古馬中距離路線ではピルサドスキー、シングスピール、スウェインらの欧州内外や芝・ダートを問わない国際的な活躍が目立った。
95世代が勝利したGⅠ
3歳~クラシック
レース名 | 優勝馬 |
---|---|
朝日杯3歳S | フジキセキ |
阪神3歳牝馬S | ヤマニンパラダイス |
皐月賞 | ジェニュイン |
日本ダービー | タヤスツヨシ |
菊花賞 | マヤノトップガン |
桜花賞 | ワンダーパヒューム |
オークス | ダンスパートナー |
エリザベス女王杯(クラシック) | サクラキャンドル |
古馬
レース分類 | 馬 |
---|---|
短距離 | ヒシアケボノ/フラワーパーク |
マイル | |
中距離 | |
長距離 | マヤノトップガン |
エリザベス女王杯(古馬) | ダンスパートナー |
グランプリ | マーベラスサンデー/マヤノトップガン |
ダート | コンサートボーイ/アブクマポーロ |
海外 |
代表的な競走馬
国内調教馬
馬名 | 性別 | 主な勝利レース |
---|---|---|
マヤノトップガン | 牡 | 天皇賞(春)/菊花賞 |
フジキセキ | 牡 | 朝日杯3歳ステークス |
ダンスパートナー | 牝 | 優駿牝馬/エリザベス女王杯 |
ジェニュイン | 牡 | 皐月賞 |
タヤスツヨシ | 牡 | 東京優駿 |
マーベラスサンデー | 牡 | 宝塚記念 |
サクラキャンドル | 牝 | エリザベス女王杯 |
ワンダーパヒューム | 牝 | 桜花賞 |
フラワーパーク | 牝 | スプリンターズステークス/高松宮記念 |
ヒシアケボノ(USA) | 牡 | スプリンターズステークス |
ヤマニンパラダイス | 牝 | 阪神3歳牝馬ステークス |
エイシンバーリン | 牝 | シルクロードステークス |
ベストタイアップ | 牡 | 東京新聞杯 |
アブクマポーロ(船橋) | 牡 | 東京大賞典/帝王賞/川崎記念 |
マイネルブリッジ | 牡 | 七夕賞 |
ライデンリーダー(笠松) | 牝 | 報知杯4歳牝馬特別 |
フェアダンス | 牝 | 札幌日経オープン |
ブライトサンディー | 牝 | 函館記念 |
スキーキャプテン | 牡 | きさらぎ賞 |
ムーンリットガール(岩手) | 牝 | シュンエイ記念 |
ドージマファイター(足利) | 牡 | 中央未勝利も北関東公営移籍後に29連勝 |
コンサートボーイ(大井) | 牡 | 帝王賞 |
海外馬
ラムタラ | 牡 | ダービーステークス/キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス/凱旋門賞 |
---|---|---|
ピルサドスキー | 牡 | BCターフ/ジャパンカップ |
シングスピール | 牡 | ドバイワールドカップ/ジャパンカップ |
スウェイン | 牡 | キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス/アイリッシュチャンピオンステークス |
ペンタイア | 牡 | キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス/アイリッシュチャンピオンステークス |
リッジウッドパール | 牝 | ムーランドロンシャン賞/BCマイル |
ティンバーカントリー | 牡 | プリークネスステークス |
フレンチデピュティ | 牡 | ジェロームハンデキャップ |
アヌスミラビリス | 牡 | 毎日王冠 |
タンディチェイル | 牝 | 韓国で1996年より3年連続で内国産年度代表馬。ラッキールーラ産駒 |
種牡馬
最も目立った成績を残したのは故障により早期引退したフジキセキで、サンデーサイレンスの代理及び後継として長きにわたり供用されたほか、日本種牡馬のシャトル供用の先駆けとなり、豪州からの輸入馬でキンシャサノキセキ(AUS)の他、ストレイトガールやカネヒキリなど短距離やダートをメインに出した。母父でもダートG1馬を複数出した。
マーベラスサンデー産駒のGⅠは障害だけだが重賞は平地でも芝ダート問わず出している。母父では桜花賞馬レッツゴードンキが出た。
ウマ娘プリティーダービーにて
以下の競走馬がウマ娘として登場している。95世代(ウマ娘)も参照。
競馬漫画では
優駿の門のアルフィーやじゃじゃ馬グルーミン★UP!のストライクイーグルなどがこの世代に該当する。
優駿の門(アルフィー世代)
GⅠ勝利馬
その他の馬
※ダービー後はボムクレイジーが話の中心になるため、その後のレース描写がほとんどなく、秋以降はブルーエンブレムが王道路線の連勝を続けていく。