概要
のび太がどこでもドアで入浴中のしずか家の風呂場に入り込んでしまった時などにこのセリフを聞くことがあるが、なぜか逆にのび太の方が裸を見られてしまった時でも同様である(まあ「エッチ」は変態の頭文字が由来なのであながち間違いではないが)。
のび太がどこでもドアなどでしずかの家に行った時には高確率で入浴中だからか、「本当にもう…君には呆れた!どうしてそういつもいつもお風呂にばかり入ってるの?人の都合も考えてよ!」とのび太に逆ギレされたことも。
原作やのぶドラ時代ではパンチラや裸や少年の局部の描写は当たり前のように登場しており、ドラえもんのムッツリスケベぶりを加速させたり、何よりゴールデンタイムや劇場版で平気で小学校高学年の少女の裸を規制なしで放映していたことが最大の持ち味だった。
「のび太の宇宙小戦争」や「のび太と銀河超特急」ではそれがさらに顕著に現れており、しずかがお風呂に入るシーンが最大の見せ場だと言われることもある。
ちなみに原作ではこんなセリフは一度も出ておらず、中の人である野村道子によって考案されたセリフである。一応原作でも「キャー!のび太さんキラーイ!」(TC第36巻「『そんざいかん』がのぞいてる」)とかはあるが。また、TC第12巻「勉強部屋の釣り堀」など、裸を見られても冷静な反応を見せることも多い。
わさドラ版に入ってからもこのセリフは継続しており、同じくのぶドラ版オリジナルのセリフである「のび太の癖に生意気だぞ!」と共に数多くのストーリーで使われている。
現状
近年ではテレビの規制が厳しくなった事やアグネス云々でほとんど見ることはできない。アグネスェ…。
同じエピソードでも、原作やのぶドラ版では裸が描かれていたがわさドラ版では描かれていないことも多く、パンツの部分が直接見えなくなっていたり、タオルなどを纏う、浴槽に浸かっているなどの形で直接素肌を見せない描写になっていたりしている。
ドラえもんも覗きに加担する・のび太に隠れて覗きをする「断層ビジョン(わさドラ版でのタイトルは「まる見え!断層ビジョン」)」ではそのシーンがカットされて「ママがスイカを買いに行く際に、おいしいスイカを見分けるべく八百屋の店頭に置かれたスイカの中身を調べるくだり」に変更されたり、内容が内容だけあってそもそもアニメ化されていない「あとからアルバム」など、影響を与えたエピソードも数多い。また「からだの皮をはぐ話」「無人島の大怪物」などののび太ら少年の全裸が出てくるシーンでも、様々な形で局部が映らないよう隠されていたりする。
わさドラ版の映画ドラえもんでもそれが顕著に現れており、例を挙げると
- 「のび太の恐竜2006」:きせかえカメラで水着に着替えるシーンで、誤って男物の水着を着せられたしずかが、最初から画面に背を向けていて胸が見えなくなっている。なおこの「~2006」では「着せる水着をジャイアンと取り違えられる」展開が追加されており、結果ジャイアンのビキニ姿という誰得なシーンも兼ねていたりする(★)。
- 「のび太の新魔界大冒険 ~7人の魔法使い~」のテレビ放送版:のび太の魔法でしずかのスカートがめくられパンツ丸見えになるシーンがカットされている。
- 「新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~」のテレビ放送版:しずかの入浴シーンがカットされている。
- 「のび太のひみつ道具博物館」のテレビ放送版:1回目(2014年3月6日放送)ではハイパー掃除機の吸引力でしずかの服がちぎれて吸い込まれるシーンに光の効果線が入ってうまい具合に隠れている。なお2回目(2018年2月25日放送)では、まるまるシーンごとカットされていた。
など、深夜アニメさながらの規制がかかっていることを窺わせる。
Twitterでは
Twitterでは2020年ごろから突如「エッチ」の部分を改変したネタが多く見られ、半ば大喜利合戦と化した。恐らくpixivユーザーのサッカン氏のイラスト(まとめ)が発端になったと思われる。
主なネタ
- 『キャー!のび太さんのフォトンエッジ!』
- 『キャー!のび太さんのファイズエッジ!』
- 『キャー!のび太さんのオーバーエッジ!』
- 『キャー!のび太さんのストーンエッジ!』
- 『キャー!のび太さんのアルファエッジ!』
- 『キャー!のび太さんのGUCCI!』
- 『キャー!のび太さんのメッシ!』
- 『キャー!のび太さんのたまごっち!』
- 『キャー!のび太さんのプッチ!』
- 『キャー!のび太さんのファルコンパンチ!』
- 『キャー!のび太さんのペッシ!』
- 『キャー!のび太さんのネッシー!』
- 『キャー!のび太さんのビッチ!』
- 『キャー!のび太さんのコッシー!』
- 『キャー!のび太さんのタッチ!』
- 『キャー!のび太さんのバンクシー!』
- 『キャー!のび太サンドウィッチ!』
…ともはや原型がなくなっており、むしろのび太が万能な人間になっている感が否めなくなっている。