あらすじ
部員不足の部活『おにもて部』の部室棟立ち退き交渉に向かった生徒会の雑用要員・清姫桜太郎だが、部室で彼を待ち受けていたのは二人の人外美少女の下着姿だった。以降、毎日のように交渉に向かう羽目になる桜太郎だが、鬼のようにモテる彼の周りには様々な人外(鬼)美少女が集まり、収拾のつかないハーレムが形成されていくのだった。
登場人物
清姫 桜太郎(きよひめ おうたろう)
本作の主人公で、「鬼のようにモテる!鬼にもモテる!」心優しい青年。
普段は生徒会長二人組から雑用係としてこき使われている。
幼少期のある出来事のために恋愛感情が薄く、更に小学校時代に遭遇した事件のために軽度の女性恐怖症に陥っている。ただし、フィオを抱きしめる際には人並みに緊張し、瓔子には普通に恋心を抱いているなど完全に恋愛感情や性欲が無いわけではない。単行本2巻で起こったある事件が解決して以降はヒロイン達に対してデレたり、独占欲を示したりし始める。
フィオの吸精に耐性を持ち、人並み外れた観察眼を持つなど他にも何らかの秘密がある模様。
フィオレティーナ・D・増愛(ふぃおれてぃーな・でぃー・ますあい)
おにもて部に所属するおバカなイタリア系金髪ツインテール吸精鬼。通称:フィオ。
割としょうもない理由で桜太郎に一目惚れし、彼を「ダーリン」と呼び慕い、妻を自称する。
サキュバスであるため羞恥心に欠けるが、触れずして周囲の男性の精気を吸収してしまうため桜太郎以外の男性とはあまり会話した事が無い模様。瓔子とは小学生の頃から仲が良い。
趣味はソーシャルゲームであり、部室でも毎日プレイしている。
バストサイズは97㎝で、なんとHカップに相当する
- 補足:漫画のコマ内では「フィオレンティーナ・D・増愛」と名乗っているが、コミック1巻の巻末「おにもてのヒロインさん達」では、「フィオレティーナ・D・増愛」と表記されている。
一両日 響(いちりょうじつ ひびき)、一両日 凪(いちりょうじつ なぎ)
生徒会長を務める双子の関西弁姉妹。容姿、性格共に両親が識別できないほどそっくり。
以前は権力で学園を支配する暴君であり、『冷血能面人形』と呼ばれるほど無表情だったが、
二人を識別出来る桜太郎と出会い、惚れてからはコンプレックスから解放されて明るい性格になった。
その為か桜太郎への愛情は深く、彼に対して毎日のようにセクハラしている。
というか、本作は二人のセクハラシーンで幕を開け、単行本の総扉でもセクハラしている。
実家は金持ちらしく、プライベートビーチやヘリコプターを所有しているほど。
二人ともバストサイズ89㎝の巨乳なので、セクハラの際はそれをフルに活用する。
猫子柴 瓔子(ねこしば ようこ)
おにもて部に所属するツンデレ猫又少女。フィオの親友でもある。
たびたび桜太郎のラッキースケベ被害を受けており、事ある毎に彼を通報しようとする。
実は有名アイドルであり、学校内外にファンは多い。桜太郎もその歌声に聞き惚れている。
猫又なので猫耳が生えている。更に二股に分かれた尻尾を持ち、そこが性感帯である。
また、バストサイズ72㎝なうえ、周囲が巨乳ばかりなので貧乳扱いされる事が多い……くっ。
真駒内 愛望(まこまない あいも)
アイヌ装束の上から白衣を纏っており、コロボックルっぽい幼児体型だが人外ではない。
様々な特異体質を持つ桜太郎を実験台扱いし、事ある毎に実験薬を飲ませようとする。
密かにクーデレキャラでもあり、本作の設定を解説してくれる便利な人。
身長131㎝の低身長でバストサイズも66㎝と控えめ。
月読 日々(つくよみ ひび)
小学生時代に桜太郎のクラスメイトだった少女で、彼の女性恐怖症の元凶。
吸血鬼の巫女という全く新しい属性を持ち、吸血鬼特有の弱点を克服している。
また、右目に魔眼を持つ為、普段は髪で隠している。ただし彼女の魔眼は桜太郎には効かない。
桜太郎に偏執的な恋愛感情を抱くストーカーでもあり、彼の周囲に盗聴器を仕掛けたがる変態だが、その盗聴器が事態の打開に繋がる事も多い。
洋風アレンジの施された巫女装束を着ているため普段は目立たないが、バストサイズ91㎝の巨乳。
柳牛 アリア(やぎゅう ありあ)
剣術を嗜む牛頭鬼の少女。ただし、牛なのに髪型はポニーテール。
頭の角が成長して面が入らなくなった為に剣道部を辞めざるを得なくなったが、桜太郎の協力により悔いなく引退を迎えることが出来た為、彼を追っておにもて部に入部しようとする。
男勝りだが照れ屋さんで、恥ずかしくなると桜太郎を「つのでドーン」してしまう。
牛だけあってバストサイズはフィオを上回る98㎝(Hカップ)
如月 さらぎ(きさらぎ さらぎ)
年下の幼馴染なので桜太郎を「兄さん」と呼ぶ擬似妹キャラなのだが、
高校入学時に飛び級して高校二年生になってしまった為に学年上は先輩でもある。
左目の魔眼で他者を操る力を持っており、普段はその力を抑えるために眼帯をつけている。
魔眼鬼の魔眼は吸血鬼のものより強力らしく、耐性を持つ桜太郎すら操る事が可能。
実はこの魔眼による呪いが桜太郎が幼少期の記憶を失い、恋愛が出来なくなった原因でもある。
彼女が起こしたある行動によって桜太郎のハーレム状態は更に収拾が付かなくなっていく。
体型はスレンダーだがバストサイズが瓔子より10㎝大きい為か、あまり貧乳扱いされる事は無い。
由布院 司(ゆふいん つかさ)
風紀委員会長を務める元生徒会役員のイケメン。生徒会長の座を巡っておにもて部と敵対する。
容姿端麗、文武両道で女子からの人気も高い万能男子だが、メンタル面は割と脆い。
桜太郎と同様にフィオの吸精が効かないうえ、男相手なのに桜太郎のラッキースケベ体質が発動してしまうという謎の特性を有しており、一両日姉妹から生徒会長の座を託された桜太郎にとってはライバル的な存在だったのだが、壮絶な選挙戦の末にまさかの真実が発覚し、それがきっかけで桜太郎に惚れてしまう。
惚れて以降は公衆の面前で壁ドンからのキスをかますなど、自ら風紀を乱し始める。
下野辺 真蔵(しものべ まくら)、下野辺 咲蔵(しものべ さくら)
本作の女性キャラにしては珍しく桜太郎に恋愛感情を抱いていない眼鏡っ娘姉妹。
双子ではないが容姿はそっくりなので見分ける際は髪の長さが基準となる。
姉の真蔵(短髪)は風紀委員であり、さらぎのクラスメイトで司の部下。
風紀委員だけあって生真面目な性格だが、妄想たくましいムッツリスケベ。
妹の咲蔵(長髪)は写真部員。姉より胸が大きく、明るくノリが良い性格。
両者ともボーイズラブ嗜好があり、桜太郎×司のカップリングに萌えている。
また、二人ともハーレム要員ではないはずだが、桜太郎のラッキースケベ被害は受けている。
大河 ヒナ(たいが ひな)
ロマンチストな性格らしく、自分と同じペアリングをつけていた桜太郎に運命を感じてしまう。
更に惚れた直後に桜太郎の唇を奪うなど積極的な面もあり、「桜太郎のハーレム要員は今後も増えていくのではないか」というヒロイン達の危惧を現実のものにしてしまった。
身長203㎝の巨体であり、それに伴いバストサイズも112㎝と特大。